「臼井健士」さんのページ

総レビュー数: 439レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年06月18日

29歳の会社勤めの地味系女性の主人公が超エリート男性に見初められた。
何で自分が?と信じられない主人公。
実はそれには理由があった。相手の男性は人の心が読める能力があり、その能力のせいで他人と深く関わりあえないことで苦労していた。
当然に主人公の心も全て伝わってしまっていたのだが・・・あまりにも妄想が多い主人公に相手の男性は笑ってしまい、気に入られることになるのだった。
相手の男性の妹と弟にも紹介されるが、弟と妹も人の心を読める能力があって・・・・。

面白いよ!これ!他の少女漫画とは全然切り口が違う。
主人公の妄想がイチイチ絵になって語られて、それに影響を受ける相手の男とその弟妹たち。
主人公は地味目女性だが、語られる視点が兄弟のほうであることも多く、実質的には「三兄弟の恋愛」という内容になっている。普通の人とは違う能力がある為に「普通の恋」ができない男性が選んだ女性は、地味で美人でもなく取り柄も特には無いけど温かい女性(主人公)だったっていう。
他の多くの人には理解できない主人公が選ばれた理由を語る物語になってます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-03-27 20:14:27] [修正:2023-03-27 20:14:27] [このレビューのURL]

CLAMP作品中、絵の美しさでは「CLOVER」に次ぐ。

とにかく全編を通して「可愛らしい印象」の作品だが、少女漫画で幼年誌の「なかよし」連載だからこれは問題ない。同時期に「なかよし」で連載されていた他の作家の作品と比較すると、いかにCLAMPの漫画家としての実力が抜きん出ていたかが良く判る。他の漫画家はCLAMPの「引き立て役」でしかなかった。画力といい、画面の構成力といい、ストーリーといい、「大人」と「赤ちゃん」くらいの差があったと思う。
カードの枚数をアニメ版並に増やせば、もっと長く続けられたはずだが敢えてしなかったのだろう。
全体的に綺麗な描写で、登場人物も小学生らしくない。そういう意味に於いては「ファンタジー」と呼ぶに相応しいかもしれない。

細かいところですが、疑問が・・・・。
作中で1年が経過して、春が巡ってきているのに桜はなぜか「小学4年生」をもう1年やっているような気がするんですが・・・・。
進級してないように表示されているのは単に印刷ミスですか?クラス替えは無いようでしたが。

桜も初期と中盤以降とではキャラが微妙に違う。
連載当初は雪兎をからかう兄の桃矢を「殺す」なんて思っていた桜と後半の桜のキャラが一致しない。
小狼が桜を好きになる流れは自然だが、桜が小狼を好きになる流れは少々強引。小狼はどうして女の子とばっかり一緒にいるの?

最初の話と第2話くらいまでは桜がカードキャプターになるまでの話を丸々やって良かったはず。導入部が回想になるのは残念。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-07 00:08:53] [修正:2022-05-14 10:03:23] [このレビューのURL]

原作は未読です。その立場から書かせていただきます。

仮想戦記として良く出来てると思います。
「皇国」は間違いなく「日本」(それも明治?大正期の)をモデルにした勢力。
そして帝国はその「日本」を脅かす「外国勢力」・・という位置づけなんでしょうが、地図上の位置関係とか、軍装なんかから見るにやはり「ロシア」をモデルにしたと見て間違いなさそうです。

その強大な勢力と版図を持つ帝国が突如として皇国の北方領土に進軍してくる。
かくて始まる「防衛戦」は 結局のところ多勢に無勢の撤退であり、主人公のいる部隊が撤退戦において最も難しいであろう「殿(しんがり)役」を命ぜられることになる。

上官は激戦において戦死し、指揮官がいなくなった軍隊を率いるのは下士官ながらも指揮官としては優秀な主人公・・・・と「活躍のためのお膳立て」は整った。
零下の静寂に包まれる白一色の雪と氷の世界。
それを打ち破る「怒号」と「悲鳴」。「血」と「泥」と「涙」は戦争の情け容赦のなさを際立たせる。

