「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

影を奪われ自分のアイデンティティを失ったウェンディが、ピーターパンを探しておとぎ話の世界を旅する冒険漫画です。

7つにわかれたピーターパンの影を回収していく上で、同じ様に影を奪われアイデンティティを失ったおとぎ話のキャラクター達を助けたり仲間にしたりして行くベタな内容。
「この作品、このエピソードは凄かったなぁ」って思えるようなインパクトがあるものがあれば良かった…

「影」が重要な作品なので、絵の白黒のはっきりとした感じは独特で良いです。全体的に安定しています。
特に二巻からはウェンディの髪の描き方がかわってより雰囲気が出てきます。

三巻後半は結構急展開。
こんな終わりになるとは思いませんでしたが、なんとなく良い感じにまとめていると思います。

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[投稿:2010-09-08 00:24:08] [修正:2010-09-08 00:24:08] [このレビューのURL]

かなり前の作品である事と、何より原作つきであるという事から作品の雰囲気に「あだち充」っぽさがあまり無いです。

内容はもうベッタベタ70年代さわやか青春ドラマです。

爽やか過ぎて今読むと台詞の数々がもうおかしくてたまりません。
「冷や水…飲むな… 腹巻き…忘れるな…」とか。これこの作品の決め台詞です。
(まぁこれはちょっと作品を斜に構えて読んだ場合ですが…)

普通に読めば話自体があまり長くないですし上述の通り凄い爽やかなのであっという間にさらっと読めるでしょう。
野球部の女子マネージャーが主人公なのですが、その「女子マネ」という存在に対しての偏見とかも凄い昔っぽくて時代を感じました。
青春ドラマが中心なので野球そのものの描写は期待してはいけません。バッテリーの二人だけでほとんど勝負決めてますし。
ベンチにいる女子マネが試合中にスタンドにいって観客から情報集めてベンチに戻るとかそんなとんでもないものもあったり。

時代を多少感じるだけで、決して悪い作品ではないですよ。

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[投稿:2010-09-04 00:57:01] [修正:2010-09-06 00:12:41] [このレビューのURL]

表紙は汚いおっさんばっかりが飾ってますが、実際は女の子達が実質的な主役です。(もちろん父親もこの作品に欠かせないキャラですが)

マイクロマシンという「自分の体内に別の人格がいる」みたいなちょっとSF風味な展開もときどきあったりしますが、基本的に日常コメディです。

絵は読みやすいし、キャラは一癖ある奴ばかり。
ギャグのテンポ良いし、他作品のパロディにもニヤリと出来る。
マイクロマシン達がからんでくると真面目にバカをやる所謂「シリアスな笑い」が今度は発生してきます(ノーパナイザーとか…笑)。

あっという間に既刊全巻読んでしまいました。
また好みにぴったりくる作品と出会えました。面白いです。


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[投稿:2010-09-03 00:10:49] [修正:2010-09-03 00:10:49] [このレビューのURL]

古いけど豪華絢爛な学生寮(ただしあと一年で閉館)、玲瓏館での住人たちが繰り広げるコメディ作品です。

設定だけだとどっかで見たことある様な気がされるかもしれませんが、一巻の時点で既にキャラ達の豊かな個性がいかんなく発揮されていてとても面白いです。
一巻後半の「エ ク ス タ シ ー」では吹き出しました。

絵柄は最早「Fellows!系」と言えば伝わるんじゃないかという感じで、しっかりと描かれています。
まだまだ話題になっていない作品ですが(作品名で検索すると、ここが三番目に出てきます)、これからじわじわ人気が伸びてくるんじゃないかと。

若干表紙で損してるんじゃないかという感じもしますね…

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[投稿:2010-08-31 00:31:58] [修正:2010-08-31 00:33:51] [このレビューのURL]

7点 煩悩寺

秋★枝先生の作品は相変わらず読んでてニヤニヤできます。

なんとも統一感の無いおかしな小山田君の部屋、通称「煩悩寺」にひょんなきっかけから入り浸る事になった小沢さん。
部屋にある変なものにうきうきしたり笑ったりする小沢さんがいちいちかわいいです。表情豊か。

