「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

『ピアノの森』と『ハチクロ』を足して2で割ったような漫画だなぁ。
と思いました。悪い意味じゃなくて。
主人公に暗さがあるものの、それが演奏と恋によって変化していき…
演奏シーンも迫力あっていいのですが、それだけでなく青春のキラキラ
した眩しさも上手に描かれていて、物語にグッと引き込まれました。
ただの音楽漫画にしていないところがいいです。

絵は下手じゃないけど、絵的に女の子があんまりかわいく見えないのが
ちょっともったいないなぁと思います。(好みの人すみません)

まだまだ物語途中なので暫定で7点。

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[投稿:2012-02-20 21:36:30] [修正:2012-02-20 21:36:30] [このレビューのURL]

温泉町で繰り広げられる、マージャン、役所、Iターンと様々な
ありそうでなさそうな設定で間が抜けた感じのちょっといい話が
展開されていますが、その間の抜け方が絶妙でうまい。

個人的にピントがちょっとずれた人々が出てくる話って好きなので、
ホテルまつばのオヤジさんや、まきちゃんのちゃっかり具合、ビール瓶
を売るなどの行動がコマの後ろの方でさりげなく描かれてたり、
焼き蕎麦の中に指輪がささってたりなど細かいところが私のツボを
押しまくってかなり笑えました。

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[投稿:2012-01-24 14:27:19] [修正:2012-01-24 14:27:19] [このレビューのURL]

7点 惡の華

文学にはまっちゃってる少年とドS少女+マドンナ 面白い取り合わせ
だし、物語がテンポ良く進んでいくのにもついひき込まれて読みました。
モヤモヤとした思春期独特の感情をねじくれた感じでぶちまけて
いる作風はいいですね。独特の面白さがあると思います。

まだ物語の着地点が見えてないので暫定で7点。(5巻まで)
今後どういった方向性を目指すんだろ?

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[投稿:2012-01-20 16:16:05] [修正:2012-01-20 16:16:05] [このレビューのURL]

手塚治虫先生の天才&漫画に対する奇人ぶりは有名ですが、
それが上手く漫画で表現されていると思います。
手塚先生や編集者などの周りの人々のギラギラした情熱、狂気が
画面からも伝わってきて色々度肝抜かれました。

先生自身の誰にも追随を許さないクリエイター魂があってこその、
あの見事な名作品群があるんだなとしみじみ思いました。
今現在あんな大量に描ける人っていないよなぁ。

手塚ファンにはたまらない作品。

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[投稿:2012-01-08 14:51:28] [修正:2012-01-08 14:51:28] [このレビューのURL]

7点 あずみ

正月早々一気読みする漫画じゃなかったですね…
48巻は確かに無駄に長すぎる。それでも私は前半の20巻ぐらい
まではグッと物語に引き込まれてハラハラ楽しんで読めました。

戦いの場を失った侍達の気持ちや、何よりあずみのキャラクターが
上手すぎる。美少女で刺客としての動きは天下一品だけど、実は
ひょうきんで人懐っこくてかわいいけど、己の宿命のせいで
幸せにはなれない。
読んでいてあずみには切ない気持ちにさせられました。

私は途中からループしていることやラストが何の解決もないと
分かっていて読み始めたから、敵役を残しておいてあずみの心情
も結局同じままなのは作者がとりあえずは筆を置いたけどまた
機会があればゴルゴや水戸黄門みたいに年月が経過しない
テーマ完結の話を続けたかったからでは?と思いました。

が、連載時から追っかけてあずみの行く末を長年見守ってきたなら
そら納得のいかない終わりでしょうね。


途中からは自分を殺しにかかってくる人以外は殺さないという姿勢を
とってたけど、最初明らかに忍びの村の罪なき人々を殺してたし、
そんな彼女が普通に幸福に暮らしていくことってできないよなぁ。
自分と係わった人が不幸になってしまってその事を避けたいなら
無人島か北海道の奥地で一人でひっそり暮らすしかないけど、
そんなラストは締りがなさすぎますね。

・殺してしまった罪なき人の家族によってあだ討ちされる

・敵役の柳生さん達を殺す

これぐらいしか思いつかないけどやっぱり納得のいくラストで
〆て欲しかったですね。そしたら名作になっただろうに。

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[投稿:2012-01-06 15:50:42] [修正:2012-01-06 15:50:42] [このレビューのURL]

