「臼井健士」さんのページ
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7点 彼方から
少女漫画版「ハーメルンのバイオリン弾き」ですな。但し、ギャグ無し。
異世界に迷い込んだ少女「典子」は世界を破滅させる「天上鬼」を目覚めさせる存在だった。
作者自身、おそらく初のファンタジー連載で、それまでは学園ものなどで普通の恋愛を描いていただけにホントに描ききれるのかと不安に思ったものだが、意外や意外に戦闘シーンなども迫力のある描写が出来ている。
異世界とは「言葉」が違って、最初は会話すら出来ず、意思の疎通が図れなかったという点が個人的には良かった。他作品では当たり前のように日本語が「世界共通語」に(笑)。
こういう異世界に迷い込む展開の冒険ファンタジーものはラストで元の世界に恋人と一緒に帰るか、帰らずに残るか、別れて帰るかの3パターンだと思う。これは帰らずに残った作品。
ただ、そうなると元の世界の御両親や家族は普通は納得できませんよね。
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[投稿:2012-03-03 17:48:57] [修正:2012-03-03 17:48:57] [このレビューのURL]
3点 とある飛空士への追憶
原作の小説があるそうですが、そちらは読んでいません。いきなり漫画から入りました。
まず思うのは「絵」が漫画の絵ではないということ。
小説の挿絵の如き不完全さ。デッサンをそのまま載せているのかと思いましたよ。
物語としてはお姫様を無名の青年飛行士が飛行機に乗せて、4泊5日で海を越えて目的地へと送り届けるというシンプルなもの。
途中、対立している敵国の妨害があるであろうことがあらかじめ示唆されております。
原作の小説があるせいか、やたらと1・2ページに世界観といいますか、勢力の情報が詰め込まれて
所謂「説明書的なページ」が見受けられます。
1巻はまだ序盤ですので「説明に終始」しているような印象になります。
原作はどうか判りませんが、漫画化した場合はやはり「絵は重要」だと分かりました。
このハッキリしないボヤっとした印象の絵で読み続けるのは正直ツライと思います。
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[投稿:2012-02-29 06:23:14] [修正:2012-02-29 06:23:14] [このレビューのURL]
7点 ファンタジスタ
「サッカー漫画」でリアル路線を貫きます。
序盤からイタリアのプロリーグでの話が出てきて、いずれ海外での話が展開することが示唆されます。
当初は高校を舞台にした「部活動」で、主人公の姉が監督を務めるチームで全国制覇を狙うのかと思ったのですが、
この漫画はあくまでも「主人公を追っかける展開」に終始します。
なので、中盤で主人公が全日本のメンバーに選出されるようになると、主人公は海外で力をつけたくなるという流れ。
そこで他のチームメイトはどうするんだ?という疑問が浮かびますが、この漫画はある意味潔く「切り捨て」(笑)。
いや、切り捨てるのではなく主人公抜きで全国を戦うような話になり、そこから先は主人公のみにスポットが当たるようになります。
そのせいか、ライバルにしてもチームメイトにしてもどうにも存在感が薄い印象のするメンバーが多い。
戦術やフォーメーションを重視した展開は「近代サッカーの遺伝子」を受けていて非常にいいです。
でも、どうしてもキャラが弱い印象がしてしまいますね。
特に主人公のライバルは皆、主人公に前後して海外で活躍するからいいのですが、
元チームメイトはその後は出て来ずでは惜しいような・・・・・・。
確かに「どっち付かず」を避けたという意味ではそれが良かったのかもしれないんですけど。
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[投稿:2012-02-21 22:26:54] [修正:2012-02-21 22:26:54] [このレビューのURL]
6点 高杉さん家のおべんとう
少女漫画雑誌の「LaLa」でデビューされ、時代劇の「一清&千沙姫シリーズ」などで知られる著者。
しかし、短編が中心で長期連載はあまりなく、出版社を移られたようだ。
以前は時代劇で細い絵だがまずまず「綺麗な絵」を描いていたのだが、久しぶりに見た印象では
「前より絵が下手になったな」と。特に人物の顔の目鼻のバランスがおかしいコマがチラホラ見れます。
物語としては大学で研究者を目指す30代の主人公が亡くなった叔母の一人娘(従兄妹)を引き取って一緒に暮らすというもの。
無口で無愛想な「久留里」との共同生活を「お弁当作り」というテーマで家族になろうという作品。
料理漫画にしては出てくる食事が「全然おいしそうに見えない」のはいかがなものか?
やはり料理メインではなく、少女漫画的な物語展開メインと考えたほうがよさそうですね。
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[投稿:2012-02-14 09:10:23] [修正:2012-02-14 09:10:23] [このレビューのURL]
3点 いちごのA
珍しい「女子サッカー」を描いた・・・イヤ、「描こうとした」スポーツ漫画だったと思うのですが・・・長続きしませんでした。
この絵では「スポーツもの」をやるには向いていないと思うのですよね。
せいぜい「恋愛漫画」(それも良くても二流ランクの)が描けるかなあ・・・っていう程度だと思います。厳しい言い方になってしまうけれど。
「絵」と「ジャンル」の相性を馬鹿にしてはいけないことが分かりました。
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[投稿:2012-02-13 09:04:56] [修正:2012-02-13 09:04:56] [このレビューのURL]
6点 ましろのおと
「赤ちゃんと僕」「しゃにむにGO」で知られる羅川真里茂先生の新作。
題材は「津軽三味線」で、それを初の少年誌連載でやろうというのだから、意欲的半分、挑戦的半分というところか。
津軽三味線の名人であるところの祖父を失い、自分を見失っていた高校生の雪(セツ)。
故郷の青森を飛び出して当て所もなく東京へ。知り合ったグラビアで活躍している女性の自宅に転がり込んだ。
女性も少年も自分の進む道が分らず、霧の中を彷徨っていた。
だが、ライブでの雪の演奏は会場を興奮のるつぼに巻き込んでいく。
雪の新生活は東京の高校へと舞台を移す。三味線同好会を発足させて新たな船出をきる。
果たしていかなる航海となるのであろうか・・・・・・?
