「臼井健士」さんのページ

大正14年の日本。ドイツではヒトラーが徐々に台頭せんと気を窺っていた頃。

ちょうど日本では学生野球が始まっていた。
パーティの席上で女であることを馬鹿にされた小笠原晶子は、その相手と野球で勝負することを思い付き、女学校のクラスメイトたちに声を掛ける。
が、そもそも「野球」って何?という感じでメンバーはなかなか揃わなかった・・・。

女子野球という設定は珍しくて新鮮。
原作小説の漫画化ということで小説版の挿絵を描いている方とは別の方による作画。
見やすいのだが、所々「描きなれていないな」と感じさせる箇所もあり。

アニメでは巴や胡蝶は「左打者」として描かれていましたが、野球黎明期の大正時代はまだ左打者は少ない模様で、
漫画版では全員が「右打者」として描かれています。

そして、アニメ・原作に比して「圧倒的にギャグ・コメディの要素が強い」のが漫画版の特徴です。
これが何と言うか絶妙!とにかくアニメ・原作以上に各キャラの差別化・個性付けに貢献していて面白いのです。

「大正野球娘。」は原作をベースとしながらも、漫画版・アニメがそれぞれ「独自路線」を進んでいて、
同じ題材でありながらも、それぞれが独立した展開として楽しめるという点で他作品とは異なります。

いよいよ第5巻から本格的に男子チームとの死闘が繰り広げられる模様。
それにしても最初の試合までこんなに引っ張る野球漫画は珍しい。
付け加えて言うならば、主人公のポジションが投手でない漫画も異色です。

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[投稿:2010-12-04 23:42:58] [修正:2010-12-04 23:42:58]