「臼井健士」さんのページ

総レビュー数: 439レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年06月18日

演劇漫画。
素で迫真の演技が出来る高校生「夜凪景」はオーディションでその天性の資質の片鱗を見せるも、不合格だった。

年端もいかない弟妹を養うためにもお金を稼ぐ必要があった。
そして天才監督が彼女を見出す。
コミュニケーションの苦手な少女というクセのある主人公は「天才」キャラ。
そして演劇の世界に足を踏み入れていく。
ジャンプで演劇を題材にするのはかなり珍しく、普通ならすぐに打ち切りになりそうだが・・・化けた模様。
原作者と作画が分れているのも良かったのかもしれない。
題材故か「文字量が多く、漫画にしては小説に近い印象」。

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[投稿:2020-04-02 21:30:40] [修正:2020-04-02 21:30:40] [このレビューのURL]

ファッション業界でモデルを目指す女の子とデザイナーとして服を作ることを仕事にすることを目指す男の子の成り上がりの物語になる模様(どちらも現役高校生で進路相談するくらいの時期)。

少年誌でファンション業界というあまり聞かない設定の漫画で、原作が別に付いているわけではなさそう。
女の子のほうは父親がファッションモデルを抱える事務所の社長をしていて、パリで開催されるショーにモデルとして出る夢を幼少から抱いていたが・・・・モデルをやるには身長が必要だった。
それなのに10歳で158cmになってから高校3年生まで1cmも伸びなかった。
そんな極端な話があるの?と思いつつも、モデルとして生きていくことを諦めきれない。

男の子は地味で目立たないが服飾に関しては独学でやっており、高校生にしてはずば抜けた才能があった。
しかし、こちらは母子家庭で下に妹が3人もいるので進学や専門学校は望めず就職しかない。
高卒でデザイナーになれる道はなかなかないとこちらも諦めきれない夢を抱えていた。

この二人が高校のクラスメイトだったところからお互いの夢を知ることになり、言わば夢の表舞台へ立つ側(女性)と、夢の裏舞台を支える側(男性)との表裏一体の作品として構成される模様。
女はスター、男はそれを支えるそれがこの物語の主題か。

馴染みのない世界なので前例なき作品ともいえ、手探り感覚は作者側にも読者側にもあるだろう。
よって1巻はまだ助走飛行にも入れない状況であり、「マガジン連載にしては絵が綺麗なほうかな」程度で普通の内容。助走に入るまで読者を引き付けるにはやはり読者側に事前情報が足りない世界なのでかなりハンデ負っていますよ。

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[投稿:2020-04-02 21:24:20] [修正:2020-04-02 21:24:20] [このレビューのURL]