「臼井健士」さんのページ

総レビュー数: 439レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年06月18日

ドラゴンクエストシリーズ中、最もストーリーが重視されている作品の漫画なのに、完全に失敗作。

何が間違いかって描いている作家自体からして間違い。こんな絵じゃ戦闘シーン描けませんよ。さらにデザインからして狂っていませんか?第1話でテンがソラに手を差し出すコマなんて明らかに手の描写がおかしいでしょ。
仲間のモンスターはホイミスライムが変なディフォルメが入っていて不快だ。
それと・・・主人公がビアンカを助けるためにデモンズタワーに行ったとき仲間モンスターは一緒に連れて行ってるでしょ(汗)
1人だけで行くなんて有りえないって。

さらにテンが主人公とビアンカの息子にしてはアホ過ぎる。
作中で1回だけソラがテンのことを「お兄ちゃん」と呼んでいたが、兄と妹と正式に決定されたのはプレステ2に移植されたときなのだから、連載開始はそれ以前と来れば「兄と妹」ではなく「姉と弟」にしても良かったのでは?
そうすれば「気が強くて勇敢だが、勇者である弟に対して劣等感のある姉」と「勇者だが優しく、姉に対しては頭が上がらない、戦いには決して向かない弟」という性格付けもありで、2人の内面の描写が掘り下げられたと思うのだが。
かつての主人公とビアンカの関係ともダブルし。
「勇者としての男の子」の他者には決して分からない孤独と使命の重さを理解して、包み込むように守ってあげる存在という意味では「妹」ではなく、「姉」でなければならない。絶対に。

ただそれとしても作家を別の人にすることが大前提だが。

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[投稿:2010-12-11 17:57:18] [修正:2010-12-11 17:57:18] [このレビューのURL]

「キン肉マン」の人気キャラであるところのラーメンマンが主役の別ストーリー。

しかし「キン肉マン」と同じく辻褄の合わない矛盾だらけの作品であることは間違いない。
死んだはずのホーガンとか一体、いつ生き返ったのか何の説明もなく再登場していつの間にか「仲間」になってるし(汗)。
玉王も同じく最初に死んだはずでは?。
ホーガンにしてもガンダムにしても本来「悪党」のキャラでしょうに。「仲間」にするには無理がある。
ムエタイ使いの「チャーチャイ」くらいでしょう。登場した最初から仲間キャラだったのは。

この作品に出てくるラーメンマンと「キン肉マン」に出てくるラーメンマンはパラレルワールドの別人と考えたほうが良い。
「世界観」も明らかにおかしい。
まるで古代中国のごとき、そこに「生活する人々の暮らしぶり」。
いくら共産国家の中国と言っても20世紀の中国が舞台とは思えない。
鉄道・飛行機も無く、文明から隔絶されているかのような描写の数々は・・・・不自然過ぎますよ。

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[投稿:2010-12-05 00:08:03] [修正:2010-12-05 00:08:03] [このレビューのURL]

3点 X

CLAMP作品の集大成にして世紀末を舞台にして地球の未来を決める戦いを描く・・・・

はずだったのだが、とっくに1999年は過ぎ去ってしまった。なお完結は未定のまま中断中。
絵は美しいし、キャラも他作品から主役が参入してきたりとファンサービスも効いているのだけれど、いかんせん展開が進まないのではどうにもならない。小鳥の死以降は似たようなことばかりして巻数を浪費しているようにも感じるし。
「未発売の」次のコミックスのタロットカード「太陽」におそらくは北都ちゃんが出てくるはずなのに・・・・・。
待たせすぎだ。流石のファンでも付いて来れなくなってるぞ。

枚数の揃わないコミックスの「タロットカード」で作者は我々に何を占わせるつもりなのだろうか?

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[投稿:2010-11-27 20:42:00] [修正:2010-11-27 20:42:00] [このレビューのURL]

3点 HAPPY!