「音楽」をテーマとした作品はそれなりにあれど、津軽三味線は今までにないテーマ。
羅川先生の絵は元々が「少女漫画」っポクないので少年誌での連載でも全く問題がない。
但し、音楽漫画は「音が実際には出ない」という問題をいかに紙面上に表現するかが重要。
津軽三味線を実際に聞いたこともない人が読者に多いと思われる中で、それほど共感を呼べるのかは未知数だ。
今後に期待したいところではあるが・・・大会出場等でやはり「少年誌的バトル展開」が予感される。
アニメ化は・・・・・ヒットしたらアリ?
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[投稿:2012-02-13 00:59:47] [修正:2012-02-13 00:59:47] [このレビューのURL]
8点 ベイビーステップ
本格テニス漫画。
高校に入学してからテニスを始めた主人公。
細かい性格で分析が得意。勿論、成績も良くて優等生。
でも人生で打ち込めるものがなかった。
そんな彼が始めたテニスに夢中になり、素人から次々とレベルアップしていく戦いの軌跡を描く。
とにかく「メモ魔」の主人公は試合の合間でも次々とメモをノートに取り、分析を重ねていく。そのノートの記録を反芻することと、天性の視力の良さ、そして飛びぬけた素質などないがその代わり「大きな弱点もない」という、「オールラウンダー」という主人公としては最もありがちな特性で物語を紡いでいく。
ヒロインの女の子は可愛いが実は絡みは少なく、ライバルになるような女の子もあまり登場しないため、スポーツラブコメではない。
むしろ、主人公の性格に代表されるように「理論重視」「科学的トレーニング重視」な内容だと思います。
絵の見やすさも「マガジン連載作品」の中では特筆かと。
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[投稿:2012-02-07 23:59:16] [修正:2012-02-07 23:59:16] [このレビューのURL]
5点 ラヴ・バズ
「放浪息子」「青い花」で知られる志村貴子先生の初期連載作品のひとつ。
「放浪息子」のアニメ化に便乗する形で新装版として発売されました。
大家族に生まれた長女がプロレスラーとなったものの、好きな男が出来て失踪。
そして5年後に子連れで舞い戻ったところから話はスタートする。
入籍はしていなかったので未婚の母。子供は女の子。
「またプロレスやり直したい」って言っても周囲の目は冷たく下働きからやり直すハメになった。
男とも絆が切れたわけでなく、その後も度々舞い戻る始末で情けなさ全開。
家族も彼女に輪を掛けてのちゃらんぽらんさで話は「なあなあ」「流され」で進行する。
女子プロを題材にした漫画は珍しく、しかも作者唯一のスポーツ漫画(?)でもある点が注目です。
しかしながら、試合のシーンはやはり描写にイマイチ迫力がなく、その辺はあまり成功しているとは言い難いです。
アニメ化なんて話が巻末で出ていますが・・・・当たらないでしょ(汗)
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[投稿:2012-01-29 00:14:57] [修正:2012-01-29 00:14:57] [このレビューのURL]
9点 マギ
今迄にあったようであまり見なかった「アラビアン・ナイト」の世界観を下地にした正統派冒険漫画。
「ジン」「マギ」「ルフ」
謎に満ちたキーワードの数々が散りばめられ、心躍る。
基本は「旅」である。世界各地を駆け巡るのだ。
そして多くの土地で「出会い」を重ねる。それが仲間を作っていく。
立ちはだかるのは「迷宮」。行き着くのはお宝か?それとも「それ以上の何か?」か。
迷宮突破という「山場」が用意される。
度々、ワープして舞台が変わるため、世界の広さの全貌が明らかにされていないことが返って無限の可能性を感じさせる。
作者は女性というのも異色。「少年誌向けの絵でありながらも、女性ならではの繊細さを感じさせる場面」がいくつもアリ。
久しぶりに夢中になってページをめくった経験に忘れかけていたワクワク感を思い出させてもらった!
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[投稿:2012-01-25 23:23:34] [修正:2012-01-25 23:23:34] [このレビューのURL]
7点 少女素数
ハーフの双子の女の子と造形師のお兄さんを中心とした人間模様・恋模様を描く。
基本的には「可愛いは正義!」という内容。
お兄さんを大好きな妹2人が少女から女へと変化していく過程を綴る。
純真で無邪気な双子も似ていても別の女の子。
誰とでも友達になれて人気者の「あんず」に対し、妹の「すみれ」は
人見知りが激しくて友達が少ない。
でもその分だけすみれのほうが恋には敏感だった。
幼馴染の男の子を好きだと気が付いて、お姉ちゃんよりも先に「女になった」
でもその男の子は親友の女の子が好きな相手。
板ばさみの三角関係の辛さなんて・・・知るはずもない。
知ってしまったらもう戻れない。それも「大人になるのだということ」なのだと、 後に大人となった双子はかつての自身を自らの子供に重ねて思い出すこともあるのだろうかと。
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[投稿:2012-01-24 22:34:57] [修正:2012-01-24 22:34:57] [このレビューのURL]
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