「竜」や「術」などの多少のファンタジー的な要素も物語を構成する上では程よい「隠し味」。
必死の防衛戦が功を奏して、友軍の撤退は完了。目的を果たした主人公の率いる部隊は降伏し、捕虜の立場となる。さて、原作知らぬ身としてはここからどう場面が転換していくのかが気になるところ。

「陣形」や「作戦」「戦術」などがしっかりと図にして表示されるのも理解が早くなり好感触。
今後もしっかりと付き合っていきたいと思わせる作品だったが、何と5巻で打ち切り終了してしまう。こんな良作が何故・・と思うが、原作者と作画が別だと権利関係とかで揉めるケースもあり、難しいのかも。
「キャンディ・キャンディ」の例もあるし。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-06-27 11:21:04] [修正:2022-05-13 22:59:04] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

現代日本の東京・渋谷。ここには色々な夢を抱いて多くの人間が集まる。
だが、その中で持ちうる才能を見事に開花させて成功への道を駆け上がれる人間は一握りだ。

ここに一人の「女の子」がいる。
恵まれない生い立ち。辛い過去。高校の時に東京に来てその時、駅のホームから電車に飛び込もうとしていた。
それを止めてくれたのが今働いているバーのオーナー。一見ヤクザかと見紛うような容姿。
しかし、気落ちする少女を自分の経営するバーに連れてきてその日のステージに立つ外国の歌手の歌を聞かせてくれた・・・・。感動。只、只、感動。只管、感動。少女は死を思い止まった。
それから自身もあの人のように人に感動を与えるような歌を歌いたいとバーで働きながら歌手を目指すようになる。でも道は厳しかった。オーディションは何回受けても落選。SNSのフォロワーも200人ほどしかいない。
自信を失っていた。

さて、ここにもう一人「男」がいる。
風変わりな風貌でコスプレマニアと間違えられる。何処からともなく渋谷の街に現れて、ハロウィンの群集に巻き込まれて酒を飲まされ酔い潰れて転がっていたところを通り掛かった歌手志望の少女に助けられる。
その男は目を覚ますと自分の名前を名乗った。「姓は諸葛(しょかつ)、名は亮(りょう)」と。
スマホも携帯もインターネットも知らないその男は歌手としての自信を喪失していた少女に語りかけた。

「私があなたの軍師になります。」

少女は知らなかった。
この風変わりな風貌の男はその昔、英雄・曹操を赤壁で一敗地に塗れさせ、呉の孫権の軍師・周愈をして「何故、天はあの男を自分と同じ時代の同じ場所に生まれさせたのだ?」と嘆かせ、死して尚、魏の司馬 懿仲達を恐怖の余り逃亡させた、人類史上でも五指、いやおそらくは「三指に入る天才戦略家にして戦術家」なのだということを!

その慧眼は、少女の歌を三度聞き世に出るべき人物であり、自らが君主と仰ぐべき人物であると捉えた。
世の中には多くの才能がありながらそれを発揮させることなく終わってしまう人間がいる。
「才能さえあれば必ず世に出られる」は真実か?
多くの人間は「どうやれば成功への道筋を自分の人生に付けられるのか」が分らず悩んでいるのである。
少女には歌を歌い、人を感動させる力があった。
だが、どうやってそれを世の人に知らせればいいのかが分らなかったのである。
悩める六等星の輝きを放つ少女を導くこの男の字(あざな)を「孔明(こうめい)」と言った。

三国志のファンならばこの男の能力について多くを語る必要はあるまい。
史上、武力や暴力で人を畏れさせた人間は枚挙に暇がないだろう。そんなことは誰でも出来ることだ。
だが頭脳が、圧倒的な知略が人を畏怖させた人間は史上片手で数えるほどにも居まい。
その数少ない「知略が人を畏怖させた男」が自分の進むべき道が分らず悩める少女を「全身全霊で助ける」と誓ったのだ!
少女は知らない。
この男からその言葉を引き出したことは「100万人の軍勢を味方に従える」より尚、有り得ない幸運であることを。

