「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

島草版「うたわれるもの」と違い原作準拠のストーリーを展開してくれているのは嬉しいです。
2巻の時点ではまだ序盤ですが、テンポ自体は悪くないです。
原作通りの展開で途中省略をできるだけせずに最後まで描き切ってほしいです。

難点は全体的な絵の「白さ」でしょうか。。特に2巻になってから。
作者が力量不足でしょうけれど、連載のペースについていけていないのかとにかく背景が白い!小さいコマだとキャラの顔が描かれない事もあるなど手抜きっぽく見えます。
背景が白いせいでどこで何が起きているのか、原作を知っている自分はついていけますけどそうでない人はわからないんじゃないかと不安になります。

あと個人的な好みなんですがオボロの顔付きが違いすぎて違和感バリバリ。誰だお前状態です。他はなんとか許容範囲ですが。

12/19 6→5
完結に伴い修正。
作画の白さも結局最後まで挽回されず…
読んでいて「目」はやはり大事だなと実感しました。
小さいコマでも目が書かれていないと手抜き感が一気に増します。

結局「うたわれるもの」本編の三分の一もいかないあたり(トゥスクル建国まで)で終了となってしまいました。
ここからが俄然面白くなるというのに…
従ってカルラ・トウカ・ニウェ・クーヤ・ゲンジマル・ディーなど登場しませんでした。
まぁ確かに、アニメ版すら終わってもう4年も経っていますしOVAも全3巻無事発売しました。
OVAを無事出し終わるまでの所謂「おわコン」化防止の為の連載だったのかなぁ…と考えると、原作・アニメともに大好きな作品なだけに残念でした。

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[投稿:2009-10-19 06:25:31] [修正:2010-12-19 03:55:07] [このレビューのURL]

アニメ版劇場版などの内容は全く知りません。
ほんの少しキャラの設定と顔を知っている程度。

コミカライズものはあくまでメディアミックスの一環程度にしか力を入れられていない様な作品も非常に多いのですが、その点は本作は絵もストーリーも比較的丁寧な方なんじゃないかなと思います。

ヒロイン・エウレカの意外な正体、世界を救った英雄の子であるレントン少年の成長、世界の改変を目論む黒幕など、どちらかといえば王道な内容です。(だがそれがいい)
中盤以降の展開はドミニク・アネモネの話なんかもあるので全体的に重く感じました。

ただ全6巻という巻数の割に話が一気に世界の危機レベルまで広がるので、黒幕の掘り下げが不足していて魅力に欠けたり、ゲッコーステイトの面々が最後まで覚えきれないくらい出番が少なかったり、という面もあります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-19 03:44:50] [修正:2010-12-19 03:44:50] [このレビューのURL]

個人的に非常に非常に点数がつけづらい作品。

途中までがものすごく面白く、熱い為、どうしても「うしおととら」のように最後も最っ高に盛り上げて且つ綺麗に終わらせてくれるだろうと期待せずにいられませんでした。
しかし、ラスボスが判明してから最終章までのストーリー(所謂『黒賀村編』)が長すぎた所為でその盛り上がりも冷めてきてしまいます。
(黒賀村編は個々のエピソードは悪くないとは思うのですが、あそこまで盛り上げた展開の直後に入るというのは読んでいる側からすれば長期にわたって「お預け」を食らった様なものでした。リアルタイムで読み始めたのが丁度黒賀村編からだったのもありましたが…)
やっとはじまった最終章も全体的に間延びしちゃったせいで、最後はとてもうまくまとめたはずなのにどうも中盤までのモチベーションで読めないので、「あれ?これで終わっちゃうの?」と拍子抜けしてしまう感じがしました。
(一文が長ったらしくなってスミマセン…)
最終章はサーカス団が自動人形達と対等に戦えてしまっているというのも、サーカス編最終章の死闘を見た後だとどうしても少し腑に落ちなかったですし、出てくる敵がサーカス団のメンツに都合の良すぎる相手しか出てこないのもご都合主義っぽさを感じました。


要するに本当は面白いはずなのにそれに見合った感動が出来なかったってことでしょうか。

とにかく28巻までは間違いなく読んで損はないです。そこまでなら10点を献上したい位。加藤鳴海は今でも漫画の中で一番好きな男キャラです。
そこから先で嫌になって「残りは集めんのやめようかな」と思うかもしれませんが、最後まで読めば「やっぱり最後まで集めてよかった」と思えるでしょう。

