「臼井健士」さんのページ

総レビュー数: 439レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年06月18日

いい漫画だと思いますよ。後のサンデーの看板作家のひとりになるのも納得出来ます。

バレーボール漫画は女子のもの・・・・・という認識を大きく変えた唯一の「男子バレー漫画」では?
地方予選までで終了したのも、話が大きくなりすぎないうちに引いて英断だったと。
前田に惚れていたマネージャーですが、ラスト近辺を読む限りは佐々木とくっ付きそうな終わり方でしたね。

ただラストが失敗した。1年経ったら、何で健太がでかくなるのよ?
「身長が低くても、体格で負けていてもやれるんだ!」ていうのが全体を通しての作品の主張でしょうに・・・、「背が低くても頑張った健太君に、神様はご褒美で背も伸ばしてくれました。めでたしめでたし・・・・・」と作者は言いたいのですか?

こんな土壇場で(悪い意味で)裏切られた漫画は他にないです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-27 11:22:09] [修正:2010-11-27 11:22:09] [このレビューのURL]

弓月先生は昔は少女漫画なんか描いてた頃もあったんですが、それから歳月が経ちいつの間にやら「方向転換」ですかな。

掲載している雑誌が青年誌ということもあるんだけれど、エロでダラダラと長期連載している感が否めない。
そんな15年以上も続けるような作品(!)ではないはずなのだが、掲載誌自体がたいしたことないので、「この程度の作品」が看板みたいな扱いになってしまっているのだろう。

長期連載は「引き際」が難しいのだが、これはたとえ上手く終わらせられていたとしても大した評価は付かなかったことだけは確実でしょう。勿論、引き延ばしの現在はさらにダメです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-27 11:20:45] [修正:2010-11-27 11:20:45] [このレビューのURL]

3点 HAPPY!

ヒットメーカーの作者にしては珍しい駄作です。

「YAWARA!」にイジメとか、誤解からくる非難とか、主人公の貧乏に借金・・・と「負のイメージばかり」を注入した劣化作品。そんな展開だから読んでて気分が良くない。

で、誤解が解けたら「手の平を返したように反省し、(主人公を)見直す周囲」ってのがこういう話のパターンだけれど、そういう展開では残念ながら「爽快感」は感じられない。

むしろ「自分の真実を見抜く目の無さ」を棚上げして、コロコロ旗色を変えようとする節操の無さに怒髪天を衝く!・・・と思います。

同タイトルで(文字が英語かカタカナかの違いだけ)で「盲導犬を題材にしたファミリー漫画」がありますが、読むならそちらの方にすべきでしょう。

『Happy!』よりも『ハッピー!』・・と覚えておきましょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-27 11:16:34] [修正:2010-11-27 11:16:34] [このレビューのURL]

0点 BOYS BE…

何なのかよく分からないぞ。この「妄想漫画」は。
有り得ない展開ばかりのオンパレード。キャラも毎回毎回髪型と服装だけ違う似たような女が出てくるだけ。
しかもその女に恋する男は大体いつも「勝手に勘違い男」ときてる。
で、展開はお決まりの「最後までしそうになりながら、結局しないで終わる」。
こんな作品のタイトルに「クラーク博士」の名言を使用されては博士も浮かばれないと思う。
作者自身が恋愛をよく知らないのではないかと邪推してしまう。読む価値は当然無いですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-27 11:14:08] [修正:2010-11-27 11:14:08] [このレビューのURL]

「予想」はしていたけれど、アッサリ切られた。別に私の作品を見る目が特別優れていた・・・などということは全くなく、多くの方が「打ち切られ臭」を嗅ぎ取っていたことであろう。

タイトルからして「ダサダサ」。長期連載になりそうにないと聞いて分かる。
・・・少年誌でやるにはテーマに無理があり過ぎだろう。
結果として、こんなに短期間で終わる作品にワザワザ「原作者」を付けるような必要性があるとは思えない・・・と言われる様な作品になってしまった。

一本釣りなんていうテーマはむしろ青年誌でやるべき。
それを「多額の借金を返済するため」(しかも額が三千万円なんていう中途半端な金額)なんていう使い古された設定で、少年を無理矢理釣りバトルの世界に引き込んだが、どうも掲載誌のカラーとのズレが消しきれなかった。

「マガジン」の読者年齢は「サンデー」「ジャンプ」に比して高いと思われるが、それでも読者の大半は釣りをやらないと思うし・・・・・。何でこんな漫画スタートさせたんだろう・・・って疑問に思ったら、思い出したよ。

