「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

4点 ONE PIECE

子供の頃や若い頃に読み始めてたら物語に乗りきれたかもしれません。
あまりにも売れてるから、読み出したらドキドキワクワクして手が
止まらなくなるかもと期待しすぎたのもあったでしょう。
けど私には無理でした。6ー7巻ぐらいまで我慢して読んでみたけど
皆さんが書かれているナントカ編まですらたどり着くことができ
ませんでした。

絵もそこそこうまく各話の扉ページまで色々凝っててセンスいいし、
凄いなと思うし、そこそこは読めたのですが、話に引き込まれることは
なかったです。続き気にならないし。
多分私の年齢的にも今更仲間がどうたらとか友情がどうたらとか
描かれても「ふーん」としか思えなくて。
話のアプローチや表現が古典的でなくもっと斬新だったらよかったのかも。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-02-06 20:28:11] [修正:2012-02-06 20:28:49] [このレビューのURL]

あずまきよひこはキャラ立ちさせるのが本当に上手だなぁ。
主役陣はもちろんのこと、三姉妹のそれぞれの友達の性格まで
読み手にこの子はこういう子って把握させてくれるんだもの。

登場人物女の子が多いけど、彼の作るかわいい女子キャラって読者に
媚びた感じがしないので女性にもウケるんじゃないのかなぁ。
バランス感覚が絶妙だよね。

よつばを通じてそこいらにあふれている日常の面白さを再発見
させてくれるだけでなく、そのキャラ達が絡んで作る人間関係までも
楽しませてくれてます。


最初の方はよつばの最強っぷりが異次元な感じがしたのですが、
巻がすすむにつれよつばにも普通の子供と同じく嘘をついたり
ワーワー泣いたりダメなところがあったり、敵対する相手(ヤンダ)
が出てきたりして、共感できるようになりました。
が、はちゃめちゃっぷりが減ってきて普通の元気な子供になりつつ
あるような気がします。(11巻まで既読)



個人的にすごく気になること。綾瀬家の玄関の鍵って開けっ放しなん?
女の子(しかも三人ともめっちゃかわいい)だらけの家なのに…。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-12-12 23:04:39] [修正:2011-12-12 23:04:39] [このレビューのURL]

吉田秋生氏の作品は「BNANA FISH」は面白いと思ったものの
他の作品「ラヴァーズ・キス」や「吉祥天女」は買って読んだものの
あまり面白く感じなくすぐに売ってしまい、もう彼女の作品は読まなくて
いいかなぁと思ってました。
が、「海街」にはしてやられました。

物語の視点は主に看護師の幸29歳と中学生すず14歳(二人とも物語の
進行と共に歳を重ねていってる)のものなんだけど、それぞれ興味深い。
すずの視点は両親共に亡くし複雑な環境のせいか大人っぽい所が
あるものの瑞々しく、幸は家庭や仕事柄様々なことを背負ってきた
せいか熟成された所があるけれど頑なだったりして違いが面白いです。

特に一話目が秀逸で幸の「キャパが狭いのを責めてはいけない」って
セリフにはハッとさせられたり、蝉時雨にまぎれて文字には表現され
なかったすずの大泣きに感動させられたり素晴らしい出来。
どちらかというと大人向けの物語ですね。

家族への思いや絆、恋愛など様々な出来事の中に鎌倉の桜や紅葉等の
四季が魅力的に描かれており、それだけでなく昔ながらの野花を植えた
自宅の庭や、梅酒を作って床下にしまったりするなど失われつつある
様々な慣習がさりげなく描かれているのもいいです!

