「臼井健士」さんのページ
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1巻表紙の主人公の顔が「皇国の守護者」の主人公の顔をそのままトレースしたような似せ具合。
13世紀。ユーラシア大陸の草原に史上稀な大帝国を築く「蒼き狼」が生を受けた。
父親を殺され不遇の少年時代を送った男は長じて「白き女鹿」を娶り、次第に草原の覇者となっていく。
草原を統一した後、外の国を次々と打ち破る男の国は次第にユーラシア大陸の東の端から中央部を経て、ヨーロッパへと辿り着こうとしていた。
その史上空前絶後の大帝国「モンゴル帝国」を造り上げた男の名を「チンギス・ハン」といった。
その孫に当たる五代目の皇帝「フビライ・ハン」は首都を北京に置き、国名を元と改めてユーラシア大陸の東の端に位置する日本へも手を伸ばしてきた。
当時の日本は鎌倉時代。源頼朝が開幕したものの源氏の嫡流は僅か3代で途絶え、執権である北条家が権力を握っていた。
1268年、正月。フビライよりの使者が日本に来訪し、朝貢を要求して属国へになれと脅しを掛けてきた。
8代執権となった北条時宗は若干18歳である。フビライの要求を断固として撥ね退ける強い意志を持っていた。
6年後の1274年、遂に元軍が船団を率いて玄界灘を渡海。壱岐・対馬を攻めて住民を捕虜にする。その数は2万5,000以上とも。
物語はその対馬侵攻の直前に罪人が流されて対馬に到着するところから。
本来ならばいずれも「死罪」とされる重犯罪者たちが死を免れた理由は・・・・蒙古の侵攻への足止め役にするため。
圧倒的多数の蒙古の大軍を相手に対馬の住民たちはゲリラ戦を展開していくことになるのだが・・・・・。
皇国の守護者の作者のような画力の高さはありません。
どちらかというと「センゴク」の作者のような泥臭いほうの絵柄かと思います。
蒙古襲来は文永の役と弘安の役に分かれているので全部描けばそれなりの長編になるかと思います。
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[投稿:2015-09-02 20:24:16] [修正:2015-09-02 20:24:16] [このレビューのURL]
7点 AKIRA
連載当時は近未来を舞台にしたSFだったんですが、今や時代が追い付いてきて「現代」です。
第三次世界大戦後にしぶとく生き残った人々により「ネオ東京」として再建された。
「北斗の拳」よりも多少マシな世界で、不良少年の鉄雄が政府に連れ去られ薬物投与の末に超能力者となる。
政府は30年前の第三次世界大戦の引き金にもなったという「アキラ」のコントロールを目論んでいた・・・。
仲間を奪い返そうとする不良少年のリーダー・金田は、反政府のゲリラ組織と連携して「アキラ」の謎に迫っていく。
作風として特筆は「画の細かさ」でしょう。よくまあ、崩壊していく街をここまで細部まで描写出来るんだと驚きました。
登場人物は多数ですが、入れ替わり立ち代わりするため、印象に残るのは
・金田
・ケイ(ヒロイン)
・大佐(敵役のち協力者)
・鉄雄(ライバル)
くらいで、後はすぐに死んだり忘れた頃に出てきたりで活躍の場は限られます。
鉄雄の参謀だった男は登場シーンは多かった割りに、最後まで名前がハッキリしないなど不遇な最後。
「アキラ」は結局、ほとんど周囲の人間に連れ回されていただけですね。
画が吉田秋生先生の「バナナフィッシュ」に似ているなと当初思ったんですが・・・・逆か。
吉田先生の画が大友先生に似ていたが正しい!
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[投稿:2014-08-30 20:58:56] [修正:2014-08-30 20:58:56] [このレビューのURL]
7点 大室家
「ゆるゆり」で登場する大室家の三姉妹の日常を描いたスピンオフ作品です。
内容は「ゆるゆり」の雰囲気とさしては変わりません。強いて言えば主要キャラが血縁関係のある
・18歳
・13歳
・8歳
の姉妹であるということ。それだけ。
ですので、ゆるゆり気に入っている方には安心の内容かと思います。
それにしても、なもり先生の創作ペースの早さには驚嘆です。
「男の子」が一切登場しない作風もまた驚嘆。
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[投稿:2014-08-13 22:22:58] [修正:2014-08-13 22:22:58] [このレビューのURL]
思えば、四コマ漫画だった頃は「面白くも無く、かと言ってつまらないということも無い」という中途半端な漫画でした。
考えるに、これはゴージ・兵頭・ヤクザのジョージと言った個性的な登場人物の「個性」を四コマでは「表現しきれなかった」ということだと思います。それが毎回ごとに違った1本のゲームを題材にした「1話完結のストーリー漫画」に変更した途端に四コマのときとは比較にならないくらい面白くなりました。前述のキャラたちの魅力も余すことなく表現出来るようになりまして、いい「変更」だったと思います。
ただ・・・元々の主役の「タカちゃん」が影が薄くなって、悪役に近い役どころまでやらなければならなくなってしまったという欠点もありましたが。(初期の3人組の他の2人、マコちゃん・シゲ坊もそれなりに魅力アップしていた中での不遇な扱いか?)
