「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

作者の短編集でも初期の作品を集めたものです。
それ故に、作画面はかなり未熟な所が見られ、正直かなり古臭い。

しかし、「からくりサーカス」の原型となった「からくりの君」などはファンなら一読の価値ありと思います。
まぁ、長編で人気を博している藤田和日郎ですが、実は短編もうまいんだよって事を知っていただけたら幸いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-19 18:12:27] [修正:2009-12-19 18:12:28] [このレビューのURL]

ノンフィクションだっていうから困る(笑)
「のだめ」のお陰で作者の存在を知ることが出来ましたが、こんな若いころからとんでもない無茶する方だとは知りませんでしたw
正に若気の至り(といっても作中で既に二十代半ばなんですが…汗)
ノンフィクション故に面白い漫画です。
作者の経験が豊富すぎる^^;

大した内容は書けません。
タイトル通りお酒の所為でやっちゃったいろんな事が語られてますw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-19 18:07:11] [修正:2009-12-19 18:07:11] [このレビューのURL]

短編だから、というよりも作風としてなのだと思いますが、世界観を理解する為の解説が少ないので一読して内容を把握するのが難しいと思いました。
その為、SFなのに最後まで世界にひきこまれませんでした。

とにかく行間を読ませる感じなのですが正直わかりづらい。
後半の二編はそれなりに楽しめましたが、前半の二編はよくわかりませんでした。絵も何が起きてるのかわかりづらく感じました。。
一冊読みきるのに疲れました。

まぁ、でも読み手によっては面白いと感じる人もいるだろうとは思いました。
自分の読解力の無さが問題ですかね(汗

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-18 03:37:37] [修正:2009-12-18 03:37:37] [このレビューのURL]

アニメ調の絵でのホラー漫画っていう感じです。
原作は確かRPGツクールの作品という珍しいコミカライズ。

かわいらしい絵柄なのに突然豹変・・という感じは「ひぐらし」を思い出しますが(ひぐらしはホラーとは全然違いますが「ギャップ」を狙うという点は同じかと)、今のところだとホラーとしては衝撃度が足りず、そこまで怖いという感じがしません。(豹変に対する耐性が自分に出来たのもありますが…)

読み手をひきつける様な描写力が足りないんじゃないかなぁと・・
何話していても死亡フラグにしか見えなかったり(汗
キャラクターも多いのに単なる被害者・リアクション要員にしか見えず、個性的な魅力がまだまだ足りないと思います。

まだ2巻しか出ていないので、今後いかにして「怖い、けど面白い」と思わせてくれるか・・面白そうな題材なので期待はしています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-18 02:47:57] [修正:2009-12-18 02:47:57] [このレビューのURL]

10点 神戸在住

こんなに心にしみてきた漫画は初めてでした。
ごく最近全巻大人買いして読みました。

読み始めはまず、この作品独特の絵柄に少し抵抗を持ったのですが、
一つ一つの丁寧な描写、モノローグの挟み方などに慣れるにつれむしろとても合っていると感じる様になりました。
手書き感あふれるコマの枠線もゆるやかな作中の雰囲気を増す感じがして、大好きになりました。

主人公である辰木桂は作中では結構存在感が無い・・というか純粋な雰囲気を持つ主人公です。
そんな桂の生活をさまざまなカラーで彩るのが友達グループだったり、サークル仲間だったり、家族だったりします。
それぞれのグループの中で生まれるそれぞれの雰囲気がどれも違ってどれも良い。それをより一層感じられるのは桂のキャラクターからだと思います。
徹底して標準語だったり丁寧語だったりと「友達にその口調なおかしくないか」と思う場面もあったりしたのですが、それもより主人公を無個性にする事でエッセイ風にした時に周囲が個性溢れて面白く感じられるからだろう、と思いました。

読んでいてこの作品がたまらなく好きになったのは3巻の林浩の震災の話。
7巻の話も欠かせないと思います。
どちらも人の生死を扱う話となりますが・・・何が良いって説明が難しいな。。描写が上手いというか。。心に深ーく感じるものがありました。

