「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

外で一人でご飯を食べるのが怖いって方々は是非読んで
みたらいいのに。
一人飯って味わい深くていいですよね。
誰か人と一緒に食べるのとは違う一人飯の味わいが色々描かれてて
よかったです。
料理や味だけでなく、周りの風景、お店の雰囲気、店員さん、
お客さんなど様々なことで構成されてて一人で食事していると
よりそれが目に入りやすいですが、よく描けていると思います。

ほんとおっさんが色々なパターンでガツガツとご飯を食べている
だけだけど、彼の自分の哲学(例えば自然食品の店への偏見)が
組み込まれてるのも面白かったです。

ほんと五郎さん大食漢すぎ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-23 01:07:11] [修正:2013-01-23 01:07:11] [このレビューのURL]

初期高橋留美子のSFをもっと艶やかに、華やかにした感じの
魔法使い一家の日常ものという印象です。
ただここ最近はシリアスな展開にになってますね。
最初の方も最近の方もどちらもそれなりに面白いとは思います。
が、はまれる程のストーリー的な面白さは私にはないです。

多分それなりに世界観はあるものの、どこかで見たような感じで
作者独自のものがないからかなぁ。

あと”ホムダイの刑”が一番死にたくない方法な私には、凰太郎の
あの描写が大変読み辛くて気持ち悪いので読み返せないです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-12-31 23:49:32] [修正:2013-01-07 01:01:34] [このレビューのURL]

この季節にピッタリなフィギュアスケートのアイスダンス漫画。
って言っても過去の殺人事件の謎、恋愛も絡んできてます。
笑いも結構入ってて楽しくハラハラとサクサク読めて
しかも11巻と程よい長さでまとまっている作品かと。

日本のフィギュア界はシングルがメインだけど、アイスダンスが
一番それぞれのペアの世界観が作り出されてて見ていて面白いと
思うんだけどなぁ。TVでももっとアイスダンス映して欲しいものです。

ってことは置いておいて。
漫画内ではそんなアイスダンスの日本での現実(ヒロイン達が
アホみたいに急成長して世界で金メダル獲るとかな展開はなく)や
ルールなどが分かりやすく描かれています。

過去の謎自体はそんなに凝ったものでもないので、その辺りは
物足りなかったですが、ラストの方の性的虐待についての記者会見や
作家な彼女の想いなどはジンと感動しました。
楽しい漫画の中に凄いメッセージが込められています。

そうそう私も晶くんがよかったです。
なんでオレ様キャラがツッコミとボケを兼任してるの!

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[投稿:2012-12-26 01:53:50] [修正:2012-12-26 01:53:50] [このレビューのURL]

ヤマザキマリさんご本人が

”舞台は1966年、東京。
 主人公は日本で西洋史学を教えるヴェネチア貴族の末裔。
 日本がこれから安保闘争に入っていこうとする時代。
 外国人学者が日本に抱く妄想とその崩壊。
 当時の文壇の文豪達との接触、
 そしてイタリアにおける第二次大戦の苦い記憶。
 禁断の恋愛。”

というコンセプトが個人的趣向が詰ったマニアックな作品と
blogで名言されてますが、本当に自分の好きなもの満載に
したんだろうなぁと感じます。

外国人から見た花見風景、当時の文壇の怪しさ満点の作家達
(あの頃は漫画なんかよりテレビなんかより文壇がパワー
 持ってて面白かったんだろうなぁ)、美少年への憧れの描写
などが読んでいて興味深かったです。

ただまだ一巻しか出てないので、話の転がり方が今のところ
そう引き込まれる面白さは出てないかなぁと思います。

とりあえず期待を込めて6点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-12-17 00:32:32] [修正:2012-12-17 00:32:32] [このレビューのURL]

里さんはメーテルだなぁ。
作者の理想像かな?大きくて仕事(家事特に料理)もできて
強くってそして他人を受け入れる優しさを備えている…
そしてバイw (ズーレ臭結構してます)
いいですねぇ、こんなキャラなかなか作れませんよ。

けど彼女の普段の4コマの作品に比べたら読みづらかったかな。
作者の伝えたいことはなんとなく分かるのですが、伝えたい
勢いが強すぎてごちゃごちゃした感じがしました。
特に「分限者」の話。

