「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

一応主人公は海徳という漫画家だけど、本当の主人公は表立っては出てこないけど手塚治虫氏。
昭和30年代の手塚の凄いエピソードをひたすら海徳がマネをしてみようとジタバタするコメディです。
「手塚先生はこんなだった」と語られる作品はあるけれど、それを意識した漫画家をフィルターにしたエピソード作りはなかなかに斬新かと。

手塚をバリバリ意識していることを隠そうとする海徳と、それを分かっていつつワザと(?)あおっている編集さん達の関係もまた素敵。結構笑えて楽しめる作品。

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[投稿:2014-01-27 20:07:15] [修正:2014-01-27 20:07:15] [このレビューのURL]

海外留学中の婚約者をもつ25歳の新任男性教師と美人だけど色々あって32歳独身の先輩女性教師の恋模様。
10巻もあるのに大半が二人が「どうしようどうしようどうしよう」とドキドキ悩む姿が大半で、ビックリするほど物語が進まない。
けどそれが新鮮で面白かったです。大人になってもクドクド悩んでなかなか実行にうつせないものですよね。
そしてタカコの揺れ動いては冷静になろうとしたり、つい変な行動をとったりする描写が共感できるところも多く、また魅惑的でした。

晃太朗はずるくて最悪やなぁと思ったけど、ラストの方の友達のセリフ「結婚も留学もはずるいし、ないよ」にも納得でした。ウマイなぁ。

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[投稿:2014-01-03 22:33:24] [修正:2014-01-27 19:53:26] [このレビューのURL]

月刊誌に掲載されているらしく、クリスマス、バレンタイン、お正月などに普通によく食べる物を、老若男女様々な人々が通りすがりのかわいい女の子(食の女神?)にせがまれて作ったりして一緒に食べるだけの短い一話完結の漫画。

その彼女はほぼ無言で「美味しい」というセルフは発しない。
けど一緒に食べているだけで幸福になれるという…まぁ説得力のある魅惑的な食べ方の描写をしているかと。ちなみに女性が主人公の時でも彼女にはキュイーンときちゃいます(笑

彼女を謎のままというか、ご飯を美味しく食べてくれるかわいい女の子ということだけにしているのは斬新かと。
個人的にはブータンまでもが舞台になったのが面白かったです。
幅広くていいですね。

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[投稿:2014-01-03 23:35:04] [修正:2014-01-03 23:35:04] [このレビューのURL]

少女漫画にありがちなのですが、剣などの戦闘シーンが絵に迫力がないために物足りなく感じたり、ちょっと主人公補正なご都合展開が気になったりします。

が、物語のテンポがよく、シチュエーションがどんどん変わっていくし、ヒロインの自分の想いを抑えた恋愛模様にキュンとしたりできて楽しめます。

先が読めなくて、また誰が黒幕でまだどんでん返しがあるのかとワクワクしながら読めるファンタジー作品。

(11巻まで既読)



+++追記。ラストまで読んで

ラストの方の国の乗っ取りや戦争などにもっと重厚さが欲しいところでしたが、仕方ないかな。アルカナの能力や物語の要、人の気持ちのうつろいなどはかなりいいと思うので、この話を元手にアニメか何かで重厚にリメイクしたらより面白いものができそう…って失礼か。

でラストでのあの真実は物語的にとてもよかったかと。
最後まで面白く読めた作品でした。

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[投稿:2013-02-06 00:17:39] [修正:2014-01-03 22:08:37] [このレビューのURL]

6点 蜜の島

まだ1巻しか出てないので話は導入部って感じなんだけど、昭和の戦後すぐのドロリとした暗い雰囲気が出ているしそれがミステリアスさとマッチしていていいです。
亡き戦友の頼みで幼い娘を連れて地図にも載っていない島へ行くことになった主人公。
島は村長もいない平等な(?)世界で、貨幣もない模様。
訪ねた家にはミイラが転がっており…絶海孤島での島民の不可思議な行動や謎、そして起こった殺人事件。これは期待のホラーミステリー。


島に着く寸前の神社の話とチラリと見えた縄がはられた岩は伏線っぽかったけど、どういう意味を持つのか…先が楽しみです。

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[投稿:2013-10-30 18:54:10] [修正:2013-10-30 18:54:10] [このレビューのURL]

