「臼井健士」さんのページ
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7点 四月は君の嘘
音楽漫画。
天才ピアニストとして育てられた主人公が11歳のときに母を亡くしたショックからピアノが弾けなくなる。
そして3年後、少年はまだピアノが弾けないままでいる。そんな中出会った同級生の少女。
彼女はバイオリニストとして主人公を知っていた。無理矢理にコンクールの伴奏に駆り出されるのだが・・・・。
トラウマで弾けない主人公は天才。
同じピアニストをテーマにした「ピアノの森」で阿字野壮介を主人公に持ってきた漫画がこれです。
主人公のお母さんの遺影が「浦沢先生の描く女性の顔」かと一瞬思いました。
タイプ的にはエヴァンゲリオンでいう「シンジ」が主人公。
ヒロインがアスカですね。そのままピアノ弾かせて→この漫画かもしれない。
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[投稿:2012-01-17 22:16:22] [修正:2012-01-17 22:16:22] [このレビューのURL]
7点 MONSTER
ハリソン・フォード主演の映画「逃亡者」をモチーフにしたのではないかと思われるサスペンス。
ドイツの病院に勤務する優秀な外科医として将来を嘱望されていた日本人医師のテンマが、上司の命令に逆らってまでして助けた男の子は「ヒトラーの再来」とまで言われるカリスマを持った怪物だった。
病院の院長殺害の濡れ衣を着る羽目になったテンマは、警察の追っ手を逃れながら自らが助けた怪物「ヨハン」を追跡していく!
若き日本人医師が自分の罪への決着を付けるべく放浪する。
だが、怪物ヨハンを巡る陰謀は欧州を股に掛けての大事件へとその姿を変える。
果たして、旅路の結末とは・・・・・?
冒頭から終盤まで極めて「ハリウッド映画的」な作品です。
映画をそのまま「漫画というフイールドに移行させた」と言っても過言ではない。
序盤から様々な謎・伏線が張り巡らされる中、ぐいぐいと引き込まれる手法は後の「20世紀少年」でも使われた作者お得意の手法です。
ですが、中盤から後半に掛けて中弛み感がし、結末へ。
結局のところ、謎は残った・・・・みたいな印象になってしまったのが惜しいです。
けれど、同じ漫画を他の作者に描けるか・・・と言われれば、やはり難しいということで、特別な位置を取る漫画なのかなんて思います。
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[投稿:2012-01-09 14:20:55] [修正:2012-01-09 14:20:55] [このレビューのURL]
7点 YAWARA!
女子柔道を題材にした最も有名な漫画であり、浦沢先生の作品の中で最も知名度が高く、メジャーな漫画と言ってよい。
主人公が最初から「最強」であるため、周囲のライバルたちが主人公に積極的に絡んでくるという流れ。主人公の柔はむしろ受身で話が進む。
年頃の女の子だから柔道なんて汗臭いものはしたくないし、オシャレだってしたいし、遊びたいし・・・・という葛藤がある。
そんな柔だが、祖父の意向もあって結局は柔道の世界で頂点を極めるような道を進まなければならなくなり、つまりはその軌跡である。
全体的には「明るいスポ根漫画」であることには変わりなく、巨人の星よろしく父親がライバルのコーチに就任とかある意味「王道作品」。
出来は当然によく、浦沢先生の名を一気にメジャーにした。
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[投稿:2012-01-07 08:42:43] [修正:2012-01-07 08:42:43] [このレビューのURL]
7点 修羅の刻
簡単にいうと「陸奥圓明流の歴史上の著名人との共演作品」。
歴史上の事件と宮本武蔵や織田信長、坂本竜馬といった人物を、それぞれの時代の「陸奥圓明流の継承者」と戦わせるという展開。
歴史上の実在の人物が絡んでくる分だけ、本編よりは面白いかもしれない。
「織田信長の義弟」にも当たっていたという展開は驚き。
但し、本編と同じく初期編は「絵が下手」。
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[投稿:2012-01-07 08:32:23] [修正:2012-01-07 08:32:23] [このレビューのURL]
7点 センゴク外伝 桶狭間戦記
戦国時代の合戦史上でも毛利元就の「厳島の戦い」、武田信玄と上杉謙信の「川中島の戦い」と並ぶ三大合戦にも挙げられている
「桶狭間の戦い」に至るまでの道筋を駿河の今川義元側を中心とした視点で描いていくというこれまでにない作品。
他の方も言われていることだが、信長に討たれたために今川義元に対する後世の評価は厳しく、
「徳川家康」以前の「東海道一の弓取り」が、「凡将」あるいは酷いものになると「愚将」とさえ言われかねない程。
今川義元の実像については「誤解」ばかりが広く喧伝されてしまっているともいえる。
