「臼井健士」さんのページ

総レビュー数: 439レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年06月18日

[ネタバレあり]

いきなり結婚から始まる夫婦コメディをサンデーでやる意欲作(?)
事故の真っただ中で出会った女の子にいきなりプロポーズして再会後に本当に結婚した。
夫婦生活は同居するが肉体関係には至りませんので、男の子の暴走で話を進めるのと嫁さんに謎が。
「婚姻届け」という形式的には結ばれても夫婦的にはまだ結ばれていない。
男の子の側からすれば正々堂々女の子を求めてもいいはずだが、結婚がいきなり過ぎて進めない。
赤ちゃんはまだ持てるような状況では全然ないので、とりあえず・・・避妊具を購入して悶々としておきましょう、主人公・・・・・。
但し、男の子の側が求めれば奥さんは身体許してくれそうな感じはする。
結婚する以上、それは覚悟していることだろうし。
現在は同衾したり、胸揉ませてもらったりしているような段階。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2019-05-08 11:01:31] [修正:2019-05-08 11:01:31] [このレビューのURL]

今迄のラブコメ漫画の多くは「高校入学」が物語の始まりだったかと思う。
入学後に女の子と出会って恋に落ちるパターンが踏襲された。
しかし、このパターンの決着点が「高校卒業式」であることが多く、そうすると作中での期間が3年間にも及び、
話の勢いや面白さが持たない作品が多かった。

冒険漫画やバトル漫画と違い、ラブコメで30巻も40巻も話を続けようというのは無理がある。
季節ごとのイベントはクリスマスにしろバレンタインにしろ3回も繰り返すのはくどい。
「ニセコイ」スピンオフ作品が直近で好評だった筒井先生がご褒美でジャンプ本誌で連載となったこの作品。
最初の開始が高校3年時の受験に向けての最後の1年間、卒業へのカウントダウン開始の1年に絞ったのは英断。
画力については問題ない。

土台にこれまでのラブコメではあまり重視されないできた「受験勉強」がある点は新鮮。
他作品だと人生の重要時期にイチャついているだけで、お前ら何やってんだよ?状態だから。
特定の分野に特化した天才を秀才が指導するという変わった設定が今後どのように機能していくか注目しましょう!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-07-05 13:37:04] [修正:2017-07-05 13:37:04] [このレビューのURL]

平凡な高校生活からネットゲームに参加したことから命懸けの戦いになる「巻き込まれ型」異能力系バトル漫画。
「未来日記」によく似た設定だが、こちらのほうがゲーム参加者が多く、それゆえに「敵・味方」の同盟戦が展開させやすい利点がある。

特筆は画力の高さ。女の子も非常に綺麗で愛らしく描けています。
「チャンピオン系」ではこれほどまでの画力は珍しい部類では?
主人公は自分の能力もよく分らないままにゲームに参加させられていく中で、自らの才能を開花せていくわけです。
敵が次々と味方になるのもお約束。ヒロインは美人だが一癖も二癖もあるタイプ。
結ばれることはできるのかな?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-29 21:57:55] [修正:2016-12-29 21:57:55] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

一夫多妻制が制限付きではあるが施行された日本。主人公は飛行機事故で多数の人命救出をした功績の副賞で「一夫多妻制度」の権利を獲得した。主人公には既に恋人がいて、結婚も間近。権利と言ったって行使しなければ問題ないのだが、そこは「巻き込まれ型」の物語で、強引に行使せねばならない状況へと追い込まれていくジェットコースター的展開。
18歳の処女箱入り娘に押し掛けられ、馴染みのホステスさんとも懇意に。妻同士で共同生活を送ることは赤ちゃん出来てしまえば「喧嘩している場合じゃない」ってことで危機回避になるのかならないのか?
主人公が恋人のみちるだけと結婚したらしばらくは「子供は持てなさそうな雰囲気」。そうすると育児の出来そうな女性が二人加わって協力体制構築していくべきなのか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-08-03 08:09:42] [修正:2016-08-03 08:09:42] [このレビューのURL]