以下、続刊。
「六等星の弱き輝きの少女、一等星の眩い輝きを放つまでの物語」の開幕である。
さて、皆様、お立会い!である。
注意:読者の方は、この物語でこの先いかなるピンチが訪れようと、どんな困難が立ち塞がろうと「大船に乗った気分で緩やかな気持ちで読み続けていただきたい」です。何せ作戦参謀が「現代日本に対抗できる人材がひとりもいないことが確実な方」なので、焦る必要も心配する必要も全くございません!全て「孔明様にお任せ」であります。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2022-05-10 10:24:27] [修正:2022-05-10 10:24:27] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

簡単に言うと「赤ちゃんと僕」(「花とゆめ」連載)の少女版。

お母さんが2番目の子供が小さいうちに亡くなって、お父さんと3人家族という設定は同じ。
ただ「赤ちゃんと僕」は男の子の兄弟なのに対して、こちらは女の子の姉妹になるというのが大きな違い。
内容も女の子が主人公のため、「赤ちゃんと僕」よりも断然、恋愛の要素が強くなっている。
小学5年生からスタートした主人公の「杏」がラストでは母親になるまで、掲載雑誌がマイナーな「デザート」だったため全10巻で非常に展開が速いのだが、テンポよく話は進む。

意外だったのは杏が結ばれた相手。
普通の少女漫画なら「初恋の相手とくっ付いてめでたしめでたし」という安易なラストで終わるだろうが、この漫画はラスト付近では現実的な展開になり、普通なら報われないまま終わるであろう当初の杏の初恋の男のライバルに軍配が上がった。

初対面では杏は好意的どころか「苦手」「怖い」とすら思っていた関川と中学校の3年間を通して少しずつ心を通わせていくという展開がいいと思います。
杏に彼氏(鮎川)がいることを知りながらも杏以外の女の子のことを考えられない関川の純情。
人の恋には敏感でも自分のこととなると鈍感で、関川の想いに気が付かない杏を見守り続けるうちに、気持ちには気付いてもらえないものの「苦手意識」と誤解からくる「恐怖」は消えて、安心して手を繋げるまでになった。このときに誤解が解けていたことと成就はしなかったものの「告白」で杏に気持ちを伝えていたことが、後の再会時杏の気持ちを変えることに繋がった。

杏にとっては「初恋の相手」でも杏に寂しい思いばかりさせる鮎川が杏の目の前から去ったとき、ずっと自分のことを大切に思い続けていてくれる男性がいたことに気付いた杏。
自分を愛してくれる人の気持ちに応えるのも「ひとつの恋のかたち」なのだと思えるようになったとき、自分を幸せにしてくれる「ただ1人の人」と出会えていたことを意識できるようになった。
不器用な表現しか出来なかった関川も再会後はストレートな気持ちを杏に伝えられるようになったところが成長の証。
関川は「一生大切にする」と誓って杏を妻としたことだろう。
杏は鮎川とはセックスの経験はなかったので、関川が「初めての相手で、生涯唯一の男性」となる。
昔、鮎川とのセックスを「恥ずかしくて想像もできない」と言っていた杏が同じく初めてであったであろう関川と結ばれ、愛を知っていったのだ。
13歳のまだ関川と出会ったばかりの頃の杏が「自分の処女を捧げることになる男性が関川なんだ」と知ったら、到底信じないことだろう。
男女の縁の不思議を感じる展開だ。