曰く「胴長短足の風体で、馬にも満足に乗れず輿に乗っていた」
曰く「京都の公家のような格好をしており、お歯黒を付けていた」
曰く「大軍で行軍しながら油断して信長に討たれた」等。
これらの多くは後世の創作による逸話らしい。それが信長を賞賛するための踏み台とされて、あまりにも広く世に喧伝されてしまった。
そんな義元は今川家の分国法に当たる「仮名目録」を定めた父・氏親の五男として誕生し、決して将来を約束された身ではなかったが、
この義元の教育係を務めたのが京都から今川家に招かれていた「大原雪斎」に教育を受け、武将としての資質が覚醒していく。
父・氏親が死去した後に家督を相続した兄・氏輝が病弱で、ほどなく死去した後に起こった家督争いで側室の子供である兄を成敗して、
ようやく歴史の表舞台に登場する。
一方、隣国の尾張国でも「津島」「熱田」という商人・寺社勢力を取り込んで勢力を拡大させつつあった男がいた。
織田信長の父「織田信秀」である。この信秀と義元は度々干戈を交えているのだが、決着を付けることなく信秀は病死し、
因縁は息子の信長に引継がれていく。
一般的に義元の西への行軍は京都に上洛して天下に号令するためであったとする説だが、その割に道中の浅井氏・六角氏・北畠氏などに対する
外交の形跡が見られないため、将来的な布石かはともかく、この作品で語られているような「単なる領土拡大のための侵攻」だった模様だ。
いわば義元・信長共に「戦国大名」としての脱皮の末の「桶狭間合戦」という位置付けである。
けれど、軍師「大原雪斎」存命ならば、義元の命運もまた違ったであろう。
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[投稿:2012-01-04 22:11:13] [修正:2012-01-04 22:11:13] [このレビューのURL]
7点 さんぶんのいち。
男の子みたいな女の子で初潮もまだな「大槻柚奈」。
温厚な菓子職人の男の子「森川楓」。
おしとやかな外見で人気の「小野寺葵」。
3人は幼馴染で13歳。
女2、男1で三角関係・・・・かと思わせる第1話は中学1年生からスタートする。
ガサツで男の子っぽい柚も流石に最近は胸が出てきたし、
楓に男を感じて自分が逆に「女の子」であることを意識せざろう得なくなる。
小さい頃から泣き虫でいじめられていた葵は、自分を守ってくれた柚が大好きだが、
同じ柚を好きな楓をライバル視して、当たり散らすこともある。
唯一の男子の楓は・・・・当初は柚のことが好きで葵とライバル関係かと思わせておいて
・・・・・・・・・実は違う。楓がホントに好きなのは・・・・・。
葵は柚が好きだが、女の子同士だからどうにもならないってことを頭では理解している。
それ故に男子である楓に嫉妬して、やつ当たりに近いような態度を取ってしまうのだが。
そして・・・そんな中で葵の記憶の中での最大の恐怖の対象。
かつて幼い頃に葵をいじめていたアイツとの再会。
女2、男1の三角形のバランスが、
女2、男2になってどう変わっていくのか?
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[投稿:2012-01-04 08:13:30] [修正:2012-01-04 08:13:30] [このレビューのURL]
7点 清々と
「りぼん」で昔活躍されていました谷川先生。今も短編を中心に活躍中。
淘汰の激しいのは漫画界も同じ。ヒット作1本出せば10年は食い繋げる・・・というわけに非ず。
そんな中で短編を中心にして今も第一線で活躍されている先生。
こちらは「女子高のお嬢様もの」です。
こういう作品も少女同時の恋愛・友情をテーマにした所謂「百合系」と呼ばれる作品が
多く制作される風潮が広まってきた背景があるからこその連載であるという点は確かだと思います。
でも、風潮に乗っかったとかそういうことではなく、見て判る「作品の雰囲気と絵柄の組み合わせの妙」。
女子高が舞台だと、当然に同級生も上級生も下級生も当然に同性の女性しかいません。
同級生の男子と知り合う機会も触れ合う機会も少ないので、恋愛の話をするとしたら
女生徒と男教師。もしくは
女生徒同士になるのもまた当然。
この1巻を見た感じではまだどちらに寄るのか迷っているかのような感じです。
主人公の清が担任の男教師「本八幡先生」に抱く気持ちもまだ「恋愛未満」。
そしてクラスメイトの美人「九条雅」さんは清が好きだと告白する。
今後、長期連載にできるのかが注目したいポイント。
短いと全4巻もしくは5巻で終わってしまうので、キャラ同士の人間関係をもっと強く打ち出す方向に繋げていただきたいと希望します。
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[投稿:2012-01-03 14:06:24] [修正:2012-01-03 14:06:24] [このレビューのURL]
「帯をギュッとね」で柔道漫画の新世界を構築し、その後に競艇をテーマにした作品を
これまたヒットさせた実力派の作者による新作は・・・なんと書道部を舞台にした作品!