それにしてもやはり全4巻は短すぎますよ・・・・。
しかもストーリーに移行して面白くなってからは実質2巻と半分・・・・・。
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[投稿:2014-03-26 08:23:55] [修正:2014-03-26 08:23:55] [このレビューのURL]
もっと前にあっても不思議では全然なかったゲーム「バイオハザード」の漫画版。
物語はシンガポールの大学から始まる・・・・。
ダグ・ライト教授の元に届いた一通の手紙。それはかつての恋人で、今はアジア最大の学園の理事長となっていた女性からのものだった。
学園内で生徒が「ゾンビ化」するバイオハザードが発生したというのだ。
教授は甥っ子のリッキーを連れて人里離れた場所にある学園へと向かうが・・・。
あの・・・「危険な場所」であることは薄々予想されているのに、「自分の甥っ子を同伴させる」って有り得ないですよね?ダグ教授?
しかも行く場所は陸の孤島と化した学園。携帯電話が通じず、そんな場所でバイオハザードが発生したらどうなるか?
「多勢に無勢」「脱出不可能」「最後は爆発で木っ端微塵」というテンプレート的なお話が出来上がりです。
画力は高いのですが、ゾンビも怖さを感じません。
ゲーム版の主人公・クリスの合流が遅いので焦らされます。
つまらなくはありませんが、飛び抜けて面白いというわけでもないです。
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[投稿:2013-08-08 00:38:04] [修正:2013-10-27 14:38:47] [このレビューのURL]
やはりドラゴンクエストの漫画は迫力のある画が描けるかが大きなポイントだと思う。
「ロトの紋章」が終わった後に始まった「6」の漫画は明らかに作家を間違えていた。
そのため、全10巻なんて中途半端な作品になってしまった。
その点を反省したのか「7」の漫画化では藤原カムイ先生を呼び戻したのだが、やはりこれは大英断。
なんたって画の上手さが違うでしょうが。
ゲームには無いオリジナル要素の絡め方も上手い。ゲームを知っているだけに気になるのはやはりキーファはパーティを離れてしまうのだろうかということ。そうなった場合、漫画版ではハッキリしているマリベルのキーファへの気持ちはどうなるのか。やはり「初恋は実らず」、アルスがマリベルの支えとなっていくのだろうか?。その点は興味深い。
ドラクエ漫画は迫力のある絵が描けないと無理だと思う。
そういう意味においては、「天空物語」と「幻の大地」は失敗だと思う。
逆に成功したのは「ダイの大冒険」と「ロトの紋章」。そして、「エデンの戦士たち」だ。
ゲームの「7」はキャラ自体のエピソードが少ないので、それを補完するという意味でもこの漫画版はすでにゲーム以上の出来になってる。オリジナル設定も加わり、まさか「エデン」で「ロトシリーズ」と話がリンクするとは誰も思ってはいなかったことだろう。いい意味で意表も突かれたし。
本編ではいよいよキーファとの別れが近づいているのだろうか?そうするとマリベルとの仲は?
アルスがマリベルを支えていくようになるの?など興味は尽きそうに無い。
ゲームと漫画というジャンルの違いはあれども、すでに大元の「ゲーム」の出来を上回る作品になっている。
しかもこの漫画は他のドラクエ作品(1・2・3)とも話として繋がりを持つという誰も予想すらしなかったであろう展開。よってシリーズのどの作品のファンも楽しめるであろう。画力も掲載雑誌「ガンガン」の他作家と比較してもズバ抜けて高い。
ゲームは?を頂点としてストーリーは凋落する一方だったが、これでファンの方も少しは溜飲を下げることが出来たことでしょう。勿論、今後の展開にも要注目です。何気にストーリーの「裏主人公」になっているプチット戦隊。コミカルなだけの集団かと思いきや・・・・彼らも徐々に力を付けているようで。侮れない。
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[投稿:2010-07-03 09:16:39] [修正:2013-10-14 10:14:40] [このレビューのURL]
7点 雷火
藤原カムイ先生の「ロトの紋章」と並ぶヒット作です。この頃から画力にしても構成力にしても魅せかたにしても一流ですね。
舞台が「卑弥呼の死の直前の邪馬台国」というのが思い切った設定だし、珍しい。確かに謎の部分だから自由に描ける利点はあるだろうが、かと言って余りにも世界観を壊してしまっては「竜頭蛇尾」に終わってしまうことだろう。
「忍術」と「仙術」の中間とも言うべき「神仙術」の使い手たちが繰り広げる戦いは、戦略にしても戦術にしても武器にしてもまだ未熟な「古代」を全く意識させない迫力。
そして最大の難敵にもってきたのは当時の邪馬台国が親交を結んでいた大陸の超大国・魏から派遣された張政。