劇場版でお馴染みのシャアVSアムロの最終決戦「逆襲のシャア」の漫画版である。
が、劇場版アニメの漫画化ではなく小説版「逆襲のシャア-ベルトチーカ・チルドレン」を下地にした漫画だ。

そして、シャアの駆る専用機体は満を持しての登場が相応しい「ナイチンゲール」である。
劇場版のサザビーの強化版とも言うべきこの機体は「α・アジールのものを小型軽量化したファンネル」を10基搭載。
ファンネルの数ではササビーを上回り、出力では「ササビーの1.7倍」という大型MSである。

さらに既に「内縁の妻」状態にあるベルトチーカがアムロの傍らに寄り添い、
「物語の鍵を握る存在」として大きくクローズアップされることと思われる。

地球連邦の腐敗を隕石落としによる地球環境の悪化、即ち地球圏の人類の死滅で解決しようとするシャアはネオジオン総帥として君臨。
それを阻止しようとするブライト・アムロ等と対立する。

絵的に少し古い印象がしてしまう。表紙のアムロとシャアの「これじゃない感」。
さらにクェスが全然可愛らしく描かれていないのはかなり残念。
全体的に人物が違和感があります。他は劇場版しか知らない人間には新鮮な点も多い。

ブライトは何と「髭面」!髭なしの劇場版よりもシブイ!歴戦の戦士感出てますよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 05:53:10] [修正:2016-02-06 05:53:10] [このレビューのURL]

1巻表紙の主人公の顔が「皇国の守護者」の主人公の顔をそのままトレースしたような似せ具合。

13世紀。ユーラシア大陸の草原に史上稀な大帝国を築く「蒼き狼」が生を受けた。
父親を殺され不遇の少年時代を送った男は長じて「白き女鹿」を娶り、次第に草原の覇者となっていく。
草原を統一した後、外の国を次々と打ち破る男の国は次第にユーラシア大陸の東の端から中央部を経て、ヨーロッパへと辿り着こうとしていた。

その史上空前絶後の大帝国「モンゴル帝国」を造り上げた男の名を「チンギス・ハン」といった。
その孫に当たる五代目の皇帝「フビライ・ハン」は首都を北京に置き、国名を元と改めてユーラシア大陸の東の端に位置する日本へも手を伸ばしてきた。

当時の日本は鎌倉時代。源頼朝が開幕したものの源氏の嫡流は僅か3代で途絶え、執権である北条家が権力を握っていた。
1268年、正月。フビライよりの使者が日本に来訪し、朝貢を要求して属国へになれと脅しを掛けてきた。

8代執権となった北条時宗は若干18歳である。フビライの要求を断固として撥ね退ける強い意志を持っていた。
6年後の1274年、遂に元軍が船団を率いて玄界灘を渡海。壱岐・対馬を攻めて住民を捕虜にする。その数は2万5,000以上とも。

物語はその対馬侵攻の直前に罪人が流されて対馬に到着するところから。
本来ならばいずれも「死罪」とされる重犯罪者たちが死を免れた理由は・・・・蒙古の侵攻への足止め役にするため。
圧倒的多数の蒙古の大軍を相手に対馬の住民たちはゲリラ戦を展開していくことになるのだが・・・・・。

皇国の守護者の作者のような画力の高さはありません。
どちらかというと「センゴク」の作者のような泥臭いほうの絵柄かと思います。
蒙古襲来は文永の役と弘安の役に分かれているので全部描けばそれなりの長編になるかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-02 20:24:16] [修正:2015-09-02 20:24:16] [このレビューのURL]

7点 AKIRA

[ネタバレあり]

連載当時は近未来を舞台にしたSFだったんですが、今や時代が追い付いてきて「現代」です。

第三次世界大戦後にしぶとく生き残った人々により「ネオ東京」として再建された。
「北斗の拳」よりも多少マシな世界で、不良少年の鉄雄が政府に連れ去られ薬物投与の末に超能力者となる。
政府は30年前の第三次世界大戦の引き金にもなったという「アキラ」のコントロールを目論んでいた・・・。

