「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

【ネタバレ注意】

この作品はゲームが原作です。
自分はアニメ化きっかけでアニメと並行して原作をプレイしました。

元々口コミで面白いと非常に評判が高かった作品だったので、楽しみを奪わない様に何よりも「ネタバレ」だけは回避する事に努めました。
そうしてインターネットというネタバレの嵐を避けに避け、無事最後まで大したネタバレも踏まずに終えられて本当に良かったと思ってます。
何の作品にしてもオチを先に知るのは損だと思いますが、例えば日常系作品のネタバレを知るのと本作のネタバレを知るのは大きな差があるように感じます。

なのでレビューといいつつもこの作品の中身についてはあえて書かないでおこうかと。
ついでにいうなら【原作(あるいあアニメ版)をクリアするまでは『Steins;Gate』関連の漫画は全て読まない方が良い】位まで言いたくなります。
何故かというとまぁやっぱり原作の出来が一番良いからです。
同じストーリー、同じタネ明かしでも魅せ方の上手さ故に感じられる面白さが段違いだと思うので。
漫画版を先に読んでも「ふ-ん」で終えられてしまったらなんだか勿体ない様な気がするのです。

原作は既に数年前に発売した作品なので今更ネタバレどうこういうのは本当はおかしいのかもしれませんが…
「Steins;Gate」はコミカライズの数も非常に多く、未単行本化の作品もまだいくつかあったりします。

このさらちよみ版が一応本編準拠のストーリーで、その他は外伝だったり、視点を変えたスピンオフだったりしますのでそこもネタバレの嵐。
原作との雰囲気の違いはシリアス加減の弱さでしょうか。
ジョジョを読んでいる時「ゴゴゴゴゴ」の音と共にじわじわと「何かがおかしい…」という恐怖感と何が起きるのかドキドキして続きが気になる感じ。そういう感覚が足りません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-29 00:18:08] [修正:2011-10-05 23:58:02] [このレビューのURL]

授業中についついペン回しや手紙といった内職に没頭した経験というのは割と多くの方があると思います。

その授業中の暇つぶしをさらに発展させてギャグに仕立てたのが本作です。
主人公・横井さんはとなりの席の関くん(今気づきましたがとなりの席だから関くんなんですね)がどうも気になる。
それは彼の「内職」がとんでもないからな訳なのですが…

「授業中」の出来事故に、全てもくもくと・こそこそと行われる為、関くんは基本サイレント。
それなのに内職の中身が突拍子もない為、横井さんはつられてつい脳内ツッコミ脳内リアクションを取ってしまうという構図です。
「授業中の内職あるある」をさらに発展させてしまった様なものが多いので、横井さんとシンクロして突っ込めます。

関くんのシュールなボケ役と、それに振り回されたり時には協力してしまう横井さんという妙な関係が独特で魅力なコメディ作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-26 23:45:18] [修正:2011-09-26 23:45:18] [このレビューのURL]

確かにこのサイズでこの価格はお買い得。
作者が好きならって軽い気持ちで手を出せます。

内容としては表題作「スピカ」が青春ものらしい良いまとめ方で気に入りました。

「ミドリの仔犬」「はなのゆりかご」は絵本ちっくでまた今まで読んだ事の無い作者の引き出しでした。
今描かれたらもっと良い雰囲気が出せるんだろうなぁ。

リーズナブルな点で1点プラスしてます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-12 23:06:28] [修正:2011-09-12 23:06:28] [このレビューのURL]

「微生物萌え」「植物萌え」「昆虫萌え」等の個性的な部活メンバーと「動物に好かれる」主人公の動物コメディー4コマ。

高校が舞台で主人公が女子高生で、と重野作品にしては萌え4コマっぽい設定ですが、ネタ自体はいつも通り安定した上手さ。
ミジンコ師匠などのお約束ネタもあります。

ですが、作者が自虐してる様に動物キャラ達のデフォルメ具合がちょっとイマイチ。
可愛くないわけじゃないけどマスコットになる程のキャラ立ち具合でも無いというか…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-29 23:00:01] [修正:2011-08-29 23:00:01] [このレビューのURL]

これはどっちかというとハウツー本の類じゃないのかって思ってましたけど、読んでみたら一応ストーリーがありました。

漫画ってどうやって描くのか、描くのに何が必要なのかというホントのスタート地点から始まり、そこから「より良い絵を描くには」「より良いキャラ・ストーリーを作るには」という点を掘り下げていきます。

作画に関するアレコレは村田先生の本業ですが、その他の漫画の「内容」については「自分は作画屋だから」、と一歩引いて別の作家をゲストとして登場させる構成です。
ゲストには「いちご100%」の河下水希、「トリコ」のしまぶー、そして「HUNTER×HUNTER」の冨樫義博などなど。
「漫画家」と自分は違うとキッパリと割り切っている村田先生のスタンスはプロ意識を感じさせられました。
それとまさか「たけし」の絵をもう一度ジャンプで見れるとは思いませんでした。
ジャンプは本当に面白い漫画さえ描ければ他に寛容ですね。

より面白い漫画の描き方をやさしく丁寧に解説してくれるありがたい本…
人によっては実際に為になっているのかもしれませんが、作中で言及されているように、漫画をろくに描いてないのに描き方だけ習っても描けるわけがないんです。結局は地道な努力。