数年後に生まれた2人の間の子供は女の子か?。髪の毛の色から関川の血を引いていることが判る。
亡くなった杏の母親にとっては孫にあたるその子に「くじらの親子」の話をしてあげる杏。
両親の駆け落ちによる結婚から数十年の年月を経て世代を超えて語り継がれていく想いがそこにはあった。
妹・桃の「小さなお母さん」であった杏が本当の母親になるまでのお話。
鮎川を好きになると同時に関川のことも好きになっていた。
2人の男の子に同時に恋をしていたことを後年の杏は懐かしく思い出せるようになっただろう。
きっと娘にお父さんとの恋物語を語ってあげるのでしょうね。

杏は意識していないのだが、実は杏が好きになった2人の男性、鮎川と関川はいずれもお父さんに似ているのだ。
外見が似ているのは「鮎川」のほうだが、内面的に似ているのは実は「関川」のほう。
杏の母・真弓も当初はぶっきらぼうでしゃべらないお父さんを怖がっていたのだが、やがて少しずつ
「本当は怖い人ではない。優しい人なんだ」と知って好きになっていった。
その点でも、出会った当初は関川が怖くて震えていた杏が少しずつ普通に話せるようになり、やがて手を繋いだとき
「自分の心を覆っていた不安が淡雪のように溶けて安心できるようになった」ことと共通する。

これらが無理矢理な印象は受けず、かえって杏を1番幸せにしてくれる相手だったのだと読者に気付かせてくれたと思い、ベストエンドかと。
欲を言えばラストシーンに子供の父親と杏の妹である「桃」も登場させてほしかったことか。

杏の両親が出会い、愛し合って結ばれるまでを描いた番外編の感動は同じ題材で描かれた「赤ちゃんと僕」のそれよりも数段上だと思う。

とにかく作品自体が作者の最高傑作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-05-07 20:32:40] [修正:2022-05-07 20:32:40] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

百合の物語で長編。かつてここまでキャラ・物語・画力が揃った作品はまずなかった。
シリーズ累計で100万部を突破した異例の作品。

高校に進学した侑は卒業した中学にひとつ忘れ物をしてきていた。
仲の良かった男子生徒に卒業式に告白されていたのだが、恋する気持ちが分からなかった侑はその返事を保留していたのだ。
やがてその時がくれば映画や歌の世界にあるような恋する気持ちが理解出来て、私の心にも羽が生えたような気持になる・・・・そんな憧れは叶わないままだった。

部活動を何処にしようか決めあぐねていたら先生から生徒会を手伝ってと頼まれて、人のいい侑は流されるままに引き受けてしまう。学園の外れにある生徒会室を訪ねた時に出会ったのが次期生徒会長とも噂される才女の燈子。
しかも男子生徒に告白されている場面に遭遇してしまう。図らずもその場面を見てしまった侑は、先輩なら「誰も好きになれない」自分の気持ちを理解してもらえるのではないかと感じて相談してみようと思った。

「ボーイ・ミーツ・ガール」は古来より「冒険の始まり」を意味する。
では「ガール・ミーツ・ガール」は何の始まりなのか?
「自分を特別にしないからこそ好きになった少女」と「誰かを特別と思わないから好きを貰えた少女」の物語。
一方通行なはずの想いが日常の中で化学反応を起こして変化する様は、男女のラブコメでは到底辿り着けない境地。
「女の子同士」であることなど何の問題もない。
そこには交錯する登場人物たちの真剣な想いのやり取りが、あたかも煌めく星々のように舞い散るのだから。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-06-04 17:54:31] [修正:2022-05-06 09:24:22] [このレビューのURL]

魔王を討伐した勇者パーティの一人だったエルフの魔法使いが平和になった世界を旅する。

人間より種族として遥かに長寿なエルフ。
それはかつて仲間だった勇者の死を見なければならない事実。
マイペースで拘りも特に無かったエルフも長い旅の途中で多くの人と出会い別れた。
その「離合集散の連なり」が歴史なのだと、悠久の時の流れの中で悟れるのかはまだ分からない。
仲間の僧侶から託された戦災孤児の少女を弟子にして、世界を回る珍道中の開幕!!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-07-18 23:29:42] [修正:2021-07-18 23:29:42] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

