「臼井健士」さんのページ

少女漫画版「ハーメルンのバイオリン弾き」ですな。但し、ギャグ無し。
異世界に迷い込んだ少女「典子」は世界を破滅させる「天上鬼」を目覚めさせる存在だった。
作者自身、おそらく初のファンタジー連載で、それまでは学園ものなどで普通の恋愛を描いていただけにホントに描ききれるのかと不安に思ったものだが、意外や意外に戦闘シーンなども迫力のある描写が出来ている。
異世界とは「言葉」が違って、最初は会話すら出来ず、意思の疎通が図れなかったという点が個人的には良かった。他作品では当たり前のように日本語が「世界共通語」に(笑)。
こういう異世界に迷い込む展開の冒険ファンタジーものはラストで元の世界に恋人と一緒に帰るか、帰らずに残るか、別れて帰るかの3パターンだと思う。これは帰らずに残った作品。
ただ、そうなると元の世界の御両親や家族は普通は納得できませんよね。

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[投稿:2012-03-03 17:48:57] [修正:2012-03-03 17:48:57]