「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

ジャンプの看板漫画の中でも、これだけは一度も読んだ事がありませんでした。

明治時代を舞台として、実在の人物や事件もからめてくるため、時代設定にリアリティを感じる事ができます。
そういう面を持つ漫画はジャンプで珍しいし、面白い所だと思います。

しかし、現実に近い舞台設定だからこそ、超人的バトルに違和感を覚える場面が多々ありました。(剣で殴って天井めりこんだり、見えない速さで動いたり)
日本刀で戦うとなると、他のファンタジー漫画やバトル漫画と違い、日本刀なら何ができるかという事が剣を実際ふるった事がなくてもなんとなく知っている為、剣心の技の数々に「ねーよ」と突っ込みが入ってしまい、バトルにのめりこみづらかったです。

キャラクターは、主人公の剣心は憎めない感じの魅力ある奴でした。
弥彦は後半竹刀で一線で戦ったりするのはどうしても違和感ありましたが、北斗の拳のバットの様に主人公の闘いを身近で見て成長し、後継者となるという描き方は良かったと思いました。
残念なのは敵キャラに魅力ある奴が少ない点です。性格が典型的なかませキャラなのが多すぎる。デザインも作者の反省のとおりアメコミとかゲームのキャラみたいなのが多くて時代の雰囲気と合わない。北斗の拳ばりにデカイキャラ達もなんでいるのか、この世界ではどうやっても説明付けられない。
雷十太、宇水など初登場時は「おっ」と思ったのに話が進むと「なんだこんな奴なのか」とがっかりする事も多かった。
しかし、その数ある敵の中で志々雄真実と瀬田宗次郎は最後まで底知れない雰囲気を持つ魅力ある奴でした。
志々雄の最後は名場面でしょう。

よくストーリーは後半がいらないというのを目にしましたが、京都編で終わりにしたらせっかくの「不殺」のテーマが台無しだと思いました。人誅編は過去を掘り下げ、剣心はどうすれば贖罪されるのかというこの漫画のテーマを明らかにする為に必要だったと思います。あってよかった。
しかしやはりここでもストーリーが無駄に長引いてしまったり、敵が無駄に多くなったりという指摘する点は多いです。全体的に作者の力量が不足している印象で構成がイマイチ。
「ダイ大」「ドラゴンボール」「封神演義」の様に「世界を救う」というストーリーを先に京都編でやってしまったため連載の最後にピークを持ってこれなかったのが残念なところでしょうか。
しかし、悩み抜いた末に剣心が出した答えは感動しました。

また、作中で二回縦2ページにわたる見開きが描かれるのですが、縦の見開き自体珍しかったのでとても印象に残ってます。

全体としてはこれが当時看板だったのか・・だったら封神の方が構成とかうまかったなぁという感想なのですがw面白い点は沢山ある良い作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-29 06:55:32] [修正:2009-12-02 04:57:35] [このレビューのURL]

200ページ程で完結し、あだち充独特の作風もあいまってさらっと読んで楽しめる短編。
血のつながらない親子の独特な距離感だったり、血縁以上の絆だったりを重くなりすぎずに描けるのは流石あだち先生という印象でした。

最後が唐突に終わってしまった感があり、それがちょっと消化不良でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-11 04:26:58] [修正:2009-11-11 04:26:58] [このレビューのURL]

6点 WORKING!!

ホームページでコミックス化前に既読だったのでコンビニでみつけて驚きました。
ヤングガンガンで連載中の漫画だったんですね。

キャラクターの個性あふれる漫画です。
このキャラならこのネタって感じで決まってますが、間の使い方と突っ込みの上手さで飽きません。


※追記
レビュー投稿から3年以上たって気づいたのですが、作者HPに載っているものと単行本になっている雑誌掲載分の内容は完全に別物(キャラから全て)なんですね・・^^;
自分の↑に書いた内容はWEBコミの事についてのみで、単行本の方の評価は含まれていません。
これから単行本の方のレビューも追記していきたいと思います。

※さらに追記。
コミックス版も最新刊まで読みました。
主人公のド変態っぷりに初めは少し抵抗あったんですが、多くの登場人物によって生まれる様々な反応の面白さは相変わらずでした。
起承転結の結に突っ込みを必ず持ってくる漫才みたいな漫画だと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-04-16 04:01:11] [修正:2009-10-28 00:03:16] [このレビューのURL]

6点 日常

もっとゆーったりした内容かと思って読んでみたら、意外とテンポがよくテンションの高いギャグ漫画で面白かったです。
キャラや絵はありがちですが自分の好みでした。
意外と動きのある絵が描けていて上手だと思います。

話によっての当たり外れが激しい・・w
天丼が上手くハマると凄い面白いんですが・・w

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-12 03:36:40] [修正:2009-10-27 23:58:11] [このレビューのURL]

