「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

学園ハーレムものにしては癖が強く、マニアック向けな感じです。

5人しかいない男子達の個性が、見た目も含めて非常に立ってるのは良いです。
一人一人画風から異なるっていうレベルです。ガクト・アンドレ・ジョーが特に凄い。

沢山の女子たちの中からメインヒロインが一人でてきて、その子とうまくいくのかいかないのかっていうストーリー自体はまぁベタです。
懲罰棟(プリズン)に収容された男子達を取り仕切る裏生徒会のメンツがまた非常に強烈。副会長とかあれ生徒に見えませんw
そんで暴力の描写が案外容赦なくグロ目なので引きます。(ギャグとして描いているのでしょうけど、画風の問題ですね)

読んだ最初の印象としてはまぁ「いかにもヤンマガ」って感じです。サービスシーンの雰囲気とかも含めて。
しかしどうやってこの話はまとめられるのか想像つきません。そういう意味ではちょっと続きが気になる作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-26 21:28:53] [修正:2012-02-04 22:57:33] [このレビューのURL]

ひぐらしのなく頃に本編最終章。
7章(皆殺し編)までで明かされた謎に対する一つの正解例というか、全てのサイコロの目がうまく出た時の話というか。
PS2版ではこれとはまた別のストーリーが最終章になっていたりするのであくまで「正解の一つ」なのでしょうね。

原作ですとこの最終章は「カケラ紡ぎ」といって「ひぐらし」の謎を解き明かすキーパーソン達のストーリーがそれぞれ語られるオムニバスがあり、最後にそれがまとまっていくような構成となっています。
なので、話の量は今までと比べると更に多く、様々なキャラの視点から描かれるのでこの「カケラ紡ぎ」は果たしてちゃんとコミカライズされるのか…?と思っていました。
まぁとはいえここまで概ね忠実にコミカライズされていただけあって、カケラ紡ぎも余すことなく漫画化されていてよかったです。
その所為で巻数が過去最長の全8巻という長さで、ひぐらし漫画版(原作分)全8章全30巻(礼を含めると全31巻)なので、四分の一以上を占めるボリュームとなってます。

祭囃し編の特徴は圭一や梨花達「子供」ではなく今までそこまで深く語られることのなかった、大石・赤坂・富竹・入江・葛西等の「大人」達の葛藤と活躍が非常に多い点です。
祭囃し編は大人のカッコよさが魅力です。

「すべてがうまくいく」章なので出題編を読んでいた時のようなハラハラ感よりは、やってくる敵をことごとく打ち倒すワクワク感が得られます。
たかだか小中学生が特殊部隊相手にあれやこれやとやっちゃうのはリアリティがどうとかそういうのは勢いでねじ伏せられます。
ただ相変わらずグロいシーンもあります(特に序盤)。

最終章ということもあって絵は一層気合が入っているというか豪華になっているといか。
最後の方はトーンが物凄いです。
「鬼隠し編」開始から6年も経過しているだけあって本当に見違える様です。
まぁこの作者特有の癖というか変なトコロというかそういうのは相変わらずなんですけどね。

一つの作品のコミカライズを複数の雑誌で複数の作家によって同時展開し、無事最後まで描ききられ、本当に恵まれた作品だなと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-24 23:28:16] [修正:2012-01-24 23:34:36] [このレビューのURL]

ジャンプ久々のラブコメ枠。

ラブコメとしてはまぁ割王道に三角関係になってくんでしょうか。
誰が誰を好きだと勘違いする、というのはお約束ですがちょっとその流れが強引に感じました。


「鏡の中から出られない」「自分の存在は一人にしかバレちゃいけない」等設定が奇抜というか無茶な感じで、最初のうちはその設定を広げたり明らかにしていく事で楽しく読めるのですが、続ければ続けるほど展開に苦労しそうです。
作者もコメントでそんな悩みをぼやいてますし…

でもこういうルールが多ければ多い分逆にそれを逆手にとった例外を作ったりすると面白くなるんでしょうかね。
基本はラブコメになると思うのでそことのストーリーの比重のバランスが難しそう。

絵もキャラも個人的には好みですし、今度こそ頑張って連載続いて欲しいのですが、最近の掲載順を見てると若干不安が…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-08 02:17:39] [修正:2012-01-08 17:36:55] [このレビューのURL]

画力もストーリーも飛びぬけて特徴的な何かがあるわけではないのですが、好きです。
吹奏楽部を舞台としたカップルのラブラブっぷりに思わずにやにやしちゃう作品です。
恋人同士がネクタイをあげたりっていう学生時代ならではの流行りみたいなのにも、覚えがあって懐かしい気分になりました。
あまりの初々しさに、読んでるこっちが恥ずかしくなってきますが…とにかくあずみ先輩が可愛いw

少女漫画だと他にも恋愛に絡むキャラクターがでてきて三角関係になったりっていうのがあるんでしょうけど、どちらかというと日常漫画なのでそういう展開は無さそうです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-05 00:25:27] [修正:2012-01-05 00:25:27] [このレビューのURL]

第一話のインパクトが良くて今後が気になる冒険ファンタジー漫画。

父親はかつて勇者と共に世界最速の運送業者として名を馳せていた。
そんな主人公の持つ力は超高速移動魔法。
いわゆるドラクエの「ルーラ」にあたるわけです。
「ドラクエ」内だと「ルーラ」は序盤で覚えて、MP消費も少ないお手軽な呪文の一つです。

しかし実際に「ルーラ」が使えたらどんな力になるのか…
そんな風にファンタジーやRPGのお約束に対する疑問を作者なりに新しく描いた作品であり、王道な展開・ストーリーを見せますがその設定は実はかなり邪道という辺りが面白いです。(王道ってのは「空の軌跡」とかかと)
邪道な王道というのがしっくりきます。
勇者と魔王の立場が逆になっていたりしますし。

