「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

一度綺麗に連載が終了した「けいおん!」がまさかの復活!という事でその時は非常にうれしかったのですが、

「college」編は正直「続編なんてなかった」って事にされかねないくらい微妙でした。
おかげでブルーレイも買ってしまったし、劇場版3回もみたし、というファン補正込でこの点数です。

「highschool」編はいままでの雰囲気を保っていて安定して面白いのに…この差はどこから来ているんでしょうね。

大学生活ってここまで描くのが難しいのか って感じました。寮生活の方が印象強いです。
というか、高校生活ってのが制服とか夏休みとかイベント事とかがあって描きやすいんでしょうね。
ストーリーのメリハリがあまり感じられない…

また、新キャラを多数登場させた所為で、そのキャラを立たせるために尺をとりすぎで唯達の影が薄い。
ようやく話がまとまってきたと思ったところで突然終了。

HTTの絆は固いのでバンド自体に大きな影響とか変化一切なし。
「相変わらずな生活」ばかり書いた続編になって成長が見られなかったりしたところがダメなんでしょうかね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-10 00:38:18] [修正:2012-11-10 00:38:18] [このレビューのURL]

この作品を手に取ったのは「古事記だから」なんて理由ではなく、「こうの史代先生だから」です。

読む前の自分の「古事記」に対する知識といえば、クイズとかで「日本最古のうんちゃらかんちゃら?」って出てきたら「古事記!」と答えられるけど、
「実際どんな内容なの?」と訊かれたら一切答えらない、位のレベルしかありませんでした。

そんな程度の知識で読み始めたので、もう何が何やら。
この作品は漫画というより「絵物語」なので、基本はあくまで「古事記」の文章そのもの。
古事記の原文を読んだことはない(あっても忘れてる)ので断言できませんが、こうの先生は古事記の文章自体はそのままにし、変に現代語訳したりという事をしていません。
もちろん現代人が初見で理解できる文ではないので、欄外に大量の解説があります。
そこと絵と文を何度もいったりきたりして少しづつ読み明かしていく感じになります。

普通の漫画に慣れてる人、古文が苦手な人、序盤でくじけそうになると思います。自分もそうでした。
ストーリー的にも序盤は「日本の誕生」を描くので、イマイチどこを楽しめばいいのかわかりづらいし、「神」がどんどん増えて覚えきれないです。
自分はこうの先生の手書き感あふれる絵柄が大好きなので読み進められましたが…

「その二」になってイザナギ、イザナミという某忍者漫画できいたことがある二柱の神が中心となってくるあたりから「おや?」と印象が変わってきました。
「会話」が出てくるようになってちょっとづつストーリーが見えてきて、内容がわかってきます。
あと「とにかく何やっても神が産まれるんだな」っていう設定も把握しはじめられます。
ここらまで読んでいくとちょっとづつこの「ぼおるぺん古事記」の自分なりの読み方がわかってきました。
作中にはもうとにかく沢山の(しかも名前が長い!)神が登場するのですが、無理に全部覚えたり、理解しようとしたりする必要はないのです。
せっかくこうの先生の魅力的な「絵」があるのですから、内容の理解が半分くらいでもなんとなくわかります。頭の中で現代語訳する手間を絵が補ってくれます。

序盤を乗り切れば一気に「古事記」の世界が楽しくなってきます。自分でも最初読んだときは想像できないくらいハマれました。
アマテラス、ツクヨミ、スサノオ、オオクニヌシ、タケミカヅチ、スクナビコナなど、ゲームやアニメでは散々みたことあるような名前のキャラクター達が登場しだすと、「あの名前の元ネタはこんな奴だったのか」と今更ながら面白い発見をした気分。
「天岩戸」「因幡の白ウサギ」「スサノオの八岐大蛇退治」なんかの有名な話も全部「古事記」からの話だったとは…
そんな基礎的なこともすっかり忘れていたので、「あ、これ知ってる!」って話が意外と多く、上述の「慣れ」と合わさってすらすら読めるようになります。

そんな感じで第一印象以上に面白く、続きが待ち遠しい作品になりました。
こうの先生自身の趣味もかなり入った作品だと思いますが、是非気になってる方は手にとってみて下さい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-30 00:14:01] [修正:2012-10-30 00:15:36] [このレビューのURL]

昨年のヒットアニメの一つ「TIGER&BUNNY」のコミカライズ版。

もともとは桂正和のキャラクターデザインを元にした作品ですが、アニメ版から絵の雰囲気も話も非常に忠実に漫画にされています。
(アニメは一度みたっきりなので断言できませんが、セリフの一つ一つもかなり忠実な気が…)
「なんか原作と雰囲気かわっちゃってコレジャナイ・・・」感は少ないと思います。

画力も十分高く、コミカライズとしてはオススメな作品です。
忠実すぎるゆえに作者独特の何かっていうのがないのですが…もっと漫画的な表現っていうか魅せ方があっていいような気もします。

アメコミ的ヒーローもので、同じ特殊能力「NEXT」を持ちながらも性格も考え方も正反対の虎徹とバーナビーという二人が「バディヒーロー」として街を守っていくというストーリーです。
相棒ものっていうのがいまどきになって逆に珍しく新鮮な点と、世界観がうまくはまって面白いです。

今コミカライズされてる時点ではまだ序盤ですが、徐々に反発しあう二人が結束を深めていくところに注目です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-07-25 22:48:22] [修正:2012-07-25 22:48:22] [このレビューのURL]

「フルメタル・パニック!」の外伝作品のコミカライズ版。

平和ボケならぬ戦争ボケした非常識人とごく普通の常識人というコンビは同じですが、男女が逆転してます。
主人公のタツヤが常識的で、ヒロインのアデリーナがミステリアスかつボケ役なので導入はよりボーイミーツガールなベタな感じ。