本国から遠く離れたこの国で自身の野望を叶える王にならんとする。
その権力欲たるや凄まじく、特に祖国の魏が滅亡した後は故郷も失いもはや後戻りも出来なくなったことで暴走に拍車がかかる。
主人公たちと同じ「神仙術」を使う手下を従えて、不気味な行動を次々と起こす。そして手下のしぶといことこの上ない。
とにかく何度も倒したかと思わされるが、その度に立ち上がって来る。ほとんどターミネーター(笑)。
張政との最終決戦では壱与と身も心も結ばれた雷火は、意識の世界でなんと宇宙にまでも飛び出して戦う。
もはや古代邪馬台国が舞台であることすらも超越した。スケールの大きな戦いも見事に描き切っている。
巻末の設定資料の細かさに「この世界観の構築」が裏付けされる。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2013-10-13 12:55:07] [修正:2013-10-14 10:08:26] [このレビューのURL]
7点 赤ずきんチャチャ
「りぼん」の連載作品の中では珍しく面白かった作品。
とにかく日本的な日常生活の過程に無理矢理ファンタジーをぶち込んだ手腕が冴え渡る。
ただ連載が続くにしたがってチャチャを始めとするキャラが幼児化していったのが最大の難点。
連載当初は愛らしかったチャチャもだんだん性格が悪くなっていった・・・。
しかもアニメ化によって望まない設定が追加されたため、作者自身もそれを逆ネタにして悪乗りするしかなかった。連載当初は小学校中学年ぐらいだったチャチャやリーヤがだんだんと幼稚園児に・・・。
ところがなんとアニメでは中学生くらいの年齢の設定がされている(笑)という矛盾。
ただ「りぼん」掲載の漫画の「幼児化」はこの頃の雑誌全体の特徴で、水沢めぐみも「姫ちゃんのりぼん」以降、作品が幼児化してきている。雑誌を読む対象年齢が昔よりも下がったからなのか?「ときめきトゥナイト」も蘭世の娘の愛良のシリーズになってから魔法少女ものになって明らかに低学年の読者を意識した作風になった。昔はもっと大人でも普通に読める雑誌だったはずだが・・・。
とは言っても「りぼん」連載でコミックスが10巻以上出ている作品は滅多にないことから考えても(しかもストーリーものでなくコメディ漫画で毎回のページ数が少ないにもかかわらず、である)人気があって面白い漫画だったということだろう。
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[投稿:2010-06-18 22:03:41] [修正:2013-08-15 14:05:29] [このレビューのURL]
7点 百鬼夜行抄
いちおう妖怪ものに分けられる漫画だが、「おどろおどろしさ」よりもむしろ画集が出るような作者の絵の美しさのほうが目立つ。
幼い頃から作家であった祖父の血を引くせいで霊感の強い主人公と、その周囲の人々が経験する不可思議な事件にまつわる「この世にあらざるものたち」。
だがそれらの多くは我々人間の浅ましい欲が生み出したものだったりする。
日常の平穏さとその影に潜む「非日常的」な妖魔のものたちとのストーリーは、平和の裏にある危険を示唆しているようでドキッとさせられる。
妖魔たちの目から見れば、我々人間はさも滑稽な生き物と映ることであろう。
そういえばこの漫画のタイトルで、四字熟語にもある「百鬼夜行」(化け物が群れを成して、ねり歩くこと)の読み方は「ひゃっきやこう」ではなく、「ひゃっきやぎょう」が正しいようです。
つまりこの漫画も「ひゃっきやこうしょう」ではなく、「ひゃっきやぎょうしょう」と読むのが正しい・・はず。
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[投稿:2012-01-07 08:50:39] [修正:2013-08-15 14:02:49] [このレビューのURL]
7点 テラフォーマーズ
「ARIA」で火星が科学の力で開拓され、水の惑星となり、ネオベネチアで女の子がゴンドラ乗りになる前の時代の話らしい。
その火星を開拓する前段階で、人類が火星の地表に放ったのがゴキブリ。
500年後にゴキブリは進化し、火星の厳しい環境にも適合。
2足歩行をして人類に牙を向くのであった!
昆虫人間VS進化したゴキブリという設定は正にSFだが、多勢に無勢で強化人間の多くもその能力を見せる間もなく死んでいく。
この第1巻は「序章」ともいうべき導入部で、1巻のみで完結しています。
可愛い女の子がゴンドラ乗りとして観光客を乗せる日を迎えるためにも、一同頑張れ!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-01-18 14:49:12] [修正:2013-01-18 14:49:12] [このレビューのURL]
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