「臼井健士」さんのページ

総レビュー数: 438レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年06月18日

[ネタバレあり]

もっと前にあっても不思議では全然なかったゲーム「バイオハザード」の漫画版。

物語はシンガポールの大学から始まる・・・・。
ダグ・ライト教授の元に届いた一通の手紙。それはかつての恋人で、今はアジア最大の学園の理事長となっていた女性からのものだった。
学園内で生徒が「ゾンビ化」するバイオハザードが発生したというのだ。
教授は甥っ子のリッキーを連れて人里離れた場所にある学園へと向かうが・・・。

あの・・・「危険な場所」であることは薄々予想されているのに、「自分の甥っ子を同伴させる」って有り得ないですよね?ダグ教授?

しかも行く場所は陸の孤島と化した学園。携帯電話が通じず、そんな場所でバイオハザードが発生したらどうなるか?
「多勢に無勢」「脱出不可能」「最後は爆発で木っ端微塵」というテンプレート的なお話が出来上がりです。

画力は高いのですが、ゾンビも怖さを感じません。
ゲーム版の主人公・クリスの合流が遅いので焦らされます。
つまらなくはありませんが、飛び抜けて面白いというわけでもないです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-08 00:38:04] [修正:2013-10-27 14:38:47] [このレビューのURL]

妖精界に拉致された世界各国の少女たちが政治家となって妖精たちを統治するというのが大まかな話。

全員で11人の少女たちは国籍も年齢もバラバラ。
・イギリス1名
・スウェーデン1名
・ドイツ1名
・アメリカ1名
・ロシア1名
・フランス1名
・台湾1名
・イタリア1名
・チェコ1名
・日本2名

個々の年齢は今のところ不明。オーストラリアとか中国、インド、アフリカ諸国等からは選出されず。
そのため、白人・黄色人種の女の子しかおらず、黒人系の子は皆無です。
日本から2名選出は何か理由が?

それぞれが国家の大臣へと就任し、さながら学級の委員たちのような展開。
しかも外部から毎回のように敵が襲いかかってくる中で、少女たちが自ら変身して戦う。

・・・・でも、それだと「防衛大臣」は職を儲ける必要性がないのでは?
さらに女の子ばかりのためか「百合」成分が含まれた展開になるのが余計。
泳いだり、変身の度に「全裸になる」シーンが多いのも話の展開と関係ないではないですか。

11人がいきなり1話から出揃ってしまっているため、キャラと役割が1巻だけではまず覚えられません。
11人もいるので、ネタ的には困らなさそうにも思えますが、長期連載できるかは微妙。話の面白さよりも女の子の可愛さで引っ張るという感じ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-08 23:09:37] [修正:2013-10-27 14:38:22] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

幼い頃、テレビで見た高校野球の中継でブラスバンドに憧れを抱くようになった「小野つばさ」。
そしてブラスバンドで全国大会で何回も金賞に輝いた実績のある名門・白翔高校に入学し、初心者からブラスバンド部に入部する。

同級生の野球部員・山田君の励ましを受けながら一歩一歩階段を上っていく。

絵的にも雰囲気的にも「君に届け」に非常に近い作品。
但し、こちらは部活動がメインになります。さらにヒロインの想い人が「明るい真田龍」なのが大きな違い。

少女マンガで部活をメインに持ってくるのは珍しい。当然に恋愛要素は絡んでくるのだろうが。
主人公が水島亜希を「女と間違える」のはあり得ないと思います。そこが引っ掛かった点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-10-14 19:44:54] [修正:2013-10-14 19:44:54] [このレビューのURL]

やはりドラゴンクエストの漫画は迫力のある画が描けるかが大きなポイントだと思う。
「ロトの紋章」が終わった後に始まった「6」の漫画は明らかに作家を間違えていた。
そのため、全10巻なんて中途半端な作品になってしまった。
その点を反省したのか「7」の漫画化では藤原カムイ先生を呼び戻したのだが、やはりこれは大英断。
なんたって画の上手さが違うでしょうが。

ゲームには無いオリジナル要素の絡め方も上手い。ゲームを知っているだけに気になるのはやはりキーファはパーティを離れてしまうのだろうかということ。そうなった場合、漫画版ではハッキリしているマリベルのキーファへの気持ちはどうなるのか。やはり「初恋は実らず」、アルスがマリベルの支えとなっていくのだろうか?。その点は興味深い。