全10巻。非常に上手にまとまっていますし、連載を追っていた方は終わりがはっきり近づいて見えるのが悲しかっただろうなぁ。
全部読み終わる前に10点をつけると決めていたのですが、最終巻もまた非常に良かったので本当に読んで良かったと思ってます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-16 02:17:02] [修正:2009-12-16 02:19:46] [このレビューのURL]

8点 Landreaall

ファンタジーと学園モノを合わせた漫画。

独特な世界観の作りこみと、作者独特のセリフ回しが魅力的に感じます。
(もちろんキャラクター等も良いですが・・)

全体の世界観としては西洋風なファンタジーなのですが(言葉づかいとか)、ニンジャという護衛が存在していたり、ウルファネアという東洋風の国があったりとただ剣と魔法とドラゴンだけがある様な世界とは少し違います。

作者の絵の癖もあり、格闘シーンなどは正直上手ではないです。
1巻を読んだ時はその下手さに絶望してそこで読むのを止めてしまっていたのですが、周囲の高評価に負けて続きを買って正解でした。
2巻からかなり楽しめ、何故自分は1巻読んだ時ダメだったのか不思議に思う程でした。やっぱり絵のせいなんでしょうね。
ストーリーとしては1-3巻がプロローグ。主人公DXの恋の話と火竜退治の話。

4巻からDXとその妹イオンがアカデミーに入学して学園生活を送る様になります。
アカデミーに入ってからキャラがわっと増えて、初めは覚えるのが大変ですが、皆個性的なのですぐ慣れました。
脇役が個性的ながら、メインキャラであるDX、イオン、六甲の個性がそれに負けないのも良い所だと思います。
自分はイオンが一番好きです。

主人公が王位継承権第四位という、「王に本当になるかも知れない」という凄い立場である為、その王位にまつわるエピソードが学園編に入ってからは良く描かれるようになります。
そういったシリアスなエピソードを交えながらも、ミュージアムバルの様なお祭りだったりといった学園モノらしいストーリーもあり、シリアスもギャグもどちらも面白い。

たまに、一話まるまる会話ばっかりで構成されるような回もあります。
ひたすら会話なので内容は濃く、一話が長く感じますが読みふってしまいます。

少し癖のある内容とは思いますが、男女問わず読める良い作品だと思っています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-15 01:17:56] [修正:2009-12-15 01:17:56] [このレビューのURL]

高校文化部ものとして是非おすすめな作品。
平和で楽しい高校生活って感じが伝わってきますねー
キャラ達のテンションの高さとか、女性作家らしいなぁーと思います。

絵も線がはっきりしていて読みやすく、安定しています。個人的に好み。
空をみあげたくなるような、しんみりしてほっとする様な話づくりなのですが、
ストーリーに起伏が少ない作品なので退屈とも言えなくも無いですね。

あと6巻からの新入生の扱いが空気で扱いに困っている感じがします。
それでも面白いとは思います。これからも期待です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-14 02:33:44] [修正:2009-12-14 02:33:44] [このレビューのURL]

様々な面がバランスよく描かれていると思う作品。

一つはこの漫画の大元となっている「柔道」に関する描写。
主人公粉川巧をはじめとした、浜高メンバーは強くなって上を目指す為にする事は、山籠り!みたいな一風変わったトレーニングだったり、何かが覚醒したり、はたまた才能が全てだったりという訳ではありません。
ひたすら地味でハードな練習と、強くなりたいという思いで強くなっていく。スポ根ものよりもより地味なスポ根してます。
「ハードなトレーニングはするけど、楽しんでいこう」という姿勢は自分はちょっと真似できないなと思いつつ、羨ましいと思ったり。

試合での選手の動き等は作者の経験と、地道な取材のお陰でどういう順番でどう動いて技をかけたのか、がわかりやすい。
スピード感あふれる描写は連載が進むにつれどんどん洗練されていきます。

