「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

クラスでは目立たない主人公がサッカーになると大活躍。
ここまではありがちとも言えるシナリオですが、この作品が魅力はサッカーの「楽しさ」がめいっぱい伝わってくるという点。

描かれているのは、大きな大会とかは似合わない、小学生の休み時間や放課後中心の楽しいサッカー。
要するに高い戦術論もハッタリある超人サッカーもそこには無く、あるのはただただ生き生きとサッカーをしているキャラクター達。

ある意味、ありそうでなかった視点の作品。
めざすべき高い目標はあるんだけど、そこまでの過程は他のサッカー漫画とは全く違ったものになりそうだった。
あまりにも楽しそうなので、自身も体を動かしたくなるとともに、主人公達の持つサッカーに対しての純粋さはおっさんにはまぶしすぎる(笑)

キャラクターの等身が低く抑えられているため、リアリティある躍動感・迫力は見込めませんが、作風にもマッチしていますしこの画風も含めてとだ先生の持ち味かな。
ネガティブな意味でなく、ぜひ子供に読ませたいという意味でコロコロやボンボンといった児童誌に載せたかった作品。
もっと長く読みたかったけど、惜しいなあ・・・。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-29 22:04:04] [修正:2006-11-29 22:04:04] [このレビューのURL]

料理漫画はやはり料理が美味しそうに見えてなんぼだと思うんですが、その点についてこの作品はかなり優秀。
食欲を刺激するのはもちろん、料理をつくりたくなってくる。

作品全体を包む雰囲気はザ・アットホームといった感じ。
ありがちな料理対決なんかは一切無く、ただひたすら人情物に料理をからめてエピソードを作っているのが良いです。
(この作品の料理バトル路線なんて想像も出来ないなぁ。全国のクッキングパパたちと戦っていくとかか?)

日常マンガですが作品内で時間がまったく進まないタイプでは無く、徐々にキャラクターたちも年をとっており、連載当初は小学生だった息子もいまや大学生。
かなりの大長編となっています、というか連載開始から20年か…
料理というしばりの中でよく続きますね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-10-03 17:30:49] [修正:2006-10-03 17:30:49] [このレビューのURL]

少年誌エロマンガのビッグ3は『いけないルナ先生』『やるっきゃナイト』そして『ハートキャッチいずみちゃん』だそうで…
まぁいわゆるバカな漫画です(ほめ言葉)

全編通して手を変え品を変え主人公のいずみちゃんをはじめとした女の子たちがHなシチュエーションに会うという…
ホントにバカな漫画です(ほめ言葉)

現在の少年誌では無理だろうなぁという描写のオンパレード…
とことんバカな漫画です(ほめ言葉)

古きよき時代の作品でありバカな漫画でした(ほめ言葉)

あれ、ほめすぎかな?(笑)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-09-06 00:29:47] [修正:2006-09-06 00:29:47] [このレビューのURL]

ゆうきまさみ先生が下書きをし、とり・みき先生がペン入れをするという一風変わった手法で描かれた作品。

結論から言うと、想像以上に楽しめました。
フォーマットはゆうき作品のそれですが、そこに隠し味としてとり・みきテイストが入るといった感じ。
同じゆうきまさみ原作である『マリアナ伝説』とは違い、ちゃんとしたゆうきギャグ作品してるし(『マリアナ伝説』はゆうき作品ではないよな〜(笑)あれはあれで好きですが)。

内容は徹底していわゆる「二時間ドラマ」のパロディ。
一ページにひとつペースで繰り返されるギャグの連鎖。
その質量にただただ圧倒されました。
読後若干の疲労感すら感じるくらいに…。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-03-19 02:12:36] [修正:2006-08-31 00:10:52] [このレビューのURL]

Jリーグが発足した年にリアルタイムで連載されていたサッカー漫画。
主な舞台はJとW杯予選。

当時はJリーグブームだったこともありこの種の漫画は数多くありましたが、この作品が他よりも頭ひとつ抜けているのはベテランの描き方だと思います。
野球などに比べて現役でいられる期間は短いサッカー。
その中で、スポーツには付き物である怪我とも戦いつつ必死で奮闘し結果を残そうとするプロフェッショナリズム・まだまだ若手には負けられないという意地を見せてくれるベテランのキャラクターたちに心を打たれました。

