「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

[ネタバレあり]

ちょっとここの評価は高すぎかなという気がしますが、卓球という題材で絵柄に癖が非常にあれど、画や構図に独特のセンスを感じる漫画だと思います。特にラスト付近のペコ対ドラゴン戦の描写はセンスの塊みたいな凄さです。
内容も評判通りに才能の差という現実をこれほどかと示しています。その一方でその屈指の才能を持つペコが自分で怠慢のため途中まで雑魚キャラ扱いで潰れかけてしまうのが、本気で一から自分を鍛え直して屈指の実力を発揮する辺りに努力の大切さも描いてるんですよね。おばば、アクマ、スマイル以外ペコの才能には埋もれてる頃は気付いてないという点も見逃せないところです(実力者でも雑魚扱いしている人間が多数。誰も気づかない可能性もあったしその場合本当に埋もれた可能性がある)。最初の頃は正直つまらないなと思える部分はありますが尻上がりに盛りあがり、終わってみれば全5巻とは思えない密度を持った良作だったと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-19 07:55:37] [修正:2014-09-19 07:55:37] [このレビューのURL]

「銭」は良かったんですが、こっちはやろうとしていることは
分かるんですけど(オタクが奮闘して過疎地起こし企画)、どうも盛りあがらない感じでした。展開がさすがにこんな上手く転ぶかよみたいなのが多すぎます。それを納得させるための説明にも納得出来ないシーンが多かったです。打ち切りだったらしいですがなるほどなと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-19 07:41:43] [修正:2014-09-19 07:41:43] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

人殺しまでしてくるイジメに対する壮絶な復讐を描いた漫画。画力はゆうやみ特攻隊の途中より下なんですけどバトルのグロさ、エグさは上行ってるのが凄いですね。先が気になり熱中して読んでしまうことは間違いないです。ただ都合良く悪い方向に転ぶみたいなところは気になったのは確かです。せめて主人公の彼氏くらいはまともな人で居てあげた方が良かったのではないかと(結果は同じ結末でも印象が違うと思います)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-16 03:23:36] [修正:2014-09-16 03:23:36] [このレビューのURL]

絵柄に似合わないシリアスかつ迫力あるバトルシーンが売りのホラー格闘漫画。最初はのんびりでしたが、途中から主人公の過去や出自の焦点が当たり勢いが出て、意外に伏線めいたものがあってほとんど畳んで綺麗に終わったところが良いですね。中だるみ感が薄かったです。格闘描写はびっくりするくらい迫力があります。画力も長期連載だけあって最後まで向上。ただもう一つくらい突出したものがあればと少し物足りなさもありました。展開が予定調和的だったなという感じがするのもやや残念でした。隊長の謎の強さやうつぼ神の存在について理由が完全放置でしたが、ここら辺が繋がればもっと驚きかつすっきりしたものになったのでしょうけど。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-12 16:58:21] [修正:2014-09-12 16:58:21] [このレビューのURL]

他の島本作品は好きなんだけどこれは今一つだった感じですね。こういうSF短編にはあんまり向いてない作風なんじゃないかと。粗を勢いで押しきるやり方が普段だけにこういうバリエーションが必要な短編集だと面白いなとはなりませんでした。何話か読んでもうお腹一杯という感じです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-05 22:40:35] [修正:2014-09-05 22:40:35] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ボーイ・ミーツ・ガールの王道少年バトル漫画としてテンポ良く話が進むし、全10巻(読み切り飛ばすと9巻半)で話を畳んで良く出来ていた方ではないかと。画力がそこそこ高いですし、先が気になる引き、能力バトルの駆け引きあり。主人公が自分は偽善者かもと悩むことに意義があったのは良いと思います。ただ個性ある蝶野やヴィクターのような敵役が可哀想な面が強調され最後にあっさり和解してラスボスになり得なかったのが、盛りあがりを欠いたなとの思いはあります(蝶野なんてご都合的に人間達にアイドル的に受け入れられるというおかしな終わり方ですし)。最後は巨大な敵を倒すという終わり方であって欲しかったなと。目立った要素はない作品ですが、総じて同作者で有名な「るろうに剣心」よりはイライラすることもなく、中だるみ感なくすっきり終わるので良いのではと思いましたが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-04 02:13:19] [修正:2014-09-04 02:13:19] [このレビューのURL]

現在男女コンビでミステリーをやっている多数の作品の原点になっているであろう漫画。30年前とは思えないほど現在にも通じる人間の本質問題に切り込む人情描写は秀逸かと。一話完結なのも良いと思います。良い感じで飄々としたおっさん主人公(推理を微妙に外すことがままあるのもこの手の作品じゃ珍しいので驚く)と年下ヒロインコンビの微妙な距離感恋愛が入ってるのが楽しいです(勝ち気で小悪魔的なヒロインがかわいい。本当はおっさんに真剣に惚れてるんだけどなかなか明確には出さない)。ただ話題がエロに偏ってる感じがするのと犯人が証拠がないのに自白をすぐにしてしまう等粗もそこそこ多い、地味な展開で一話完結で出来不出来があるという点が弱点でしょうか。それでも全体的には楽しめました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-09-03 15:04:08] [修正:2014-09-03 15:04:08] [このレビューのURL]

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