「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

5点 惡の華

思春期の悶々とした漫画も読める方なんですが、これはちょっと理解しにくかったですね。怖くて乱暴な綾波レイ似の仲村さんの存在感で途中まで読めましたが、心中未遂まで行って彼女が離脱してからは読み続けるのが厳しかったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-25 03:12:42] [修正:2016-02-25 03:12:42] [このレビューのURL]

タイトル通りの出オチと言えば出オチなんですけど、最初の衝撃は凄いです。吃音をテーマにしていますが、作者自身の体験もあり、かなり現実感のある描写で勉強になりました。強引に治さなければという方向ではなく、それも自分だから向き合いながら生きていこうというオチも良かったです。普遍的な改善が困難な短所全体に当て嵌めたいという作者の意図も的確でした(本編だけでなくあとがきに感銘を受けたので是非読んで欲しいほど)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-25 03:09:11] [修正:2016-02-25 03:09:11] [このレビューのURL]

ネット上でもポツポツ宣伝されていて、絵柄はかわいいながらも丁寧。一話完結で読みやすく、魅力あるヒロイン高木さんとのやりとりが楽しめる作品。第一印象はかなり面白いと思いましたが、それだけに終始していますし、3巻にしてもうマンネリ感も出つつあります。話をそろそろ畳むか、何らかの手段で展開を変えるか分岐点にあるのではと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-23 00:11:28] [修正:2016-02-23 00:11:28] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

突出した要素はないかもしれませんが、丁寧な描写で魅せて積み重ねて行く、総合力勝負の素晴らしいスポーツ漫画(サッカーが題材だが)だと思います。40巻にも及びますが中だるみなく加速感があります。他漫画より試合で負けることが多かったり、試合展開も単調にならないように意識している感じも良かったです。もっと知名度あっても良いのではと思うほど。

気になったのは画力と迫力と見やすさはあるのですが、描き分けが少し甘い部分、独自性ではあれど後半の軸となるマネージャー(ヒロイン)の死に逝く過程が常に影を落とす(その辺事故死のタッチって上手かったかも)のが爽快感をやや削いだかなとも思いましたが。

全体的な完成度は素晴らしいです。サッカー漫画の中でも近年ということもありますが(理論が新しい)、相当に上位を争うのではと思います。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2016-02-19 01:54:43] [修正:2016-02-19 01:54:43] [このレビューのURL]

「ピコピコ少年」シリーズが面白かった人にはこの作品も薦められると思います。ゲームネタ関係ない押切先生の売れない漫画家時代の話で絵柄が今と違い粗く、ゲームで発散していた爽快感はほぼありませんが、味がありセンスの感じる自虐エッセイです。俺クオリティ(突然不幸が降ってくる)の連続にはときに笑ってしまいました。これ単体でいきなり読むのには向いていませんから、まずはピコピコ少年を読んで相性を確認した方が良いかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-12 20:21:11] [修正:2016-02-12 20:29:52] [このレビューのURL]

7点 HaHa

「ピコピコ少年」、「猫背を伸ばして」など先生の自伝作品では大きな役割を果たす先生のお母さんの半生を描いた作品。その意外かつドラマチックな過去には驚きました。教訓的で説教臭い面はありますが、実話の重みもあり引き込まれます。ただこの作品も「押切母の過去」という面が頭にあるからこそ深みがある作品なので、先生の自伝作品を先に読んでいる人向けで、この作品だけ読むのには向いてないかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-12 20:27:17] [修正:2016-02-12 20:27:17] [このレビューのURL]

三億円事件を題材としたミステリーサスペンスという
題材は良いと思うのですが、写実的な風景画に比例しない
古い漫画的な人物画と描き分けが出来てない顔立ち
で読むのが苦痛になりました。人物が
多数出てきて、場面や時系列があちこちに行く作品
だけに致命的な箇所に思えます。話の調子もダラダラと
盛りあがりがやや欠ける感も。
今年スペシャルドラマでやる予定らしいですが、脚本家が
頑張ればそっちの方が相当に出来が良くなる可能性はあり
そうです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-11 22:23:18] [修正:2016-02-11 22:23:18] [このレビューのURL]

漫画やアニメとして記号化されてないリアルな意味でのケンガイと称される変わり者ヒロインとの恋愛話(主人公が振り向かせるための奮闘話)を描く作品。他の漫画じゃそうそう見れないリアルな意味で変人なヒロインとの関係(主人公同様に突き放されたり、理解出来なかったらショックを受け、気分屋的に喜んでたり懐いて来た時のヒロインには可愛さを感じてしまう不思議さ)、この手の話じゃ珍しく相当な底辺(フリーター同士)であること(派生して周辺の人間関係も面白い)、古典含めた映画趣味で唯一繋がっている状態など独自の面白みがある作品であったかと。残念なのが3巻で心の面じゃヒロインがやっと心開き始めたかな(一応交際は始まるが)という部分や過去に色々あったっぽいのですが、匂わせるだけで掘り下げないで終了してしまったところですかね(打ち切り?)。
続きが読みたかったと思わせるところでは異色の良作でしたが残念な部分でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-10 20:04:32] [修正:2016-02-10 20:04:32] [このレビューのURL]

名前は誰でも知っている徘聖松尾芭蕉の奥州紀行名作を漫画化した作品。ベテラン漫画家として絵が上手いですし(風景が素晴らしく旅気分になれる)、当時の俳句業界や芭蕉の半生も紹介しながら、名句が産まれる瞬間を丁寧に描写した凄い作品。作者がかなり芭蕉研究家な感じで諸説も検討して、これだと思う推測をしているのも素晴らしいところ。出来れば芭蕉の晩年も辞世の句が素晴らしいので描いて欲しかったところですが(本作は重要部分紹介で旅の終わった瞬間も描かれてない)。この古典漫画化シリーズでも頂点を争う作品なのは間違いないと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-10 19:43:38] [修正:2016-02-10 19:43:38] [このレビューのURL]

ファーストガンダムキャラデザ担当作者のネームバリューか評判が良い作品のようですが個人的には面白く感じませんでした。絵は素晴らしいのですが、この作品の家康や正信は嘘だろってほど魅力を欠きますし(狸爺的な悪役の魅力もない)、彦左衛門も偏屈な頑固爺としか描いてません。作者談で原作は老人の愚痴でつまらんから大胆に構図変えすると言い切ってるので、「三河物語」を漫画媒体なりにでも知りたくて読んだ身としては肩透かしでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-08 23:01:39] [修正:2016-02-08 23:01:39] [このレビューのURL]

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