また、熱い漫画ではあるのですが、ただ根性だけで局面を打開するのではありません。
戦術面でもきっちり魅せておいて、しかも分かりやすく説明してくれるので、サッカーファンでなくても入りやすい作品だと思います。
良作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-08-02 21:21:11] [修正:2006-08-02 21:21:11] [このレビューのURL]

色んな意味でエンターテイメントに徹した作品だと思います。
それは一話完結式でどこから読んでも大概楽しめる点もそうだし、もちろんエロ描写も。

キャラクターも主人公の佐次はバカですがヒロインに一途、ヒロインの小泉もカワイイし(ツンデレのはしりじゃないすか?(笑)魅力的に描けています。

展開に閉塞感が出てくると新キャラを投入したりと安易な部分はありますが(さらにその新キャラに人気がつかないと即退場したりする…)作中にあふれるドタバタ感が楽しいです。

何でも最近は奥さんがペン入れをしているそうで、そのおかげか回を追うごとに作画が柔らかくなってきており、どちらかといえば少女漫画タッチに近づいてきています。

…古本では手に入れたく無い作品ですね。どんな使われ方されてるか分かったもんじゃないし…(笑)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-06-16 00:15:38] [修正:2006-06-16 00:15:38] [このレビューのURL]

5点 神無

どこか一つでも煮詰めて行けばさらに面白い作品になったであろう非常に惜しい作品。
歴史物的な要素や神話的な要素も、もちろん娘萌え的な要素も(笑)。
色々な要素を詰め込みつつもそれらを煮詰めることなくカタログのように小出しに並べていってしまったような印象を受けました。

もちろん、主人公の娘である神無を筆頭に女の子キャラ達は逐一可愛いと思うし、仮想過去のような地での現代の知識を生かした戦術も感心させられましたが如何せん浅い。食い足りない。

色々な要素を取り込んだ結果、作品イメージが散見してしまい、これ!!という押しが弱いように感じました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-05-04 00:31:10] [修正:2006-05-04 00:31:10] [このレビューのURL]

デビュー作から『うる星やつら』や『めぞん一刻』の頃の作品であるため、絵柄的に古臭く感じるかも。
コマ割も最近の作品の様にスマートでなく、しばしば1ページあたりのコマ数が多くなり悪く言えばチマチマしてくることがあります。

しかし、それでも読みにくさといったものは全く感じない。
別段、難しいことをしているわけでも無いと思います。
例えば、最初にナレーションを使って設定説明をするにしても、ただ長文を読者に押し付けるのではなく、細かくギャグを入れて読者を飽きさせないことであったり、場面転換が繰り返されるシーンではひとつひとつに背景だけの絵を入れwhereをきっちり示して行く、また安易にバストアップを多用せずミドル・ロングとバランスよく入れていく・・・etc。
とにかく基礎的な構成力が当時の新人としては桁外れに高い。

プロの仕事を堪能できる作品集。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-03-20 01:38:14] [修正:2006-03-20 01:38:14] [このレビューのURL]

この漫画を読んで僕は泣きました。

作画はお世辞にも美麗だとは言えないと思うんですが、それを補って余りある珠玉のエピソードがぎっしり詰まっています。

個人的には6巻収録の「神の選択の巻」と7巻収録の「娘どろぼうの巻」が特にお気に入りです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-10-10 09:49:31] [修正:2005-10-10 09:50:00] [このレビューのURL]

学生が問題をかかえ、一風変わった教師がなんだかんだでそれを解決する。
教師がヤンキーだと『GTO』になり、教師がオタクだど本作『電波教師』になる。
以外にもオーソドックスな教師物。

小ネタとしてオタクあるあるを挟みつつ、本筋の話は教訓じみた話が小気味よく続く。
ここ!という見せ場のシーンも演出が上手い。
特に、あえてセリフを透かして、最大限絵を見せる手法は何度かハッとさせられた。

従来の教師物とは違って、女性徒メインではあるものの、美少女漫画(というか成人向け同人誌)を主戦場として活躍してきた作者なだけにサービスシーンも含めて「上手い」デキかと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-06-11 14:31:47] [修正:2012-06-11 14:31:47] [このレビューのURL]