「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

映画化もされた人気小説のコミック版。
疾走感と爽快感を兼ね備えた良質なコンゲーム物。

正直な話、絵柄は女性向けで自分には合わなかったのですけれど、小説一冊・映画一本の内容を漫画単行本一冊できっちり読ませる、情報の取捨選択の上手さに驚嘆。
作者さんを調べたら大ベテランだった上に榎本俊二の奥さんだと知りさらに驚嘆。

この作品は小説も映画もコミックもそれぞれに違う味わいがあって面白い。
メディアミックスの成功例だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-12 06:24:34] [修正:2007-09-12 06:24:34] [このレビューのURL]

かつての通称「漫研のサンデー」の一翼を担っていた作品。

ギャグマンガなのでストーリー物よりも時代を感じてしまうかもしれないし、笑いの方向性が変態的かつマニアック、下ネタてんこ盛りなのではまらない人はクスリともしないかもしれない。
しかしその分、ツボの人からしたらカルト的にはまってしまうポテンシャルも秘めていると思います。

出てくるキャラクターは敵も味方も変態ばかり。
ボケもツッコミも変態なのでゲラゲラ笑いながらドッチもドッチだろとセルフでツっこんでしまいます。
何も考えずにただ笑いたいときにはこの手のバカ作品が一番。

個人的にはこの時代のサンデー作品にハズレなしというくらいに好きな作品が多いので、今のサンデーの状況は少し寂しく思ってしまいます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-05-17 23:09:56] [修正:2007-05-17 23:09:56] [このレビューのURL]

大枠に当てはめれば泣き虫で武闘派の女の子と巻き込まれ型の幼なじみのラブコメ。
が、そのまま一筋縄ではいかせてくれないのがいかにもチャンピオン掲載らしい。
他の雑誌だとここまで非一般向けにはならないでしょう。

描写やネタがとことん変態的で女装・SM何でもござれ。
勘違いに勘違いが重なってただでさえ必要以上にドタバタしているのに、そこに少年誌向けではない濃いネタを絡めてくるものだからカオスな仕上がりに。

作画が若干古いのも含めて万人にはお勧めできないかな。
しかし普通のラブコメに少し食傷気味な人をさらに胸やけに追い込むくらいのパワーがある作品だとは思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-06 18:07:26] [修正:2007-05-06 18:07:26] [このレビューのURL]

女子高生好きの弁護士と借金漬けになってしまった元お嬢様女子高生がメインの法律漫画。
キャラクターは飛ばしていますが、それが作品をライトに仕上げるのに利いている。
とっつきやすい。

内容自体は弁護士物としてはある程度王道の路線を行っているのでは?
取り扱う事件も多方面に散らしているし、読んでいてそこそこためにもなる。
重たくなりがちな法律の説明も野暮ったくもなく、かといって不足もない。
うん、ほどよい感じ。

現在はいま一つ地味というか作画含めて垢抜けないですが、メディアミックス・特にドラマ化なんかで跳ねそうな予感はします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-30 07:08:15] [修正:2007-04-30 07:08:15] [このレビューのURL]

相変わらず伊藤先生らしい銃をバカスカ撃ちつつ、様々な追っ手から逃げるというアメリカのB級映画やドラマタイプの作品。
いや、今回は舞台がアメリカ−メキシコのためいつも以上にハリウッドのそれっぽい。

で、これもいつも通りストーリーが分かりにくいです。
乱戦に次ぐ乱戦でキャラクターが入り乱れるので「あれ?こいつはどこの誰だっけ?」となることが多々。
単行本派の自分としては新刊が出るたびに最初から読み直していますが、今は良いとしても巻数が増えてくると苦労しそう。
とりあえずしっかり読み込んでどっぷり浸かれば間違いなく面白い作品ではあるので完結してから一気読みするのが吉かな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-26 20:04:18] [修正:2007-04-26 20:04:18] [このレビューのURL]