昨今、異世界に来た現代人の冒険ものはタケノコのように乱立している。
どうも「ブーム」のようで、冴えない男や女が異世界に来た途端、最強能力者になったりしてヒャッハー!な無双状態になる物語ばかりだ。
ハッキリ言って「タイトルだけはやたらと長い」ということしか特徴はないに等しい。
この漫画もそんな作品の亜流かと思いきや趣が異なる。
主人公は現代世界で「一国の大統領」である。しかも元軍人で格闘技にも政治力にも長け、人望も絶大。
そんな男がテロリストに襲撃されるが難なく撃退。但し、アクシデントが起きて異世界に飛ばされてしまう。
しかし大統領は「長めの休暇を貰ったようなもの」と前向きに捉えて異世界を冒険していくのだった。

異世界では住人の中には魔法などが使える者もいるが、大統領は勿論使えない。
しかし、鍛え抜かれた肉体はそのまま有効で、異世界の人の中でも身体能力は抜きんでていた。
よって格闘術でそのまま最強の戦士として活躍できる。
「元々強い男が異世界でも変わらず強い」という点で他の異世界物とは一線を画しています。
そしてこの男は幾多の修羅場を潜り抜けてきた信念を持つ男でもあります。
その信念が異世界でも貫けるものなのか、そして住民たちに信頼され尊敬を受けられるのか?
大統領の趣味である「様々な生物に騎乗する」という願いが叶うのか?
今後の注目作品であることに間違いはなかろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-06-04 18:00:56] [修正:2019-06-04 18:00:56] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

文芸部女子たちが部員の何気ない一言から性を意識する。
地味系女子の巣窟である文芸部では日々、性描写のある文学を読み解いていたが、同級生の派手系女子たちの中には
初体験をしている人間もいて決して興味のないことでないのに自分たちには遠い世界のように思えていた。
しかし、思春期は否応なく彼女たちを少女から女へ変える試練を与えるのだろうか。

「悪の華」に似た雰囲気でその「女子バージョン」とも言うような内容か。
流石に狂気的な部分や変態的な描写はマイルドに薄められているが背景に「文学」がある点など酷似。
セックスの相手、「女の子同士」も全然ありだと思いますよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-06-04 03:09:30] [修正:2019-06-04 03:09:30] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

昨今、久しく見ないであろう「王道ファンタジー」。
魔法使いに憧れる少女が立ち向かう試練の数々を極上の画で彩る。

魔法を使うことが出来るのは選ばれた人間だけ。
ココは魔法使いに憧れてはいるけれど魔法は使えない。
昔、祭りで不思議な人物から貰った魔法の本を宝物にしている。
ある日、魔法使いがココの母親が営んでいる店を訪れて魔法を使った。
普通の人には魔法を使う場面は見せてはいけないので、ココは覗き見して
魔法は呪文を唱えるのではなく、「図に描くもの」と知る。
宝物の魔法の本にマネしてみると、何と魔法が発動した。
そして、それが悲劇の始まりだった・・・・・。

立ちはだかる運命に立ち向かうために「魔法使いの弟子」となるココ。
同じく弟子の女の子3名。おしゃべりな「テティア」。寡黙な「リチェ」。努力家な「アガット」。
皆、試験をクリアして魔法使いの弟子となった。何の苦労もしていないココにアガットは冷たい。
いきなり試験を受けさせられるなんて序の口。
そして、敵はゆっくりとココたちに忍び寄る・・・・。
罠に嵌ったココたち4名の女の子が「竜」と対峙する緊迫のラストシーン。
男の子であろうが女の子であろうが大人であろうが子供であろうが困難は等しくやってくる。
困難を打ち破るのに絶対に必要なものは「勇気」だ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2019-05-24 21:19:33] [修正:2019-05-24 21:19:33] [このレビューのURL]

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