「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

表題作の「げこげこ」をはじめ他の作品までどこか不思議な雰囲気を持った短編ばかりでした。
短編だからこそ成り立つ設定で自由に描いてるなぁという感じ。
読んでいく事自体は全く苦痛でなくすらすらと読めたのですが、「コレが良かった!」というほどインパクトがあった短編もなかったです。
強いてあげるならやっぱり表題作の「げこげこ」ですかね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-14 23:11:52] [修正:2010-03-14 23:11:52] [このレビューのURL]

読んでみて思った以上にはるかにシリアスな内容だったので驚きました。

双ツ橋小学校に年度途中から赴任してきた新任・青木先生を主人公とし、九重りんをはじめとした生徒達との交流を通じて生徒と共に成長していくという内容です。
身体の成長の悩み、いじめ、恋愛などの問題の他生徒の家庭の問題に対して、すべての生徒に対して平等に接するべきか/特定の生徒に先生という立場を超えてでも介入すべきかという大きな悩みも描かれます。
ストーリーはこんな感じでシリアスです。

でもヒロインのりんが無駄にエロい為、他人に薦めるのが難しいです。
エロさでは一般誌の限界に挑戦しつつも、内容はエロ漫画ではないという何をしたいのかわかりづらいですw
中途半端、といわれても仕方ないでしょう。
エロがないと人気が出ないんでしょうかやっぱり…個人的にはなくても普通に面白い作品だと思ってます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-08 03:40:21] [修正:2010-03-08 03:40:21] [このレビューのURL]

連載当時小学生だった自分には「ラブひな」と並んでお色気漫画の代表でした。
コレを読んでいるのが知られると「スケベ」扱いされるのでこっそり読んでいた記憶がありますw
実際単行本をそろえたのは最近の話なので、ちゃんと最後まで読んだのは最近です。

他に桂先生の漫画は「電影少女」を持っていますが、それと比べた時に大きく違うのは「心理描写の描き方」です。
主人公以外のヒロインやサブキャラも非常に細かく心理描写をかいた「電影少女」に対し、「I''s」は主人公・一貴の心理描写のみでストーリーが構成されています。
もちろんわざとですし、そうする事で「オレの好きなあの子は一体何を考えているんだろう」という思春期まっただ中な思考に読者がシンクロするようになってます。
主人公の一人称視点でストーリーが進むのでヒロインの言動の数々にドキドキしたりあたふたしたり。
週刊ペースで読むと非常に続きが気になる「引き」の強い作品です。

逆に他のキャラに感情移入できない、主人公の優柔不断にイラつくなどの批判もある様ですが…自分はそこまで厳しく批判するほど目に余る内容には感じませんでした。

絵のエロさには言うまでもないですねw
この「I''s」の時の絵が個人的に一番好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-08 03:39:13] [修正:2010-03-08 03:39:13] [このレビューのURL]

6点 ACONY

アフタヌーンで不定期連載中の冬目先生の作品。
珍しく洋風な雰囲気を持つ作品で、簡単にいうと幽霊屋敷みたいな所を舞台とした日常話です。
かなりたんたんとしたテンポなのは相変わらずで、話に抑揚があまりないです。コメディは割と多い方かも。

連載のテンポもかなりマイペースで3巻ははたして何年後になるやら・・・
巻数も少なめでまだ「イエスタデイをうたって」ほど世界にのめりこめてないのでこの点数です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-08 03:37:31] [修正:2010-03-08 03:37:31] [このレビューのURL]

都会者で書道家の主人公が五島という島で暮らすことになり、そこの人々との交流を描いた日常漫画です。

都会とはかけ離れた呑気な人々に戸惑いながらも、徐々にその島の生活に染まっていく主人公。
家にいる人だけが家族じゃない、島の人皆が家族っていう雰囲気が良いです。

メインキャラの一人として、なるという子供が出てくるので「よつばと!」「うさぎドロップ」「flat」等「大人と子供」の関係がメインな漫画が好きな方にお薦めです。

特筆して良い点が浮かんでこないのがアレですが…つまらないって訳ではないです。面白いですよ。
スローライフってこういう感じの事をさすんでしょうね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-08 03:35:41] [修正:2010-03-08 03:35:41] [このレビューのURL]

韓国ドラマ原作の漫画版。吹き替えのドラマは日本でもNHKで放送され、ヒットしていました。
王宮の料理を作る場所、スラッカンで女官として働いていた母親がチェ一族の陰謀によって無念の死を遂げ、娘である主人公・チャングムは復讐と母親の無念を晴らす為にスラッカンの最高尚宮(チェゴサングン)を目指します。

チェ尚宮・女官長・クミョン・オギョモ・チェパンスルをはじめとしたチェ一派と、チャングム・ハン尚宮達の一派によるスラッカンでの権力闘争や、料理対決という事がよく行われたため、男性でも楽しめるつくりとなっています。
内容はかなり大味。チェ一族の策略でチャングムがたびたびピンチに陥り、そこを持ち前の才能や、ハン尚宮などの協力を経て乗り越えていくという内容です。
舞台が王宮なので、すぐ捕えられたり牢屋に入れられたり、勝負になったりするのが後半になると「またかw」と笑えてきます。

