「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

「鋼の錬金術師」の荒川弘先生による農業エッセイギャグマンガです。
漫画家になるまで20年以上実家の農家を手伝っていたという荒川先生の経歴を存分に活かされています。

北海道の農家で過ごしてないとまず遭遇しない事態の多いこと多いこと。
蘊蓄とか雑学が好きな自分には好みでした。
テンポの良さとツッコミのキレは本当に面白い。
「ハガレン」におけるギャグパートや、コミックスのおまけ4コマが「好き!」という方ならまずハマれると思います。

現時点で「鋼の錬金術師」と「獣神演武」を同時連載している作家さんですので、続刊は当分先になると思われるのが残念といえば残念です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-28 22:59:26] [修正:2010-02-28 22:59:26] [このレビューのURL]

7点 巨娘

この作品はかなり人を選ぶ!間違いないです。
特に「神戸在住」から同じ作者だから、という理由で買って同じような作品を期待するとかなりショックを受けるでしょう。
自分も事前に「かなり作風が違う」というのは知っていましたが、それでも「これ同じ作者なのか?」と驚く程別モノでした。

この作品は「巨娘」ことジョーさんを主役としたギャグ漫画です。
「神戸在住」でみせたコマとコマの間に挟まれるキャラクターのモノローグにあたる部分には作者(ナレーター?)からのセリフが入るようになってます。
絵の雰囲気、話のテンション、キャラのアクの強さ、ぶっ飛んだ展開どれも違いすぎます。
かなり初めは戸惑いながら読み、「読みづらい!」と思ったのですが読んでいくうちにこちらのテンポにも慣れることがなんとかできました。
結局、なんだかんだで今後新刊が出たら作者買いで買ってしまうだろうなぁ程度には好きになりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-28 22:57:47] [修正:2010-02-28 22:57:47] [このレビューのURL]

鬼頭作品読むのは実はこの作品が最初です。「ぼくらの」「なるたる」「ヴァンデミエールの翼」なども読んでみたいのですが、いかんせん巻数が多いし、なかなか安く手に入らないので…
という訳でこの作品で鬼頭先生に初挑戦してみましたが、悪くなかったです。
まず最初に、解れそうな繊細な線で描かれていて特徴的な絵をしていると思いました。
絵は背景が白くなりがちですが、独特の間と空気感が作れていて凄い。
「鬱」漫画が多いという先入観を持っていたので、割とギャグが多くて意外でした。他の方のレビューをみるとまだまだ安心できませんが・・w

あとこの作品の世界観はかなり初見殺しだと思います。
初めかなり戸惑いました。「これ途中に解説とかないんならちょっと読み続けるの無理だ・・・」と思うくらいでした。
が、単行本149Pから6Pにわたってこの作品の世界の解説が描かれています。
もっと早くこれ読ませてくれよと。まぁ解説のおかげで大分理解はできましたけど。
なので、この作品を読むときは149Pからの解説を読んでから読み始めるか、なんとか149Pまでは読み進めることをお薦めします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-28 22:56:33] [修正:2010-02-28 22:56:33] [このレビューのURL]

「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木先生の初期短編集。
表題作のほかに3作収録されており、描かれた時期の違いが絵柄にかなり現れています。
しかし、絵の未熟さを我慢して読んでいける程には面白かったです。
独特な擬音、あっといわせる展開はもちろん、
デビュー作である「武装ポーカー」からすでに荒木節全開でした。
後、荒木先生がおっぱいが「プルン!」とかパンチラを描いたりしてるのが個人的に衝撃的でしたw
アイリンのセクシーさは間違いなく荒木作品トップですね。

作者補正コミで7点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-28 22:52:12] [修正:2010-02-28 22:52:12] [このレビューのURL]

7点 LAWMAN

「ジオブリーダーズ」などの伊藤明弘先生の単巻もの。
ちなみに主人公の大蔵省特殊査察部第二課執行官入江省三は「ジオブリーダーズ」の登場人物らしいですが、ジオブリは未読なのでその上での感想です。
今のところ作者の作品なまだ「ベル☆スタア強盗団」しか読了してません。

内容はガンアクションなのは変わらず、ストーリーもどっかの映画で見たことある様なものですが、ベタ故に安定して楽しめます。
むしろ漫画でガンアクションをここまでカッコよく描けるのはホント少ないと思います。
作画に関しては全体的によく書き込まれていて、キャラデザも個人的に好み。
普段は飄々としているが、決めるところは決める入江の表情の変化もかっこいい。

全1巻で長くないので、ぱっと読んで楽しめる作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-28 22:51:25] [修正:2010-02-28 22:51:25] [このレビューのURL]

東方儚月抄から流れて、作者オリジナルであるこちらの作品も読みだしたのですが、これも面白いです。

芸能プロダクションが舞台の話なのですが…
序盤から主人公・木村(モクソン)のアイドルとしての人気の上がりっぷりはかなり展開が早く、苦労してトップアイドルに駆け上がっていく!みたいな内容は期待しない方が良いです。
むしろ天性のキャラクターと音楽の才能でどんどん成功し、短い内に事務所の経営を支える位の存在になってしまいます。

そこよりもモクソンがアイドルとして成功してく中、事務所内での所長やその他社員達の間でうごめく恋愛模様がメインです。
作中の言葉を借りるなら正に「泥沼っスね」という様な状態なのですが、
重苦しいドロドロした雰囲気を感じない為読んでいて苦痛ではありません。