ただ話が進むにつれ、異常に偶然に会うことや、人物達があちこちで
繋がっているのには「ここは人口2000人ぐらいの離島かよ…」と
思ってしまいました。

あと絵柄は相変わらずすっとした線で上手く読みやすいんだけど、他の
年取った作家さんのように目に力がなく、また絵によって左右バラバラの
視線に見え、なんか気になります。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-11-22 15:45:43] [修正:2011-11-22 15:45:43] [このレビューのURL]

フィクションもまじっているけど、そのエピソードや物語作りが
上手いので思わず本当の事だったかなと調べなおしてしまう程。
面白く読みやすく、それでいて歴史の勉強にもなる漫画かと。

原作者の武田鉄也が大の竜馬好きなので、竜馬が非常ーーに
魅力的にえがかれてて、良いところだけでなく、悪いところも
包めて好きになっちゃいますよね、つい。

竜馬だけでなく、あの情報が少なく混沌とした時代に先を見越して
自分だけでなく国の事を思える人々ってやっぱり凄いし、素敵です。
そんな彼らの魅力を上手に表現していると思います。
幕末ってホンマ面白い時代やなぁ。

数年ごとに読み返すのですが、何回読んでも途中から熱中して
読んでしまいます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-10-19 21:08:00] [修正:2011-10-26 23:53:43] [このレビューのURL]

筧さんがあまりにおばちゃんくさいのが面白いですw 底値をチェックしてたり、
賢二が料理する時に水の使いすぎを気にしたり、料理の合間にちゃんと洗い物
してたりして「ジ・男の料理!」じゃないところがいいです。

料理漫画としてはあくまで普通の日常のごはんを扱っているし、筧さんが
スタイルと美貌wを保つためのヘルシーメニューが多いし、野菜を使った
副菜が沢山でてくるのが非常に参考になります。
又季節を追ったメニューも多いし私の中では一番使える料理漫画だったり。

しかもダシちゃんととってなんて言わずにだしの素などOKで手早く出来る
ものが多いのが嬉しいところ。
ただ多くの料理に麺つゆを入れるので味に偏りがあるような気がしますが。

料理以外のストーリーもゲイの親との折り合いや、老後への考え方、パートナーに
対しても愛情の打算的な考え方などただのゲイの恋愛面を主体に描いてない
ところが興味深く面白いです。あまり40代のゲイの話って描かれないですものね。
また二人が弁護士と美容師という幅広い人々に出会う職業なので様々な人生テーマが
出てきて楽しめます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-05-10 11:45:56] [修正:2011-10-03 13:08:30] [このレビューのURL]

新刊(47巻)でかなり進展したので(物語時間は相変わらず経過して
ないけど)書いてみました。
ほんっともうよーやっく。おせーよ速水さん!w

少女漫画を読みなれた私でも読む前は絵が古臭いし青筋や白目の多用に
「なんか怖いよこの漫画!」と思いました。が、読んだら引き込まれる
こと引き込まれること。
情熱が半端ない!マヤも亜弓さんも月影先生も!
第一話目からして主人公自ら冬の海に飛び込むって尋常じゃないよ。
こんな熱くて面白い少女漫画読んだことなかったので、なんだ古い漫画も
面白いやん。と以降古い漫画でも読むようになりました。

確かに紅天女編に入ってからテンポがかなり悪くなり、東京に帰って
きてからは無限ループに入ったのかと思われ(そして未完になるのかと
心配し)、作品のテンションが落ちてしまいましたが、紅天女に
たどり着くまでは最高に面白い作品だと思います。
マヤ、亜弓さん、月影先生の演劇にかける尋常のなさが面白いのですが、
ここ数巻マヤが恋愛にグジグジ悩んでその情熱を見せてないのが
物語を面白くなくさせてるのかもしれませんね。

最近の出来が悪くてもパワーがあって約20年も私を惹きつけてる
作品なので(休載のせいでもあるけど)9点。


演劇への情熱だけでなく、魅力的な作中劇(紅天女除く)、月影先生の
激情を越えるレッスン、古典的な二人の恋愛模様、臭いポエミーな
桜小路くん、ライバル亜弓さんのカッコ良さなどもたまりません。