点数は8点とします。たとえ黒賀村編が黒歴史だろうと7点以下は自分はつけられません。
8点としていますが、漫画といえばジャンプだった自分の漫画の世界を大きく広げた作品であり、多大な影響を受けました。
是非読んでほしいです。

読む時はまずは必ず3巻まで一気に。
それでハマれた方は次は7巻までどうぞ。
そこまで読めば後は自然と続きが気になるはずです。

2010 12/12
若干文章を修正・追加。点数はそのまま。

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[投稿:2005-08-10 03:35:37] [修正:2010-12-12 11:52:22] [このレビューのURL]

いい意味で予想を裏切ってくれた漫画第一位です。
なんというか凄いこの漫画に対して誤解していたのだなぁと読んで衝撃でした。
もっと下ネタが多くてギャグ中心の漫画だとばかり、その絵とかキャラクターとかから思っていました。

が、しかし実際読んでみるとかなり熱い作品!
レースはスピード感にあふれ、手に汗握ります。
あと、実況もうまく展開を盛り上げる要素の一つとなっています。
それに加えて個性的豊かなライバルたちがレースの醍醐味を増してくれます。
盛り上がり最高潮はやはり有馬記念かなと。

とにかくこの漫画読むにあたっては先入観を棄てるべきです。

※6→7
なんか点数がやけに低かったので修正

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[投稿:2006-07-26 04:11:28] [修正:2010-12-12 00:08:03] [このレビューのURL]

空から女の子が、ではなく海から女の子がやってくる話。
アニメ版と大体同じストーリーを展開しています。
ピュアな心を持つ海人(うみびと)のマリンと邪悪オーラ全開の女の子・宮守夏音が、海の巫女と空の巫女とに変身し、封印が解かれた闇の力「セドナ」と戦う。俗称「ふたりはうみキュア」。
出会った事により二人は徐々に精神的に成長していきます。

絵が思っていた以上に安定していてキャラデザも忠実。
ただ、アニメ版では特徴の一つであった音楽が漫画版には当然ながら無いので、独特な落ち着いた雰囲気を出すのに後一歩という感じでしょうか。

最後は結局二人はもとの世界へ戻り、お別れとなるのですが…
てっきりそのまま日常が続く系かと思っていたのでそのラストにしんみりしていまいました。(でもこれはアニメの方が演出が良かった…)

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[投稿:2010-12-11 15:46:11] [修正:2010-12-11 15:47:01] [このレビューのURL]

凄い面白い!ここまで読んでテンションあがった作品も久しぶりでした。
読んでいて期待するところをうまく描いてくれてます。
何度か見かけたレビューですが、週刊少年誌でやってる少年漫画に飽きてそこから離れた読者が「少年漫画っていうのはこれだよこれ!」と良いたくなるような、そんな作品です。

週刊少年誌の作品と比べて大きく違うのはテンポが非常に早い所。全10巻という長さは人気作品の引き延ばしにうんざりした方達にピッタリです。
全10巻ですがその倍のボリュームは感じられます。
テンポが早いのに日常描写とバトルとをうまく両立させられているのは、騎士達が全員登場してからは、夕日・さみだれ達は騎士達との日常を送っているからだと思います。
(逆に、騎士達が登場してからその他の登場人物はほとんど出てきません)
世界の危機の話の割に舞台は非常に狭いんです。
騎士達との日常交流を描いてく事でその関係がバトルの方にも影響するし、日常と非日常の両方が描写できる。
このバランスの良さは凄い。

絵柄も個人的に好み。「こういう絵でこういうバトルが描ける人がいたんだ!」って感じです。

※完結に伴い若干の修正をしました。
これまた見事に完結してくれて最高でした。
最終巻は作者が少年漫画の最後にのやりたかった事を詰め込んだ、という内容。
そして伏線の巧さに改めて気付きました。近い内(年末年始・・?)に読み返したいなぁと思ってます。

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[投稿:2010-02-28 23:26:18] [修正:2010-12-09 23:56:57] [このレビューのURL]

同作者の他の作品と比べると、内容が更に作者の描きたいものを描いたという印象。
作者もあとがきで述べていますがいかにも同人にありそうなちょっと読者向けでは無い作品が多いです。
タイトルからの想像通りSFが入ってるものがメイン。

この作者特有の間というか雰囲気はこういう少し不思議な話の方が「しっくり」来ました。
「コーヒーもう一杯」等でハートフルな話の中にもどこか物悲しいなんともいえない気分にさせられるのはそれはそれで良いなと思うのですが。