チャングムの少女時代、成長してからの女官時代、そして最終的に王の医女になるまでを3巻の中に収めるているので展開が早いのが難点。しかし原作の大事な場面は外さずしっかり書いているので、全部ドラマをみたら何十時間とかかるところを単行本3冊読むだけでとりあえず補完できるのはお得、ともいえませんかね^^;
キャラもとても良い。王らしい器をもった王、チャングムの師匠のハン尚宮、最終的に悪になりきれなかったクミョン、そしてチャングムの一番の支えとなったホン・ミョンボなど。

韓国の歴史の中に王の医女にチャングムという人がいた、という事実だけからすべてを創作してできた作品というのにも驚きです。料理の素材に関するうんちくも筋がとおっていて面白かったです。
絵がちょっと少女漫画っぽすぎるのが残念ですかね。顔が同じに見えます。
この作品は何漫画というんだろうか・・・少女マンガでもないし、料理漫画でも医療漫画でもない気がする。。絵だけみれば完全に少女漫画ですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-28 22:49:53] [修正:2010-02-28 22:49:53] [このレビューのURL]

作者初の青年誌での連載作品らしいです。
けど内容や作風自体はほとんど変わった印象をうけませんでした。
暖かい絵柄・ストーリーばかりで、どれもそれなりな面白さ。

でも個人的にはやはりどうもインパクト不足でした。
相変わらずすぎるというか…安定感は抜群ですけど。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-28 22:48:28] [修正:2010-02-28 22:48:28] [このレビューのURL]

この作品は作者の代表作のひとつである「いいひと。」のanother story集です。主人公をゆーじ以外の登場人物にした短編がそれぞれ収録されてます。ゆーじは一応出てきますが顔は出しません。
自分は作者買い、表紙買いという感じでさささーっとレジにいって買って帰ってしまい、さぁ読むぞって時に「これ『いいひと。』の外伝かよ!」と気付いてちょっと失敗した気分でした。
「いいひと。」自体は初めの数巻を読んだ程度で、全部読んでいなかったので・・はたして楽しめるのかな、と思いました。

でも、結構この単行本は初見の人あるいは「いいひと。」を久しぶりに読む人への配慮か、各キャラクターの設定解説があり、お陰で話にすんなり入って楽しむことができました。
短編の内容もグッとくる話や、ホッとする話、ニヤっとできる話など抑揚があって面白かったです。

まぁでも一応「いいひと。」既読者向けの本だとは思うので6点としておきます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-28 22:47:18] [修正:2010-02-28 22:47:18] [このレビューのURL]

哲学する犬、もずくともずくを飼っている藤村家の日常をギャグとウンチクで描いた作品(wikipediaから)
哲学する犬、というのはもずくが日常考えている事がどれも人間の思考と同じ位の内容で描かれているからです。
見た目はただの犬ですし、藤村家の人にとってはただのペットであることは変わりません。
こんな事犬が考えてたら面白いな、って思いました。

ギャグな内容の場面と、なんかシリアスな場面との切り替わりがはっきりしていて、ギャップがあるのも良い。
また作者が自分は絵が下手だという事を自虐する程の絵なのですが、この作品は主役が動物なので可愛らしく、絵の下手さという点はそれ程気になりませんでした。むしろシンプルにデフォルメされた表情は可愛いと思いました。

作者の施川ユウキ先生の漫画を読んだのはこれが最初で、きっかけは下にあるACT-69-さんのレビューです。今は同作者の他作品も集めてます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-28 22:46:17] [修正:2010-02-28 22:46:17] [このレビューのURL]

自分は作者の前作「クロノクルセイド」は大好きです。表紙買いで買った漫画で今までで一番得した作品だと思ってます。
次回作のこの「ワールドエンブリオ」にももちろんどんな結末を描いてくれるのか期待しているのですが…正直今の時点ではまだ「クロノ」の方が好きです。

理由としては、ひとつは主人公の性格が苦手。主人公の屈折した性格はどうも好きになれません。
二つ目は様々なもののデザインが微妙。刃旗や棺守のデザインがどうもありきたり感がして新鮮味がありません。
三つめは展開の遅さです。単行本発刊のペースも遅いですが、作中での話の進み具合も謎を広げまくっていてなかなか終わりが見えてこないです。(これは前作「クロノクルセイド」が8巻で綺麗に完結したのと比較して、という意味合いですが・・)

最後にうーん…こういっちゃなんですがやっぱ「全体的に中二臭すぎる」ところも個人的にマイナスかなぁと思ってます。
「中二ってなんだよ」って突っ込まれると困るんですが・・こう、ニュアンスで伝わらないですかね?^^;

画風は更にスマートになった印象で、凄いなぁと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-28 22:42:17] [修正:2010-02-28 22:42:17] [このレビューのURL]

月別のレビュー表示