「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

[ネタバレあり]

京都に住む美人の姉二人と弟一人の姉弟達の恋やら結婚やら仕事やらの様々な考え方がつまったコメディ…になるのかな。
弟は自分の中で細かく考えすぎてて、一見当たりはええけど相手に対してハッキリとした態度をとってなかったり、姉その1はややこしい恋愛をしているようで竹を割ったような思い切りのいい性格だったり、ほんわかした姉その2が実は大変ややこしい人やったりでそれぞれ面白い恋模様となってます。
鳥飼さんの描く会話のテンポや恋愛観は様々に切り込まれてて「わかるわかる。上手いなー。」と感心します。


またいづ重の寿司やらレース羊羹がでてきたりで京都の風情もちょっぴり楽しめるのも、わりと斜め上でテンポのいい展開も面白かったのですが、正直楽しめたのは五重塔のてっぺんのくだりまでかなぁ。以後の展開、特に長女の話はちょっと飛躍しすぎてて「その展開はないやろー」としか思えなくて(養女のくだりとか)…。読めないラスト展開にしたかったのかもしれませんが、私はいまいちに感じました。

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[投稿:2014-09-24 19:11:40] [修正:2014-09-24 19:11:40] [このレビューのURL]

なんていうかB級娯楽漫画としてはピカイチな作品。
一見18世紀ヨーロッパの様々な地域の(もちろん主にフランス)当時の料理のウンチクがあって、宮廷料理人が腕を振るう話なのですが、マジメなようでばかばかしく、ばかばかしいようで真面目な感じでしょうか。
だって主人公は元江戸幕府の田沼意次の料理番をしていて、どうやってか鎖国の日本を飛び出して、本当になぜかマリーテレジアの料理人に再就職できた人ですから…この時点で「なんでやねん」
そして繰り出される謎の調理技、マリーアントワネットようりも偉そうな態度などもう色々ツッコミどころ満載だけど、突き抜けててそれなりに面白いと思います。こういう作品好きなんだけどなぁ2巻で終了して残念。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-01 15:32:55] [修正:2014-08-01 15:32:55] [このレビューのURL]

5点 MIX

あの伝説の明青学園で再び才能ある兄弟が野球をするお話。
MIXは過去作品のMIXってことなんでしょうか?
双子ではないけど同学年の兄弟は片方はモテモテで片方は普通。
ヒロインは同じ家に暮らすかわいいモテモテの妹。
監督の娘さんは美人で新体操のホープ。


・・・ひっぱりだしてきてますね。
まぁ楽しめるといえば楽しめるのですが「タッチ」のように国民的漫画になるかどうかは今のところ(5巻まで既読)微妙ですね。
キャラクターの性格まで焼き直しだし(いつもか…)いつものあだち漫画としか思えなくて。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-01 15:21:56] [修正:2014-08-01 15:21:56] [このレビューのURL]

日本各地の葬式を研究する教授が、あちこちの葬式に出向きながらついでに(?)事件も解決していくお話。
民俗学好きなら結構楽しめるかと。
まだ一巻しか出てないので2箇所しか出向いてませんが、日本でセレモニーホールでの葬式が一般化しつつある中、消えつつある地域に土着した葬式はかなり興味深いです。

お葬式の解説は良いんだけど、謎解きの方は作者さんが巻末で書かれているようにかなりぎこちなく、推理物が好きな人には物足りないかも。
私も「え?なんでこの場で殺そうとする必要が??」と読みながら思いましたもの。

変人教授と男の娘のコンビもいい感じです。

連載が続くようでよかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-01 15:11:06] [修正:2014-08-01 15:11:47] [このレビューのURL]

文芸誌編集に携わる離婚も経験した40代の女性の久々に舞い降りた恋愛物語。
+都都逸とチェコ料理。

これは掲載誌の関係もあるけど、完璧中年以降向けの恋愛ものですね。
恋愛における面倒さととまどい、うんリアルだなぁ。素敵な物語でした。
このシリーズを3冊読んで正直感動したのは初めてでした。ラストの方なんかホロリときちゃいましたよ!
年とっても色々ありますねぇ。さすが小池田マヤさん!