そうなっているのは、モクソンのキャラクターのお陰だと思います。
自分自身も恋愛と仕事で悩んだりもしますが、皆が好きで、事務所の為にがんばりたいという純真なキャラクターが場を和ませてくれます。
また、作者の絵柄ももちろん良い意味で作品を軽くしてくれています。

とりあえずモクソンかわいいよ(結局そこかい)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-21 04:41:52] [修正:2010-01-21 18:03:04] [このレビューのURL]

東方Projectの漫画作品の中では一番シリアスな内容です。
ストーリーも全三巻丸ごと使う長編です。
作画担当の秋★枝先生の絵柄と、東方Project独特ともいえる台詞回しの力で、原作の幻想郷の雰囲気が十分に出ている点がファンとしては凄いと思いました。
間のとり方、表情、白黒の付け方などが上手い。

東方Projectのキャラ同士の会話は「言葉遊び」と称され、
公式にも(冗談とはいえ)Q&Aに「キャラクター同士の会話の意味がわかりません」と書かれている程独特。
つまり、東方Project知らない人が読んでも楽しめないな。という事です。結局は…w
原作ファンなら「おぉー原作っぽさが出てるな」という風に満足できるのですが。

その他この作品での見所は漫画での「スペルカード戦」でしょう。
実際絵にして動かしてみるとこんなにあっさりしたものなのか、という印象でした。もっと派手にドンパチかますのかと思ってました。
まぁあくまで「戦い」ではなく「弾幕ごっこ」なのでそういうものなのかもしれませんが。

「儚月抄」「三月精」「月のイナバと地上の因幡」とどれも漫画版東方は作画が良い人に恵まれているなと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-21 04:24:19] [修正:2010-01-21 18:02:10] [このレビューのURL]

原作既読。原作は超がつくくらい好きです。映画化万歳。
コミカライズっていう類の物にしては、雰囲気をぶち壊してしまう様な絵柄でも無くて安心しました。
(やっぱ原作挿絵の方が好みですが…)
内容も原作に概ね忠実に漫画化されています。

まぁ・・・この点数が8点になるか6点になるかは、正直2巻以降がどれだけ上手に漫画化できるかにかかってるといっても過言じゃありません。
それぐらいに素晴らしいラストだと思っているので。

未読の人になんとなくな世界観・ストーリーを説明すると
「紅の豚」と「天空の城ラピュタ」と「カリオストロの城」と「ローマの休日」を足して割った様な雰囲気の作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-18 13:53:58] [修正:2010-01-18 13:53:58] [このレビューのURL]

この作品の第一話を「コロコロコミック」誌上で読んだ時の衝撃は忘れません。
当時の連載していた作品の中でも、断トツで絵がうまく、アクションシーンも描け、ロボの書き込みやデザインも非常に凝っていました。ストーリーもシリアス。
要するに「超かっこよかった」んですね(笑)
夢中で読み返し、第一話の内容をずっと覚えていました。

しかし、ちょうどその頃は自分がコロコロを卒業するくらいの時期だった為別冊に移籍してた事もここで漫画登録するまで知りませんでした。
最近になってどうしても最後まであの「ランポ」を読んでみたいと思い、中古をさがしてようやく揃えました。

そして10年以上の間をあけて読んでみたのですが・・・
第一印象はキャラの顔!はじめは顔つきがデフォルメ調ないかにも「コロコロ」らしい顔でここが思い出補正との違いでした。連載後期はイケメンになってます(笑
ストーリーはいわゆるボーイミーツガールから、さらわれた姫をマリオのごとく救い出しに行く内容です。
絵の上手さに関しては思い出補正抜きにしても上手だと思います。

次に思ったのは「設定の凝り方」です。
どうみても児童向けじゃないし、漢字も難しいものが多く、これは小学生は読み飛ばすなぁと思いました。読み返してそこらの良さに気付けて良かったです。
ストーリーのまとめはちょっとイマイチ、というか駆け足に感じました。
作者の構想通りには描けなかったのだろうなと思いました。惜しい。

キャラは良し!ランポのいかにも主人公らしい性格と、そのライバルっぽい位置づけのローズもクールでかっこいい。
それ以上にロボットであるマスラオとかの性格の「人間臭さ」がとても良い。ダイの大冒険のキャラの様な武人っぷり。
帝国のロボ達の性格は一部除いてかませ、やられ役な奴ばっかでしたがw

昔の思い出の作品を年とってから読むと、「思い出ブレイカー」的な事になる事も多々あるのですが、この作品はそんな事ありませんでした。
今読んでもなお「かっこいい漫画だ」といえる作品です!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-31 15:54:14] [修正:2010-01-13 16:33:58] [このレビューのURL]

作画面では当然ながら「エマ」には遠く及びません。

しかし、「身分違いの戀」というベタながらドロドロもしていた「エマ」の内容に比べれるとストーリー性も少なく、あっさりしていて最初から最後まで読みやすかったです。
英国の華やかさと陰湿さ等が「エマ」では描かれますが、「シャーリー」で描かれるのはもっと平凡で素朴なメイド達の話です。
それが良い点と言えるかは読者の感性によるかもしれませんが・・
シャーリー以外のメイド達もキャラがしっかりしていて、短編で終わるのが惜しいと思う程でした。

作者のメイド愛には文句のつけようがない笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-10 03:09:47] [修正:2010-01-10 03:09:47] [このレビューのURL]

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