「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

女半沢とも評される(作品外の人間に)主人公花咲舞が銀行内部の問題を解決する話。半沢と同原作者の原作小説だけに銀行関連では興味深い話題もあるのですが、全体的に画力が不足して薄味な物語になっているのが残念です。恋愛話が濃い(おそらくオリジナル)のは掲載されている女性向け漫画誌の需要を感じました(馴染めなかった)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-10-22 03:24:53] [修正:2017-10-22 08:39:08] [このレビューのURL]

少年時代のとんち話一休さんしか知らない人にとって、衝撃的な一休宗純のその後を含めた一生を描いた作品。青年期以降の奇行や破戒っぷりは凄いものがありますが、本作はそうなる心理過程、時代背景も詳細かつ丁寧に描かれており、「偉人にみせて駄目人間だった」(こういう切り抜き特集が最近増えてる)と嘲笑うようなことはなく、人間臭く一周回って胸に迫る哲学で切り込んでくるような作風。「プラネテス」、「ヴィンランドサガ」の作者が本作に最も影響を受けたと語っていたらしくなるほどと思わせられました。

作者にとって遺作になったことは残念ですが、運命的な余韻も感じました。「石の花」よりも構成はしっかりしている一方で、ややテンポに欠ける教科書的な空気にもなっている(必要性があったとはいえ前述の時代描写)のが欠点ですが、綺麗に話が終わっています。現在文庫、単行本とも入手に厳しいものがあるので、再販されてもっと多くの人が楽に読めればと思うほどの名作です。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2017-09-30 06:25:17] [修正:2017-10-19 18:52:12] [このレビューのURL]

7点 鉄風

女子総合格闘技、主人公夏央とライバルゆず子の立ち位置が王道漫画と逆(主人公が大柄、天才型、美人系、トラウマ)、という異色を取り入れた格闘漫画。主人公にトラウマ的歪みがあって、重かったり、痛々しい描写もあるのですが、可愛かったり抜けたような描写も多くて、王道ものとしての良さも備えています。

ちゃんと業界の紹介(マイナーさ含めた)や技術の解説も入れつつテンポ良く話が進んで、絵も見やすく迫力もあって良かったです(次第により上手くなっている)。

最大の問題点は打ち切りだと思われます。女子ということもあるし、サービス的なのもあざと過ぎない感じでもっと入れても良かったかもしれません(主人公はじめルックスが良い)。主人公的に最低限の区切りはつけているので読後感としてはそれなりな感じもありますが、続きが読みたかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-10-19 00:21:15] [修正:2017-10-19 00:21:15] [このレビューのURL]

4点 マギ

近日完結するヒットしているファンタジー冒険バトル漫画。途中まで読んでつまらないってことはないのですが、これといった部分も感じず、画風同様に良くも悪くもあっさりしているように感じました(エグいネタ、感動展開などは入っているが伝わるものが薄い)。ギャグがシュールを意識しているのか理解出来ずに不愉快にすら感じるのがとても苦手でした(その時のキャラ達の顔や反応も崩れすぎている)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-10-04 21:28:06] [修正:2017-10-04 21:28:06] [このレビューのURL]

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