「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

筧さんがあまりにおばちゃんくさいのが面白いですw 底値をチェックしてたり、
賢二が料理する時に水の使いすぎを気にしたり、料理の合間にちゃんと洗い物
してたりして「ジ・男の料理!」じゃないところがいいです。

料理漫画としてはあくまで普通の日常のごはんを扱っているし、筧さんが
スタイルと美貌wを保つためのヘルシーメニューが多いし、野菜を使った
副菜が沢山でてくるのが非常に参考になります。
又季節を追ったメニューも多いし私の中では一番使える料理漫画だったり。

しかもダシちゃんととってなんて言わずにだしの素などOKで手早く出来る
ものが多いのが嬉しいところ。
ただ多くの料理に麺つゆを入れるので味に偏りがあるような気がしますが。

料理以外のストーリーもゲイの親との折り合いや、老後への考え方、パートナーに
対しても愛情の打算的な考え方などただのゲイの恋愛面を主体に描いてない
ところが興味深く面白いです。あまり40代のゲイの話って描かれないですものね。
また二人が弁護士と美容師という幅広い人々に出会う職業なので様々な人生テーマが
出てきて楽しめます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-05-10 11:45:56] [修正:2011-10-03 13:08:30] [このレビューのURL]

うわー内臓飛び出してるし!手に取るのもためらうような表紙だし!
それらを乗り越えて読むと非常に素晴らしい世界観が広がってて
面白かったです。

登場人物みーんな尋常じゃなく真剣で、どことなく狂ってて、刹那さが
あって作品全体にピーンと異常な緊張感がみなぎってますね。
好きだわ、こういう作品。

伊良子の刀の構え方とか、虎眼先生とか、後で考えるとバカっぽいん
だけど読んでる最中はついその異常な世界に引き込まれるパワーが
ありました。

ところであの、この漫画の作者さんってゲイなの?
こんなこと書いたらアホか!と怒られそうですが、扉絵などの
表紙がなんかホモくさいし。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-26 01:35:46] [修正:2011-09-26 01:37:57] [このレビューのURL]

子供の頃はアニメしか知らず、漫画版を読んだのは大人になってから。
キャンディってばまだ十代なのにめちゃめちゃ波乱万丈な人生を
歩んでてビックリ。9巻の間にジェットコースターばりに色々起こり
すぎて一気に読んでしまいます。

そして大富豪の養女になったり、イケメンにモテモテというラッキーさが
チャラになりそうな程の不幸っぷり。実をいうと子供の頃はキャンディの
めげない元気さがふてぶてしく感じてあまり好きじゃなかったです、が、
大人になって読むと、あんな辛い出来事の中人々に明るさを振舞うのって
物凄くパワーがいるし偉いなぁと思い直しました。
まぁ宿直サボリだけはどうかと思うけど。

「なかよし」で掲載されてたせいか、登場人物の心理描写は細かくないし、
ハッとさせられたりするものはないけれど、少女の憧れのお金持ちの
きらびやかさと様々な恋模様、意外にも綿密に下調べされた当時の欧米
社会の様子など楽しめる要素は盛り沢山かと。

原作者によるその後のキャンディ達を書いた小説作品があるみたいだけど、
そこまでディープなファンじゃないから読んでません。
アルバートさんとどうなったか気になるぐらいかな。(小説では触れ
られてないみたいだし)

それにしてもキャンディ裁判まだ決着がついてなかったのですね。
裁判終わってもいがらし先生が判決を無視するから終わらないし。
不謹慎ですがどちらかが亡くなるまでか、著作権が切れたら普通に
読めるようになるのでしょうか?
面白い作品だけにもったいない!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-20 19:49:35] [修正:2011-09-26 00:58:31] [このレビューのURL]

里さんブスって設定だけど、ブスに見えないし。
前作「放浪の家政婦さん」の初登場時は確実にブスだったのに…
この作者さんはキャラに惚れこむとかわいく描いちゃうから
仕方ないんだけどね。

それにしても里さんの説教シーンは面白い。本音でまくりって
いいですね。
五十鈴さんへの「くどき酒?」は笑っちゃいましたけど。
オチが秀逸すぎw

あとラ・メゾンイヤサカのあの真夏の夜の夢はよかったです。
もーしっちゃかめっちゃかで、登場人物みんなのダメなとことか
腹黒さが全開で面白かった。まさにシェークスピア!