一昨年辺りに誰だったか、芸能人がテレビの撮影でマグロを一本釣りしたというニュースが流れていた。
それと歩調を合わせるかのようにして新聞や雑誌でも「日本でのマグロの消費の増大」が伝えられるようになった。
明らかに「編集部がこの流れに便乗した」としか思えない。
いくら何が当たるか分からない世の中・・・とはいえ、安直の誹りは免れられまい。

しかも昨年になって「日本のマグロの漁獲高が大きく制限されること」が国際的に決定されるという逆風が吹き、これまたそのニュースに歩調を合わせるかのように連載も萎んだのは皮肉を通り越して「哀れ」だ。

作者2人の実力不足・・・と単純に片付けられない作品であることは間違いない。

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[投稿:2010-11-23 20:43:09] [修正:2010-11-23 20:43:09] [このレビューのURL]

「水色時代」の作者による性教育漫画。

「ちゃお」で活躍していたはずの作者が近年はどういう経緯かは知らないが「小学○年生」に移籍して作品を連載しているのだが、絵がかなり変わった。とにかくキャラの目が大きくなって、幼稚化しているのが最大の難点だ。

「性」というテーマを高学年の読者に教える・・・・という意図は別に悪くはないが、やらせる人を間違えてるでしょ。このジャンルはまだ大ヒットは出ていない分野だと思うので、空白地帯に切り込んでいく人が出てきてほしいのだが・・・・この作者ではないな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-23 20:40:27] [修正:2010-11-23 20:40:27] [このレビューのURL]

水沢めぐみの連載作品の中では初期のものに入るが、個人的にはこの作品と次の「チャイム」の頃が最盛期だったような気がします。「姫ちゃんのリボン」から始まる描写やキャラの幼稚化もまだ始まっていないし・・・・。

「赤毛のアン」を意識したと作者はコメントしていますが、実際には「赤毛のアン+ラピュタ」と言ったほうが正しいような。主人公は実は「お姫様」だし。飛行石みたいな(笑)石を持ってるし。
舞台となった時代は19世紀の初頭か?
外国が舞台の漫画は当時の掲載雑誌「りぼん」では異色の存在だったのではなかろうか?。
「メロディ」は水沢作品の中では1番愛らしい主人公だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-23 20:33:15] [修正:2010-11-23 20:33:15] [このレビューのURL]

「キートン」の原型として興味深い作品。
「キートン」が文系のプロなら「ジュド・豪士」は理系のプロと書くと分かりやすいか。

画はキートンほど洗練されておらず「ぎこちない印象」は拭えないものの、基本的には「キートン」同様1話完結の「ストーリー」で読ませる作品。そこに「歴史」「紛争」「軍隊」というキートンよりは狭い枠内に的を搾った専門知識の味付けがなされていて十二分に楽しめる作品に仕上がっている。

好きなエピソードは「聖者現る」。マフィアの幹部だった男が組織の追っ手から逃れて田舎の村に牧師として住み付き、希望を失い「生きる屍」と化していた村人と村を勇気付け甦らせていく話。
読後の満足感が何とも言えない。

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[投稿:2010-11-23 20:14:22] [修正:2010-11-23 20:14:22] [このレビューのURL]

美術という一般人には馴染みの薄い世界を舞台に活躍するアウトローな主人公。

毎回の話に絡む美術の造詣も深いが、政治的な部分の関わりも多く「美」は時の「権力」に支配されていた側面を否定することはできないのだと知った。「美術史」というよりも「歴史」を学べる。
レギュラーは少ないのだが、忘れた頃に以前の登場人物が再登場するので油断ができない。
藤田との対比という意味なのか「地蔵さん」がよく話に関わる。
欠点は画が洗練されていないことか。ただ、アウトローな主人公で「綺麗な絵」は似合わないだろうが。

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[投稿:2010-11-23 20:11:00] [修正:2010-11-23 20:11:30] [このレビューのURL]

画がハッキリ言って下手ですね。巻を重ねるほどに下手になる作家も珍しい。
ヒロインの女の子に特にそれが顕著。
最初のほうが可愛らしくて、後になるとデッサン自体が狂ってきて可愛らしさが無くなった。
そのヒロインも最初のほうでは全然、九十九の力を信用しないで九十九がいくら「大丈夫」と言っても疑って掛かっていたのに、第3部ではテレビの前で九十九の敗北を徹底的に否定。異常な程の肩入れをするようになっていた姿が見てられない。「頼むから黙っててくれよ」と叫びたくなった。
戦いもなんか淡々としている。あんな会話ばっかりしててどこが「戦い」・・・・?
ただストーリーや多くの格闘技が激突する展開自体は悪くない。
ようやく沈黙を破って再開されました。
完結はまだ・・・・・先?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-23 20:07:00] [修正:2010-11-23 20:07:00] [このレビューのURL]