「臼井健士」さんのページ

「星の瞳のシルエット」の後に連載され、りぼんでの実質の作者の最後の連載作品と言ってよいもの。

画は前作から格段に進化して見易さに加えてシャープになった印象。
心情表現も前作が乙女チックが過剰だったのに対して、今作はさほどなので読みやすい。
幼い頃に出会った男の子との再会ネタでもなく、主人公の女の子の出生にも謎はなかった。
・・・・と思ったら、出生の謎は相手の男にあった(笑)。従姉弟同士って大した謎じゃないよね?
ただ無意味なキャラもいたような。ライバルの女の子と昔ピアノ教室で出会っていたその兄貴。
ライバルの女は1人で勝手に追いかけしてただけだし、その兄貴も結局のところ話に絡んでこなかった。
後にジブリ原作の「耳をすませば」を描くことになるが、幼児化路線に巻き込まれずに済んだとはいえ、もう下り坂ですな。

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[投稿:2010-12-05 00:20:26] [修正:2010-12-05 00:20:26]