「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

単に登場キャラクターがオタクなだけであり、描かれるドラマ自体は誰でも楽しめる作品だと思っています。
ただし、オタクのみが気づけるパロディ等が多いのも事実で、アニメ・ゲーム・マンガに精通している方程そういう面でくすっと笑えるでしょう。

オタク達の大学生活を描く中に咲とコーサカという一風変わった存在を投じる事によって、より斑目達の「オタク的言動・思考」が浮き彫りに。
読んでいて、咲と比べて「自分の思考はやっぱりこっちに近いオタク資質だなぁ」と共感する場面多数でした。咲にツッコまれると自分がツッコまれた気分でした(笑
とにかく言動のひとつひとつに「あーこういう事あるある」とリアリティがあって面白い。

オタクを描く作品という割に(というと悪い言い方かもしれませんが)、恋愛の話は多く、特に後半の笹原と荻上の話はじっくりと描かれています。
「こういう大学生活が送りたかった」と思う人が多いのは、ここらの恋愛模様の描き方が、「青春らしい雰囲気がありつつも、オタクならではの恋愛だという所も失わない」絶妙なバランスだからだと思います。
ただ普通の恋愛では「こんなオタクいねーよ」になり、オタクすぎる恋愛模様だと「青春らしくない」となってしまいます。
そこのバランスの上手いおかげで、「あぁこういう大学生活できるならしたかったな」と思えるのではないでしょうか。
もうひとつは、こうして自分の趣味を隠さず話せる相手がいるって事ですよね。

濃い内容の割に全9巻と短いので、飽きずに一気に読めてしまいます。
絵は徐々に変化して簡略化されていきますが、一気に読むとそこまで気にならないです。
人物、背景ともに手抜きがなく丁寧に描かれていてとても読みやすいです。
「アフタヌーン」を知るきっかけとなった作品だけに、連載が終わったのが3年も前というのがちょっと信じられない。

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[投稿:2009-12-28 06:38:06] [修正:2009-12-28 06:38:06] [このレビューのURL]

表紙からもうバシバシと惹かれるモノがありました。
既にレビューされている様に、絵が非常に綺麗です。
和服の柄などを丁寧に描かれていて、ページがとても華やかです。
まずはそこですね。表情の描き方もかわいいし、面白い。

遠い異国の地フランスで奮闘する日本人の少女・ユネと、百貨店の台頭によって窮地に立たされた商店街を守る為奮闘するユネの店主・クロードの二人の交流がメインとなっています。
主人公はユネなのでしょうかね。クロードの方が心理描写も多いのでクロードも主人公と言えるでしょう。

たびたび作中で描かれる日仏での「文化の違い」の描写もとても新鮮で面白い。
日本文化の奇特さが舞台がフランスという事で浮き彫りになり、同時に日本文化の良さにも改めて気づけました。
日本人が外国人として描かれる漫画というのがなんとなく面白いなーと思います。

ストーリーも「絵が華やかなだけな作品」で終わらない、二人の絆や成長をしっかり描けていて、これからも続きが読みたいと思える良作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-28 01:58:47] [修正:2009-12-28 01:58:47] [このレビューのURL]

半分エロマンガといっても過言ではない内容。
そういう内容の漫画が読みたい!っていう方なら止めませんが、普通に楽しい漫画を探してるという方には薦めません。

百合もあったりとバリエーションは豊富でした。
けど面白いとは思わなかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-28 01:19:27] [修正:2009-12-28 01:19:27] [このレビューのURL]

ひぐらしデイブレイク漫画版はこっちこそ本物だ!と断言します。

以前レビューを投稿した「ひぐらしデイブレイクポータブル」は竜騎士07氏ではない方がストーリーを作って漫画化されたのですが、
こちらの「昼壊し編」は竜騎士07氏が書き下ろした外伝「昼壊し編」を漫画化されています。

謎だらけだったり、怖かったり、そして熱かったりする「ひぐらしのなく頃に」本編ですが、これは「番外編」。
公式でありながらifストーリーであり、完全に「ギャグ」の内容です。
中の人・アニメ・ゲームなどのメタなネタ、麻雀をはじめるとキャラの顔がア○ギになる、「嘘だッ!」をセルフパロディするなどネタ多彩でいかにも外伝って感じです。

ひぐらしシリーズが好きな方ならば是非お薦めです!
予想以上に笑わされました。
絵もひぐらし本編を任せられるような絵柄ではなく、ギャグ話な今回にぴったりだったと思います。

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[投稿:2009-12-26 06:06:58] [修正:2009-12-26 06:06:58] [このレビューのURL]

「ぱにぽに」が好きな方以外にはお薦めしません。
また、作者である氷川へきる先生の作品を読むにあたっては「ぱにぽに」から読んでもらった方が良いと思います。
この作品から入るのは絶対に薦めません。

ぱにぽによりはよりマニアックなネタです。
これは掲載誌の影響なのでしょうかね。
作風自体もたいして変わりません。
主人公も元は「ぱにぽに」のメインキャラの一人ですし。

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[投稿:2009-12-24 05:04:27] [修正:2009-12-24 05:04:27] [このレビューのURL]

「ひぐらしのなく頃に」に続く竜騎士07作品の漫画化、第一弾。
このEpisode1および現在はEp3を連載されている、「夏海ケイ」先生の漫画は初めて読みました。
原作の内容、雰囲気をうまく漫画化している事ももちろん高評価ですが、それ以上にこの先生によるキャラのアレンジがとても気に入っています。