映画化もされた小説のコミック版。
お役所からスーパーに研修で派遣された主人公の悪戦苦闘ぶりをコメディに描く。
原作本も映画も未見なので比較は出来ませんが、この漫画版はなかなか面白かったです。

課題にぶつかり解決するというテンポが早いため、ストレスを溜めず小気味良くさくさくと読める。
物語自体の作りとしてはオーソドックスだけど、だからこそ解りやすいし入りやすい間口が広い作品になっていますね。
偉ぶるお役人やクレーマーたちもイイ感じにイラッとするし、やり込めた時の爽快感もありとにかく読後感が良い。

世知辛い日常のちょっとした清涼剤的良書。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-14 10:19:08] [修正:2007-04-14 10:19:08] [このレビューのURL]

超正統派の学園ラブコメディ。
天文部という舞台を活かしつつ星についての豆知識をはさみ、ひたすらラブコメ王道を突き進んでいる。
うん、明るいお話作りに爽やか作風でなかなかに楽しい。

あえて苦言を呈すれば、女の子のキャラクターはそれぞれ立っていて面白い反面、野郎のキャラがいま一つなところかなあ。
テンプレ通りすぎて、これといった個性が見えてこない。
これからさらにイベントをこなしていくに従って、その辺りをハッキリとさせていけばもう一化けすると思う。

作画もアクが無くすっきりと安定しているし万人に薦められる良作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-25 01:32:00] [修正:2007-03-25 01:32:00] [このレビューのURL]

多くのネット上の意見と同様に自分も結構楽しめていた。
そして、これも多くのネット上の意見と同様に小学生にはうけないだろうなとも思った。
別に大人向けという意味ではないのだけれど、テンションというか波長というか・・・とにかく掲載誌のメイン読者層とかみ合わない、子供うけするようなわかりやすいフックが無かったのが痛かった。

濃すぎるキャラクター陣。
泥臭いまでにペンタッチをきかせた作画。
妙なテンポに妙なセンスのネーミングの数々。
その全てが裏目裏目だったかもしれないけど、個人的には大好物。

全体的に急ぎ足でダイジェストっぽくなってしまったのは残念ですが、10週でつきぬけたからこそ一部読者の心に強烈なインパクトを残せたのかも。
とりあえず、自分の心には刻んでおきます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-03-13 01:36:57] [修正:2007-03-13 01:36:57] [このレビューのURL]

一話4ページ競馬ギャグ。
仕方が無いかもしれませんが基本的に馬の外見が一緒、違いは漫符やトーンのみなので一頭一頭の区別がつかないことが多い。
さらに競馬界で実際にあった時事やレースをネタにしているので、その知識が無いとややつらいですね。

しかし、ネタを料理する腕は一級品。
大記録を残した馬たちも、あまり記録に残らない馬たちも濃い味付けで極上のキャラクターに仕立て上げてくれます。

自分は競馬界で何か事件があると、この作品はどのように料理してくれるのだろうかと期待してしまいます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-15 17:32:47] [修正:2007-01-15 17:32:47] [このレビューのURL]

人気アニメのコミック版だが、設定・ストーリー共に大幅に違うので別物として見た方が良い。

お話の筋自体は主人公の王道成長ストーリー。
なにぶん巻数が少ないので戦闘シーンにタメが足りなかったり、大量に出てくるキャラクター達をさばききれていない気もするが、その分高いテンションで走り切っているので一話一話が非常に濃密。
作画面でも筆者の佐藤先生がノって描いているのが紙面から伝わってくるようで、女の子は可愛く、漫画オリジナルにデザインされた衣装もカッコいい。

佐藤先生はチャンピオン本誌にとって久々に現れたストーリー漫画で主力に成れそうな逸材だと思うので、ぜひ本誌にカムバックして欲しいなあ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-02 08:09:26] [修正:2007-01-02 08:09:26] [このレビューのURL]