「臼井健士」さんのページ

総レビュー数: 439レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年06月18日

キャプテン翼もそんな大した作品とは思いませんでしたが、このシリーズは酷すぎです。
日本が強すぎで不自然な展開ばかり・・・・1点差ゲームがやたら多いとか全く負けないし・・・とかは前作にも当たる「小・中・高校生編」でも見られたことですが、このシリーズのくだらなさの原因は「アホな新キャラ」の登場に尽きます。

「いいデータを持ってる」から「井出保」とか、「なんだな!」なんて言ってる場合じゃないだろうに。
さらに世界各国のライバルチームの監督もスウェーデンチームの監督が隻眼のアイパッチをした海賊もどきだし、ウルグアイチームは戦前の軍国主義丸出しみたいなオヤジだし・・・・。まさか「お国柄を反映させたんです」なんて言い出す気ではないだろうな???。何か高橋先生の頭のネジが2・3本飛んだような錯覚にすら陥ります。しかも日本に「悪い気が集まっている」とか言い出す変な占い師の婆さんまで登場して日向の母親が倒れたりとか災いがチームを襲うとか・・・話の本筋に全く関係ないじゃないか。
さらにライバルである「ドイツ」や「アルゼンチン」の扱いが酷すぎ。試合結果だけになり、ほとんど出番なしって・・・・・おい、Jr.ユースで日本をあれだけ苦しめたシュナイダーやディアスがそんなにあっさりと負けるわけないだろう。ドイツのキーパー・ミューラーが五失点もするか!新登場のブラジルチームやスウェーデンチームの強さばかりを強調する余り、強さのインフレが激しくなり、過去に登場のドイツやアルゼンチンは雑魚扱いなんてふざけ過ぎだ。日本ばかりにスポットライトを当てて、前作では他チームの試合もちゃんと描いていたのに「それすら」しなくなったのは手抜きだ。
決勝も「サッカーの王様」とか言って鳴り物入りで登場したナトレーゼが加わっても、結局「優勝は日本」・・・今まで散々「勿体ぶった」末の登場は肩透かしもいいとこ。

実はこの漫画よりも先にゲームで「キャプテン翼2」そして「キャプテン翼3」が発売されていてオリジナルの展開が進んでいたのだが、そちらで登場していたキャラをなぜ登場させなかったのだろうか?唯一、ブラジルの司令塔「カルロス・サンターナ」だけは登場したのだが・・・・でも必殺シュートが違う・・・。ゲームでは「ミラージュ・シュート」という幻影を生み出すシュートを使ったのだが、さらに「コインブラ」という相棒がいたはずも漫画ではやはり出てこなかった。ドイツにしても「サイドワインダー」という毒蛇を模した必殺シュートを放つ「カペロマン」とか面白そうなキャラがゲーム版では多数登場したのに全て無かったことにされてる(!)。全日本の石崎君も初のライバル・アメリカチームの「ミハエル」を持つはずだったのに・・・・。ゲーム版のほうが高校生以降は断然面白い展開になっていますよ。後に「新田瞬」が全日本を脱退して、敵に回ったり・・・とかね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-08 01:20:44] [修正:2011-10-08 01:20:44] [このレビューのURL]

弓月先生は昔は少女漫画なんか描いてた頃もあったんですが、それから歳月が経ちいつの間にやら「方向転換」ですかな。

掲載している雑誌が青年誌ということもあるんだけれど、エロでダラダラと長期連載している感が否めない。
そんな15年以上も続けるような作品(!)ではないはずなのだが、掲載誌自体がたいしたことないので、「この程度の作品」が看板みたいな扱いになってしまっているのだろう。

長期連載は「引き際」が難しいのだが、これはたとえ上手く終わらせられていたとしても大した評価は付かなかったことだけは確実でしょう。勿論、引き延ばしの現在はさらにダメです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-27 11:20:45] [修正:2010-11-27 11:20:45] [このレビューのURL]

「予想」はしていたけれど、アッサリ切られた。別に私の作品を見る目が特別優れていた・・・などということは全くなく、多くの方が「打ち切られ臭」を嗅ぎ取っていたことであろう。

タイトルからして「ダサダサ」。長期連載になりそうにないと聞いて分かる。
・・・少年誌でやるにはテーマに無理があり過ぎだろう。
結果として、こんなに短期間で終わる作品にワザワザ「原作者」を付けるような必要性があるとは思えない・・・と言われる様な作品になってしまった。

一本釣りなんていうテーマはむしろ青年誌でやるべき。
それを「多額の借金を返済するため」(しかも額が三千万円なんていう中途半端な金額)なんていう使い古された設定で、少年を無理矢理釣りバトルの世界に引き込んだが、どうも掲載誌のカラーとのズレが消しきれなかった。