ヒットメーカーの作者にしては珍しい駄作です。

「YAWARA!」にイジメとか、誤解からくる非難とか、主人公の貧乏に借金・・・と「負のイメージばかり」を注入した劣化作品。そんな展開だから読んでて気分が良くない。

で、誤解が解けたら「手の平を返したように反省し、(主人公を)見直す周囲」ってのがこういう話のパターンだけれど、そういう展開では残念ながら「爽快感」は感じられない。

むしろ「自分の真実を見抜く目の無さ」を棚上げして、コロコロ旗色を変えようとする節操の無さに怒髪天を衝く!・・・と思います。

同タイトルで(文字が英語かカタカナかの違いだけ)で「盲導犬を題材にしたファミリー漫画」がありますが、読むならそちらの方にすべきでしょう。

『Happy!』よりも『ハッピー!』・・と覚えておきましょう。

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[投稿:2010-11-27 11:16:34] [修正:2010-11-27 11:16:34] [このレビューのURL]

アニメが大ヒットし、ヤフーのトップにまで最終回のニュースに嘆くファンの話が載るほど。
が・・・原作は?

アニメから入った方は見て驚くと思われるが・・・この作品四コマ漫画なのである。
だから、一貫したストーリー漫画と違い、連続したお話であるはずなのにそれがイチイチ
四コマ目で途切れるので非常にテンポが悪いと目に映るのである。

絵もさして上手いとは思えないし、ホント同人作家レベルだと思う。
何よりも「音楽」を題材としながら、アニメに比して音が出ないのは痛すぎる。

これは何も「耳から聞きとれないこと」を言っているわけではなく、
他の音楽を題材にした作品は「紙面上から作者の力量で音を感じさせるような構成」になっているのです。
が、この作家にはまだそんな技量はありません(涙)。

アニメ観てる方、ワザワザ買ってまで読む必要はないです。
アニメのほうが原作より絵が綺麗で、音楽が良くて、テンポがいいのなら原作読む意味は
「アニメの制作スタッフの力量の高さを知ろう」
以外はないと思います。

基本的にアニメが原作を超えるなんてことはまずないと思うのですよね。
過去の作品群を鑑みても。

これはその「数少ない例外作品」に挙げていいでしょう。
作者はアニメのスタッフに感謝するべきかと。

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[投稿:2010-09-11 18:05:42] [修正:2010-09-11 18:05:42] [このレビューのURL]

本屋の店頭で並んでいたので、「アニメ化決定」の帯と、
絵の可愛らしさで「読んでみようか・・・」という気になって買ってみました。

が・・・・正直、話は面白くなかった。失敗でしたね。

高校生になり、昔住んでいた町に戻ってきた主人公。
しかし、思い出すのは昔自分を散々に振り回した1歳年上の星好きの幼馴染。
正に悪夢のような出来事で思い出すのもツライトラウマになっていた。

入学した高校であろうことがその幼馴染と再会したことから始まる受難の日々。
人数不足で活動もままならない天文部をスタートさせるのだが・・・・・?

・・・・・・・物語があまりにも「軽過ぎ」!コメディ路線が過ぎる!
普通に描けば人物も綺麗に可愛らしく描けるのだが、この作品が前述の路線のため、
「人物の顔がしょっちゅう崩れてギャグ顔になる」
ため、綺麗な絵である場面のほうがむしろ少ない(大汗)。
ちゃんとした人物絵が見れるのは・・・表紙とか・・・表紙とか・・・表紙とか・・・・。

しかも話の内容もあって無きが如し。
コメディ路線ばっかりだから真剣に論じるような話ではそもそもがないし。
同じ宇宙・空・天体をテーマにした作品なら「ふたつのスピカ」のほうをオススメしたい。

1巻だけ読んで、この路線が合わないと感じた方は手を引くようにしたほうがいいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-11 18:03:48] [修正:2010-09-11 18:03:48] [このレビューのURL]