また、桜子や真理など「女子柔道」の方も並行して連載したのも良い。
男子に負けない熱さもありながら、どこか雰囲気の違う柔道を魅せてくれました。

残念な点をあげるとすれば、(ひねくれた読み方ですが)団体戦で因縁のカード等になると大抵最後の大将戦までもつれこむのだろうと予想できる為、今チームが何勝何敗してるかによって次の試合は「あ、こいつは負けるな」という予想がついてしまう点。まぁこれはしょうがないですが…

二つ目は「ギャグ」。
作者の次作である「モンキーターン」や現在連載中の「とめはねっ!」等と比べるとギャグパートが多いです。
私がこの作品を読んだのは比較的最近の為、時事ネタを扱ったギャグ等はわからないものもあったのですが、最後まで勢いのある面白いギャグ満載でした。
まるでコントですw主人公もヒロインもライバルも他の柔道部のメンツも皆ボケ役になったりツッコミ役になったりするキャラの自由な動きっぷりが凄い。
様々な一面をみせてくれるので、キャラクターの個性は敵も味方も非常に良いです。特に桜子の存在はこの漫画で結構重要だったと思います。

三つ目は「高校生活」。
全30巻の中に一年から三年までの大会を男子の団体戦と個人戦、女子の個人戦を詰め込んでいるため、全巻通して試合の占める割合は高いです。
しかし、大会と大会の間の練習の日常だったり、遠征した時のちょっとした旅行だったり、高校生らしいあわ~い恋愛だったりといったちょっとした描写で高校生活がとてもいとおしく思えてきます。青春してるなー!って。
これには作者の悪く言えば白い、良く言えばスタイリッシュな画風も一因だと思ってます。スポ根もの独特な暑苦しい雰囲気を画風によって感じさせず、読後感が非常にさわやかです。(実際はスポ根だと思うのですが)

これらをしっかりと詰め込み、話も迷走する事なく最後までつっぱしってくれます。

最終話も突然数年後になって終了!みたいな流れではなく一話以上使ってじっくりとその後を描いて終わらせてくれているので文句なしです。


・・・全部既出ですか?笑
でもこのレビュー書くにあたって誰のレビューも読まずに書いたのですが。自分でもちょっと驚きです。逆にこの作品の魅力が強調されたと考えて良しとします(笑

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-12-08 03:25:31] [修正:2009-12-08 03:53:46] [このレビューのURL]

「よだれ」から始まるちょっと変わった恋愛漫画。

1巻を読んだ時はなかなかのインパクトがあったのですが、
皆さんレビューで既にあげられている通り、少しマンネリを感じています。(面白いですが)

しかし、タイトル通りヒロイン卜部美琴のキャラクターの個性は、表現する時に「謎」という言葉が一番しっくりくる程上手くつくられていると思います。
また、作者の作品を読んだことがある方ならご存知かと思いますが、書き込みの凄さが特徴です。
過去作品と比べると、書き込みは相変わらずながら、読みやすさという点は向上している様に感じます。

キャラクターにしても作画にしても作者の「こだわり」が見てとれるので、今後も期待します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-07 00:43:58] [修正:2009-12-07 03:01:41] [このレビューのURL]

日常系に入る漫画だと思うのですが、少し他作品と毛色が違う様に感じます。

絵柄は日常系漫画の中でもかなり萌えから遠い雰囲気を持っています。
おっさんはおっさんだし、子供はガキっぽいし、主人公は本当に平凡そうな顔をしてます。
メイド服なんておまけ要素にすらならない存在感です。

自身を探偵になぞらえて謎を解決する様な話もいくつかありますが、それらは伏線の張り方や解決したときのつじつまの合い方がしっかりしていて、そういう漫画としても結構楽しめたりします。

また、普通に読んでいただけで気づくのは難しいかもしれませんが、途中から時系列がシャッフルされるようになります。
しかし、作中でそれがどういう順番になっているのかは直接は明かされず、背景の書き込みや小物、人間関係の変化などから時系列が推し量れる様になっています。その伏線の張り方が非常に秀逸。
この構成の上手さは気付いた時にとても驚きました。

巻数を重ねる毎に面白くなっていて、これからも続きが楽しみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-06 05:03:18] [修正:2009-12-06 05:03:18] [このレビューのURL]

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