「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

ダークファンタジー作品で伏線が凄いと勧められて読んでみた作品ですが、そこに行き着くまで読めなかったです。絵は綺麗なんですが、バトルには迫力不足、キャラも主人公オズのキャラが気持ち悪いと感じてしまって読み進めるのが苦痛でした。「薄気味悪いガキだな」と作中でも指摘されるのですが、その通りだなと読んでて頷いてしまったのは苦しかったです。他のキャラ達も腹に一物含んでいる感じで感情移入しにくいですし。たまに挟まれるギャグも雰囲気に合っていない感じでした。作風も全体的に女性向きな感じでしたね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-28 22:16:38] [修正:2015-09-28 22:16:38] [このレビューのURL]

単行本2冊の尺的に是非アニメ映画をやって欲しいなと思わせるだけの独特な作品。画風が良く安定しているし、内容も謎のゲーム的なラビリンス脱出ものとしてSF、ゲームネタ、伏線を絡めて良くまとまっています。変人ゲームオタク主人公礼香と対照的な常識人庸子のコンビが良かった(容姿が皮肉にも礼香が可愛く庸子がドブスなのも興味深い)。密漁者や「彼ら」の掘り下げが薄く、舞台装置なところはありますが、テンポや尺を考慮するとやむなしでしょうか。主人公礼香のバグとも言える発想が劇中では役立ちながらも、社会には馴染めない人種という悲哀も良く描けていたかと(彼女の容姿と性格がかわいいのがそれが際立つ仕組みに)。これをご都合的に社会にねじ込むラストにしかったのも好印象でした(このラストを最初に決めていたというのが帰着点がしっかりして綺麗に終われた要因だと思われる)。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2015-09-17 22:19:12] [修正:2015-09-17 22:20:04] [このレビューのURL]

話としては化物退治と孤児達との交流で読めるものはあったんですけど、絵柄が合っていないの一言ですね。バトルが凄いとも一切思えないのが。途中で空に出て崩壊した街を見下ろすシーンがあるんですけど、全くゾッとも出来ないのが残念でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-15 22:02:02] [修正:2015-09-15 22:02:02] [このレビューのURL]

設定は面白いし、キャラの描き分けが甘い以外は画力もあるんだけど合わなかった作品。作者が巻末で愚痴っている欠点通りというのが。説明調のセリフが多すぎてページが足りてない、展開が地味で平坦、強引なギャグが世界観的に浮いているなど。主人公が掴みどころがないキャラ(天然っぽいの狙っているのか?個人的には好きじゃない)で「○○(例えば幸せ)ってなんだろう」と周囲に聞いて回って、最後は8人殺している殺人犯に啓蒙されるオチなのも違和感が。可愛げがない暴力的な関西弁ヒロインにも好感が持てず。ロボアクションよりも哲学と学園青春ものっぽいのが主流でその作風のノリにどうも合わなかった作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-15 21:59:00] [修正:2015-09-15 21:59:00] [このレビューのURL]

ガリレオシリーズで有名な原作者作品の漫画化だし、全2冊だから読んでみるか、映画化もされるようだしと思って読んでみた作品。内容は原作が20年前という先見性に驚く作品でした。サスペンス漫画としても面白いながらもメッセージ性が強く、原発という難しい問題の是非論よりもそれに向きあっていない国民多数「沈黙する群衆」を問題にしているところも好印象。漫画オリジナルでしょうが現在の時事にラストを繋げたのも良かったです。小説原作漫画は外れが少ないと再確認。ただ絵柄が表紙の通り(レディコミとかに多そう)なのでいまいち自分には合わなかった、時々人物作画が安定していない時がある、この辺に残念さはありましたね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-09 23:54:50] [修正:2015-09-09 23:54:50] [このレビューのURL]

原作未読ですが漫画として良く出来ていると思いました。絵が綺麗ですし、琵琶湖を舞台にした地味な超能力バトルと男の友情をテーマにしています。結構深刻なこともやっているはずなのに独特のゆるい雰囲気(ギャグも笑える)、琵琶湖ライフを味わえる世界観が良かったですね。伏線を回収したり黒幕が居たりして物語としても読ませるものがあります。超能力の仕組みがイマイチハッキリしないところ、主人公の恋愛が完全に肩透かし(それっぽいの出してここまでスルーで終わるのは珍しいかも)なのは欠点に感じましたが、上記テーマに絞った作品としてみれば元が小説1冊、漫画として全4冊(尺が十分なはず)として成功の作品だと思います。

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[投稿:2015-09-08 01:20:39] [修正:2015-09-08 01:20:39] [このレビューのURL]

3巻まで既読。途中ですが原作1巻分まで漫画化されているようで現時点で一応の区切りが良いです。

古書には人に渡って来ただけの物語があるというネタをミステリーとしており、扱う古書ネタも面白いですけどあくまで味付け程度で本質はミステリーです。3巻終盤で今までの短編を纏めて伏線にしていたのにはちょっと驚きました。派手さはありませんが人が死なないミステリーとして珍しい分野の佳作ではないかと。もっと明るいものかと想像していたら人の暗部を描いています。古書で扱う純文学らしいと言えばそうですが。

演出、キャラデザからしてもう1つの少女漫画的な漫画版よりこちらのが好みですね。ただ画力がやや拙いのか人物の描き分け、等身に粗があるのはマイナスではありますが。
続巻が出たら読みたいのですが次が最終章と銘打ちながらもなかなか出ていないようです。原作は先まで結構あるようですがこの辺どう折り合うか難しいのでしょうね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-06 14:12:00] [修正:2015-09-06 14:12:00] [このレビューのURL]

7点 鉄道員

[ネタバレあり]

高倉健主演のヒット映画としても有名な原作を漫画化。絵が劇画風ですがとても綺麗で読みやすく、内容もオカルトよりも実は病による幻覚でしたという演出で筋が通って(リアル作品ですし)良かったと思います。映画未見ですがこっちでも十分なクオリティではないかなと。こういう話だったのかと感慨深かったです。もう1つの同時収録「ラブレター」も当初は期待してなかったのですが、1度も会ってない男女に成立する数奇な恋愛が上手に描かれて切なく感動しました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-04 22:28:10] [修正:2015-09-04 22:28:10] [このレビューのURL]

大賞をとったライトノベル原作漫画。それらしからぬ地味で小さく畳んだところは否めないものの、それでも細部までしっかり描かれており読後感が良い作品です。箱庭ボーイ・ミーツ・ガールなんですがヒロインのメリアがかわいく見どころがあります。ダークファンタジー要素もなかなか面白かったですし(ひたすらいたぶられることが肝という。グロ描写が凄い。映像化が厳しかったと思います)。終盤に多少息切れしたのか手抜きっぽい絵がありましたが、画力・演出は基本的に高いレベルにあり、良いコミカライズ化だったと思います。

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[投稿:2015-09-03 22:35:22] [修正:2015-09-03 22:35:22] [このレビューのURL]

優しい絵柄、少ないページ数ながらも原爆の重さを主に後遺症という格好で描いた独特の漫画です。真正面から原爆の悲惨さ、反戦を訴える作品ではないのですが、三世代に渡り(この人間関係の描き方は何気に上手い。短編を読むことでパズルのように繋がってくる)延々と続く苦しみを婉曲に描写することによって、より深く力強く上記の訴えを読者の心の底に感じさせる構図になっていると思います。あくまで婉曲なので普段はそれなりにほのぼのとしているところが読みやすさもあり、哀愁を誘います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-01 19:45:19] [修正:2015-09-01 19:45:19] [このレビューのURL]

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