とにかく山川直人先生は唯一無二の漫画家だなと改めて感じた作品でした。

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[投稿:2010-12-07 01:13:13] [修正:2010-12-07 01:13:13] [このレビューのURL]

原作未読。アニメ版は全話視聴済です。

原作は知らないのですが、アニメ版と本作はストーリーの展開、キャラの外見・設定などが割と違うので「キャラの名前が同じなだけの別物」くらいの気持ちで読むと非常に楽しめます。
間違えても「アニメ版のコミカライズ」という点を期待しては駄目です。

ぶっちゃけて言えば可愛さだけならアニメ版の方が良いんです。
最初は「なんじゃこの絵は」とちょっと拒絶もしたのですが…
でも、徐々に作者が自由奔放にギャグを描く様になりだす2巻辺りから「これはこれで良いものだ」と印象が変わってきて、今はどちらも好きです。

個性あるキャラクターによるコントの様な展開の数々に絵柄の所為もあってかなんか今風な作品では無いなぁとは感じますが、面白いです。

しかし最後にそれでもアニメ版とどんなに違っていて驚いたかを。
・小梅 外見別人。アニメよりもシニカルで大人びてる。
・晶子 外見別人。アニメより小梅に対してあっさりしてる。
・巴 外見ほぼ同じ。だけど抜けてる所の無いイケメン藤娘になってる。
・静 外見別人。月映姉妹に関するストーリーはアニメより掘り下げられてる。
・雪 外見ほぼ同じ。眼がすわってて「わたしそんなに黒くないのよ」が余計黒さを増してる。
・環 外見別人。野球が下手になってたり中身も全然違う。
・乃枝 外見似てるけどなんか違う。小梅や晶子より遥かに活躍してる。参謀役がいつの間にかマッドサイエンティストになっててやりたい放題。
・鏡子 外見似てるけどなんか違う。性格が間逆で控えめ。巴スキーとかはない。静の使いっぱしり。
・胡蝶 外見別人。誰お前状態。まぁ原作での登場もほとんど無いらしいのでキャラが別人なのも仕方ない。
・記子 外見ほぼ同じ。アニメオリジナルだったのにまさかの登場。巴や静と特に親しくもない。

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[投稿:2010-12-02 00:20:39] [修正:2010-12-02 00:20:39] [このレビューのURL]

「異国迷路のクロワーゼ」から入って絵柄が思いっきり好みなので、正直絵だけでこの点数を付けてます。
内容もそれほど悪くなく、表題作の「狐とアトリ」は面白かったです。

「やえかのカルテ 番外編」も本編をまだ自分は知らなかったのですが、「ARIA」っぽい良い雰囲気持ってる作品だなと思いました。
本編もいずれ読んでみたいです。

ただこの作品の残念なところは140ページ程度しかなくて短い事です。
せめてあと一作何か短編があればまともに見えるのですが、見た目がとても薄くてこれではどうしても割高感がしていまいます…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-25 00:02:41] [修正:2010-11-29 00:42:19] [このレビューのURL]

作品の知名度についてはもう語るまでも無いのですが、自分はアニメ版・劇場版・その他の作品についてほとんど知りません。
この漫画版も最近一気に買って初めてちゃんと読みました。
(まぁ、超有名作なのでキャラクターと4巻くらいまでのおおまかな内容は流石に知ってましたけど)
ですので、他のメディアとの比較とかはできませんのであしからず。

15年という時間をかけて描かれている最新12巻までを一気に2日程で読んでしまったのはなんとも贅沢でした。

絵柄の魅力はホント凄いです。ぐっと惹きつけられる何かがあります。長期連載にもかかわらずデザインの古さを感じさせません。
アクションもロボット(というとファンに怒られそうですが)ものの中ではダントツの読みやすさと躍動感だと思います。

序盤からとにかく「謎」の多いストーリーもゆっくりとですが着実に明らかになってきています。12巻はストーリー的にはもうクライマックス間近なのでは。

長年考察が絶えない作品(主にアニメの方ですが)なので、もっと難解な内容なのかと思っていましたが、何言ってるのか訳がわからないという様な事はなく意外と王道でわかりやすく面白かったです。
やはり当時としてはこういった心理描写をする作品が画期的だったとかそういう事なのでしょうか・・・
漫画好きな方なら読んで後悔しない良作だと思います。

現在だともう一番気になるのは「どうやって終わるのか」。
そしてそれが何年後になるのか…ですね^^;

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-29 00:25:37] [修正:2010-11-29 00:25:37] [このレビューのURL]

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