「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

一話完結型の人情刑事もの。ストレートですっきりしたものではなく、むしろ世間一般の見方に疑問を投げ掛けるメッセージ性が多いのが特徴。それが共感出来る時はこういう見方もあるのかと思いますが(司法事情の知識が分かる時も)、それに賛同出来ないと説教臭いなと鼻につく諸刃の剣でした。何より現実を意識した作品なのに、この部署の刑事達がアクが強すぎて好感が持ちにくいのが残念な感じで(逆に世間批判にちょくちょく持ち込む印象)。たまにこんな展開起こるのかな?と現実を意識している故に入って行きにくいこともありました。

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[投稿:2016-08-29 18:58:22] [修正:2016-08-29 19:00:32] [このレビューのURL]

6点 ガゴゼ

内容はある意味定番な人との交流で葛藤する力を持ちすぎた妖怪物語です。しかし、絵が上手く個性がありつつ劇画調にはなっていないところ(わりとかわいい系の絵なのにグロ満載で逃げてないところも良い)、室町の足利義満治世時代という珍しい時代に焦点を当てたところ(彼が良く出てくるし安倍晴明の子孫土御門家が絡む、時代性に触れる部分もあり)、全5巻で最後少し駆け足ながらしっかり纏めたところなど評価点があります。話が散らかった感もあり、やや説明不足な伏線回収、バトル成分をもっと増やして欲しかった(主人公ガゴゼが本気出せばすぐにケリがつく)などもありますが、ラストに余韻もあって良い時代劇漫画だったと思います。

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[投稿:2016-08-22 17:08:10] [修正:2016-08-22 17:09:59] [このレビューのURL]

暗い世界観設定ながら相反するほのぼのや独特のギャグ、緊張感のある先の読めない展開、絵柄とギャップのあるグロ満載など見所がある作品だったと思います。終わってみれば重大な魔女の孵卵問題が放置されて、エヴァンゲリオンで見たような既視感で急展開に畳まれて行ったのが残念ですね。絵柄も個人的に雑というか違和感ある感じになってしまいました。第二部途中から勢いが落ちていた中なので打ち切りだったと思われます。主人公とヒロインも掴みどころがないキャラで好感が持てるという性格でもなく、サブキャラ達の方が存在感がありました。

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[投稿:2016-08-18 03:36:51] [修正:2016-08-18 03:36:51] [このレビューのURL]

話としては地味です。しかし良い意味で和風なセンスがあり読ませるものがあります。そして最後は伏線めいたものは回収して、余韻がありすっきりした心地に。出来の良い邦画を丁寧に漫画化という感じです。これを評価して賞をくれた海外もなかなか見る目があるんだなと感心しました。全1巻漫画ではおすすめの作品。

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[投稿:2016-08-03 23:30:56] [修正:2016-08-03 23:30:56] [このレビューのURL]

戦争の中にも生活や日常があるというコンセプトは良いと思います。しかし、短いが出来が良かった前作の奥に潜む悲壮やメッセージ性に比べると退屈や単調な話が続いて、途中で読むのを放棄してしまったというのが正直な感想です。

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[投稿:2016-08-03 05:40:33] [修正:2016-08-03 05:43:51] [このレビューのURL]

頭のネジが外れている戦場カメラマン犬塚がSF的な近未来戦争を狂言回しとして紀行する物語。SFを交えているのに戦争の真実を泥臭くあぶり出すというスタンスがエログロ満載なのですが効果的に効いています。少し人物に癖あれど美麗で詳細な画力や見やすくて格好良い迫力あるバトルも素晴らしいです。

前半の比較的短い一編完結の出来が特に良く他作じゃなかなかみれない作風で新鮮でした。後半の羊飼い編からは話もやたら長く迷走してしまった感があるのが残念ですね。犬塚も現場介入し過ぎてラストは超常的人物になってしまいましたし。一応はロボバトルが凄かったり、半端ない虐殺など見るべきシーンもあり読めましたが。後半含めてもセリフが多くないので、テンポ良く読み切れる点も含めて異色の隠れた良作だったと思います。

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[投稿:2016-08-01 22:59:09] [修正:2016-08-01 22:59:09] [このレビューのURL]

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