しかし、自分が面白いと感じた漫画とそう感じなかった漫画の違いっていうのはこういう所から出てくるのか、感覚ではわかっていても具体的にどこに差があったのかというのがちょっとわかった気がしました。
後やはり他の漫画家が登場する回は、どんな事考えて漫画を作っているのかっていう一種のドキュメンタリーなので(特に冨樫先生とかは)興味深かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-28 01:24:33] [修正:2011-08-28 01:29:08] [このレビューのURL]

カオスどころかネタが意味不明な状態の所もあるのに、時々凄いツボに入って笑う。
こういう漫画はなかなか買うのを止められない・・・w

4クラスの生徒+各担任+上級生

登場キャラ多すぎてはじめは名前と顔がなかなか一致しませんでした。
メインキャラより他クラスのキャラの方が人気があるくらいキャラクターの個性は強いので、案外覚えられます。

よくいわれるのは「1ページ漫画版あずまんが大王」。
舞台が高校で、女子高生達を主役としたマンガという点はたしかにまったく同じですが、話のネタとかはあまり似ていません。
「ぱにぽに」の印象は「とにかくカオス」。
メソウサ、オオサンショウウオ、ネコ神、宇宙人といった人外キャラも多いのでしばしばカオスな内容に。
でもそれが良いんです。

通こういう漫画ってキャラクターの姿って毎回同じにされるはずなんですが
主役のちびっ子先生、ベッキーの服装と髪型は毎回違い、他の生徒達もたまになんの前フリも無く髪型が変わっていたりします。
読むたびに「あ、また変わってる」といった楽しみも味わえます。

まぁ、なんていうか。。萌え系漫画好きな人なら買ってみたらどうでしょうか?^^;

※追記
今更ながらカオスな内容に徐々についていけなくなってきたので点数を変更

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-22 01:19:21] [修正:2011-08-28 00:39:08] [このレビューのURL]

好きな人に告白するが失敗、その子はバンドマンが好きだった。
そこで入学した高校ではバンドを始め、そこで出会った人たちとの交流を経てバンドの楽しさに目覚めていく。
というあらすじだけ読むと物凄い某バスケ漫画に似ていますね^^;
入部するきっかけが女の子との出会いっていうのも似てる。
でもまぁこういう導入ってのは割とベタなんでしょうかね。

序盤は絵もストーリーもいかにもサンデー風で荒削りな感じがしますが、演奏時の絵の激しさや、それと対照的に宙に浮かぶ水滴の様な小雨の歌声の表現は良いなと思えます。
高校部活青春ストーリーとしてはまだ佳作って位の印象ですが、3巻頃から絵も慣れて安定度が増し、キャラクターの個性も深まってくるので俄然良い感じになってきますよ。

今から読まれる方には、4巻までまとめ読みする事をおすすめします。
4巻まででちょうどストーリーとしての区切りが一度つくような形になっているので。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-20 16:20:43] [修正:2011-08-25 23:12:02] [このレビューのURL]

アニメ版「日常」へ輸入されているネタ多数。
「日常」の小ネタ集的なものと、全く関係のない一発ネタにわかれます。

漫画部分は1ページに4コマ(一つと贅沢なページの使い方ですが、オールカラー。
カラーが結構きれいで読みやすいです。
シュールギャグなのでネタの好みはわかれると思いますが…

また、アニメだと冗長に感じた様なネタも原作だとほんの数秒で消化できてしまうので、あっさりサクサク読み進められるのが逆に面白いんだなと感じました。

書店向けに漫画家ってこんなにいろいろ描くものなのかってのも興味深かったり。
通常なら日の目を見る事の無い漫画家の頑張りのアレコレが読めるっていうのは、ファンからしたら嬉しいことでしょうねぇ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-17 23:52:42] [修正:2011-08-17 23:52:42] [このレビューのURL]

「MOONLIGHT MILE」の太田垣康男が原作、「アイシールド21」の村田雄介が作画で描かれるソーラーカー漫画。

原作・作画両者の代表作と比べて地味で現実的な題材と展開を見せます。
「ソーラーカーとはなんぞや」といううんちく方面の話よりも、それに関わる登場人物達の青春ドラマがどっちかといえばメインです。
不幸な生い立ちを持つ主人公が、ソーラーカーによって青春の輝きを取り戻す、なんていうとなんか恥ずかしいですがそういう内容なんです。

全2巻と短いので後半の展開が結構スピーディーに感じますが、まとめとして綺麗に終わっていてさっぱりしてます。少年漫画らしいラストも逆に爽やか。
2時間の映画にしたらちょうどいい長さくらいの起承転結なんじゃなかと思います。

意外性は少ないですが、画力も高いのでこの点数で。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-07-06 22:46:30] [修正:2011-07-20 23:20:36] [このレビューのURL]

男女5人の中で突然心が「入れ替わる」。

入れ替わって相手の立場におかれる事でその精神の深層にあるトラウマだったり周りに隠している心情などを知っていくという感じの話です。

ココロが入れ替わる設定というのは割と使い古されてますが、複数人が頻繁に入れ替わるというのは新しい気がします。
でも、原因不明に突発的に心が入れ替わって自分の気持ちが知られてしまうっていうのは、いくら打ち解けている相手同士だとしても嫌だなぁ…というのが正直なところ。
そういう設定の為、各キャラそれぞれ掘り下げられるような過去だったりがこれからまだありそうです。

作画についてはとても良いですね。トーンが多目でキャラはとりあえず可愛いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-16 11:18:34] [修正:2011-07-16 11:18:34] [このレビューのURL]

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