仲間を奪い返そうとする不良少年のリーダー・金田は、反政府のゲリラ組織と連携して「アキラ」の謎に迫っていく。

作風として特筆は「画の細かさ」でしょう。よくまあ、崩壊していく街をここまで細部まで描写出来るんだと驚きました。
登場人物は多数ですが、入れ替わり立ち代わりするため、印象に残るのは
・金田
・ケイ(ヒロイン)
・大佐(敵役のち協力者)
・鉄雄(ライバル)
くらいで、後はすぐに死んだり忘れた頃に出てきたりで活躍の場は限られます。

鉄雄の参謀だった男は登場シーンは多かった割りに、最後まで名前がハッキリしないなど不遇な最後。
「アキラ」は結局、ほとんど周囲の人間に連れ回されていただけですね。

画が吉田秋生先生の「バナナフィッシュ」に似ているなと当初思ったんですが・・・・逆か。
吉田先生の画が大友先生に似ていたが正しい!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-30 20:58:56] [修正:2014-08-30 20:58:56] [このレビューのURL]

7点 大室家

「ゆるゆり」で登場する大室家の三姉妹の日常を描いたスピンオフ作品です。
内容は「ゆるゆり」の雰囲気とさしては変わりません。強いて言えば主要キャラが血縁関係のある
・18歳
・13歳
・8歳
の姉妹であるということ。それだけ。

ですので、ゆるゆり気に入っている方には安心の内容かと思います。
それにしても、なもり先生の創作ペースの早さには驚嘆です。
「男の子」が一切登場しない作風もまた驚嘆。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-13 22:22:58] [修正:2014-08-13 22:22:58] [このレビューのURL]

思えば、四コマ漫画だった頃は「面白くも無く、かと言ってつまらないということも無い」という中途半端な漫画でした。

考えるに、これはゴージ・兵頭・ヤクザのジョージと言った個性的な登場人物の「個性」を四コマでは「表現しきれなかった」ということだと思います。それが毎回ごとに違った1本のゲームを題材にした「1話完結のストーリー漫画」に変更した途端に四コマのときとは比較にならないくらい面白くなりました。前述のキャラたちの魅力も余すことなく表現出来るようになりまして、いい「変更」だったと思います。

ただ・・・元々の主役の「タカちゃん」が影が薄くなって、悪役に近い役どころまでやらなければならなくなってしまったという欠点もありましたが。(初期の3人組の他の2人、マコちゃん・シゲ坊もそれなりに魅力アップしていた中での不遇な扱いか?)
それにしてもやはり全4巻は短すぎますよ・・・・。
しかもストーリーに移行して面白くなってからは実質2巻と半分・・・・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-26 08:23:55] [修正:2014-03-26 08:23:55] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

もっと前にあっても不思議では全然なかったゲーム「バイオハザード」の漫画版。

物語はシンガポールの大学から始まる・・・・。
ダグ・ライト教授の元に届いた一通の手紙。それはかつての恋人で、今はアジア最大の学園の理事長となっていた女性からのものだった。
学園内で生徒が「ゾンビ化」するバイオハザードが発生したというのだ。
教授は甥っ子のリッキーを連れて人里離れた場所にある学園へと向かうが・・・。

あの・・・「危険な場所」であることは薄々予想されているのに、「自分の甥っ子を同伴させる」って有り得ないですよね?ダグ教授?

しかも行く場所は陸の孤島と化した学園。携帯電話が通じず、そんな場所でバイオハザードが発生したらどうなるか?
「多勢に無勢」「脱出不可能」「最後は爆発で木っ端微塵」というテンプレート的なお話が出来上がりです。

画力は高いのですが、ゾンビも怖さを感じません。
ゲーム版の主人公・クリスの合流が遅いので焦らされます。
つまらなくはありませんが、飛び抜けて面白いというわけでもないです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-08 00:38:04] [修正:2013-10-27 14:38:47] [このレビューのURL]