一話目は狸のつがいにならなくても生きていくパターンもあるって事を
人間に当てはめて上手く表現していると思います。

個人的にはこなれてきた「ピリ辛ー」の方が好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-06 19:13:30] [修正:2012-12-05 23:38:41] [このレビューのURL]

一見ノリのいい明るくかわいいヒロインが自殺してしまうところから
物語がスタート。
何故彼女が死んでしまったのか?
その彼女と一夜明かしただけなのに金魚を託された落ち目のダンサー。
彼女の妹と、自称元婚約者の三人で彼女が残した携帯を元に
彼女の死の謎に迫る…という話ですが、唐突にはさまれる様々な豆知識
やノリのよさや、おかざきさんの素敵な絵柄にも惹かれて続きを
楽しみにしていた作品でした。

が、おかざきさんの出産などがあって休載があり、その後編集部と
ややこしいやり取りがあったそうで、最後までネームを仕上げてたのに
結局未完のまま終わることになったそうです…。
3巻で終了する予定だったのに残念。

ドラマ化もされてましたし、原作もあるので気になったので
本で続きを読みましたがネタバレすると、結局最後までヒロイン
ゆかりの死の謎はとけません。
もちろん携帯登録者196人もの人々にも会いません。
(16,7人までは接触するけれど)

ただ途中までではあるけれど、自分探しを必死にする不安定な
ヒロインの描写は上手いなぁと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-06 23:29:54] [修正:2012-11-06 23:29:54] [このレビューのURL]

育児漫画に興味なくても、かなり笑えて楽しめる作品かと。
息子さんのごっちゃんの行動をそのまま描いているというより、
そのヘンテコな言動を冷静に「この子はこんなにずるっこく考えて
こんな行動とっちゃってるんですねー」というように分析して
描いちゃってるのが面白いかと。

やっぱり「うちの子こんな変な言動するのよー」というより
うがった視点で「ほらうちの子こんなにずる賢いのよー」と
表現される方がありきたりでなくて笑えるんですよね。

あと作者さんの演劇力。あそこまで熱心に作り話にのめり込む
お母さんは少ないような…。

作者さんんも書いているけど、ごっちゃんが年をとるにつれて
ネタもなくなってきてるし、基本ワンパターンなので1ー2巻は
インパクトあって面白かったけど巻数進むごとにパワーが
減ってきます。4巻で終了して正解ですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-16 11:36:01] [修正:2012-11-06 22:42:20] [このレビューのURL]

尾瀬さんが熱心な落語ファンでよく取材して描いてらっしゃるとは
思うのですが、昨今落語家を題材にした漫画作品はチラホラあって
目新しい感じや熱さなどはないかな、と思いました。
物語が予想の範囲内で。

『夏子の酒』のようなチートさやお酒にかける狂気に近い情熱さを
期待しすぎたのかもしれません。
このままでは普通すぎるので、主人公でも先輩でももっと破天荒さを
出した方が面白くなるんじゃないのかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-29 23:41:26] [修正:2012-10-29 23:41:26] [このレビューのURL]

まだ1巻しか読んでなく、物語が始まったばかりなので
評価は難しいのですが、歴史好きなら興味深く読めるかと。

好太王(高句麗)の碑に倭が百済や新羅を制圧したと
記されているのか!?
そしてそれを利用して日韓併合を企む内田良平達。
絡んでくるロシア軍に張作霖、どんどんややこしく糸が絡み
出して行く明治時代パートなのに、2巻は碑に記されている
古代パートが描かれるようで。
その古代パートには神宮皇后や主人公の祖先、海人族の男が
出てくるそうだけど、どう明治時代の物語に繋がるのか楽しみです。

今現在国境問題で揺れている極東情勢なのに、日本の成り立ちも
絡んだこんな物語。
いったい何が描かれるか大丈夫なのかドキドキです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-09 00:17:38] [修正:2012-10-09 00:19:39] [このレビューのURL]

鉄道オタクな少女でも出てくるのかと思ったらそうではなく、
主に鉄道を舞台とした短編集。
基本恋愛ものですが、読んでいて晴れやかな気分になりました。
色々な切り口で物語がつむいであり、又ありがちではない方向に
オチがあったりして上手いなぁと感心しました。
特に「夜を重ねる」と「立体交差の駅」が面白かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-06 23:41:40] [修正:2012-10-06 23:41:40] [このレビューのURL]