「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

大和和紀が描く平安物語といえば「あさきゆめみし」ですが、初期の作品のため絵柄も優美ではないし、コメディ色が強くノリは「はいからさん」。

幼い頃の恋が忘れられないため結婚できず当代一のプレイボーイの下で働くことになったけど、彼には惚れずに貴族ばかりを狙う泥棒に恋をして…
しかもその泥棒は…「ヤヌスの鏡」かよ!ってな感じだし、なんともしっちゃかめっちゃかで楽しい話です。

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[投稿:2013-08-11 23:20:21] [修正:2013-08-11 23:20:21] [このレビューのURL]

谷口ジロー氏の私小説的な主にペットにちなんだ作品集。
一話目の「犬を飼う」にグッときました。
漫画でペットを描く場合大半がかわいくて元気な描写ばかり。
でも現実はペットだって年老いてジワジワ弱って、手がかかって亡くなる場合が多いと思います。
それを淡々としたした描写で、胸の奥底に響く感動を生み出しているかと。

私も犬や他のペットを飼って、弱っていきつつも確かな生命力で最後まで頑張る姿を見たし、手がかかって大変だったことがあります。
余計にウルっときちゃいましたね。

この話犬や猫を飼う前の人に必読させた方がいいのでは。
ペットを飼うってこうやって最後まで看取ることも絶対なんだから。

あとの短編は悪くはないけどまぁ普通かな。

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[投稿:2013-08-10 23:02:48] [修正:2013-08-10 23:02:48] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

弱い者は踏みつけて、とにかく要領良く立ち回っていた高校生のヒロインは、学校の行事でバスの転落事故にあってしまう。
生き残った生徒は数人でヒロインがバカにしていたメンバーもまじっていた。
何故かこない救助、乏しい物資、その環境から脱出できなく寄せ集めのメンバーは元からの歪んだ人間関係のせいもあってどんどんギクシャクしていく…。

全6巻という短い中でハラハラと楽しませてくれて一気に読んでしまう作品です。
バス一台消えているのに見つけられないのが不自然だけど、また○子が狂いすぎだけどw、サバイバル技術もあり、サスペンスもあり。そして様々に人間関係の心の機敏を描ききっていて面白かったです。

ちょっとだけ"7seeds"に似ているかもと思いました。

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[投稿:2013-08-10 22:19:44] [修正:2013-08-10 22:19:44] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

とうとう100巻越え!
最終章が始まって結構年月が経つのですが、ホンマにこの漫画
終わるのでしょうか…?

真剣な戦闘シーンでも決め手がギャグで解決しちゃったりするので任侠物のストーリー漫画として読んだらかなり肩透かしをくらうかと。
秋野さんが大出世街道を歩んでいる以外はそもそもループ気味ですし。
あ、あと秋野さんとドンちゃんのロマンスも多少は進んでるか。
最初の方の恋模様には「気づかない方が変やろ」とイライラしてましたが、最近のお互いのだましいだましいの関係はもどかしくてキュンときて好きです。

私は最初は水戸黄門チックだし、問題が解決してはまた新たな敵が出てきて…の繰り返しやんと敬遠してましたが、肩の力を抜いて読めばハードボイルドにロマンスにギャグにと楽しめてB級娯楽漫画としてはかなり面白いものだと思うようになりました。

ギャグ要員がバカバカしすぎて、そのくせストーリーに重要に絡んでいる
ところなんて秀逸かと。(100巻だと馬場花子が最高でした。あの龍宝
のスキを突けるだなんてすんごいアサシンっぷり!)

マンサンのこち亀みたいなもんで長く連載することに意義がある作品
なのかなと。(もちろんそれなりに面白く)
ストーリー漫画として読んでないです。話だけでなくキャラクターの
性格も一貫してないとこあるし。

それにしてもラストってキッチリ完結するのかな?
ドンちゃんがヤクザを辞めるのか、秋野さんが姐さんになってしまうのか、はたまたもっと奇想天外な終わりがあるのか気になります。
結局何も変わらず2足のわらじはいたままだったら怒り狂ってしまいそうなので、それだけは勘弁して欲しいです。


------追記

最終巻まで読みました。
意外な終わり方だったけど、とてもよかったです。
まさかあんなシットリ終わるとは!!

