「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

正統派サッカー漫画。

絵が上手い下手とかいう話じゃなくて根本的にサッカー、というかスポーツ物に向いてない画風。
キャラの等身が低く抑えられているため、プレイ描写でダイナミックな迫力やスピード感が一切出せていないのはスポーツ物として致命的。

その反面、ストーリー部分ではかなり面白い。
漫画内でのリアリティは損なわずに、キャラクターの魅力を良くひき出せています。
丁寧に展開させつつ、ツボは抑えている感じ。

まだスタートしたての作品なので、これから成長していってくれればいいが。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-12-17 18:51:52] [修正:2006-12-17 18:51:52] [このレビューのURL]

最初期作品なんかを見るかぎりこれをダイヤモンドの原石だと見抜いて磨いた編集の人はすごいと思いますよ。
正直、無茶苦茶過ぎてわけが分かりません。
なんというか・・・小学生の自由帳くらいに自由。

この短編集の中では比較的新しい作品『もうちょっと右だったらストライク!!』などは十分笑えますが、それ以外はまだまだ荒削りというか、ぶっちゃけ未熟。
これはこれで裏笑い的な面白さはあると思いますが。

でもまあ、この独特のセンスに乾杯。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-08 16:16:18] [修正:2006-12-08 16:16:18] [このレビューのURL]

SFコメディー。
100倍のスピードで行動できる特殊スーツと三分間だけ過去に戻れるマシンを駆使して人命救助を行う三人組。
きちんと出来ることに縛りがあるアイデアは面白いと思います。
読者に対して非常に誠実な設定。

内容や作品の雰囲気に少しも悪意が感じられず、学年誌に掲載されていたとしても遜色無い。
基本的に読みきりでの連作でしたが連載しても面白そうでした。
というか連載して欲しかった。
エピソードの積み重ねが無い分ラストでの盛り上がりに欠け、非常に淡白。
これからって所で一気にラストに行っているもんなあ。
もったいない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-06 22:42:08] [修正:2006-12-06 22:42:08] [このレビューのURL]

現代によみがえった佐々木小次郎が主人公に憑依して、同じく現代によみがえった剣豪たちと戦う。
これだけだとジャンプなどで多い憑依バトル物か?と思えてしまいます。
確かに手垢のついた設定。

しかし、この作品、想像以上に骨太の少年漫画らしい少年漫画でした。
ライバルを一人倒すと伏線を張りつつ次のライバルを登場させる。
戦闘シーンは安易に大技の出し合いにせず、きっちり頭を使った物だったのも好感触。
そういう基本的なことを基本としてこなしており、爆発力こそありませんが常に平均点はクリアしてきてくれるので安心して読めます。

ラストに向けて少しかけあしになってしまい、その辺の魅力が失われてしまったのが残念。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-14 00:59:36] [修正:2006-11-14 00:59:36] [このレビューのURL]

作者である西本先生が色々なところへ行ったり、色々なことに挑戦したりする実録ルポ漫画。

少年誌ではめずらしいスタイルですよね。
特に他のマガジン作家のところへ取材に行く回が興味深いです。
自分を出したがらない漫画家さんも多いので、そういう人たちのキャラを知れるのがイイです(自身のHP持ってたり、作品以外で自分を発信している作者がもともと多いマガジンならではってのもあるんだろうけど)

取材に行くにしても、西本先生自身にある程度の人脈と人当たりの良さがないとなかなか実現しないと思いますよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-10-13 17:12:06] [修正:2006-10-13 17:12:06] [このレビューのURL]

今というか『ワンピース』の初期と比べても仕上げが雑。
つけペン自体を使い慣れてないんじゃないかという印象すら受けます。

しかし、すでにこの頃から演出力は抜群。
尾田先生お得意の、主人公登場シーンで「ドンッ!!」も迫力がダイレクトに紙面から伝わってきます。
作者が楽しんで描いている、その勢いが伝わってくるのがイイですね。

ワンピの前身作『ROMANCE DAWN』も面白いですが、自分が特に気に入ったのは『神から未来のプレゼント』。
尾田先生が本の中で自画自賛するほどシナリオが上手いこと出来ています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-21 01:12:25] [修正:2006-09-21 01:12:25] [このレビューのURL]

北欧神話をもとにしたファンタジー調のミステリ。

キャラクターはホームズ役に生意気な少年、ワトソン役に女子高生と卒なく配置されており、絵も中性的で可愛くかけています(読者層を限定してしまいそうではありますが…)。

ミステリとは言っても推理部分はかなりライトなのでそこを期待していると拍子抜けかも。
特に終盤にかけては探偵やら推理やらどこ吹く風で普通のファンタジー(というよりオカルトかな?)作品として展開しています。

とりあえず野郎が大ハマリで読むにはいささか気恥ずかしい作品ですね(笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-20 00:44:38] [修正:2006-09-20 00:44:38] [このレビューのURL]

少年誌エロマンガのビッグ3は『いけないルナ先生』『やるっきゃナイト』そして『ハートキャッチいずみちゃん』だそうで…
まぁいわゆるバカな漫画です(ほめ言葉)

全編通して手を変え品を変え主人公のいずみちゃんをはじめとした女の子たちがHなシチュエーションに会うという…
ホントにバカな漫画です(ほめ言葉)

現在の少年誌では無理だろうなぁという描写のオンパレード…
とことんバカな漫画です(ほめ言葉)

古きよき時代の作品でありバカな漫画でした(ほめ言葉)

あれ、ほめすぎかな?(笑)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-09-06 00:29:47] [修正:2006-09-06 00:29:47] [このレビューのURL]

2006年9月現在、サンデーでは三本の野球物が連載されていますが(MAJOR・クロスゲームとこの作品)その中で最もマイナーな作品……だと思う。
まぁ相手が悪いか。

絵、特に野球シーンでの作画は上手いです。
生き生きとした感じが画面を通して伝わってきます。
演出面でも単純な画力だけでなく、コマ割も含めた総合的な描写力も高いため安心して作品の流れに乗っていけます。

反面、ストーリー部分で野球以外のドラマの掘り下げは浅いため、そっち方面で期待しているとイマイチかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-01 21:28:24] [修正:2006-09-01 21:28:24] [このレビューのURL]

6点 冬物語

[ネタバレあり]

ここまではっきりしない主人公もめずらしい。
この優柔不断ぶりは同じ浪人生でもある『めぞん一刻』の五代くん以上でしょう。
とはいえダメ人間である自分は妙に感情移入してしまいました。

主人公にこれといった目的が無く、ただ周りに流されていく。
その場その場ではなかば反射的に意思決定をするものの大方裏目。

作品の始まり方からすれば最初に出会った女の子・しおりと一緒に東大合格がきれいな落としどころだと思いますよ。
だけどそうではない。
主人公があっちへふらふら、こっちへふらふらするもんだから結果的に終着点が読めない作品となりました。

原先生のコマ割やネームには独特のクセがあり個人的には好きなんですが、いかんせん全体的に暗くじめじめした作品なので万人向けではないのかも…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-08-15 21:02:56] [修正:2006-08-15 21:02:56] [このレビューのURL]