「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

エビアンワンダーから直接繋がる続編。
続編なので前作から読んだ方が良いとは思いますが、一応「REACT」の一巻にあらすじが2pつかって書かれています。

設定ありきの作品なのでレビューが難しいですが・・ラストは良かったです。
「生きること」と「罪とその贖罪」みたいな事について
台詞廻しの所為で何言ってるのかわかりづらいものとなっていますが、描かれています。

バトルシーンの読みづらさは相変わらず。
まぁでも、「エビアンワンダー」だけよりもこの「REACT」まで合わせて読んだ方が読後感は絶対良いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-18 17:48:30] [修正:2010-04-18 17:48:30] [このレビューのURL]

第二次大戦中の呉(くれ)のある家族を描いた作品。
「夕凪の街 桜の国」で非常にデカい衝撃を与えられたこうの史代先生ですが、作者の最新作であるこの作品はまたその時と同じような「まだ名前のついてない感情」がうまれました。なんともいえない・・・
「夕凪〜」と比べて新しい作品であるため、当然ながらキャラの造形・背景の書き込み・構成等全てにおいて成長が伺えました。

「夕凪〜」が短編でありメッセージ性の強い作品であるのに対し、こちらの作品はより「漫画としても楽しい」という点が素晴らしかったです。
久しぶりに10点です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-10-16 09:16:59] [修正:2010-04-17 23:20:20] [このレビューのURL]

ツンデレ・黒髪ロング・前髪ぱっつん・ドS・ハイヒール・ツリ目・三白眼・黒タイツなどなど、もーこれでもかって位作者の趣味を詰め込んだ「彼女」と主人公が彼の部屋でゲームしたり蹴られたりラブコメしたりする4コマ。

背景などはほとんど描かれず「主人公」と「彼女」の描写のみにこだわって描かれています。
画力は上手いと絶賛したくなる様なモノではありませんが、「彼女」を魅力的に面白く描く事は出来ていると思います。

結構ツッコミで主人公が「彼女」に蹴っ飛ばされたり踏まれたりするのでそんな趣味の方には良いかもしれません(笑)

あと、掲載誌の都合上右開きで台詞も横書きなので初めは読み方に戸惑うかもしれませんが、まぁそれは慣れです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-17 19:06:45] [修正:2010-04-17 19:06:45] [このレビューのURL]

ジャンプの中で某オサレ漫画よりも唯一読み終わるのが早かった作品。
読みやすいっちゃ読みやすいですが流石に内容が薄すぎると思いました。
宇宙人とか便利アイテムとかの所為で「なんでもアリ」な設定の為、タイトル通りこれでもかって位ベタにドタバタコメディしてます。
どの巻を読んでも同じ様な展開をしていた印象。

前作の時点で「絵は上手いのだから原作者つけるかエロいラブコメやればいいのに」と思っていたら本当になってしまったのでビックリしました。(まぁ、この作品は原作者はあってない様なもんですが・・)

絵は上手いのですが、読者を惹きこませたりドキドキさせる様なストーリー展開は無なので本棚にあっても再読する可能性がとても低くなると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-17 18:55:56] [修正:2010-04-17 18:55:56] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

一番初めにこの作品の存在を知ったのは小学生のころかなぁ。。。
Kinki Kidsの堂本剛が大好きな漫画として挙げてたんですよね。(表紙のインパクトがあって覚えてる)
しかし、つい最近まで全くと言っていい程この作品に触れる機会が不思議となく、最近になってここでの評価の高い事、知り合いでも多くの人が大好きといってる事からようやく気になりだし、完全版を大人買いしました。
近所の中古本屋でまとめ本がセールだったので良いきっかけでした。

周囲のかなりの高評価故に期待のハードルを高くして読み始めたのですが、確かに「名作」と呼ばれるにふさわしい内容だと非常〜〜に納得できました。
パラサイトの存在ひとつでこうも人間のいるこの世界の問題点だったり、逆に素晴らしさだったりが浮き彫りになるのか、と衝撃でした。もっと早くこの作品にあっていればもっとこの作品の信者になっていたでしょう。(まぁ、その後でほとんど岩明作品を揃えたので間違ってはいないですがw)
名場面、名セリフとかは多すぎるので割愛。強いてあげるならやっぱり後藤を一度見逃したと思われたシンイチが戻ってきたところに一番「あぁーやっぱ良い作品だわこれ」と思いました。
グロが少しあるので老若男女に薦められるか、というと微妙かもしれない。けど「そんなの関係ねぇ!(古」とそれを無視してまで読ませてみたい作品。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-11-09 15:15:10] [修正:2010-04-14 23:49:13] [このレビューのURL]

荒木飛呂彦ファンなら読んで損しない良作。
顔の描き方はまだ「ジョジョ」よりも「魔少年ビーティー」に近いですが、全体的に数倍成長しているのがよくわかります。

さらわれたヒロインを救いに行く主人公という展開だけをみるとベタですが、バオーの設定・読まされる台詞廻しの力強さ・画力のセンスなどがやはりこの作者唯一無二の魅力を持っています。

