「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 430レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

「リュウマ」という雅号(ガゴウ)を受け継ぐ者達の「風の谷のナウシカ」に似た世界観での群像大河作品。作者の作品はどれも暗さが根底にある中で本作は求められているところに上手く合っていたと思います。最初の時系列や人物がバラバラのオムニバス形式が後から思えば全部伏線と言えるほどだったのは驚きです。

ただそれがおまけ漫画などでも自嘲されているように後から分かってくるという感じで、読んでいる最中には理解しにくい感じはありました。終盤掲載されたストーリーや人物紹介ページは最初からあった方が良かったかと。相変わず画力は高いですが、バトルがややゴチャゴチャして見にくいのも上記難解さを増した感もあります。最後を締める白皮眼リュウマの物語がやや低調に思えるもので、打ち切りを喰らったような駆け足になっているのが残念ですが、全体としては必要な要素は描かれて、読後パズルのピースが嵌り一枚の絵画が出来上がったような感覚は本作独特のものでした。

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[投稿:2017-03-22 23:22:36] [修正:2017-03-22 23:22:36] [このレビューのURL]

画力に助けられている部分は大きいですが、まずまず佳作の怪奇一話完結タイプのヒューマンドラマ。序盤イマイチだなと思いつつ次第に面白みが増して来ました。そこからすぐに畳んだのが残念でもありましたが、話としてはまとまっています。劇団主宰の人が原作なので異色の雰囲気がありますが、明確性には欠けるところがあるのは「魂とは?」と据えられたテーマ性を考えるとやや肩透かしでした。

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[投稿:2017-03-10 17:59:56] [修正:2017-03-10 17:59:56] [このレビューのURL]

時事的にも話題になったコンピューターと将棋というタイムリーさ、宣伝文句の感動巨編には興味を引かれたのですが、突飛さが勝って入り込めなかった感じです。コンピューターがどうであれ、人同士が指す将棋がそれで人気を失い、作中の形で変遷するようにはどうにも思えなかったです(そもそもカンニングしないなら、棋譜の検討を機械でやる棋士は現在でもかなりいるはず。強調すべき話題ではないと思う)。

主要人物が血縁だらけで、ヒロインの中学生大人が白旗プログラマーな女の子はキャラ的にも存在的にも鼻についてしまいました。あと同じブっ飛んだ話でも「ハチワンダイバー」は将棋をしっかり指しているのが伝わりましたが、本作は棋譜や演出など見てもそこはかなりの劣後感が否めません(ハチワンの良さを再確認出来たが)。

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[投稿:2017-03-07 23:40:39] [修正:2017-03-07 23:40:39] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

連載誌の看板にもなったダークファンジーバトル漫画。
悪く言えば良くある世界観ですが、駆け引きありの能力バトル、エグい描写やキャラの容赦ない死など凄惨さを個性に立たせて行った力作だと思います。たまに挟むギャグは面白く、熱血展開にも引き込まれました(根は王道な感じ)。序盤から最強と断言され実際それだけの存在感を放ったラスボスの美人将軍エスデスも印象的(ちゃんと最初に断言された人間がラスボスなのは一貫性があり)。無駄な引き伸ばしもなく程よい巻数でちゃんと終わりました。

何より絵がどんどん向上して、美麗かつ迫力あるものになったのが大きいです(バトルは見やすい)。女性キャラが特にかわいい、美人なキャラデザなのも良かったですし。気になったところはタイトルにもある主人公アカメと彼女より比重があった主人公的存在のタツミのバランスに困った感じですかね。どっちが主人公と言われれば困るかつ二人で一人とも言い難い関係に見えてしまいました(タツミに他の恋人が出来たのもあるが)。

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[投稿:2017-03-05 21:05:24] [修正:2017-03-05 21:05:24] [このレビューのURL]

