「臼井健士」さんのページ
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7点 ファンタジスタ
「サッカー漫画」でリアル路線を貫きます。
序盤からイタリアのプロリーグでの話が出てきて、いずれ海外での話が展開することが示唆されます。
当初は高校を舞台にした「部活動」で、主人公の姉が監督を務めるチームで全国制覇を狙うのかと思ったのですが、
この漫画はあくまでも「主人公を追っかける展開」に終始します。
なので、中盤で主人公が全日本のメンバーに選出されるようになると、主人公は海外で力をつけたくなるという流れ。
そこで他のチームメイトはどうするんだ?という疑問が浮かびますが、この漫画はある意味潔く「切り捨て」(笑)。
いや、切り捨てるのではなく主人公抜きで全国を戦うような話になり、そこから先は主人公のみにスポットが当たるようになります。
そのせいか、ライバルにしてもチームメイトにしてもどうにも存在感が薄い印象のするメンバーが多い。
戦術やフォーメーションを重視した展開は「近代サッカーの遺伝子」を受けていて非常にいいです。
でも、どうしてもキャラが弱い印象がしてしまいますね。
特に主人公のライバルは皆、主人公に前後して海外で活躍するからいいのですが、
元チームメイトはその後は出て来ずでは惜しいような・・・・・・。
確かに「どっち付かず」を避けたという意味ではそれが良かったのかもしれないんですけど。
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[投稿:2012-02-21 22:26:54] [修正:2012-02-21 22:26:54] [このレビューのURL]
7点 少女素数
ハーフの双子の女の子と造形師のお兄さんを中心とした人間模様・恋模様を描く。
基本的には「可愛いは正義!」という内容。
お兄さんを大好きな妹2人が少女から女へと変化していく過程を綴る。
純真で無邪気な双子も似ていても別の女の子。
誰とでも友達になれて人気者の「あんず」に対し、妹の「すみれ」は
人見知りが激しくて友達が少ない。
でもその分だけすみれのほうが恋には敏感だった。
幼馴染の男の子を好きだと気が付いて、お姉ちゃんよりも先に「女になった」
でもその男の子は親友の女の子が好きな相手。
板ばさみの三角関係の辛さなんて・・・知るはずもない。
知ってしまったらもう戻れない。それも「大人になるのだということ」なのだと、 後に大人となった双子はかつての自身を自らの子供に重ねて思い出すこともあるのだろうかと。
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[投稿:2012-01-24 22:34:57] [修正:2012-01-24 22:34:57] [このレビューのURL]
7点 織田信長
山岡荘八原作の小説を横山光輝先生が漫画化。
織田信長は日本史上でも1・2を争う英雄であるはず。
が、なぜか未だ「織田信長漫画の決定版」というような作品は出てきてない。
というか、織田信長漫画の数自体もあまりないような・・・・・。
そんな中でこの作品が現在まで版を重ねていることが定番というような証かもしれない。
が・・・やはり信長の生涯を表現するのに全4巻は短すぎます。
ひとつひとつのエピソードが短いし、大河ドラマの「総集編」的なイメージがする。
「主人公」なためか、信長も他の横山作品に出てくる信長より若々しく描かれています。
でもそれが逆に違和感を感じる部分でもあります。
他の横山作品では合理主義者が前面に出されているのに、この作品では「情に厚い親分肌」の面が強調されている。
コンパクトに信長の生涯を知るには良作ですが、やはりまだ「信長漫画の決定版」は登場していませんね。
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[投稿:2012-01-21 22:59:56] [修正:2012-01-21 22:59:56] [このレビューのURL]
7点 プラモ狂四郎
「ボンボン」連載作品中、唯一の名作。って言うかこれ以外は全然記憶に残っていない。
当時のガンダムとプラモブームに上手く乗ってヒットしたという印象だが、自分で作ったプラモを操って仮想現実の世界で戦うという設定は現在でも魅力的な設定だ。
