「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

本格西部劇コミック。

ここまで西部劇の雰囲気を紙面上で再現できるのか!!
というくらい、西部劇特有の渇いた空気感を堪能できます。

ストーリー構成もアクションの魅せ方もまさに西部劇のソレ。
列車強盗のシーンなどは伊藤先生得意のガンアクションが文字通り炸裂しています。

西部劇好きならぜひ!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-04-06 00:37:29] [修正:2006-04-06 00:37:29] [このレビューのURL]

デビュー作から『うる星やつら』や『めぞん一刻』の頃の作品であるため、絵柄的に古臭く感じるかも。
コマ割も最近の作品の様にスマートでなく、しばしば1ページあたりのコマ数が多くなり悪く言えばチマチマしてくることがあります。

しかし、それでも読みにくさといったものは全く感じない。
別段、難しいことをしているわけでも無いと思います。
例えば、最初にナレーションを使って設定説明をするにしても、ただ長文を読者に押し付けるのではなく、細かくギャグを入れて読者を飽きさせないことであったり、場面転換が繰り返されるシーンではひとつひとつに背景だけの絵を入れwhereをきっちり示して行く、また安易にバストアップを多用せずミドル・ロングとバランスよく入れていく・・・etc。
とにかく基礎的な構成力が当時の新人としては桁外れに高い。

プロの仕事を堪能できる作品集。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-03-20 01:38:14] [修正:2006-03-20 01:38:14] [このレビューのURL]

作者の伊藤先生曰く『B級アクション漫画』。

ところどころストーリーラインが分かりづらい部分はありますが、そんなことはこの作品においては瑣末なこと。
要するに警備会社の新入社員が美女だらけの先輩たちと一緒に悪い化け猫たちを退治しているとだけ理解しておけばオールOK(笑)

注目すべきは銃撃戦やカーチェイスなどのアクションシーン。
細かいコマ割の中で集中線が縦横無尽に行き交う。
仁侠映画を髣髴とさせる無駄撃ち上等のガンアクション。
ところかまわず人が飛ぶ!!車が飛ぶ!!建物が飛ぶ!!
紙の上でここまでのアクションシーンが見れるとは!!

伊藤先生のアクション映画への愛があふれる快作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-10-11 01:33:24] [修正:2005-10-11 01:33:24] [このレビューのURL]

女子プロレス部のちひろちゃんが晒し者にされる、早い話がエロ漫画。

美少女ものとして作画も上手く、シチュエーションも凝っていて毎回楽しませてくれる。
ギャラリーの反応が常にばかばかしくてリビドーにあふれている。

昔ながらの過激な少年誌エロの正統派を行っているのでこのまま掲載ギリギリのラインを突っ走ってほしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-26 23:27:58] [修正:2012-01-26 23:27:58] [このレビューのURL]

「大正野球娘」の小説版挿絵担当の小池先生の初コミックス。

魔法少女という冠だが、一般的な魔法少女ものではない。
設定こそ落ちモノ系であり居候ものだが内容はコメディに終始しない。
ハートフルコメディというのが一番しっくりくる。

基本は一話8ページ完結でほのぼのしたストーリーに少しの笑いが挿入される。
たまのしんみりした話も8ページなのに非常にきれいに表現されている。
全ての話で6、7ページ目で盛り上げて、8ページ目まとめる・落とすというのが徹底されていて、1話毎の満足度が高く、8ページの使い方が抜群に上手い。

作画もシンプルな描線ながら安定してきれいで見やすく、内容の多さの割に詰め込み感がないのには実力を感じる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-20 23:40:48] [修正:2011-07-20 23:40:48] [このレビューのURL]

一頭のリアルなクマと複数のヌイグルミのクマが繰り広げるシチュエーションギャグマンガ。
親子だったり師匠と弟子だったりと一話ごとに関係性が違うオムニバス形式。

基本的には人間でやったらあるあるネタなところを、あえてクマに置き換えたギャグが多い。
個人的には好きなタイプ。
一話完結なのもあり、雑誌の中で読むと箸休め役として良い意味で安定して読める。

雑めな絵が勢いを出していて非常にギャグマンガらしいギャグマンガ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-03 17:08:13] [修正:2010-06-03 17:08:13] [このレビューのURL]

オムニバス形式なので一見さんにも優しい、いつも通り?のくぼた流怪人ギャグ。
相変わらず生活臭漂う怪人たちが良い味出しています。

ただ、作者本人も語っていますが、「サンレッド」やこれまでのくぼた作品と比べると悲しい笑いも多い。
どこか間の抜けたキャラクターたちの中にもしんみりする話もあり、くぼた先生の幅の広さが窺えます。

個人的に魔王ザムエル軍団がコンビニのパンについて話し合っている話は衝撃的でした。
たかだかパンだけでここまでストーリーを転がせるのか!とやたらと感心してしまいました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-30 19:34:15] [修正:2009-02-11 13:41:19] [このレビューのURL]

アニメ版の前日譚を描いたショートストーリー2本。
ちなみにアニメ版は無理矢理良い話に仕上げた印象が強くあまり面白くはない。

その分、コミック版の出来は秀逸。
谷川先生らしく非常にストレートでこっぱずかしい恋愛物。
2本とも結ばれはしないのだけれど、前向きに幕が閉じるので読後感が良い。
個人的には悠大の話は谷川作品の中でも珍しく(少女漫画家なのだから当たり前だが)男が主人公だったので普段とは違った強い女と悩む男という構図が面白かった。

両主人公がこの後結ばれるストーリーが後日談としてあるとなったら是非観たくなるつくりで、プロモーションとしても◎なのではないでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-06 08:54:00] [修正:2009-02-11 13:35:40] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-06 08:53:45] [修正:2009-02-06 08:53:45] [このレビューのURL]

「漫画家超残酷物語」の続編。
あいかわらず漫画業界のヤバい所を突いていく怪作。

現在はネットでも散々言及されている宗教ネタから半ニートな漫画家までかなりキワドイ。
それはもう訴えられたら負けるんじゃないかと思うくらい(笑)

業界自体をこれでもかというくらいにネタにして遊んでいるし、下ネタも多いので、夢を持っている人に対してはかなり野暮な
作品だとは思いますが、そんなの関係ない外様の人やすでに中にいる人には面白く読めると思いますよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-12-14 16:47:43] [修正:2008-12-14 16:47:43] [このレビューのURL]