「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

6点 永沢君

なんとも陰気な内容で、タイトルの期待を裏切らない作品でした。
毎回の話のオチで大笑いというよりは、何かもやぁんとする様な、独特な笑いのツボをついてくるセンスは流石だと思います。
シュールというよりは、あらすじにあるようにシニカルっていうのでしょうか。

まさか永沢君にちょっとだけラブコメ展開があるとは思いませんでしたがw
あーちびまる子ちゃんのキャラ達も成長してんだなぁと感じましたw

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[投稿:2010-01-21 00:41:44] [修正:2010-01-21 18:01:36] [このレビューのURL]

まずはじめに、この作品にはゲイのキャラクターが登場しますが、ボーイズラブを描いている作品ではありません。
ゲイというのはどちらかというとキャラ立ちの為の設定、しかもギャグ寄りです。

個性的な4人の男たちによって経営される洋菓子店の漫画です。
・財閥の御曹司でなんでもソツなくこなすが、ケーキが嫌いで接客のプロである橘。
・世界的なパティシエでありながら、ゲイであり見た目とのギャップが凄い小野。
・元世界チャンピオンのボクサーであり、ケーキが大好きなパティシエ見習いの神田。
・橘の幼馴染で彼のお目付け役、長身にサングラスと一見有能な男にみえて、実は何も出来ない千影。

店の中での各キャラクターの得意分野、立ち位置がほんの少し読むだけで把握できるうまい設定だと思いました。

特徴としては、ケーキに関する蘊蓄や解説が非常?に長い。
コマがでかく、橘の長いケーキの解説をあえて一コマにいれる事でまくしたてる様な雰囲気を出しています。「橘がもとバリバリの営業マンだった」というのがわかれば良いので、長いと思ったら飛ばしてしまっても構わないでしょう。もちろん読んでも面白いです。

コメディとしてとても面白い作品だなぁと思って読んでいたのですが、序々に明かされるキャラ達の過去。
特に最終巻での怒涛の伏線回収が素晴らしかったです。おすすめ。

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[投稿:2010-01-18 14:33:44] [修正:2010-01-18 14:33:44] [このレビューのURL]

秋に「そらのおとしもの」がアニメ化されて存在を知った作家さんの短編。
この作品もエロとシリアスが混ざった様な内容です。

1巻完結で話数が少ないのに展開が毎度似たようなのが気になりました。
(お色気シーン→でかい敵登場→船が壊れる→でもなんとか倒す→また借金が…

最初っから出す敵が強すぎて速攻でインフレが始まってたのも・・

最後もよくわからない状態で終了してしまい、消化不良でした。
増刊連載の作品なので、元々あまり長く続ける内容じゃなかったのかもしれませんが、ちょっと適当な感じがしました。

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[投稿:2010-01-18 14:02:34] [修正:2010-01-18 14:02:34] [このレビューのURL]

原作既読。原作は超がつくくらい好きです。映画化万歳。
コミカライズっていう類の物にしては、雰囲気をぶち壊してしまう様な絵柄でも無くて安心しました。
(やっぱ原作挿絵の方が好みですが…)
内容も原作に概ね忠実に漫画化されています。

まぁ・・・この点数が8点になるか6点になるかは、正直2巻以降がどれだけ上手に漫画化できるかにかかってるといっても過言じゃありません。
それぐらいに素晴らしいラストだと思っているので。

未読の人になんとなくな世界観・ストーリーを説明すると
「紅の豚」と「天空の城ラピュタ」と「カリオストロの城」と「ローマの休日」を足して割った様な雰囲気の作品です。

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[投稿:2010-01-18 13:53:58] [修正:2010-01-18 13:53:58] [このレビューのURL]

「日本一薬莢を描く漫画家」の異名を持つ伊藤明弘の代表作。
伊藤明弘の作品群では完結していて一番良いと薦められたので購入しました。

序盤に人間関係を把握するのに少し苦労しましたが、それ以外は特に文句をつける所の無い素晴らしい西部ガンアクション漫画だと思います。
特にこの作品のメインである3巻の列車強盗の巻は圧巻です。見事な構成でした。
作者曰く「読んだ後に何も残らないけど読んでる間は楽しめる様なB級アクションを目指した」らしいです。個人的には見事に成功しているんじゃないかなと思います。