アレンジ、というのは竜騎士07氏の書いたキャラクターを違和感なく自分の絵にする事を指しています。
竜騎士07氏の絵は「ひぐらし」「うみねこ」どちらでもよいので原作を知っていればわかると思いますが、非常?に独特で万人受けする絵とはとても言いきれません。
絵も独特なのに加え、服装もかなり奇抜な為慣れるまでが若干ハードルが高いです。
それを自分の絵と違和感なく融合させ、「むしろこっちのデザインの方が」と思えた程かっこよくなっていました。
「ひぐらし」と比べて登場人物の平均年齢が大分高い為、
8頭身に近い形の絵の方が違和感無いですし、あんなに「変な格好してるなぁ」と思っていた服装もこのEp1漫画版ではそう思いませんでした。

「おそらく竜騎士07氏の頭の中でのドラマはこういう感じの絵で動いてるのではないか?」と思える程。
洋館ミステリー風な雰囲気とキャラが良くマッチしてます。
Ep3も作画を担当されているというので、期待しています。

読んでいてひきこまれる様な演出も上手いです。
アニメ版よりは間違いなく原作の雰囲気が伝わります。


内容については…まだ原作が完結してないのに薦めるのはアレなんですが「訳がわからない」で切るのは勿体ない(って言える様に完結してほしいなぁ笑)
この作品は「犯人は誰か」というミステリーとは違い、更にその一段上な世界で「この事件は人間の犯行と証明できるか、できない(魔女と魔法の仕業)か」という事を推理していくなんともメタ的な作品です。
ep1は推理以前の状態で終わるでしょう。まだまだ序の口です。
「うみねこのなく頃に」がどういう作品なのか、はEP2になれば掴めてくると思います。
とりあえず、Episode1はキャラの名前を覚えて、謎だらけの内容に翻弄されて下さい。

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[投稿:2009-12-24 02:58:49] [修正:2009-12-24 02:58:49] [このレビューのURL]

短編集の中でもジョジョ好きには一番お薦めなものでしょう。
何しろジョジョに関連する短編が二編あるので。

作画的にも一番奇妙な雰囲気がでつつ、且つ読みづらくない時期(4部-5部)ぐらいに描かれた作品が多いのでお薦めです。

ジョジョ大好きっ子としてはやっぱり「岸辺露伴は動かない」「デッドマンズQ」が面白かったですね。
「ジョジョ」の様な能力バトルを魅せる内容ではありませんが、奇妙な雰囲気は健在です。

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[投稿:2009-12-23 05:18:12] [修正:2009-12-23 05:18:12] [このレビューのURL]

絵を利用して(主にクラスメイト)の人助けをせねばならなくなった、というストーリー。

古屋兎丸先生の作品を読んだのは実は初めてだったのですが、画力にびっくり。
線の細かさと書き込みの濃さが凄い。そして書き込みの凄さの割にちっとも読みづらくない。
この漫画自体の線、ヒカリの描いた絵の線、絵の中の世界での線等巧みに画風を変えてくる画力の高さは必見です。

作者初の少年漫画らしいですが、うまく少年漫画してると思います。

とある事情から「心の闇」が見えるようになり、それを助けていかないと自分の体が腐敗して死んでしまうという体になってしまった主人公。
しぶしぶ「人助け」をするというのは不純にも見えますが面白いです。
しかも助けるために自分の描いた絵に飛び込むのですが、その最中は気絶してしまいます。
人助けするたびに気絶せねばならないので能力を使う度に周囲には変人と誤解される羽目に。(まぁ元からちょっと変なところのある主人公ですが笑)
でもそうしていかないと体が・・・と、いう構成なのです。

2巻の時点ではクラスメイトの人助けしかしない割にはマンネリを感じませんでした。
今後もマンネリ化せず楽しめればよいな、というのが期待するところです。
元ジャンプ作家が集結しているジャンプSQですが、この作品もお薦めです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-22 01:26:47] [修正:2009-12-22 01:26:47] [このレビューのURL]

原作既読じゃないと「原作のパロディ」部分に気づけず意味がわからないと思うので注意。
デフォルメした絵、ギャグ用に変えられた設定などは自分は特に問題なくけ入れられたのですが、ツッコミが弱いっていうか下手っていうか・・
とにかくオチがつまらない。
キョンがツッコミ役として設定されてるのにそれがつまらないのはなぁ・・

単行本一冊最後まで読ませられるような勢いが無く、途中で止めたくなりました。
そういう経験は滅多に無かったので軽くショック。
そんなわけでこの点数です。

あとどうでもいいですが、背表紙などにある本気絵は正直本編漫画版描いてる方より上手いと思った。

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[投稿:2009-12-21 05:09:51] [修正:2009-12-21 05:09:51] [このレビューのURL]

ニワトリ一羽を飼う事になった日常生活を描くコメディ作品。
動物をメインにするスタイルは「ぴっぴら帳」と同じですが、動物がセキセイインコからニワトリに、主人公も小学生の女の子になった為、より動物の傍若無人な振る舞いに振り回される感じがでています。
逆に観察する面白さという点が減ってるかな。

一巻全体を通すと、最終回に向けてのストーリーの盛り上がり等が無く、いつも通りの日常を繰り返してそのまま終了という感じです。
これは主人公が小学生なのも一因だと思います。
全一巻、通して読んでとても笑えた作品ですが、ストーリー性の点で読み返したくなる順位が下がってしまいます。そこはちょっと残念ですね。
でも良作ですよ。
絵に対する文句は無いです。相変わらずとても良いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-21 04:43:34] [修正:2009-12-21 04:44:58] [このレビューのURL]

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