作品のマスコット的モンスターであるゴブリン達への容赦無い惨殺っぷりも奇妙ですが特徴的。
かわいいのに平然と殺すのでシュールというか不気味というか。

主人公がピンチに覚醒、敵を撃退というのはもはや定番ですが第一話のその魅せ方が上手で、ハラハラさせられました。
お約束であろうと描き方次第なんだなと再認識しました。
主人公がチート級の力を持っているのでインフレしすぎないようになんとかしてくれると良いですが…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-25 02:15:34] [修正:2011-12-25 02:15:34] [このレビューのURL]

既に似たような設定やジャンルの作品は沢山ある様に思われ、新鮮味がないのがイマイチ。

まほらば+美少女妖怪ハーレムの様な漫画ですが、絵はそういうジャンルに向いている感じで○。
バトルも決して駄目じゃなく、雑誌の中では上手い方だと思います。主人公もちゃんと成長していっていますしね。

既に上がっていますが途中からハーレム化の傾向が強くなり、初期の頃位の人数で良かった、とか考えてしまいます。
連載を続けていく上でのテコ入れが露骨に感じるなぁというか…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-16 00:03:49] [修正:2011-12-16 00:03:49] [このレビューのURL]

大正時代を舞台とした所謂大正浪漫もの。

大正浪漫の魅力といえば和と洋が入り混じりはじめた社会だとか、女性の社会進出が始まったりとかという点だと思います。(あと個人的には現代ではありえないような女性の丁寧な口調がツボです)

袴に警帽という一見アンバランスな組み合わせが良いと思った人にはオススメです。大正浪漫の華やかな感じは出ていると思います。


主人公の愛染椿は幼少時に警察官に命を救われた経験から、「人を助けられる存在になりたい」と思うようになり、最終的には女性でありながら警察官になる事にあこがれているという変わり者です。

しかし実際に警察官達と触れ合ったり、事件に首をつっこんだ事をきっかけに人助けの難しさや、必ずしも感謝される事でもないという現実を知っていく事に。

まぁいくらなんでもこの時代に女性警官はないだろうと思っていたら女性警察官が特設されるとかそういう展開に…なんてこった。
こっからどういう風に転がっていくのやらという感じです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-27 22:50:58] [修正:2011-11-27 22:50:58] [このレビューのURL]

9点 外天楼

見事にしてやられました。

この作品は作者の作品を過去に読んだことがある方ほど、良い意味で裏切られると思います。
ちなみに事前情報何もなしで読みました。

初めは「いつもの石黒正数短編集」と大してかわりないという印象でした。
小さなことを重大なミッションの様に仕立てたり、しょうもないヒーローが出てきたり、案外ブラックなオチがあったり。
やはり発想が柔軟で面白いなぁとは思うのですが、どれも過去作であった様なデジャブがちょっとありました。

しかし、中盤を過ぎた頃から雰囲気が徐々に「あれ?」と変化し始めます。
気が付くと、最初の話から全て登場人物がリンクしていてただの短篇だと思っていた話に重要な伏線が散りばめられていました。

後半は正に怒涛の展開、ジェットコースターです。
作者の作品の中でも未だかつてない程、絵もストーリーもシリアスでダークでミステリアス。
その変貌ぶりにおいていかれずについていければ、帯で新房昭之監督が絶賛する様に、「極上の異世界ミステリー」としてきっと印象に残るでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-25 01:22:09] [修正:2011-10-29 02:01:49] [このレビューのURL]

作者が「男だけど、百合が大好きでしかたない!」という思いのたけをぶちまけた様なギャグ(?)漫画。

自分自身は男子として生まれていながらも、何故百合にここまで萌えてしまうのか!?
「あぁ・・・ほんっとーに大好きなんだなぁ」って主人公の百合好きっぷりが台詞の端々からよく伝わってきます。
たたみかける様な百合妄想の数々、一度の台詞(モノローグ)の長さなど、自分の好きなものに対してついつい饒舌になってしまう性が現れていると思いますw

百合好き過ぎて実生活もついそんな期待を持って見てしまっている様な主人公は相当アレだと思いますが、クラスメイト達をみて百合妄想をして勝手に萌えているその様がおかしくって笑えます。
加えて絵が非常にすっきりしていて上手なので余計おかしい。

怖いのはネタギレとかワンパターン化とかですけど、作者のこの百合愛があれば大丈夫かも?と1巻読み終われば思えるはずです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-27 00:03:24] [修正:2011-10-27 00:03:24] [このレビューのURL]

素直に続きが待ち遠しい!
今回は鶴田先生オリジナルの作品という事で、初期作品の頃の様なSF要素を交えたストーリーです。

祖父の遺品から見つけた幻の島「エレキテ島」の謎を暴き発見してやる、という所謂「ラピュ●は本当にあったんだ!」です。

書き溜めで掲載しているとはいえ、作画のクオリティはさらに上がっています。背景から小物に至る隅々まで細かく描かれいます。

SF要素がそこまでいきすぎという程でもなく、そこがやりすぎちゃってなんだかよくわからない感じだけど絵は凄いなーで終わってしまいがちがった過去作と比べると俄然内容が頭に入ってきやすく、わかりやすい。

話の導入も、主人公・みくらの目的も単純明快だからってのもあると思いますけど。
徐々にエレキテ島の謎が解けていく王道展開はついワクワクさせられます。

1巻が非常に良いところでおあずけをくらってしまい、続きが何年後になるのかと思うと非常に悔しいです笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-25 00:57:18] [修正:2011-10-25 00:57:18] [このレビューのURL]

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