「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

ドラクエモンスターたちが主役の冒険ギャグ。
ところどころアクションというかバトル展開も入ってくるのだけれど、基本的にはギャグマンガだと思います。

スライムやブラウニーなどお馴染のモンスターたちによる畳み掛けるようなダジャレのオンパレード。
ボケツッコミの役割分担もはっきりしていて非常に分かりやすい作り。
ほとんどベテランの漫才の様でした。

掲載誌的にも若干対象年齢は低めかなと思いつつ、なかなかの良作。

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[投稿:2008-02-10 18:59:26] [修正:2008-02-10 18:59:26] [このレビューのURL]

みずしな先生の映画紹介マンガ。
・・・のはずなのだけど映画のあらすじ紹介もそこそこに作者と担当編集の掛け合いをコレでもかというくらいに詰め込んだギャグマンガ。

これを読んでも元ネタの映画について造形が深くなったり興味がかき立てられるようなことは無いです(キッパリ)。
いつも通りの自虐・ダジャレなんでもござれなハイテンションみずしなギャグ。

作品の雰囲気は『いい電子』の初期に近いかな。
あっちのゲームが映画になった感じ。

ちなみに「ジャンプスクエア」には移れませんでした。
う〜ん残念。

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[投稿:2008-02-03 13:53:19] [修正:2008-02-03 13:53:19] [このレビューのURL]

原作者えんど先生の代表作『死神くん』の流れをくむ作品。

味があると言えば聞こえはいいがお世辞にも絵が上手いとは言い得なかったえんど先生に作画担当をつけるのは納得。
キャラクターも女の子率を高めてサービスシーンも入れることでよりキャッチーにというような野心は感じられたのですが、肝心の人気の方はいま一つだったようで。

お話の質的にも悪くはないし、1巻完結のちょっといい話集としては良作だと思います。

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[投稿:2008-01-26 06:09:45] [修正:2008-01-26 06:09:45] [このレビューのURL]

新婚なのに新婦のタレント活動のために夫婦であることは秘密。
ばれないように四苦八苦、すったもんだの騒動がありつつ最後は上手いこと落ち着くドタバタコメディ作。

秘密の共有的なこのシチュエーションに少しでも琴線が触れた人は読んで損の無い出来だと思う。
ネタとしてはアリガチの極みだと思うし別段新しいことをしているわけでも無いのだけれど、ここはひとつベテランらしい安定感と言っておきたい。
そんな温かみのある一品。

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[投稿:2008-01-26 05:42:39] [修正:2008-01-26 05:42:39] [このレビューのURL]

スピリッツ―IKKIらしい流れを正統に汲んだウダウダ青春物。
それが40歳のおっさんに降りかかってきましたよと。

日々をファーストフードのバイトで過ごし漫画に対して必死な感じもしない。
小さなプライドと大きな目標を持った本当にただのおっさんの小市民な生活。
もしも現実だったらとてもじゃないが笑えない状況なのだろうけれど、作品自体は妙に力の抜けた作画とあいまってなんとなくこれはこれで幸せなのかなと思ってしまった。

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[投稿:2008-01-11 19:03:10] [修正:2008-01-11 19:03:10] [このレビューのURL]

潜入捜査した正義感の強い警察官がヤクザの世界を目の当たりにして葛藤していく任侠漫画。

はっきりと絵で好き嫌いが出る作品だと思う。
かく言う自分も苦手なタイプ。
上手くはない上に妙に描写が濃いというなんとも胸焼けしそうな感じ。

しかしそこを堪えてグッと踏み込んでみると・・・。
まずキャラクターが熱く惹きつけられるし、ストーリーも先が読めない展開が続くのでなかなか楽しめる。

単行本でじっくり読むのも良いが、個人的には毎週雑誌で追って行きたい作品。

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[投稿:2008-01-07 20:14:16] [修正:2008-01-07 20:14:16] [このレビューのURL]

一話目は読みきりとして非常に面白い。
何の予備知識も持たずに読んだのでラストで唸らされた。

それ以降は正直無理矢理エピソードをつないでいっている感じは受けたけれど、ところどころでニクイ演出もちらほらと観られて十分すぎる出来。
むしろ、ラストが終わったようで終わっていない感じだったので読後はもっと読みたいという気にさせられた。

だけど単行本に巻数表記が無いということはコレでおしまいという事なんだろうなあ・・・。
惜しい。

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[投稿:2007-12-06 00:35:52] [修正:2007-12-06 00:35:52] [このレビューのURL]

トキワ荘時代にタイムスリップしたかのように錯覚させる作画で落語のような人情時代劇を描いたショートストーリー集。

さすがに年少の読者をひきつけるような派手な魅力は皆無で、とにかく古い。
ここに漫画の未来は無いと思う。

・・・が、個人的には好きだなあ。
なんとも言えないほどに和む。
懐古主義なのかもしれないし広く受け入れられていく作品ではないのかもしれないけれど、たまにこういう作品にどっぷりつかってみるのも乙なもんですよ。

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[投稿:2007-11-22 01:47:42] [修正:2007-11-22 01:47:42] [このレビューのURL]

ドタバタコメディ探偵漫画。
基本的には依頼された事件を解決しようと破天荒なキャラクターたちが奔走するというよくあるタイプですが、それゆえに安定して楽しい作品でもあった。

うーん、もう少し読みたかったというのが正直な感想。
巻数を重ねればよりキャラクターも引き出せていただろうし、たまに人情話なんかを入れて(で、「シリアス話イラネ」とか言われつつ・・・)細く長く読んでいたかった。

「バンチ」でなくてもう少し美少女誌よりの雑誌ならば延命できていたのかなあ。

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[投稿:2007-11-22 01:46:03] [修正:2007-11-22 01:46:03] [このレビューのURL]

『ホイッスル』の樋口先生の初期短編集。
どの作品も安定して読めるツブ揃い。

表題作の『BREAK FREE』は『ホイッスル』のプロトタイプとも言える内容。
ストーリー的には真面目すぎて良い意味での裏切りは無いものの、描写力の高さもあいまってなかなかに面白い。

天才と凡人の比較、天才の怪我、試合でのカタルシスとかなり詰め込んだ内容なのにそれを感じさせないお話の運び方は非常に巧み。
読みきり漫画のお手本の様ですな。

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[投稿:2007-11-12 21:26:22] [修正:2007-11-12 21:26:22] [このレビューのURL]