本当はもっと連載短い予定だったんだろうな、とは思いますが長年コンスタントに楽しませてくれて感謝です。

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[投稿:2011-10-30 22:30:48] [修正:2013-08-10 22:03:08] [このレビューのURL]

鉄道に興味がない漫画家菊池さんが超鉄オタの横見さんに連れまわされて全国を鉄道で旅する実録ルポ漫画。
もう古い漫画になるので、彼らが乗った鉄道や降りた駅など無くなってしまったものが多いのが残念だけど、彼らのかけあいが楽しくて面白かったです。

なんてか鉄道の魅力はサブで「横見さんってば一般的に見て変でしょー」がキモな作品な気もしますが。
まぁ鉄オタ、私も何回か接したことありますが、あのずれた感じ非常に分かります。上手にライトに表現されているなと思いました。

これ菊池さんの方も鉄道好きだったら、ここまで面白くなかっただろうし読む人ももっと選んだだろうなぁ。

秘境駅、いつか行ってみたいと思いました。

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[投稿:2013-08-10 21:51:51] [修正:2013-08-10 21:51:51] [このレビューのURL]

舞台が20世紀初頭のヨーロッパで元良家のお嬢様がアパートで大家をしながら”なんでも屋”をするハートフル・コメディ漫画。
描き込みがガッチリなされている画。ほのぼのとしているけど上品な微エロ描写があったりして、掲載誌が掲載誌だけあって本当に森薫の作風に似ていますね。
まぁ森さんの方がマニアックに色々入れ込んでますけど。

様々な以来を周りを巻き込んでバタバタとこなしていくのは楽しくていいのですが、”なんでも屋”というよりお譲ちゃんができる範囲の”なんでも屋”さんなのでちょっと色々物足りなく感じました。

かわいいジゼルが痛快に活躍したり時には悩んだりを楽しむ作品なのかな。
連載していくうちに変わるかもしれませんが…。

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[投稿:2013-08-09 16:27:18] [修正:2013-08-09 16:27:18] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

主人公の大半が硬派なキャラを描くあの本宮ひろ志先生が、こんなラノベ風のタイトルでしかもワイフシェアリングを描いたっていうんだから手にとってみましたが…
先生、これワイフシェアリングというよりただの二股なんじゃないでしょうか?
美和が美人で金持ちな以外全然いい女に見えません。

まぁそれでも実は大企業の御曹司だったとか、不治の病だとか相も変わらずな荒唐無稽な展開で多少は楽しめましたが、内容くだらなすぎかなと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-09 15:38:14] [修正:2013-08-09 15:38:14] [このレビューのURL]

山菜や果物など自分ち近辺で手に入る材料で作る様々な料理たち。
初めて知る食べ物や、田舎暮らしの色々をホホーこんな世界もあるのかと、興味深く読めました。
ストーリーはあってないような感じなので、田舎の様々なことにへーっと思う以外は少々退屈でした。

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[投稿:2013-08-06 23:50:20] [修正:2013-08-06 23:50:20] [このレビューのURL]

『酒のほそ道』のスピンオフ作品。宗達は出てこなく、かすみちゃんが主人公になってます。
ワインを呑む頻度が『酒のほそ道』よりあがってるぐらいで、オッサンくさい呑みっぷりや酒場のあるある話は変わらず。
違いをしいていうなら宗達に思いいれがある人なら
「"たなびく"って酒だけじゃなくて男にもかよっ!かすみちゃんビッチ…」
と思うことぐらいでしょうか。

漫画の合間の箸休めはラズウェル先生が書いてるんですよね?
正直ノリがキモイです。「ヒ・ミ・ツ」とかやめて下さい。時代が止まりすぎです。
まぁだから最近のOLとは思えない内容なんでしょうけど…先生最近の女子会とか取材された方がいいんじゃないでしょか?

なんて書きつつお酒のあるある物語やかすみちゃんの惚れっぷりとオチに楽しんで読みましたが。

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[投稿:2013-08-04 23:21:27] [修正:2013-08-05 18:24:22] [このレビューのURL]

姉弟で漫画家の草食系な弟・森繁拓真が、肉食系な姉・東村アキコの指示するお店に行ってグルメレポを描くという妙な漫画。
個性的な姉が指示するお店は主にホルモン屋や濃いー飲み屋、挙句の果ては韓国にあったりしてお店自体は面白そうで美味しそうな所が多いです。
(肉が多すぎて胸焼けしそうになるけど)

ただ本人が創作の方が気が楽と最初にきっぱり言っている通り、結構様々なゲストが出てきて話いくらでも膨らませそうなのにわりに淡々と食べ物とお店のレポをするばかり。
頑張って色々表現しようとはしているものの「旨い」の連発や表現力で、この人食べ物にそんなに興味がないんだなぁと感じられるのが残念。
それなら姉のムチャなエピソードやゲストをいじって描けばいいのに、遠慮してるんだろうなぁ。

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[投稿:2013-07-25 00:40:11] [修正:2013-07-25 00:40:11] [このレビューのURL]