おそらくは誰も事前に予測はできなかったと思われるが、果たして
「対決」がメインに出来る言わば「陽のあたる場所を舞台にした」体育会系部活を
テーマにした作品に比して「日陰に位置する」と言っていい文科系部活動で
物語をどうやって構築し、長期連載にするのか?
多くの方が疑問を抱いたことであろう。
主人公はカナダからの帰国子女になる男子高校生の大江縁(ゆかり)クン。
気弱で平凡。しかも押しが弱くて頼りなく見える。
部員が女子3人しかおらず、最低構成人数の「5人」を満たせないため、
廃部の危機に直面していた書道部に半ば強引な勧誘もあって入部することに。
そして同じく新1年生で女子柔道部に入部している望月結希サン。
柔道では凄い成績を上げての有名人だが・・・・字が汚いことにコンプレックスが。
大江クンに事故とはいえケガをさせてしまった負い目もあり、掛け持ちながら
書道部入部を果たして廃部の危機は去った。
さ、落ち着いて始めよう。「書道ライフ」を!
どんな物語が紡がれるのか?事前予測は不能だ!
「対決」と言ったって、書道は審査員の先生による第3者判定だから優劣は有っても、
客観的に分かり難い。
論より証拠。それは実際に見て、読んでみてのお楽しみ。
パソコン全盛の現代だからこそ、実は「綺麗な文字」を書きたい潜在的な人数は多いと
推定する。
DSのゲーム「美文字トレーニング」とリンクさせてみる展開なんてのもいいのでは?
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[投稿:2010-09-11 18:07:22] [修正:2012-01-03 10:07:12] [このレビューのURL]
7点 聖闘士星矢
ギリシャ神話をモチーフとした作者の最大のヒット作品。
地上の平和を世界の裏側から守る女神・アテナと、そのアテナを守護する聖闘士(セイント)たち。
その物語は地上を手中に収めん復活を目論む冥界の王・ハーデスとの「聖戦」が主題になる。
そこに至るまでの聖域(サンクチュアリ)の内乱(サガの乱)。
そして、不慮の事象により復活を遂げた海皇・ポセイドンとの争い。
を経て、ついにハーデス軍が復活する。
特筆は「聖衣」(クロス)・「鱗衣」(スケイル)・「冥衣」(サープリス)に代表される
神話や伝説に登場するモンスターや生物たちを模った鎧を自らの身にまとって戦うという設定である。
それぞれの鎧が身体を覆うパーツに分類される「分解装着図」は毎回毎回よくも考え付くものだと感心させられた。
只、108星に代表されるハーデス軍の冥闘士(スペクター)は大部分が未登場に終わってしまったのが残念な点。
作者自身もそのことを気にかけていたのが、現在、この続編が別の作者で連載中となっている。
そちらでは本編未登場の冥闘士たちが新規登場を果たしております。
個人的には「ポセイドン編」の終わりの引き方がお気に入りです。
「全ての生命は海へと還るんだよ・・・」と余韻の持たせ方が上手い。
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[投稿:2010-07-03 09:57:40] [修正:2012-01-03 09:49:19] [このレビューのURL]
7点 サイボーグ009
故・石ノ森章太郎先生のライフワークと呼んで差し支えのない大作。
死の商人グループ「黒い幽霊団」によって世界の各地からさらわれた九人の男女。
新時代の戦闘要員としてサイボーグとされた彼らが自由と平和を求め反乱を起こす。
世界各地で起こる戦争・紛争の影で暗躍する「黒い幽霊団」との果てしない戦いが続く・・・。
前半は「黒い幽霊団」との戦いだったが、後半は神話・伝承へと話がシフトしていったために話が難解になったのが難点か。名シーンはやはり「地下帝国ヨミ編」のラストを挙げざろうえない。
宇宙に飛び去った「黒い幽霊団」を葬るために単身送り込まれた009。そして、009を救出するために宇宙に向けて飛ぶ002は「もう間に合わない」と叫ぶ001に言う。
「間に合わない・・・・かもしれない・・しかし、苦楽を共にした仲間を見捨てるわけにはいかない・・・最後の一秒までチャンスにしがみ付いてやる。そして、その一秒が過ぎたら・・そのときはどうか神よお力添えを。生まれて初めてあなたに祈ります・・・」
スラム育ちの002が生まれて初めて神を信じる瞬間が印象的。
引力圏を脱出した002は009を爆発の中から救いだすが、ロケットの燃料不足から大気圏突入を余儀なくされる。009は自分を見捨てるよに懇願するが、002はそれを拒絶し2人は流れ星となって地球に落ちていく・・・。002は009に聞く「ジョー、君は何処に落ちたい?」
そして地球では2人の姉弟が落ちていく「流れ星」を見ていた・・・・。
姉は流れ星に願いをかける「世界中の人々が争うことなく、平和に暮らせるように」と。
完璧だ・・・。ここで終わっていたら文句の付けようがなかったのだが
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-12-11 17:59:52] [修正:2012-01-03 09:44:19] [このレビューのURL]
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