「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

この作品の第一話を「コロコロコミック」誌上で読んだ時の衝撃は忘れません。
当時の連載していた作品の中でも、断トツで絵がうまく、アクションシーンも描け、ロボの書き込みやデザインも非常に凝っていました。ストーリーもシリアス。
要するに「超かっこよかった」んですね(笑)
夢中で読み返し、第一話の内容をずっと覚えていました。

しかし、ちょうどその頃は自分がコロコロを卒業するくらいの時期だった為別冊に移籍してた事もここで漫画登録するまで知りませんでした。
最近になってどうしても最後まであの「ランポ」を読んでみたいと思い、中古をさがしてようやく揃えました。

そして10年以上の間をあけて読んでみたのですが・・・
第一印象はキャラの顔!はじめは顔つきがデフォルメ調ないかにも「コロコロ」らしい顔でここが思い出補正との違いでした。連載後期はイケメンになってます(笑
ストーリーはいわゆるボーイミーツガールから、さらわれた姫をマリオのごとく救い出しに行く内容です。
絵の上手さに関しては思い出補正抜きにしても上手だと思います。

次に思ったのは「設定の凝り方」です。
どうみても児童向けじゃないし、漢字も難しいものが多く、これは小学生は読み飛ばすなぁと思いました。読み返してそこらの良さに気付けて良かったです。
ストーリーのまとめはちょっとイマイチ、というか駆け足に感じました。
作者の構想通りには描けなかったのだろうなと思いました。惜しい。

キャラは良し!ランポのいかにも主人公らしい性格と、そのライバルっぽい位置づけのローズもクールでかっこいい。
それ以上にロボットであるマスラオとかの性格の「人間臭さ」がとても良い。ダイの大冒険のキャラの様な武人っぷり。
帝国のロボ達の性格は一部除いてかませ、やられ役な奴ばっかでしたがw

昔の思い出の作品を年とってから読むと、「思い出ブレイカー」的な事になる事も多々あるのですが、この作品はそんな事ありませんでした。
今読んでもなお「かっこいい漫画だ」といえる作品です!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-31 15:54:14] [修正:2010-01-13 16:33:58] [このレビューのURL]

作画面では当然ながら「エマ」には遠く及びません。

しかし、「身分違いの戀」というベタながらドロドロもしていた「エマ」の内容に比べれるとストーリー性も少なく、あっさりしていて最初から最後まで読みやすかったです。
英国の華やかさと陰湿さ等が「エマ」では描かれますが、「シャーリー」で描かれるのはもっと平凡で素朴なメイド達の話です。
それが良い点と言えるかは読者の感性によるかもしれませんが・・
シャーリー以外のメイド達もキャラがしっかりしていて、短編で終わるのが惜しいと思う程でした。

作者のメイド愛には文句のつけようがない笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-10 03:09:47] [修正:2010-01-10 03:09:47] [このレビューのURL]

7点 FLIP-FLAP

少し癖のある絵かもしれないが、男女問わず読める良作でしょう。
多少不純な動機からピンボールをはじめ、次第にその魅力に夢中になっていってしまう主人公。(少し違いますがSLAM DUNKと似てますねw)

なによりも、全1巻の短さの中で「ピンボールの魅力」がしっかりと伝わってきたのが良かったです!
ピンボールやってみたいなぁ、こんなテク使えたらかっこいいなぁみたいな事思いましたw
ストーリーも無理なくまとまっていて、短い作品探してる方にオススメします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-02 04:55:46] [修正:2010-01-02 04:55:46] [このレビューのURL]

封神演義といっても歴史ものっぽい古臭さがないです。
歴史にそってはいるけどその中でも何かしら近代的だったりする独特の雰囲気とノリがあってそれに慣れてくると面白くなってきます。

「老いたる象徴と風の分岐」の絵はホントにきれいで、「あぁ、(ひとつの話が)終わるんだなぁ」としみじみしました。

最後の戦いで太公望にあの変な顔を使って欲しくなかった。
なんか拍子抜けしました。でもあの方がこの漫画らしいといえばらしいかもしれません。

2010 1.1
6→7に変更します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-12-08 02:21:56] [修正:2010-01-01 04:27:58] [このレビューのURL]

7点 ONE OUTS

既にレビューであがってますが、エンターテインメントとして読みましょう。
野球漫画だと思って読むと「プロなめんな!」と憤慨したくなりますが、その評価はこの作品にはお門違いというか…

野球経験者でもあっと言わせられるような予想外な渡久地の作戦の数々、最後まで楽しんで読めました。
主人公が最強すぎて途中から負けが予想できないのは欠点ですが。
逆に毎回負ける彩川の悔しがるリアクションは笑えましたw

ストーリーとしても一年間のペナントの最後までを描き切るという形なので脱線も引き延ばしもありません。
絵はお世辞にも上手いとは言えませんが、キャラの描き分けは上手ですし、ライバルが魅力的なのが多いので「主人公だけ」の作品ではありません。

どんどんハードルのあがるオーナーからの要求を主人公はあの手この手でかいくぐっていくので、まとめ読みすると面白いでしょう。
読み返す時に途中から読んだりしづらいという欠点もありますが・・
自分の本棚に一生残る様な傑作だとは思いませんでしたが、「野球漫画へのアンチテーゼ」としてちゃんと成功した作品だとは思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-30 16:38:09] [修正:2009-12-30 16:38:09] [このレビューのURL]

