「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

原作未読。アニメ版は全話視聴済です。

原作は知らないのですが、アニメ版と本作はストーリーの展開、キャラの外見・設定などが割と違うので「キャラの名前が同じなだけの別物」くらいの気持ちで読むと非常に楽しめます。
間違えても「アニメ版のコミカライズ」という点を期待しては駄目です。

ぶっちゃけて言えば可愛さだけならアニメ版の方が良いんです。
最初は「なんじゃこの絵は」とちょっと拒絶もしたのですが…
でも、徐々に作者が自由奔放にギャグを描く様になりだす2巻辺りから「これはこれで良いものだ」と印象が変わってきて、今はどちらも好きです。

個性あるキャラクターによるコントの様な展開の数々に絵柄の所為もあってかなんか今風な作品では無いなぁとは感じますが、面白いです。

しかし最後にそれでもアニメ版とどんなに違っていて驚いたかを。
・小梅 外見別人。アニメよりもシニカルで大人びてる。
・晶子 外見別人。アニメより小梅に対してあっさりしてる。
・巴 外見ほぼ同じ。だけど抜けてる所の無いイケメン藤娘になってる。
・静 外見別人。月映姉妹に関するストーリーはアニメより掘り下げられてる。
・雪 外見ほぼ同じ。眼がすわってて「わたしそんなに黒くないのよ」が余計黒さを増してる。
・環 外見別人。野球が下手になってたり中身も全然違う。
・乃枝 外見似てるけどなんか違う。小梅や晶子より遥かに活躍してる。参謀役がいつの間にかマッドサイエンティストになっててやりたい放題。
・鏡子 外見似てるけどなんか違う。性格が間逆で控えめ。巴スキーとかはない。静の使いっぱしり。
・胡蝶 外見別人。誰お前状態。まぁ原作での登場もほとんど無いらしいのでキャラが別人なのも仕方ない。
・記子 外見ほぼ同じ。アニメオリジナルだったのにまさかの登場。巴や静と特に親しくもない。

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[投稿:2010-12-02 00:20:39] [修正:2010-12-02 00:20:39] [このレビューのURL]

「狼と香辛料」と「ハニカム」が好きなので買わずにはいられませんでした。

デイトレーダーで既に何億もの大金を稼いでいる凄腕の少女・藤岡さんと、平凡な大学生である主人公が関わっていくお話です。
やっぱりお金って重いんだなって感じさせられました。

自分に全く知識が無い所為なのもありますが、デイトレードに関する蘊蓄類は原作の支倉先生の力がいかんなく発揮されていて結構濃いです。
それと同時に桂先生が藤岡さんを可愛く描いてくれているので、藤岡さんの「平凡な生活を夢見る女の子」と「凄腕デイトレーダー」の両面を巧く互いの長所を活かして表現できていると思いました。

至って平凡な主人公がこれからどの様な形で藤岡さんを救う(?)のか、続きが楽しみです。

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[投稿:2010-11-20 02:05:35] [修正:2010-11-20 02:05:35] [このレビューのURL]

ページ全体が煌びやかな感じがする絵柄はとても個性的で魅力があると思います。
設定も使い古されているように見えますが、上手く独特な世界観を構築しているので楽しめます。

※11/12 6→7
二巻を読んでアップ。
ラブコメ要素が増えてきて面白く感じました。
あと何より珊瑚ちゃんがヒロインすぎて最高だったので。

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[投稿:2010-04-20 23:00:50] [修正:2010-11-13 01:07:15] [このレビューのURL]

文庫版を読了。
作者が男性だと知ってビックリしました。
とてもファンシーな絵柄をしていたもので…掲載誌だって「なかよし」ですよ。

実は宇宙人のハーフであるあおいちゃんが起こすちょっぴりドタバタなコメディ作品です。ラブコメ要素も多少あり。

内容はもうとことん軽いノリで、和気あいあいとするキャラ達がひたすら楽しいです。
何より自分が惹かれたのは言語(台詞)のセンス。
「あぎゃぎゃ」とか「あやー」とか「ひややややや」とか。
少しおかしな日本語をしゃべるマメミムのその微妙な言葉の狂いっぷりとか。
かわいらしい絵柄に加えてこの独特な台詞と書き文字の数々で凄い雰囲気を作られていると感じました。

竹本泉先生はこの作品が初ですが、竹本泉ワールドにこれからどっぷりになるんじゃないかという位好みな作品でした。

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[投稿:2010-11-04 23:48:07] [修正:2010-11-04 23:48:07] [このレビューのURL]

「ドラゴンクエストモンスターズ」のコミカライズではなく、主人公はオリジナルキャラで、タイトル通り「モンスターズ」の本編内容を+する様な作品です。

旅の扉を通じて「ドラゴンクエスト」本編の内容を再現する様なストーリーを本編のキャラクター達(作中では主に1・2・あとちょっと3)に、主人公クリオがその物語に+する存在として描かれます。
破壊神シドーを倒した2の主人公を「破壊神を破壊した男」として描いたり、「全滅したら王の元に戻される」というゲームシステムを「死ねない体」とし解釈したりと今までにない独自な視点を持って新しいドラクエを描かれるのがとても面白かったです。
ドラクエ本編とのリンクに関する伏線の巧さは想像以上でした。後半は特に良いです。