恋愛面と都都逸の解説はよかったけど、今回前二作と比べてお料理がイマイチ?
今回チェコ料理三昧でしたが、私はチェコを少し旅したことがあるので、カルロディバリで炭酸ワッフル食べたな?とかクネドリーキって自分で作れるんだ!とか楽しめたのですが、家人がチェコ料理を食べたことも見たこともないので絵を見てもいつものように「食べてみたい」という感情が沸き起こらなかった模様。カバーなどでカラー写真があればもう少し想像できたのにとぼやいてました。
マジョラムが手に入ったら作ってみようかな、チェコ料理。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-02 22:34:28] [修正:2014-07-02 22:39:44] [このレビューのURL]

京都の路地裏長屋で様々職人さんたちが出てきてそれぞれの恋愛物語のオムニバス。
へーこんな仕事がとか京都の風習とか意外な展開もある恋愛物語が多少楽しめました。
けど私にはなんかこう普通というかライトに読めるけど一度読んだからもういいかなという感じでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-02 21:55:46] [修正:2014-07-02 21:55:46] [このレビューのURL]

フィギィアスケートシングル男子のトップ選手と出版社で健康雑誌を作るヒロインとの恋愛ものなんだけど…小川さんネタに困ってらっしゃる?確かに日本のシングル男子はかつてないほど盛り上がっているけど、やはり絵にしたら華が足りなくて盛り上がらないし、正直恋愛面もいまいちに感じました。
前作のキスネバはスケート以外にも恋愛や過去事件、心理面など色々面白かったけどこの作品は物足りなくて微妙かなぁ。
過去のキャラを沢山だしたりして過去作品からのファンは嬉しいだろうけど、最初から盛りだくさんに出てくるのでわかりづらかったです。

まだ3巻までしか出てないのでこれから盛り上がるかもしれませんが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-02 21:47:44] [修正:2014-07-02 21:47:44] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

画力は凄い。口数が少ないと言うか会話下手な主人公の表現としてセリフが少なく絵で語ろうとしているのはピッタリだと思う。登山の合間に挟まれる幻想はいいとして、過去と現在を混在させ過ぎて読みにくいのが残念。もう少しプロットを上手く組んでもらえると傑作なのになぁ。
あと周りのキャラクターが色々唐突すぎる。え?で?と思う人が多過ぎ。

個人的には原作に沿ったラストが良かったなぁ。描いてて主人公に救いを与えたくなったんだろうけど、じゃああの山の神との会話はなんだったんだ!と思えてしまって。

山の美しさ、クライミングの過酷さ、山に取り憑かれる狂気さは素晴らしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-01 12:08:10] [修正:2014-07-01 12:08:10] [このレビューのURL]

競馬サークルが舞台でいかに勝って儲けるか?な物語。
甲斐谷さんらしく競馬の様々な解説、倍率や確率など数字を細かに書いて色々な推察で話が進んで行くけど、競馬にそう興味がないので微妙…。読んでても目がすべっちゃいます。
ベニコさんがナナオをあの手この手で騙すのが面白いぐらいかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-01 11:48:36] [修正:2014-07-01 11:48:36] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

文化的視点から描いた戦国時代もの。
焼き物がより気になる存在になること請け合い(!?)
個性的なキャラ達、ダイナミックな構図、笑いあり泣きなりな独特なストーリー展開、よく題材にされているこの時代をいかにも漫画ならではの表現でかなり面白く仕上げていると思います。

史実にこだわる人にはえー?なエピソード盛り沢山だけど、私は笑えて好きです。具志堅用高とか草間彌生部屋とか。
安土城からの夜景シーンや秀吉の最期なんてのは感動しましたし、作者さんシーン作るの本当に上手!


そろそろラストも見えてきたけど、古織最後の≪へうげる≫シーンにも期待しています。

(18巻まで既読)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-06-02 16:23:23] [修正:2014-06-02 16:23:23] [このレビューのURL]