ドラクエ漫画は迫力のある絵が描けないと無理だと思う。
そういう意味においては、「天空物語」と「幻の大地」は失敗だと思う。
逆に成功したのは「ダイの大冒険」と「ロトの紋章」。そして、「エデンの戦士たち」だ。

ゲームの「7」はキャラ自体のエピソードが少ないので、それを補完するという意味でもこの漫画版はすでにゲーム以上の出来になってる。オリジナル設定も加わり、まさか「エデン」で「ロトシリーズ」と話がリンクするとは誰も思ってはいなかったことだろう。いい意味で意表も突かれたし。

本編ではいよいよキーファとの別れが近づいているのだろうか?そうするとマリベルとの仲は?
アルスがマリベルを支えていくようになるの?など興味は尽きそうに無い。

ゲームと漫画というジャンルの違いはあれども、すでに大元の「ゲーム」の出来を上回る作品になっている。

しかもこの漫画は他のドラクエ作品(1・2・3)とも話として繋がりを持つという誰も予想すらしなかったであろう展開。よってシリーズのどの作品のファンも楽しめるであろう。画力も掲載雑誌「ガンガン」の他作家と比較してもズバ抜けて高い。

ゲームは?を頂点としてストーリーは凋落する一方だったが、これでファンの方も少しは溜飲を下げることが出来たことでしょう。勿論、今後の展開にも要注目です。何気にストーリーの「裏主人公」になっているプチット戦隊。コミカルなだけの集団かと思いきや・・・・彼らも徐々に力を付けているようで。侮れない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-03 09:16:39] [修正:2013-10-14 10:14:40] [このレビューのURL]

7点 雷火

[ネタバレあり]

藤原カムイ先生の「ロトの紋章」と並ぶヒット作です。この頃から画力にしても構成力にしても魅せかたにしても一流ですね。

舞台が「卑弥呼の死の直前の邪馬台国」というのが思い切った設定だし、珍しい。確かに謎の部分だから自由に描ける利点はあるだろうが、かと言って余りにも世界観を壊してしまっては「竜頭蛇尾」に終わってしまうことだろう。
「忍術」と「仙術」の中間とも言うべき「神仙術」の使い手たちが繰り広げる戦いは、戦略にしても戦術にしても武器にしてもまだ未熟な「古代」を全く意識させない迫力。
そして最大の難敵にもってきたのは当時の邪馬台国が親交を結んでいた大陸の超大国・魏から派遣された張政。
本国から遠く離れたこの国で自身の野望を叶える王にならんとする。
その権力欲たるや凄まじく、特に祖国の魏が滅亡した後は故郷も失いもはや後戻りも出来なくなったことで暴走に拍車がかかる。
主人公たちと同じ「神仙術」を使う手下を従えて、不気味な行動を次々と起こす。そして手下のしぶといことこの上ない。
とにかく何度も倒したかと思わされるが、その度に立ち上がって来る。ほとんどターミネーター(笑)。

張政との最終決戦では壱与と身も心も結ばれた雷火は、意識の世界でなんと宇宙にまでも飛び出して戦う。
もはや古代邪馬台国が舞台であることすらも超越した。スケールの大きな戦いも見事に描き切っている。
巻末の設定資料の細かさに「この世界観の構築」が裏付けされる。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2013-10-13 12:55:07] [修正:2013-10-14 10:08:26] [このレビューのURL]

マイナーな掲載雑誌「ビーム」から飛び出た大ヒットがようやく完結の最終巻。
だが、もう完全にお風呂文化はどうでもよくなっており、当初と話の主旨が違っております。

「お風呂のみのタイムスリップ」であったはずのルールがいつの間にやら書き換えられ、
お風呂以外の日本人とも触れ合ったり、遂には現代日本人女性と恋愛して結婚とか
「大団円」なんて表面だけのような気がします。

元々、このヒット自体が想定外で著者自身も「長期連載は予定していなかった」んでしょうね。
だから、最初の勢いが最後まで持っていないのは明らかだし、展開が無理矢理なのも致し方なしなのかな。

2・3巻で終わらせられなかったのはヒットした故の悲劇だったかもしれないけど、
同じ「ビーム」連載の「放浪息子」も終了して、もうビーム作品は読むに値する作品がなくなってしまったよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-27 11:14:58] [修正:2013-10-13 12:59:06] [このレビューのURL]