それにしてもプラモシュミレーションは現在でも実現は不可能だろう。
それを考えると作中で「町の一プラモ屋のオヤジさん」が開発したって・・・・凄すぎだよ(笑)。
そっちの技術力で儲けたほうがいいんじゃ・・。
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[投稿:2012-01-20 21:20:22] [修正:2012-01-20 21:20:22] [このレビューのURL]
7点 ゲームセンターあらし
ゲーム黎明期の傑作「ゲーム漫画」だったと思います。
しかし・・・「ゲームに命を賭けるなんて馬鹿げている」という点では「遊戯王」と同じですね。
まあ、遊戯王よりは格段にいい漫画ですが。
この漫画はアクションが全盛期の時代だからこそ成り立った作品であり、「ドラクエ」「ファイナル・ファンタジー」に代表されるようなRPGが主流になった今のゲーム界ではあまり意味が無いですね。
数々のあらしの必殺技も「高得点を挙げるためのもの」であり、コマンド入力型のRPGに対応は出来ないはずです。その点では「ファミコンロッキー」の「五十連打」や「高橋名人」の「十六連射」も同じですね。
個人的には・・・・必殺技で人を倒す格闘バトル漫画も出来たのではないかな・・と思うのです。
「真空ハリケーン撃ち」なんてビール瓶をスッパリと切断していましたし。そっちのほうが荒唐無稽な作品になったことでしょう。
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[投稿:2012-01-20 21:18:42] [修正:2012-01-20 21:18:42] [このレビューのURL]
7点 四月は君の嘘
音楽漫画。
天才ピアニストとして育てられた主人公が11歳のときに母を亡くしたショックからピアノが弾けなくなる。
そして3年後、少年はまだピアノが弾けないままでいる。そんな中出会った同級生の少女。
彼女はバイオリニストとして主人公を知っていた。無理矢理にコンクールの伴奏に駆り出されるのだが・・・・。
トラウマで弾けない主人公は天才。
同じピアニストをテーマにした「ピアノの森」で阿字野壮介を主人公に持ってきた漫画がこれです。
主人公のお母さんの遺影が「浦沢先生の描く女性の顔」かと一瞬思いました。
タイプ的にはエヴァンゲリオンでいう「シンジ」が主人公。
ヒロインがアスカですね。そのままピアノ弾かせて→この漫画かもしれない。
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[投稿:2012-01-17 22:16:22] [修正:2012-01-17 22:16:22] [このレビューのURL]
7点 MONSTER
ハリソン・フォード主演の映画「逃亡者」をモチーフにしたのではないかと思われるサスペンス。
ドイツの病院に勤務する優秀な外科医として将来を嘱望されていた日本人医師のテンマが、上司の命令に逆らってまでして助けた男の子は「ヒトラーの再来」とまで言われるカリスマを持った怪物だった。
病院の院長殺害の濡れ衣を着る羽目になったテンマは、警察の追っ手を逃れながら自らが助けた怪物「ヨハン」を追跡していく!
若き日本人医師が自分の罪への決着を付けるべく放浪する。
だが、怪物ヨハンを巡る陰謀は欧州を股に掛けての大事件へとその姿を変える。
果たして、旅路の結末とは・・・・・?
冒頭から終盤まで極めて「ハリウッド映画的」な作品です。
映画をそのまま「漫画というフイールドに移行させた」と言っても過言ではない。
序盤から様々な謎・伏線が張り巡らされる中、ぐいぐいと引き込まれる手法は後の「20世紀少年」でも使われた作者お得意の手法です。
ですが、中盤から後半に掛けて中弛み感がし、結末へ。
結局のところ、謎は残った・・・・みたいな印象になってしまったのが惜しいです。
けれど、同じ漫画を他の作者に描けるか・・・と言われれば、やはり難しいということで、特別な位置を取る漫画なのかなんて思います。
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[投稿:2012-01-09 14:20:55] [修正:2012-01-09 14:20:55] [このレビューのURL]
7点 YAWARA!