特に亜弓さん、一見なんでもこなせて美しいのに実は孤独で愛も知らず
(そういえばマネージャーの松川さんどこ行ったの?クビ?)
物凄い努力が天才マヤにいつも砕かれて思わずマヤより応援してしまいます。
美内先生もライバルを引き上げすぎてどっちが紅天女になるかを選べなくて
こんなグダグダな連載状態になってるのかな?と思ってしまいます。
個人的にはもうダブルキャストでええやんかと。

それにしてもコミックス化にあたって全部書き直すんだったら雑誌に
連載しなくてもいいんじゃないのか…(どーせ売れるんだし)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-08-02 17:22:31] [修正:2011-08-03 18:15:50] [このレビューのURL]

7点

まだ「MOON」は未読。
これバレエ漫画じゃないですよね。
バレエ漫画といえば少女漫画の範囲内って固定観念があり、
それを青年誌で、あの熱い作風の曽田正人が描いているって
いうので興味深々で読みました。

・・・バレエというより天才の物語で驚き。
読んでても全くもって彼女達のバレエを観たいとは思いませんでした。
気迫と熱さがほんと半端ない。怖くって観れないって。
バレエより天才たるものとはどういうことかという描写に目が
行きました。

主人公の心情、行動は訳がわからないところが多く、普通の漫画だと
天才だけどドジとか庶民的など意外とかわいいっと見せることが
多いですが、昴に関してはそれなし。
読者がほとんど昴に共感できないってそれがまさしく孤高の天才の描写
じゃないでしょうか?すごいなぁ。

それにしても明らかに昴はモダン向きですよね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-15 22:18:05] [修正:2011-07-15 22:18:05] [このレビューのURL]

日常系漫画ときいて「よつばと!」が好きなのでそんな感じかなぁと
期待して読んだのですが…すみません、歩鳥のキャラが全くもって
ダメでした。バタバタしてるだけで何が面白いのかさっぱり
分からず。2巻までで限界でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-11 23:10:42] [修正:2011-07-11 23:10:42] [このレビューのURL]

これ連載時は展開が読めないわ浮世さんは謎めいてるわで
ほんとハラハラして読んだものです。日常にあるサスペンスで面白い。
浮世さんのキャラ設定がうまい。本当にこういう人いそうだし。
断れない人っているよねぇ。しかしこの人色気あるなぁ。
他の女性達、細川先輩もみっちゃんの性格も上手だし、複雑で
怖い女心を表現しててゾクリとしました。

本気でしたい仕事、自分の居場所探しとテーマはそれまでの星里作品
と同じだけど、こういうシリアスなのも描けるだなと感心しました。
ラストの着地点もいいし、最後まで物語をひっぱる力がある作品
だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-04 23:16:05] [修正:2011-07-04 23:16:05] [このレビューのURL]

8点 7SEEDS

只今連載を楽しみにしている漫画の一つです。
絵が古っぽいというか独特の雰囲気を出している作家さんなので
なんとなく手がのびなかったのですが、友人があまりに面白いと
言うので読んでみたら…めちゃくちゃ圧倒されました!
一巻読んだ途端すぐに7種の世界に引きずり込まれました。

SF設定的には電車などの鉄がぐにゃってなるのに電源が生きてたり、
虫や恐竜っぽいものなどの生態系の超変化から、X-Dayから一万年
はたってそうなのに過去物質が全然使えたりして微妙です。
もう少し考察して描けばいいのにと思いますが、まぁ科学がめっちゃ
発展したか、特別なことが世界に起こったことにしています。
あと地理的に人同士が出会いすぎて、日本そんな狭ないやろーと
ツッコミどころ満載。

ですがそんなことも吹き飛ばしちゃうぐらいストーリーが上手い!
色々なエピソードや違う性格の人同士の組み合わせで起こる反応
などは納得させられますし、魅惑的です。

竜宮編までの物語のスピード感は最高です。
ハラハラドキドキ感は半端じゃない。
ただ最近(19巻まで読了段階)の物語の進行状況は鈍りすぎで、
大丈夫かな?終わりはちゃんと着地させてくれるかなと心配ですが。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-06-29 01:35:02] [修正:2011-06-29 01:35:02] [このレビューのURL]