「涼宮ハルヒの憂鬱」の二次創作からまさか公式で連載されるようになるとは・・
当然ながらこの漫画を楽しむには「涼宮ハルヒシリーズ」を知っている事が前提となります。

原作やアニメとはかけはなれた性格と風貌をしているキャラクター達の元とのギャップと、ちゅるやさんの小動物的な可愛さ、そしてシュールなネタを楽しめればOKでしょう。

全ページカラーで収録されていますが、全部合わせても100ページちょっとしかなくあっという間に読み終わるでしょう。

作者のHPで「ちゅるやさん」は今でも読む事が出来ますし、今後も不定期で公開されていくと思うので、この単行本は「同人誌収録分が読みたい人」等、前々からちゅるやさんを好きな人が買う為の物かもしれません。
この漫画から「ちゅるやさん」に入りこむよりは、まずは作者HPに行ってみる事をオススメします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-19 06:07:36] [修正:2009-10-19 06:07:36] [このレビューのURL]

やはりおすすめは後半に収録されている「チャイナさん」シリーズでしょうか。
絵も、キャラクターも話も良いです。

分厚い漫画ですが、ブックオフ等なら100円で手に入ることもあると思うので、是非よんでみてください。
チャイナさん以外も面白いSF漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-22 00:20:13] [修正:2009-10-14 05:49:58] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

「漫画版○○」という奴の一つになります。
オフィシャルコミックとなっているだけあり、物語の主要なテーマをしっかりとらえています。
全体的に駆け足な印象でしたが、物語を補完するには十分な出来だと思います。

原作はいわゆるギャルゲーの一つですが、「人と人との絆」をテーマとして描かれる世界観は非常に温かく、キャラクター達が非常に魅力的。

もう少し作者に画力があって「魅せる」事が出来れば感動の度合いが更に増しただろうなぁ・・



ネタバレ
「CLANNAD」という作品はヒロインである「古河渚」のシナリオがストーリーの本編であり、特に高校卒業後のアフターストーリーはいわゆる「渚ルート」でしか成り立ちません。
本作には渚の他にも多くの「ヒロイン」が登場し、原作ゲームであれば選択肢を選んでそのヒロインの話を深くみていく事ができますが、漫画でそれを行うのはストーリーの整合性がつかなくなってしまいます。その為この漫画版は渚以外のヒロインの話はそこまで掘り下げられず、ちょっと補足される程度になっています。(風子は別ですが)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-14 05:41:16] [修正:2009-10-14 05:41:16] [このレビューのURL]

D-LIVEを先に読んでいたのでこれを読んだとき悟の設定って優とモロかぶりなんだなぁって笑えました。
とにかくどこかで聞いたことや見たことあるような伝説や能力などのオンパレード。
そのぶんなんでもありなので楽しめます。
初めのころから書き込みの量が凄くて迫力があります。

ただ個人的には一つの章が少し長く感じて読んでいると何故か眠たくなってきてしまう作品です‥
あとキャラの顔が途中どんどん一章ごとに変わっていき、「これ同じキャラか?」と思うときがありました。

個人的には読みきりで書かれた「FIRST MISSION」は一番話が短くまとまっていててかつ後期にかかれたものなので読みやすくて好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-10-14 02:29:55] [修正:2009-09-25 06:08:42] [このレビューのURL]

ようやくキャラクターも個性が出てきて、面白くなってきたってところで終わってしまった!orz
ジャンプSQでやるには内容が地味すぎたのかもしれません。
最終巻はかなりの加筆がされていた様ですが、それでも月川のエピソードは何かとってつけた感じが否めず、打ち切りを惜しむばかりです。

この作品は
「吹奏楽で全国目指す!」
みたいなサクセスストーリーではありません。
しかし各楽器の特徴や、全員で協力して音楽を作っていくこと。
そして何より「部活動のある学校生活」がいかに魅力的かが伝わってきました。
おそらく作者の描きたかった内容もここだったと思います。

なんだか高校時代がやけに前に思えた作品でした。
皆まだ若くって未来があって…ちょっとうらやましくも懐かしくも感じました。

その他・・連載が短かったので仕方ないですが、主人公とヒロインの関係をもうちょっと進展させて欲しかった。
主人公は成り行きで吹奏楽部の部長となってしまい、初心者ながら奮闘するのですが、部長として活躍する場面があまり見られず、「もうちょい頑張れよ」と思いました。

絵は特に読みづらいといった癖もなく、2巻以降は描きなれたのか線が安定して上達がみられました。
キャラは初めにも述べたのですが初めはいろんなキャラがわっと出てきて顔と名前と楽器を覚えるのが出来なかったのですが、話を重ねて掘り下げられていった結果皆魅力あるキャラクターとなっていきました。もうちょっと続きが読みたかったです。
作者の次回作に期待します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-16 05:15:38] [修正:2009-09-16 05:15:38] [このレビューのURL]

第一話の突拍子もない展開は「?」って感じでした。
「うしおととら」と「千と千尋」がフラッシュバックしました。

昭和な雰囲気の町はいいです。
でもいきなり「神様になった」といわれても「なんで神様になってしまったのか」とか「本当に神様なのか」見たいな事を全く気にしない町の人々はなんか違和感を覚えましたが。
(そういうところを気にしないで読むのが正解だと後でわかりました。)

キャラクターはかわいく、背景は綺麗に。
絵が素晴らしく、単行本ではかなり加筆修正されていたそうです。

2巻が大分良かったので6点で。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-29 22:37:35] [修正:2009-08-20 04:08:35] [このレビューのURL]

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