ダーク・ファンタジーでいてほのぼの系で、独特の世界観を作り
出していて作者さんはすごいなぁと思います。

が、最初は線が細くてゴチャゴチャ沢山描きこまれている絵に
読み難さを感じ、またカイマンの頭の中の人や頭のトカゲ化という
当初のメインの謎にグッと引き込まれるものがなかったので
読むのを辞めようかなと思ってました。
私が面白くなってきたと感じたのは5-6巻辺りからかな。
それ以降はストーリー的にグイグイ惹きつけられ面白く読んでます。

敵かと思ったら味方で、いい奴かと思ったらダークだったり、
混沌さがいいですね。

あの世界が好みならずっぽりはまる漫画だと思いますが、私は
そこまでははまってはいないかな。

そうそう餃子に大葉を入れてみたら美味しかったです。

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[投稿:2011-11-17 14:47:00] [修正:2011-11-22 10:46:21] [このレビューのURL]

ギャグ漫画だから今読んだら色あせて見えるけど、当時はほんと
大笑いしまくってました。
なんてか前野と井沢のギャグや下品さばかりでなく、竹田と京子ちゃん
のラブコメをちょこっと入れるところがウマイなぁと思います。
あと最後に無理に話にオチをつけようとせず(主人公達の卒業後とか)
あくまでもバカバカしいまま終わったのもよかったです。

主に前野が繰り出すセンスある笑いの行動の数々、大好きでした。
友達内で大流行して稲中Tシャツ(稲中卓球部のユニフォーム)
買ってた子もいたなぁ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-11 19:49:59] [修正:2011-11-11 19:49:59] [このレビューのURL]

7点 Age,35

途中までは平凡だけど幸せな家族なのにお父さん浮気しちゃってるよ!
変な美女と。しかも不倫相手妊娠したって最悪やん!何やってんの!?
とまぁありがちって言えばありがちな話だったのですが、妻側の
ターンになってからが、そのモヤモヤとした嫉妬やホッコリ女と
見せかけて実は寂しい女だったと自覚していくところがよかったです。
もちろんミサの事情や心情&行動もユニークで魅力的なんだけどね。

ラストなんか子供たちそっちのけで二人ともヒドイ。(15才にして
帰る所なくなるって…。つーか子供の存在感ないよねこの漫画)
二人ともが35歳にして自分を見つめなおしたらこうなりましたって
イヤイヤ現実味はないけど、なかなか面白い到達点で予想を裏切られて
楽しめました。

柴門ふみさんの漫画ってどれを読んでも(最近の作品は酷すぎるので
除く)シーソーゲームみたいにテンポよく話が進むし、それなりに
面白く読めるのですが、読み終わった後私の中には何も残らず、
しばらくたてばどんなストーリーだったか忘れることが多いです。
けどこの作品はエゴまるだしの主人公達の心情がよく描かれている
せいか色々印象に残ってて、何度か読み返してしまいます。
彼女の作品の中では一番好きかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-07 01:38:29] [修正:2011-11-07 01:38:29] [このレビューのURL]

フィクションもまじっているけど、そのエピソードや物語作りが
上手いので思わず本当の事だったかなと調べなおしてしまう程。
面白く読みやすく、それでいて歴史の勉強にもなる漫画かと。

原作者の武田鉄也が大の竜馬好きなので、竜馬が非常ーーに
魅力的にえがかれてて、良いところだけでなく、悪いところも
包めて好きになっちゃいますよね、つい。

竜馬だけでなく、あの情報が少なく混沌とした時代に先を見越して
自分だけでなく国の事を思える人々ってやっぱり凄いし、素敵です。
そんな彼らの魅力を上手に表現していると思います。
幕末ってホンマ面白い時代やなぁ。

数年ごとに読み返すのですが、何回読んでも途中から熱中して
読んでしまいます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-10-19 21:08:00] [修正:2011-10-26 23:53:43] [このレビューのURL]

読んでて試合シーンは背中がピーンとなってしまってしまう作品。
競技かるたのルールや戦略など詳しく描かれてて、なじみのない
その世界にもすっと引き込まれてしまいました。

もはや巻末四コマ漫画で(面白くて好き)ネタにされる程恋愛要素が
ほとんどなく、熱い競技漫画。これはこれでいいと思うので、最後に
無理にLOVE路線にいかないことを願います。

主人公はもちろん、ほぼ全てのライバル達がみんな情熱的で
熱い漫画好きにはたまりません。

それにしても脇キャラ達がいい味出しすぎ。
特にドSの須藤さん、最高です。
「鼻毛でてるよ」ってどんなゆさぶりですかw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-03 13:34:52] [修正:2011-10-03 13:34:52] [このレビューのURL]