60年前から幽霊として生きている人達のいる喫茶店、方舟でのひと夏を描いた作品。

また、ただ幽霊がいるっていうだけでなく、その人と「通じる」事でタイムトリップが行えるようになり、それを利用して過去に戻っていろいろとするという話です。

時間を使った話、という事でドラえもんの様にタイムパラドックスを楽しむ事が出来、伏線の張り方や構成が上手です。
また、タイムトリップでのドタバタコメディ以外に、幽霊であるあらしやカヤの生きていた時代、つまり戦時中に戻り当時救えなかった人を助けていく、というシリアスなストーリーも展開されます。
ここで「凄い」と思ったのは、こちらの時代に飛んだ時の絵の変わり様です。急に荒々しく、黒く、怖い。「本当に戦時中にタイムトリップして来てしまったんだ」という感じがしました。こんないろんな絵がかける方だとは知りませんでした。

前作より好きな点は、2巻の時点でキャラが出そろいこれからも登場キャラが増えそうにない点。
潤の秘密とかベタかもしれませんが読んでて面白いです。
また「ひと夏の話」と決まっているのでそこまで長くならずに終わりそうな点も期待。
だらだら長くなってしまう様なら減点します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-29 23:40:24] [修正:2009-12-29 23:40:25] [このレビューのURL]

ひぐらしデイブレイク漫画版はこっちこそ本物だ!と断言します。

以前レビューを投稿した「ひぐらしデイブレイクポータブル」は竜騎士07氏ではない方がストーリーを作って漫画化されたのですが、
こちらの「昼壊し編」は竜騎士07氏が書き下ろした外伝「昼壊し編」を漫画化されています。

謎だらけだったり、怖かったり、そして熱かったりする「ひぐらしのなく頃に」本編ですが、これは「番外編」。
公式でありながらifストーリーであり、完全に「ギャグ」の内容です。
中の人・アニメ・ゲームなどのメタなネタ、麻雀をはじめるとキャラの顔がア○ギになる、「嘘だッ!」をセルフパロディするなどネタ多彩でいかにも外伝って感じです。

ひぐらしシリーズが好きな方ならば是非お薦めです!
予想以上に笑わされました。
絵もひぐらし本編を任せられるような絵柄ではなく、ギャグ話な今回にぴったりだったと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-26 06:06:58] [修正:2009-12-26 06:06:58] [このレビューのURL]

ヤンジャンの隠れた良作だと思います。
(単に自分が普段YJを読んでなくて知らなかっただけですが)
へーこんな作品がYJにあったんだ。という第一印象です。

今、もし東京が巨大な地震にみまわれたら・・・という災害ものです。
ifの世界の設定なのですが、理論は一応とおっていてリアリティを感じられました。

主人公はいかにもヘタレな奴なのですが、チェリストの少女石井あゆみとの出会い等をきっかけに大震災の最中勇気を振り絞り成長していきます。
ヘタレだけど困ってる人は見捨てられない人の良い主人公なので、イラつきはしませんでした。
それと結構石井さんの為に無茶をするので「よく生きてるなぁ」とよく思いました(笑)
もちろん、主人公をメンタル面で成長させるきっかけとなった石井さんの魅力も欠かせません。

画風は一昔前な感じもしますが、パッと見で読みやすく、自分がこの作品を知ったのも立ち読みからでした。
全4巻となっていますが、1-3巻と4巻で別の話です。
4巻はオムニバス形式のストーリーとなっています。
自分はやはり3巻までの内容が大好きで、4巻は読んで正直微妙でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-24 17:54:13] [修正:2009-12-24 17:54:13] [このレビューのURL]

絵を利用して(主にクラスメイト)の人助けをせねばならなくなった、というストーリー。

古屋兎丸先生の作品を読んだのは実は初めてだったのですが、画力にびっくり。
線の細かさと書き込みの濃さが凄い。そして書き込みの凄さの割にちっとも読みづらくない。
この漫画自体の線、ヒカリの描いた絵の線、絵の中の世界での線等巧みに画風を変えてくる画力の高さは必見です。

作者初の少年漫画らしいですが、うまく少年漫画してると思います。

とある事情から「心の闇」が見えるようになり、それを助けていかないと自分の体が腐敗して死んでしまうという体になってしまった主人公。
しぶしぶ「人助け」をするというのは不純にも見えますが面白いです。
しかも助けるために自分の描いた絵に飛び込むのですが、その最中は気絶してしまいます。
人助けするたびに気絶せねばならないので能力を使う度に周囲には変人と誤解される羽目に。(まぁ元からちょっと変なところのある主人公ですが笑)
でもそうしていかないと体が・・・と、いう構成なのです。

2巻の時点ではクラスメイトの人助けしかしない割にはマンネリを感じませんでした。
今後もマンネリ化せず楽しめればよいな、というのが期待するところです。
元ジャンプ作家が集結しているジャンプSQですが、この作品もお薦めです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-22 01:26:47] [修正:2009-12-22 01:26:47] [このレビューのURL]

ニワトリ一羽を飼う事になった日常生活を描くコメディ作品。
動物をメインにするスタイルは「ぴっぴら帳」と同じですが、動物がセキセイインコからニワトリに、主人公も小学生の女の子になった為、より動物の傍若無人な振る舞いに振り回される感じがでています。
逆に観察する面白さという点が減ってるかな。

一巻全体を通すと、最終回に向けてのストーリーの盛り上がり等が無く、いつも通りの日常を繰り返してそのまま終了という感じです。
これは主人公が小学生なのも一因だと思います。
全一巻、通して読んでとても笑えた作品ですが、ストーリー性の点で読み返したくなる順位が下がってしまいます。そこはちょっと残念ですね。
でも良作ですよ。
絵に対する文句は無いです。相変わらずとても良いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-21 04:43:34] [修正:2009-12-21 04:44:58] [このレビューのURL]

月別のレビュー表示