「マガジン」の読者年齢は「サンデー」「ジャンプ」に比して高いと思われるが、それでも読者の大半は釣りをやらないと思うし・・・・・。何でこんな漫画スタートさせたんだろう・・・って疑問に思ったら、思い出したよ。

一昨年辺りに誰だったか、芸能人がテレビの撮影でマグロを一本釣りしたというニュースが流れていた。
それと歩調を合わせるかのようにして新聞や雑誌でも「日本でのマグロの消費の増大」が伝えられるようになった。
明らかに「編集部がこの流れに便乗した」としか思えない。
いくら何が当たるか分からない世の中・・・とはいえ、安直の誹りは免れられまい。

しかも昨年になって「日本のマグロの漁獲高が大きく制限されること」が国際的に決定されるという逆風が吹き、これまたそのニュースに歩調を合わせるかのように連載も萎んだのは皮肉を通り越して「哀れ」だ。

作者2人の実力不足・・・と単純に片付けられない作品であることは間違いない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-23 20:43:09] [修正:2010-11-23 20:43:09] [このレビューのURL]

どう良く見ようとしても「金田一の二番煎じ」でしょう。

イヤ、下手したら「それ以下」かもしれません。
いくらなんでも「絵」が変わらなさ過ぎですよ。
登場人物が全員「金田一」のほうに出ていたとしても「何の違和感もない」ことでしょう。

タイトルと舞台設定変えただけってこと・・・?
しかも、一度連載を終えているはずなのに、度々「金田一と交代で復活する」っていうのは、何なんでしょうね?

だったら「連載止める必要ないじゃないですか」。
性懲りもなく、過去の遺産(私に言わせれば明らかに「負の遺産」だが・・・)にすがろうとするマガジン編集部の「厚顔無恥な姿勢」共々、最悪評価させていただきます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-17 23:36:18] [修正:2010-07-17 23:36:18] [このレビューのURL]

作者は水沢めぐみ・吉住渉・彩花みん・池野恋と挙がるかつての「りぼん」連載陣の中でも異色の存在。

まず「りぼん」連載の他作品の当時から絵柄が他の連載作家とはまるきり違い、完全に自分の世界を確立していた。それ故か、上記の他作家がアニメ化などの商業路線に組み込まれて作品がどんどん「幼児化・幼稚化」していく中で地上波で大々的にアニメ化されることもなく(絵柄がアニメ化には不向きだったのかもしれない)、柊あおいと並んで「りぼん」の幼稚化の波から逃れ、ひとりだけ逆に大人路線へと突き進む道を選んだ。
結果として上記の他作家はもう(作品の質・人気ともに)下り坂だが、矢沢あい先生だけは上り坂に。
その点は高く評価します。

で、この「NANA」なんですが・・・・「おい、男はチューインガムか!」ってことで。
噛んだら捨てて、噛んだら捨ててって・・・・表現や描写云々ではなく怒りを覚える主人公が1番の問題。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-03 09:54:01] [修正:2010-07-03 09:54:01] [このレビューのURL]

「老醜」・・・・という言葉がありますが、老いて醜さを曝け出しているのが正に水島新司先生に他ならないでしょう。

これは商業雑誌に掲載されるべき漫画ではなく、単に作者が1人で楽しむために描いている「都合のいい同人漫画」でしかありません。

「ドカベン」「あぶさん」等の野球漫画を描いたおかげで、現実の野球界にですらおそらくは漫画界では1番影響を与える発言が出来るようになったと思われる水島先生ですが・・・、もはや「現実」と自身の描いている「虚構」の世界がゴッチャになっていますね。
このシリーズはそもそも現実世界で起こったプロ野球界の「球団削減」「一リーグ制の実施」といった問題に端を発し、それに対する「先生流のひとつの回答」であり、また先生流に球界やファンに対して投げ掛けた「警鐘」・・・・のつもりだったのでしょうね。少なくとも御本人だけは。

でも読者の側から見てると、作者自身が現実には叶えることの出来ない「野球界の発展(それも先生的に謂わせれば、おそらくは「大」が10個くらいは付いてくる位の、である。)」や「野球界の隆盛(これも前述に同じ。)」を「自分の漫画で描いて憂さ晴らしをしている」ようにしか見えません。自分1人だけで「溜飲を下げている」んですね。先生がそんなことをしているうちにも現実では「プロ野球離れ」はまるで「病魔が身体を蝕んでいくように」刻一刻と進展していっているのにです。

一体、このシリーズはどうやって「終了の花道」を飾るのでしょうか?先生の野球界に対する情熱は最早、完全に「上滑り」しているというのに。先生自身ですらもこの「無限地獄」から逃れるには自らの執筆中における「戦死」以外にはないような状況になってきていることを感じていらっしゃるはずだ。

先生の他にも漫画界に数人いらっしゃいますよね・・・。自ら同じ境遇に嵌り込んでしまっている方が。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-06-18 23:51:55] [修正:2010-06-18 23:51:55] [このレビューのURL]

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