今回の短編集は変わった料理が沢山出てきて、グレープフルーツ
とひじきのお寿司とかバナナのご飯とかレシピが気になりまくり!
後書きや出版社のBLOGなどにレシピ載せてるけど、せっかく
だから料理漫画みたいに作中にレシピや細かい料理シーン描いて
欲しいなぁ。それでも面白いと思うしより作中の料理が楽しめそう。

楽しんで笑えて読めて、人間の温かさも実感できるいい作品だと
思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-08 22:59:20] [修正:2011-09-12 10:31:14] [このレビューのURL]

正直好みの絵でも、魅惑的な絵でもなく、あまり共感できない
登場人物たちや世界観なのに読み出すと止まりませんでした。
壊れていく主人公の心情がリリカルに描かれてて、胸に重く
のしかかりました。

美しくありたいという女性の願望を叶えたりりこ。
それは永遠ではなく、本人もよく分かっていて、それでも止め
られないりりこの狂気さがビンビンに伝わってきて、人間の
奥底にある願望が刺激される作品かと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-08 22:29:26] [修正:2011-09-08 22:29:26] [このレビューのURL]

元お金持ちでゴージャス系美人でしつけも行き届いているお嬢育ちの
シオさんと、貧乏で不幸をしょった萌ちゃんのバチバチバトル漫画。
+蘭丸さんとで3人主人公に一見みえるのですが…

シオさんの一人主人公にしか思えなかったです。まぁ彼女のキャラ
クターかなり素敵な一品ですものね。派手派手しい美人で気位も
高くてそれが超お似合いでカッコいいのに、実は世間知らずで
ウブく、人に気をつかうのも得意。んーかわいすぎ!ギャップが
たまりませんね。

ストーリーのテンポもよく、続きはいったいどうなるのかとハラハラ
と楽しめました。

ただラスト、終わり方ちょっと無理矢理感あるけどそれ以上に
せっかくのオペラ成功の大チャンスなのに、日本に行き来しすぎ
なのでは?飛行機って結構遅れるのに!日本国内線じゃあるまいし
あれはありえん。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-08 01:10:20] [修正:2011-09-08 01:10:20] [このレビューのURL]

「輝夜姫」の途中から清水玲子さんにはついていけなくなったの
ですが、「秘密」で復活。清水さんのSFはやっぱり最高です。
事件の謎を解くために死人の脳を見ることに寄ってその死人が見てた
映像を見ることができるって…凄い発想!

1巻のあとがきで、小学生が殺害されて加害者が飛び降り自殺を
してしまったため真相が分からず仕舞いで終了した事件を元に
この発想が湧いたと書かれてました。私もそのニュースを見て
ましたが、あれからこんな物語が紡げるだなんて天才だなぁと
しみじみ思いました。

最新巻ではとうとう続くになってしまったけど、基本1冊内で
物語が完結しています。それだけに話によって面白さにバラつきが
あるかも。自分的には7巻が今の所(9巻まで読破)ベストかな。
託卵の話は『竜の眠る星』にも出てくるけど、それをあのように
組み立てるとは上手すぎる。


薪さんと青木と雪子さんのなんか泥臭い三角関係は、少女漫画だから
仕方ないとは思うのですが、個人的にはいらないです。
清水さんの恋愛ってなんか異常に相手にのめりこますので違和感が
沸いちゃって。薪さんなんか怖いわ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-02 02:17:41] [修正:2011-09-02 02:17:41] [このレビューのURL]

7点 リアル

読んでいると胸苦しくなりました。上手でいて迫力がある絵の描写、
特に高橋くんの現実と彼の抱く思い。すごいリアルを描いてますね。
健康な自分にとっては遠そうな世界ですが、誰しも交通事故にあって
車椅子に乗る可能性はある。そうなった時に高橋くんのように
考えてしまうのは普通でしょう。受け入れるのに時間がかかるのは
当然だし、それを物凄く丁寧に描いているのに感動しました。

こういう障害者が出てくる漫画って『ブラよろ』の斉藤先生みたいな
現実離れした理想ばかり口にするタイプがよく出てきますが、この
作品ではそういう人はいなく、周りの人々は黙って寄り添う優しさを
持ってるか、差別するか、無関心か。というように現実タッチな
ところがいいと思いました。

スラムダンクのような読んでいて楽しくワクワクするということは
ないけれど、グッと胸にくるのは確かかと。

まだまだ物語途中なので7点。(完結が何年後になるのか心配ですが)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-02 01:50:38] [修正:2011-09-02 01:50:38] [このレビューのURL]

ここでのレビューを読んで気になったので文庫本で買ってみました。

奇妙で不気味な出来事より、ヒロイン達のテンションの低さ具合が
気になり、面白かったです。
なんなの栞さんと紙魚子さんってば神経何本も抜けすぎですよ。
「生首事件」で生首を前に二人ってば淡々と会話を続けちゃったり
して、かなりキてますよね。素敵すぎ。

お友達の早苗さん達が普通な反応なので、登場人物みんなが
歪んだ世界じゃないのがより二人を際立たせてていいですね。

夢中になってページはめくりませんでしたが、読み終わっても
何故か余韻が残り、ついまた手にとってみてしまう魔力があると
思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-06 20:33:55] [修正:2011-08-06 20:33:55] [このレビューのURL]

7点 MAGIC

作者は短編の方が断然上手い。
短い枠組みの中でよくこの話組み立てたなぁと感心。
時空が歪むミステリー要素もあるSFものですが、サシャが人に
もたらす影響、禁断の愛を【水の中の月】に絡める詩的さ、
美しい絵柄で切なくストーリーを仕上げているのには感心します。
彼女の短編の中ではかなりの良作かと。

ラスト彼女の記憶に「え?どういうこと?」と思ったのですが
タイトル見て納得。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-02 12:57:00] [修正:2011-08-02 12:57:00] [このレビューのURL]