タツヤのキャラ立ちとか、ASに乗る動機づけとかが弱く感じられるのが残念だった所。
フルメタ本編の様なボケとツッコミのテンポの面白さとかそういうのもこの二人だと今後発生しなさそう。
(まぁまだ一巻ですのでこれから次第ですね)

作画に関しては頑張るところは頑張っていてコミカライズとしては十分かもですが、背景白いところが目立つ印象。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-30 12:22:22] [修正:2012-05-03 00:08:47] [このレビューのURL]

出オチ漫画にしても、勢いがなくなるのが早かったです。

コガラシのキャラがチートすぎたのか、うまく立ち回らせる事が出来ず、フブキさんのドジっ子属性がどんどんクローズアップ。
それに伴ってキャラが増加。
途中からメイド漫画というより忍者漫画になっています。

セリフ回しに拘りがある様で、結果的にセリフがやけに長く文字数が多いです。
個人的にはテンポが悪く、読みづらく感じる点も多かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-25 23:09:15] [修正:2012-03-25 23:09:15] [このレビューのURL]

まずタイトルは「いぬぼくしーくれっとさーびす」と読みます。
ちょっとネタバレ注意。
いやぁ、タイトルでちょっと引きますよね。
「妖狐」「×」「僕」ってね…
表紙も黒縁に黄色とピンクっていう…なんか物凄く女性向け?な感じがしてアニメになるまでは手にとった事すらありませんでした。

別にイケメンシークレットサービスが次々増えていくような漫画ではありません。
男性でも全然楽しめます。
というか凛々蝶(りりちよ)さまとかかるたちゃんとか女性キャラも魅力的です。
キャラクターが皆妖怪の先祖帰りっていう設定は「狙ってるなー」と最初は感じたのですが、それも序盤だけ。

主人公とヒロイン(?)の関係の進展が想像以上に早く、普通の少女漫画なら10巻くらい使いそうなところを2巻でささっとまとめてます。
最初のあたりはキャラの紹介と二人の関係の進展を描いているのでどちらかというとまったり気味。
このまま話が続いていくのかと思っていたらシリアスに入り4巻でなんと第一章完。

「先祖帰り」という設定を生かして「転生」したキャラクター達が再度物語を始めるという珍しい展開を見せています。
第一部の話を序章として二部以降にどう絡んでくるのか、気になってます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-28 00:19:58] [修正:2012-02-28 00:19:58] [このレビューのURL]

「それ町」のちょっとSF入った話を更に膨らませた様な作品です。

読者からすれば非日常な事ばかりなんですが、キャラクター達はその少し不思議な出来事の数々にも全く動じず、まさに「たんたんと日常を過ごす」その雰囲気は独特。

ギャグっていう程テンポが良かったりキレがある訳でもなく、絵もイマイチパッとしないのでホントたんたんとしている印象です。

というか2巻まで読んでもどっちが主人公なのかよくわからないのですが…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-09 23:48:20] [修正:2012-02-12 23:15:31] [このレビューのURL]

原作者が「皇国の守護者」と同じと知って大変驚きました。世界観が違いすぎるので…

内容はもうホントにただ「街中に溢れるゾンビを倒しながら生き延びる」っていうゲームセンターとかで見たことある様なストーリーを漫画にしてるって感じです。それ以上でもそれ以下でもありません。

主人公を含め登場キャラ達に感情移入が難しいです。
時によって言ってる事がコロコロかわる印象。
毒島先輩が一番マシかもしれない…

既刊6巻にして当初の目的を未だに達成できてない展開の遅さも気になりました。
そもそも事態の原因も未だに不明。
話の収拾がつくのは大分先になりそうです。

絵は癖が強いですが個性豊かにキャラを描き分けていると思います。
また、カラー映えするのでアニメ版が割と面白そうでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-13 01:36:53] [修正:2012-02-12 22:29:21] [このレビューのURL]

なんでもかんでも工事にこじつけようとする辺りに勢いと作者らしさを感じました。

でも題材が今の少年がロマンを感じるには古臭かったんでしょうかね(WJ版未読です)
序盤のつかみとしては「シャーマンキング」の方がわかりやすかったかなと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-13 00:03:45] [修正:2012-02-09 23:14:42] [このレビューのURL]

「遊戯王R」「遊戯王GX」「遊戯王5D's」はどれも作者が高橋和希先生のアシだった方なので、高橋先生の画風に意図的に似せられて描かれています。
しかし最新作であるこの「遊戯王ZEXAL(ゼアル)」は作者が元アシの方とは違う為、雰囲気が今までの漫画と異なります。

比較してみると全体的に線は細目で繊細な感じ。
トーンが多く、画力も低くありません。漫画は漫画だけで楽しめます。

「GX」「5D's」程舞台や設定も奇抜ではなく、初代を意識している点が多いです。
(主人公の持つ謎アイテム、ライバルの設定(モンスター・兄弟)、テーマパーク等)
特に第一話なんかは初代の一話のオマージュのような展開。内容はカードゲーム特化ですけどね。

また、主人公が歴代と比べて年齢も若く、カードゲームもまだまだミスの目立つ初心者?中級者レベルとして描かれています。
これらの内容からして、新たな年齢層低めの新規ファンの獲得を目指しているのかなと思います。

まぁ歴代を追っている人がすぐに受け入れられるかってのはわかりませんが、2巻まで読んで案外面白かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-07 23:10:35] [修正:2012-02-07 23:10:35] [このレビューのURL]

月別のレビュー表示