得体のしれない主人公かと思えばジョジョにしっかりとした自意識を持ち、主人公らしく成長していく姿も良かったです。

そういやぁ、未来予知ができる少女を救いに行く主人公っていうシチュだけだと某設定年齢19歳蟹座のB型の作品と被りますね。どうでもいいですがw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-11 17:56:24] [修正:2010-04-11 18:00:45] [このレビューのURL]

タイトルから「ナウシカにでてくる巨神兵的なので侵攻する話なのかな」と思って読んだら全然違いました。
巨人に侵攻「される」漫画なんですね。怖っ。

巨人の不気味さからくる恐怖はニコニコ動画で一時期人気だった「青鬼」に非常に近いモノを感じました。
アクションシーンの構図も面白く独特で良い感じです。
人物の掻き分けがまだ未熟な印象ですが。

にしても1巻から凄い設定とストーリーしてると思います。
2巻以降この話どういう風に繋がっていくのか予想できません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-08 23:46:11] [修正:2010-04-08 23:46:11] [このレビューのURL]

「ネムルバカ」に間接的に繋がる作品。
親子の交流話ですが、「それ町」「ネムルバカ」と比べてローテンションな内容で、パッとしませんでした。

「響子と父さん」という題名ですが、この作品は「親子」より「家族」をテーマとしています。
親父と響子の話よりも途中から出てくる家出した妹・春香をめぐる内容の方が本当に描きたい事だったのではないかと。(結婚の話もそうですし)
でも結局妹がどうなったかについては作品内では微妙なオチであやふやになっているのがまた残念。
同時収録されている「ネムルバカ番外編2」に繋がってようやく腑に落ちる感じです。

作者のファンなら・・・程度にお薦めします。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-23 00:27:39] [修正:2010-04-03 23:47:26] [このレビューのURL]

はじめてジョーを読んだのは高校の時。
スポーツ漫画としての描写のリアリティにはツッコミ所は沢山あると思います。
しかし、ジョーを読んでから数年経ちますがこの作品以上に読んでいて熱くなった、熱中できたスポーツ漫画は未だに出会っていません。

この作品の特徴として、作中通して雰囲気が暗く孤独感が漂う点があげられます。
ジョーは身寄りもなく、ボクシング以外にも本当に熱中するモノがない孤独な天才です。
恋愛にもうつつを抜かさないし、ライバルとの友情なんかも芽生えません。(ジョー自身がそういう事に関心がない)
それに加えて有名な力石徹との因縁や、カーロスリベラの変貌など周囲も少なからず不幸である為本当に暗い。
その分ジョーがドヤ街の連中と一緒に一瞬ホセ・メンドーサの事・ボクシングの事を忘れるあのカットなんかは非常に印象的。

その他印象に残る名シーンも多いです。
力石との戦い、紀ちゃんとの間に決定的に壁が出来てしまったあのシーン、カーロスとの熱戦、西のリタイア、チャンピオンホセ・メンドーサとの決戦の直前の白木葉子、そしてホセとの試合を終えた後からラストまでなどなど・・・
もちろんリング上でのジョーの熱い語りの数々も外せません。
感じた事、印象に残った場面などが他のレビュアー方とかぶりまくってしまったのは仕方ない・・・それだけの名作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-30 00:24:59] [修正:2010-03-30 00:24:59] [このレビューのURL]

凄腕の賞金稼ぎラリー・ビンセントとその相棒で爆弾のスペシャリストミニー・メイの活躍を描くガンアクション漫画。
ガンアクションのみならずカーアクションやカーチェイスも多く描かれます。

一つの事件と次の事件の間にほんの日常話を挟む・・・みたいな事が一切なく、次々と事件を描くノンストップな作品です。そこが良い点でもあり悪い点でもあるかなと思います。
銃や車に関する薀蓄は非常にこだわって書かれていて、作者の趣味が120%詰まっています。
メインキャラは女性が多く、妙にエロいシーンが多いのも特徴。

ラリーはシカゴの銃整備士(ガンスミス)であると同時に賞金稼ぎでもある為、ドラッグだったりニセ札だったりを追っていかにもアメリカ映画らしいマフィア等の組織と戦います。
ラリーの銃、ミニーの爆弾どちらも意表を突く使い方をしてくるので良質なアクション漫画だと思います。

しかしこの作品の特徴は戦うのは自分の正義感からではなくあくまで金の為という所。(一部は違いますが)
ラリー以外も情報屋のベッキーや運び屋のビーンなんかも仕事が危険だからこそ、お金が無いと協力してくれません。
そういう意味ではシビアな職業漫画ともいえます。

絵もとてもとっつき易いのでガンアクション・カーアクションを求めてる方には是非お薦め。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-30 00:23:45] [修正:2010-03-30 00:23:45] [このレビューのURL]

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