ジブリのアニメ版の原作だが・・・・宮崎さんも言っていたが「連載作品としては中途半端」。
話も映画とは全然違う。映画も特別起伏のある話では無かったが、こちらは雫が幼すぎる上に映画よりもさらに「何もない」・・。
だから実質、打ち切り扱いだし宮崎さんが拾ってくれなかったら、誰も知らないまま歴史の片隅に埋もれていった作品だと思う。
あおい先生は絵は上手いのだが、話の作り方がイマイチで総合的には並・もしくはそれ以下になってしまうのは惜しい。
続編が短編として後に描かれたのだが、それだって映画化が無かったら有り得なかったことだ。
もっとも、宮崎アニメの大ファンというあおい先生にしてみれば「棚からボタ餅」どころの話ではなかっただろう。
何度も言うが、映画化されてなければとっくの昔に絶版作品だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-16 06:34:05] [修正:2010-07-16 06:34:05] [このレビューのURL]

白泉社の漫画雑誌で連載されている作品は、少女マンガに位置しながら「男子が主人公」のものも多い。
少女マンガで男子が主役って、「りぼん」とか「ちゃお」とかではかなり異端というか、
有り得ないくらいの設定になってしまうのだけれど、「花とゆめ」や「LaLa」では普通。

つまりその分、男性が読んでも読みやすい作品というか、共感しやすい作品が多いのだとも言える。
そんな中、昨今増えている漫画のジャンルに
・「女の子っポイ男の子・女装する男の子」をテーマにした作品というのがある。
このジャンルはここ数年で急速に広まったジャンルで、「オトメン」もこのジャンルの作品に位置していると
考えていいだろう。

それで、このジャンルの作品を描く上で予想できるのは、「主人公が周囲の人たちに比して異端」と扱われ、
軋轢や対立、さらには精神の「女性」と肉体の「男性」という相反する性に葛藤したり苦しんだりするという展開。
普通に真っ当に描けば、この問題を避けて通ることは出来ないはずだ。

しかし、多くの作品群は上記をしっかりと描いてはいない。
なぜか皆「女装や精神的な女性部分が周囲の人たちに違和感なく受け入れられてしまうというコメディ調の展開」に終始してしまう。
出る作品、出る作品なぜか皆同じである。
それは、真剣に上記の課題を描こうとすると、どうしても展開が重苦しくなり、とても読み続けられないことが予想されるからであろう。
だから、皆それを避けようとする。そうすると必然的に雰囲気・展開がコメディ調になり、軽く読み流せる半面底が浅く、物語に深みがなくなる。
よって長期連載できるほどお話が続けられず、短命に終わるという結末。

この漫画の主人公男子「正宗飛鳥」も料理や家事が得意という女性のような面と、外面の男らしさとのギャップに苦しむ姿は一応は描かれている。
だが・・・・描き方がどうにも軽いというか、やはり「コメディ寄りの苦しみ方」(表現の底が浅い)のような気がしてならない。
しかも年齢が高校生に達しているので、思春期は既に過ぎて精神的には既に一山も二山も越えてしまっているような印象を受けるのが難点。
このテーマで描くならば年齢設定は「中学生」が妥当だと思う。高校生だと歳をとり過ぎ。

後、絵柄もやはり「コメディ系の絵柄」だと思いますね。シリアス展開させようとしても絵とミスマッチのように感じました。
ドラマ化されたのに全然当たらなかったという訳が分かるような気がします。

主人公は「精神的に女性な男子」ではなく「少女趣味の男子」です。
男らしく!などと思う必要もなく、精神的には8割以上男子。女性部分は2割くらいでしょう。
これがもし逆なら全然違う雰囲気の作品になっていたはず。読みたいのはむしろそちらのほうです。残念でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-19 18:41:12] [修正:2010-06-19 18:41:12] [このレビューのURL]

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