「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

人情話として丁寧に作られているだけではなく、題材であるラーメンに関する知識も作者の実家がラーメン屋というだけに深く切り込まれていました。反面全体的にすっきり、あっさりという部分があって、特に主役女子高生コンビのラーメン作り上達はとんとん行き過ぎた気がします(ラーメン描写がリアル故に気になる)。単行本に同時収録されている読み切り二作の出来も悪くないですが、この分の尺が足された方が良かったかもしれません(本編は全部で一巻半くらいの分量)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-12-31 03:08:57] [修正:2017-12-31 03:08:57] [このレビューのURL]

サバゲが題材と聞いて、最初はとっつき難そうと思いましたが、初心者にも分かりやすく楽しい作品に仕上がっています。ウンチクやあるあるには感心しますし、社会人の趣味として描いて、輪が広がったり、キャラの掘り下げも良かったです。
前作「かみさま日和」同様に派手さは乏しいながらも丁寧な良作でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-12-30 02:10:24] [修正:2017-12-30 02:10:24] [このレビューのURL]

裁判員制度を題材にした頭脳戦作品。主人公に最初から正解が分かっているという一見面白くなさそうなスタート地点から、禁じ手を使ってでも皆を導くのが独特です。演出や攻防、逆転に見応えがあり、熱中出来ました。法律監修がしっかりしていて、裁判・司法の勉強にもなります。
おそらく打ち切りだと窺えるのが残念ですが、着地点含めてそれなりに纏めてもいます。裁判員制度を扱ったものでは、他に「裁判員の女神」もありますが、どちらも特徴がある良作なので合わせて読んで損はないと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-12-26 02:33:00] [修正:2017-12-26 19:09:10] [このレビューのURL]

単純に暴れまくるヒグマと戦うモンスターパニックサバイバル。絵が綺麗で迫力があって、クマの恐ろしさが存分に伝わって来ます。ボリューム的にもその手の映画を観ているような感覚で引き込まれました。クマに関する豆知識も話に随所に絡めています。絵だけではない表現が生々しいグロさがあるので苦手な人は注意。原作未読ですが絵が付くことでの付加価値が大きいのではと思いますが、ミステリー関係の賞が貰えたのは疑問です(少しそういう要素があるが大したものではない)。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2017-12-22 20:12:47] [修正:2017-12-22 20:12:47] [このレビューのURL]

後のデスゲーム系に繋がっていく原型の作品だと思います。当時から斬新と評価されましたし、現在でも十分読めます。オチが読みやすいですが、逆に言えばこれも本作のおかげで後に似たのが広まったのかもしれません。

ヒロイン的なフロルの存在が今でも際立つと思います。荒っぽいツンデレ系の女の子みたいな個性があってかわいいです。正直蛇足的な続編がなんとか読めたこと、番外編が楽しいのはこのキャラがあってこそと言えるほどでした。それもあって「ポーの一族」より雰囲気が設定以上に明るく感じられるのが良かったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-12-18 18:47:23] [修正:2017-12-18 18:47:23] [このレビューのURL]

今で言う異世界なろう小説の少女漫画版とも言える作品。ヒッタイトという時代のチョイスと作者の造詣が感じられ歴史漫画としても成立させています。30巻近い長編ですが、頑張る主人公に次々と課題が浮かびクリアして行くカタルシスがあり、名作との評に相応しい読み応えがありました。
絵を含めても男性読者にも読みやすいのでは。もちろん少女漫画でもあり恋愛シーンが満載かつ少女主人公の王子様達にモテモテや軍事活躍など突っ込みどころはありますが。指摘が多いようにカイルよりラムセスの方が好感が持てる辺り古代エジプトも良く描けています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-12-17 15:22:59] [修正:2017-12-17 15:22:59] [このレビューのURL]

ゾンビパニック世界における女子高内での闘争劇。黒と白を基調として、アニメチックな可愛い絵柄ながらエグい展開(元がアイドルの深夜ドラマとは思えない)、キャラにも個性があって好きな系統の作品です。話の引きやテンポが良く四巻一気に読みきりました。上記のテーマでは区切りは付けています。

ただゾンビがあくまで舞台装置で謎を多く残して(そもそもなんでこんな世界になったかも分からないまま)、世界レベルでは何も解決していません。モブキャラ達に「甲」とか貼り付けているだけでちゃんと描いてないのは手抜きとしか。その辺りで作り込みの甘さも否めませんが、キャラがそれぞれの思いを抱えつつ死んで行く終盤には感慨があって、読後感も悪くなかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-12-03 05:59:50] [修正:2017-12-03 05:59:50] [このレビューのURL]

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