女子柔道を題材にした最も有名な漫画であり、浦沢先生の作品の中で最も知名度が高く、メジャーな漫画と言ってよい。
主人公が最初から「最強」であるため、周囲のライバルたちが主人公に積極的に絡んでくるという流れ。主人公の柔はむしろ受身で話が進む。
年頃の女の子だから柔道なんて汗臭いものはしたくないし、オシャレだってしたいし、遊びたいし・・・・という葛藤がある。
そんな柔だが、祖父の意向もあって結局は柔道の世界で頂点を極めるような道を進まなければならなくなり、つまりはその軌跡である。
全体的には「明るいスポ根漫画」であることには変わりなく、巨人の星よろしく父親がライバルのコーチに就任とかある意味「王道作品」。
出来は当然によく、浦沢先生の名を一気にメジャーにした。
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[投稿:2012-01-07 08:42:43] [修正:2012-01-07 08:42:43] [このレビューのURL]
7点 修羅の刻
簡単にいうと「陸奥圓明流の歴史上の著名人との共演作品」。
歴史上の事件と宮本武蔵や織田信長、坂本竜馬といった人物を、それぞれの時代の「陸奥圓明流の継承者」と戦わせるという展開。
歴史上の実在の人物が絡んでくる分だけ、本編よりは面白いかもしれない。
「織田信長の義弟」にも当たっていたという展開は驚き。
但し、本編と同じく初期編は「絵が下手」。
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[投稿:2012-01-07 08:32:23] [修正:2012-01-07 08:32:23] [このレビューのURL]
7点 センゴク外伝 桶狭間戦記
戦国時代の合戦史上でも毛利元就の「厳島の戦い」、武田信玄と上杉謙信の「川中島の戦い」と並ぶ三大合戦にも挙げられている
「桶狭間の戦い」に至るまでの道筋を駿河の今川義元側を中心とした視点で描いていくというこれまでにない作品。
他の方も言われていることだが、信長に討たれたために今川義元に対する後世の評価は厳しく、
「徳川家康」以前の「東海道一の弓取り」が、「凡将」あるいは酷いものになると「愚将」とさえ言われかねない程。
今川義元の実像については「誤解」ばかりが広く喧伝されてしまっているともいえる。
曰く「胴長短足の風体で、馬にも満足に乗れず輿に乗っていた」
曰く「京都の公家のような格好をしており、お歯黒を付けていた」
曰く「大軍で行軍しながら油断して信長に討たれた」等。
これらの多くは後世の創作による逸話らしい。それが信長を賞賛するための踏み台とされて、あまりにも広く世に喧伝されてしまった。
そんな義元は今川家の分国法に当たる「仮名目録」を定めた父・氏親の五男として誕生し、決して将来を約束された身ではなかったが、
この義元の教育係を務めたのが京都から今川家に招かれていた「大原雪斎」に教育を受け、武将としての資質が覚醒していく。
父・氏親が死去した後に家督を相続した兄・氏輝が病弱で、ほどなく死去した後に起こった家督争いで側室の子供である兄を成敗して、
ようやく歴史の表舞台に登場する。
一方、隣国の尾張国でも「津島」「熱田」という商人・寺社勢力を取り込んで勢力を拡大させつつあった男がいた。
織田信長の父「織田信秀」である。この信秀と義元は度々干戈を交えているのだが、決着を付けることなく信秀は病死し、
因縁は息子の信長に引継がれていく。
一般的に義元の西への行軍は京都に上洛して天下に号令するためであったとする説だが、その割に道中の浅井氏・六角氏・北畠氏などに対する
外交の形跡が見られないため、将来的な布石かはともかく、この作品で語られているような「単なる領土拡大のための侵攻」だった模様だ。
いわば義元・信長共に「戦国大名」としての脱皮の末の「桶狭間合戦」という位置付けである。
けれど、軍師「大原雪斎」存命ならば、義元の命運もまた違ったであろう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-01-04 22:11:13] [修正:2012-01-04 22:11:13] [このレビューのURL]
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