そして中盤からラブコメ展開へ。
なんというか、三角関係の様な泥沼展開よりもこの作品はただ初々しい二人の関係を温かくニヤニヤ見守っていけたらなぁ、とか思います。
けど作者の作品の雰囲気からするとこれからまだ一筋縄ではいかないのでしょうね。

不定期なので続きが大分先になりそうですが、続きが楽しみです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-08-30 01:00:20] [修正:2010-08-30 01:00:20] [このレビューのURL]

「ヒロインがゾンビになっちゃった」という設定。
ですがヒロインがゾンビ化するのは一巻の終盤からです。

ちなみにゾンビといっても見た目は普通の人間と変わりませんので別にホラーっぽくもグロくもありません。
そんなわけで結局は彼女がゾンビという点で一風変わっているだけのラブコメです。

癖の少ない絵で安定していて読みやすいです。
ヒロインがゾンビという事で、一巻の終盤を読んだ限りではあまり長くならなさそうです。

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[投稿:2010-08-26 15:25:43] [修正:2010-08-26 15:25:43] [このレビューのURL]

絵が志村先生という事で衝動買いしました。
少ないですがカラーページが鮮やか。

普通に家に帰っていたはずなのに、気がつけば同じ様で別の世界へと迷い込んでしまった姉弟。
こういうSFチックな話はドラえもんとかで読んだことがある気がしないでもないのですが…

でも「何故迷い込んでしまったのか」「どうすれば元いた世界に戻れるのか」ちょっとずつ明らかになっていくのはやはり面白いです。
同じ様で別な世界。二つの世界を比べる事で元の世界では見えてこなかった他人の意外な一面を知ったり、あるいはどちらの世界でも変わらない良い面などを知っていく展開も良いです。

でもちょっとオチが弱い気がしました。
もっとどんでん返し的な結末も良かったかなと思いました。

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[投稿:2010-08-23 14:43:14] [修正:2010-08-23 14:43:14] [このレビューのURL]

原作が「涼宮ハルヒの憂鬱」の谷川流先生、キャラクターデザインが「異国迷路のクロワーゼ」の武田日向先生な和風ホラーファンタジー(なのか?)。

キャラクターの設定・ストーリーの雰囲気がどうしても「痕」や「月姫」を連想する場面が多いです。
そこから脱却できるかは今後の展開次第ですが…
二巻の時点ではどうしても「ありきたり感」は拭えません。

絵は背景は良いのに、肝心の人物の描き方がイマイチ安定しないのが残念です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-21 17:39:48] [修正:2010-08-21 17:39:48] [このレビューのURL]

実体験を元にした刑務所の描写は当然ながら生々しい。
主人公は一応存在しますが、ストーリーらしいものはなく、本当にたんたんと「刑務所にいる人間の一日」を描いていっています。

部屋の内装や小物にいたるまで徹底して描かれていて、刑務所の図鑑を読んでいる様な気分になりました。
他に類を見ない作品として是非一読してみては。

きっと漠然と持っている先入観を覆される様な点があるでしょう。

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[投稿:2010-08-19 14:42:44] [修正:2010-08-19 14:44:05] [このレビューのURL]

作画者の体調不良の為打ち切りとなって、現在単行本にはプレミア価格がついている「東方三月精」第一部。
単行本一冊となっていますが、実質漫画となっているのは100Pにも満たない短さです。

しょっぱなから作画に不安が募ります。
全体的に背景が白く、線も下書きとまではいわずとも、ラフに描かれている部分が目立ちます。

漫画チックにデフォルメがきいていてキャラがコミカルに動いている比良坂版三月精と比べると、内容自体はコメディでもどこか神秘的な東方の世界を感じさせるのが松倉版、という感じです。
(個人的には、比良坂版の方が好きです)

単行本の後半はキャラクター紹介、ゲーム紹介、ZUN描き下ろしの三月精のs小説となっています。
キャラクター紹介の欄では画像とキャラが間違っている箇所が多数あり、公式にしては酷いです。

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[投稿:2010-08-16 00:01:48] [修正:2010-08-16 00:04:40] [このレビューのURL]

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