「モンスターズ」としても、自分の成長限界に悩むモンスターや、配合による仲間との別れと新たな出会いなど、ゲーム内容を押さえながら魅力的に描けています。
メイン・モブ問わないキャラの可愛さ、絵の安定感と読みやすさに関しては文句ありません。

面白かった分、明らかに中途半端なところで終了してしまったのは非常に残念です。
ラスボスとして描かれていたテリーとの決着、ディノをはじめとするライバルキャラとの因縁、修行して必殺技を身に付けたスラおの成長などなど、消化不良点が多すぎます。
全体的に好みの作品だったので8点にしたいところですがその点でマイナス1とします。

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[投稿:2010-11-03 21:21:36] [修正:2010-11-03 23:19:55] [このレビューのURL]

強い日差し、揺らぐ陽炎、流れる汗などなど…
大石まさる先生は夏の季節を描かせたら一番なんじゃないかという感じがします。

この「ピピンとピント」はまた大石先生作品らしく、夏と宇宙(SF)が合わさった内容となっています。
祖父のカメラを使うと髪が逆立って一時的になんか暴走する…という設定(後半は出てきませんが)があり、主人公ノボルの周りにはどうみても同年代のおばさん、お色気たっぷりのとなりのお姉さん、そして幼馴染などのヒロインが存在するため、大石先生の作品の中でもちょっぴりエッチな内容が多めです。

まぁそんなラブコメをやりながらも、自転車で旅に出て外の世界を見に行き成長し、祖父やかつての父の様に宇宙を目指す様になるという王道のストーリーも展開していきます。
ここらへんは少年らしく青春してるなぁという感じ。
全3巻しかないので結構テンポよくそこらは進むのですが、要所はしっかり押さえられていて文句ないです。

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[投稿:2010-10-28 00:04:14] [修正:2010-10-28 00:04:14] [このレビューのURL]

前半と後半で印象が結構変わりました。

序盤は正にパニック映画の様。
何時誰が死んでもおかしくないような緊張感、謎に包まれた人物などに読んでいてハラハラします。
絵も上手ですし、序盤は「B級映画の様なものを描いた良作」という印象で面白いです。

後半になると、奇病メドゥーサの正体や真の敵が明かになり、パニックアクションよりもSF風味が強くなります。
唐突なSF展開に若干戸惑い、最後の最後までは話にのめり込んで読めませんでした。
ちょっとメドゥーサの設定がわかりづらかったです。
伏線の張り方、長すぎない展開なんかは良いんですが。
でも最終的には「B級映画を目指して描いた結果ホントにB級映画らしくまとまっちゃった」という感じで少ーし残念でした。

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[投稿:2010-10-26 23:42:07] [修正:2010-10-26 23:42:07] [このレビューのURL]

幹太・絵美の二人の同棲生活。
基本的に心温まる様なストーリーで、なんだかんだラブラブな二人の様子を読んでニヤニヤできる内容となってます。
ただ、作者の作風としてやはりどこかほっとすると同時に寂しい雰囲気も漂います。
自分はこの空気感がとても良いなぁと思います。

二人の関係に決着をしっかりと描かなかったのは意外(打ち切り?)でしたが、二人の間柄の名前が変わってもきっと二人の関係は変わらないのでしょう。

また「この作品で画風が固まっていった」とあとがきに有るように、作中での絵の変化・上達が顕著です。
特に絵美はどんどんカワイクなっていきます。
なので作者の最近の作品と比べると絵がまだまだ未熟なのは注意です。

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[投稿:2010-10-20 23:43:32] [修正:2010-10-20 23:43:32] [このレビューのURL]

短編集としては結構好きな方です。
台詞がほとんどないのに異様にドキドキさせられる「BOX SEAT」。
ラストにあっといわされるオチをもってくる「サンキュー!」「花チボ」。
華やかなメイドを描くのかと思いきや男のメイドを描いたりする「華聖楽館の日」などなど、ページ数が話によってかなり差がありますが、どれも悪くありませんでした。
ラブコメ、ギャグ、ファンタジー、学生もの、時代物、さまざまなジャンルに挑戦しているなと感じました。

描かれた時期による画力の差が激しいです。
やっぱり誰も昔は下手だったんだなぁと実感。

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[投稿:2010-10-15 00:25:38] [修正:2010-10-15 00:25:38] [このレビューのURL]

気に入らない存在だったはずの相手を、知らず知らずの間に見てしまっている。
いわゆる百合漫画なのですが、心の移り変わりの描き方が上手で、すらっと読めました。
エビスさんのクーデレっぷりには参る。

今まで読んだことのある作者の作品と比べると、心をえぐられる様な重い展開にもさほどならず、物語もハッピーエンドなので読後感も良いです。
こういうドラマ性のある話を描く一方で「うそつきパラドクス」みたいなハチャメチャなのも描いてるんですよねぇ。

作者が好きな方でも、読んだこと無い方でもお薦めしたいです。
きづき+サトウ先生の他作品をこの作品から興味を持った方がいたら、その場合は少し注意した方が良いかも笑

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[投稿:2010-10-01 00:33:44] [修正:2010-10-01 00:33:44] [このレビューのURL]

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