ホロ苦青春恋愛劇ですが、ミステリーサスペンス風仕立てなところに独自性があります。主人公は下手すればクズってレベルですが、ヒロインは可愛いです(表紙の通り)。やや小難しく語りすぎかなと思いつつも要旨は分かりやすく、テーマ性も頷けるものがあって、前を向いたラストでもありスッキリ感がありました。全1巻でちゃんと読める佳作だと思います。作者がその後自殺してしまっているのは残念としか言いようがないです。

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[投稿:2017-02-27 21:14:52] [修正:2017-02-27 21:14:52] [このレビューのURL]

不遇な漫画家であり、そのせいで本作も知名度が低いですが、手塚治虫の弟子だけあって「ブッタ」の空海版のような作品です。読みやすく漫画として伝説的名僧の一生、その教えが描かれています。コンパクトながら空海の底知れなさ(ある意味怪物)、ライバル最澄との関係、薬子の変まで触れているのは驚きました。

唯一空海に惚れてくれる女の子との恋愛的なのは、運命的にも空海の完全拒絶しかないので余計な感じもありましたが、空海を扱う作品では現在でもスタンダードと言える作品だと思います。


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[投稿:2017-02-26 00:52:18] [修正:2017-02-26 00:52:18] [このレビューのURL]

8点 カレチ

鉄ちゃん向けのみならず、職業物・人情物漫画としてレベルが高い一話完結漫画だと思います(毎話レベルで面白い)。国鉄が舞台ですが古き良き時代性、人情的な職場(職人の情熱や厳しさ)を描く物語かと思いきや、次第に傾いてJRに向かう国鉄組織の暗部、それぞれの苦悩、合理最優先な時代の流れも包み隠さず描き切りました。

後半は暗すぎるのではとも思いましたが、故に前半へのノスタルジック感を読者としてもより強く感じられる仕様に。最終回での主人公の選択、途中で描かれた最終回後の時系列でクレイマー老人と化している回(途中結婚しているが最終回選択後は離婚した可能性も高い。妻帯者がそうそう選べるものでもない上に妻のポリシーからは許したかは微妙)を思うと国鉄と主人公人生のリンクにこみ上げる切なさがあります。

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[投稿:2017-02-25 02:15:26] [修正:2017-02-25 02:15:26] [このレビューのURL]

絵が上手いですし作者の技量は感じますが、シリアスに毎回寄り過ぎで暗い感じなのが残念でした。ロボット警官と田舎街という舞台設定ならばコミカルたまにシリアスで良かったと思うのですが、シリアスたまにコミカルなので活かせなかったように思えます。

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[投稿:2017-02-22 20:19:11] [修正:2017-02-22 20:19:11] [このレビューのURL]

国民的知名度の刑事ドラマ作品ですが、絵柄のせいかこの漫画版は面白いとは思えませんでした。綺麗なんですけど淡々さが強い感じがします。自分はドラマ未見ですが視聴するならそっちの方が良いかなと思い読むのをやめました。

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[投稿:2017-02-20 21:02:19] [修正:2017-02-20 21:02:19] [このレビューのURL]

ハイテンション将棋漫画。将棋部分がしっかりしつつ、ルールが分からない人でも伝わるであろう迫力と熱さそして奥深を伏せ持った作風です。作者自身がプロの一線にでも駒落ちなら勝てる強さだけはあるかと。次第に超展開にもなって行きますが、キャラの個性が光りつつ続きが気になり、三十半ばの長編なのに楽しみつつ読めました(最後も上手く畳んだ方)。

一番の問題は次第に増えて行く将棋と関係ない格闘部分ですが(女性キャラがぽっちゃりし過ぎなのもこの辺が影響か)、ここは一気読みで良かったと心底思いました。それでもまだ多く感じるほどです。しかし、それを考慮してもやはり将棋漫画を代表する作品からは外せないだけの力がある名作だと思います。

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[投稿:2017-02-18 16:54:32] [修正:2017-02-18 16:54:32] [このレビューのURL]

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