「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

[ネタバレあり]

児童虐待といった自分達にも身近に起こりうる話をテーマにしている話のため、今までとは大分話の雰囲気が違ってきています。

その為、今章のヒロインである沙都子や主人公の圭一への感情移入が一層しやすく、読んでいて辛くなります。

突然いなくなってしまった兄の帰りをただ待っている沙都子の健気な姿を作画の鈴木次郎先生はとてもうまくかけていると思います。
心理描写が全体的に秀逸です。

後半の展開の数々は全く解らないというわけではありませんでしたが、やはり謎だらけでとても不気味です。

最後はデウスエクスマキナ的な展開でまったく予測不可能な終わり方をします。
これが後の章にいったいどう関係するのか、楽しみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-05 22:41:03] [修正:2007-04-05 22:41:03] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

漠然とネットで「怖い」ということだけは知っていて、「別に自ら怖い思いなんてしたくないしなぁ」とあえて避けていた作品。
が、近所の本屋が閉店するということで最後に記念にとなんとなく手にとってしまった作品。

まずインパクトが大!!
メインキャラたちの普段のかわいさと、豹変したときのギャップに驚かされっぱなし。
もともとはサウンドノベルですが、鈴羅木先生は「漫画」という利点をうまく生かしていると思いました。
例えば先ほど述べたキャラの「豹変」も、「ページをめくったら急に…」といった風になっていて非常に効果的。
大ゴマの使い方も上手でした。
全体的な画力はまだまだですが。

また、作品に秘められた「謎」が非常に気になる!
「鬼隠し編」は「ひぐらしのなく頃に」の第一章に当たります。
「鬼隠し編」を読んだだけではただただ怖いだけで、謎だらけ。
「なんでああなっちゃったのか」
「アレは一体なんだったのか」
「えーー!こんな終わり方なの!」

「こんな謎だらけなままでは続きを読まずにはいられない!」
そういう気持ちにさせられました。
「最後にはこの謎も解ける」と解っているからこそ続きが買えたんですが…(単に怖いだけなら売ってしまっていたかも…)

案の定気がつけば最近発売したPS2版を購入していました。
ストーリーとキャラクターがとにかく面白い作品です。
追い追い他の章のレビューもしていきたいと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-19 04:02:54] [修正:2007-03-19 04:02:54] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

「ガン治療編」「小児科編」「NICU編」など主人公・斉藤の研修先が変わるたびに話が変わっていきます。

ひとつの病気、患者に対してさまざまな人(患者自身、その家族、担当医、そして斉藤自身など)の苦悩と葛藤を描くのがとてもうまいと思います。

一番最近話が終わった「精神科編」では自分自身がもっていた「精神病患者」に対する偏見といったものがいかにおかしいかハッとさせられました。
作中では新聞記者がその「偏見」をなくす為に奮闘し、最終的には新聞の記事として載せることに成功します。
作者の伝えたい事が漫画の中の新聞記事を通すことでよりリアルに伝わってきました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-05 18:19:56] [修正:2007-01-05 18:19:56] [このレビューのURL]

将来ひょっとしたらホントにこういう未来になるんじゃないかと思うくらい世界観がリアル。
そんな時代を舞台に描かれるのは「愛」と「宇宙」。

確か、以前にも「読解力がなくてよくわからなかった」って書いたんですが(確かナウシカ・・)、この漫画でもはじめはいくつかあったりしました・・(ネコの話とか)

とにかく台詞やコマの裏に隠されている事を読み取って理解していくとこの漫画が素晴らしいことが分かってきます。
倫理、哲学好きの友達はボロボロになるまで読んで、学校で布教してました。

そういえば、3巻で出てくる「しりとり」は何か元ネタがあるんでしょうか?
お笑いコンビの「スピードワゴン」がこのネタ丸パクリしていたなぁと思って。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-02-21 03:56:25] [修正:2006-02-21 03:56:25] [このレビューのURL]

今頃読んでハマッてしまいました。
たとえどんなシリアスな状況になっても、笑える展開で切り抜けてしまうところがよいです。肩の力抜いて読めます。

話が進むにつれてキャラクターがどんどん増えていくので初めから読んでいかないとわけがわかりませんが、キャラクターはどれもこれも個性的で独特の能力をもっているのであきません。ジョジョじゃないですけどいろんな能力を持つキャラが活躍する話が好きなので。
冥子と小竜姫とルシオラが個人的に好きです。

横島は「ダイの大冒険」のポップ並に成長します。元々はなにも力が無かったところを考えるとそれ以上かもしれません。
コメディ色が強い為根本的なキャラは変わりませんが。
中盤以降実戦では美神を凌ぐ活躍をします。

最終話は「え?これで終わり?」って感じでした。
後半のシロ、玉藻を含んだ話ももうちょっと読んでみたかったです。

修正:点数変えました

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-12-15 10:30:45] [修正:2006-02-03 04:22:47] [このレビューのURL]

悪党はもちろん容赦なく死んでいきますが、仲間キャラもどんどん死んでしまうところがいいです。(いいって書くのも変ですね‥ご都合主義じゃなくてよいって事です)
「そんなコイツまで死んでしまうのか〜死なないで〜」ってよく思いました(最後の最後は生き返るんですが)
味方あるいは強敵が死ぬシーンは泣け、モヒカンとかの雑魚をケンが相手して倒すシーンなどは笑えてしまいます。
お涙頂戴狙いすぎって思うくらいの話も不思議と感動できるくらいアツイ。
モヒカン等の断末魔ややられっぷりはギャグマンガみたいに面白い。



断末魔、必殺技、名場面などネタが満載なので一読した人同士なら話が盛り上がる漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-10-14 23:25:11] [修正:2005-10-14 23:25:11] [このレビューのURL]

はじめ5点つけたのに…
徐々に点が上がって結局8点にまでなってしまいました。

絵はオタクッぽいと敬遠する方も当然いると思いますが、個人的には割と好きです。
1ページに対するキャラクターや台詞の密度がハンパなく、丁寧に作られています。
巻を重ねるごとにあれほど沢山いるキャラクター達の掘り下げがしっかりと行われ、それをしっかりと話に組み込んで動かせている作者の技量はハンパないと思います。

3巻あたりから話にバトルが絡むようになり、次第にバトルの割合が増え、それに伴いストーリーもドタバタコメディというよりは王道少年漫画のそれになってます。
それでもパンチラやコスプレは無くさないところにこだわりがみられます(その所為で他人にはちょっと薦めづらい漫画です…)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-09-12 20:54:23] [修正:2005-09-12 20:54:23] [このレビューのURL]

67891011121314
次の10件>>

月別のレビュー表示