ちなみに、白泉社からの新装版を買う事をお薦めします。
ひとつは個人的な好みなのですが本のサイズ。新装版の方はいわゆる青年誌サイズとなり、カバーも豪華です。
旧版ですと表紙の絵が若干古臭いですし、やっぱり紙が茶色い状態で読むと少し絵柄的な時代を感じるかなと思ったので。

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[投稿:2010-01-17 00:32:14] [修正:2010-01-17 00:32:14] [このレビューのURL]

SF・学園モノ。
かなり読み手を選ぶ作品かなと思います。
絵柄や描写の仕方が独特ですし、少しグロかったり、ストーリーにもあまり救いが無かったりもするので。

メイン3人の見た目での見分けが少しつきづらいのが難点。
でも個性はよく立っていました。
特にかすみは途中から性格の変化と絵柄の所為もあって不気味でした。

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[投稿:2010-01-15 03:10:25] [修正:2010-01-15 03:10:25] [このレビューのURL]

オムニバス形式の少女漫画。
キャラ同士の恋愛以外に描かれる要素が何も無いので、「あぁ、いかにも少女漫画だなぁ」という感想です。
絵柄はかわいらしく描けていて特に癖もなく、すんなり読むことができました。
独特な暖かい雰囲気は、人気があるのにも納得です。

少女漫画としてどれも出来が良いとは思いますが、本当にストーリーが恋愛の事しかないので、それらが苦手ならば読まない方が良いかもしれません。

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[投稿:2010-01-11 23:52:13] [修正:2010-01-11 23:52:13] [このレビューのURL]

架空戦記ものです。
ファンタジーな要素(龍・剣牙虎・導術など)も違和感なく取り込みながら、とても生々しい戦争を描けているのが凄い。

原作小説は未読ですが、漢字多くて読み飛ばしたくなる時もありました(活字離れですね・・・)
漫画になると、現在がどういう状況で、これから何をしようとしているかが絵がつくおかげで一層わかりやすかったです。

新城のキャラクターが魅力的でした。
熱血主人公の様なキャラでもなく、戦争を楽しむ様なキャラでもなく、冷酷なキャラともいえない、なんとも独特なキャラでした。

絵は剣牙虎などの動物の迫力が素晴らしく、全編とおしても安定していました。初めから画力が高いです。

諸事情により打ち切られた事は話題になっていたので知っていましたが、とりあえず切りの良い所で終わらせてはいるので、終わり方が気になっている方には心配無用と言っておきます。
でも確かにこれだけの濃い内容ならば、もう少し長編になっても面白かっただろうなぁと思います。

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[投稿:2010-01-11 03:56:52] [修正:2010-01-11 03:56:52] [このレビューのURL]

5点 天顕祭

「平成のナウシカ云々」の売り文句は自分も見た事がありました。
正直ナウシカ的要素は腐海的なのがでてくるだけです。

純和風ファンタジーという感じで、はじめて見る様な漫画でした。
筆や水彩の様なタッチで描かれる絵柄が独特な味をだしてます。
しかし、元々同人誌だったのと関連が深いかはわかりませんが、作者が自由に描いている為にページがいたずらに増えすぎて、長い印象を受けました。

独特の絵柄による表現の力強さは良いのですが、自分としては読みづらく感じる方が多く、本の分厚さもあって再読したくなる気持ちが沸いてきません。
何が起きているのかわかりづらかったせいもあり、ストーリーにもイマイチのめり込めませんでした。

他の漫画家にない独特な作品だとは思いますが、そこまでしか感じるものがありませんでした。(まぁ好みに合わなかったんですね・・)

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[投稿:2010-01-10 03:37:31] [修正:2010-01-10 03:37:31] [このレビューのURL]

作画面では当然ながら「エマ」には遠く及びません。

しかし、「身分違いの戀」というベタながらドロドロもしていた「エマ」の内容に比べれるとストーリー性も少なく、あっさりしていて最初から最後まで読みやすかったです。
英国の華やかさと陰湿さ等が「エマ」では描かれますが、「シャーリー」で描かれるのはもっと平凡で素朴なメイド達の話です。
それが良い点と言えるかは読者の感性によるかもしれませんが・・
シャーリー以外のメイド達もキャラがしっかりしていて、短編で終わるのが惜しいと思う程でした。

作者のメイド愛には文句のつけようがない笑

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[投稿:2010-01-10 03:09:47] [修正:2010-01-10 03:09:47] [このレビューのURL]

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