なんとも衝撃的なタイトル。グータラ平凡主婦が突然3年後に離婚するぞと宣言されてジタバタする話なんだけど、展開がすごい。最初の方こそ夫婦関係を取り戻そうとしたり就職したりしようと普通にジタバタするんだけど、途中からなぜか寄ってくるイケメン、夫の乱れた女性関係に信じられない逆ギレ、PTA物語に金持ちの陰謀物語などなどなどなんかもうお昼のドロドロ連ドラ並に濃い物語です。既女版の結婚酷い話を読んでいる気分になりました。
よくこんなエピソード盛り込んでいけるなぁと感心。

いやもうヒロイン側もぐうたらぶりがひどいけど、夫最悪すぎるだろ…あそこまでやられたらさっさと離婚して慰謝料たっぷりとって養育費もらいながら生活すればええのにと思ったけどそれじゃ物語すぐ終わっちゃうか。

最後の方は超展開でもはや離婚云々は関係なくなってます。まぁ面白かったけど。
気になるのは二人とも子供は大切と言いつつ、ないがしろにしているようにしか思えないところかな。大ちゃんも不憫すぎる。

ジェットコースター的物語を求めているなら是非。

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[投稿:2013-10-25 00:47:11] [修正:2013-10-25 00:47:11] [このレビューのURL]

頼まれてもいないのに勝手に我慢して相手に尽くしてしまい、相手の言動に依存していまう。そして自分からはアクション起こさずな察してちゃん29歳がヒロイン。人は悪くないんだけど面倒くさいタイプ。いるいるこういう人。うーん、描写がリアルすぎる。
そしてそれをポンポン指摘して切り込む25歳の妹。その妹も彼氏に浮気されたことを引きずっているややこしい女。

そんな関西出身の二人が東京で暮らして仕事を探して、彼氏も探して…な物語。
彼女達+二人のオカンとのやりとりが関西弁でテンポよく繰り広げられ、様々なセリフにホホウと頷いてしまうことあります。20代後半からじゃないとこの話面白くないやろなぁ。

標準語を話す関東の男性に思うことや赤福がサラッと出てきたり関西人なら共感できる物事も多々あってオモロイ。
女兄弟がいなかったので、こういう関係憧れます。
どんどん物語も展開していき、三人の女たちがどう道を切り開いていくのか楽しみです。

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[投稿:2013-10-04 23:43:49] [修正:2013-10-25 00:29:16] [このレビューのURL]

二編ともなんとも味のあるサムライ物語ですね。
武士が主役なのに刀ではなく頭脳戦で闘ったり、剣士のスポ根復讐物語だったりで、ストーリーの軸をちょっとずらした描き方が独特でさすがだなぁと思います。

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[投稿:2013-10-08 23:18:03] [修正:2013-10-08 23:18:03] [このレビューのURL]

安土桃山時代を生きた女流書家、小野於通の物語。
身分が高くない産まれな上家族を失くしていまうが、勉強することにより自分の身に教養をつけていき女一人でも自立できるように努力するヒロイン。素敵です。
彼女自身の恋物語もあるけれど、織田信長をはじめ様々な歴史上有名な人物が出てくる時代物語でもあります。
於通とかかわりを持つ人物達は豊臣秀吉などの権力者もいるけど、出雲 阿国や貴族達もいて、武士社会におけるあの時代の貴族達が描かれているのも興味深いです。
主人公補正効きすぎで有名人わんさか関わり過ぎな気もしますが、それはそれで面白いかな。

大和和紀作品らしくテンポもいいし軽快で読みやすくていいです。

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[投稿:2013-10-08 23:04:42] [修正:2013-10-08 23:04:42] [このレビューのURL]

『坂道のアポロン』でJAZZと青春を描いた小玉ユキが富山を舞台に”おわら”を描いてます。
渋い題材ですよねぇ。
またミステリアスな伏線もあったりして惹かれる作品なのですが、小玉ユキさんの絵柄って集中線などの描き込みがあまりないので、ポーズとかは決まっているけど踊りだと流れるような感じがしなくその辺残念に感じます。
皆の踊りがぎこちなく見えてしまってもったいない。
ストーリー的には古典的な展開ながらもツカミはバッチリなので、続きが楽しみです。

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[投稿:2013-09-03 22:29:51] [修正:2013-09-03 22:29:51] [このレビューのURL]