「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

雑誌掲載で苦労した「ディエンビエンフー」の真第三部、最終章という感じの位置付け。エンディングに向けて最短距離で進みます。第二部(7ー10巻)で厚みが出たものの、やや迷走・中だるみな感じがあったので、リセット的に本線に戻したのは成功でした(スタート時の主人公が明るすぎるが元々そういうキャラだったので上手くつながった)。

何度も描かれる悲劇的なエンディングをそのままで終わりとするのも、変えるのも難しい中で上手く着地したと思います。
宣伝だと第一部(6巻)まで、最悪本作からも読めるとされていますが、積み重ねやリンクする箇所が多いため、第二部まで既読であることは必須でしょう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-09-24 04:55:29] [修正:2018-09-24 04:55:29] [このレビューのURL]

ベトナム戦争という存在は知っていても詳細は知られてない題材、陰惨はどうしようもないが、ポップ感がある絵柄とキャラクター、センスある台詞回し、異色な歴史作品だと思います。
一話冒頭で衝撃的な結末を先に提示、ときに未来のシーンを挿入する手法も引き付けがありました。

ただ、前書きにある荒唐無稽さをもって逆説的に真実を描くという試みはある程度成功しているとは思いますが(作中の台詞、付録のアオザイ通信で知識的なのも説明されている)、個人技を超えた超人バトル連発にはやり過ぎとしか思えなかったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-09-24 04:42:06] [修正:2018-09-24 04:42:06] [このレビューのURL]

世界を転々とするボディーガード集団によるアクション作品。途中からテンプル騎士団、不死軍団などSFに入ってしまったのが残念(伏線皆無だった訳ではないが)。闇組織とか出てくるにしても、そこまでは入らないで調子を保って欲しかったです。それまでは緊張感のあるミッション、近年の国際問題の勉強にもなって、熱く濃い作画や作風でかなりの良作でした(シリア編は終わってみれば逆に勿体ないくらいの出来)。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-09-23 08:41:33] [修正:2018-09-23 08:41:33] [このレビューのURL]

長期間の本来は大河ドラマな話を全四巻にギュウギュウに詰め込んだ感じが残念ですが、そうしないと途中で終わらされそうな落日のインカという高揚やカタルシスに欠ける題材なので仕方ないところでしょう。絵は綺麗ですし、脚色あれどこの珍しい時代の空気感をちゃんと描けている歴史漫画だとは思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-09-13 20:24:52] [修正:2018-09-13 20:24:52] [このレビューのURL]

東京に核攻撃があったならという万一の想定を基にして最も犠牲が出る最初期への災害マニュアルと等身大なパニックやドラマを穏当な感じでまとめていました。全一巻の佳作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-09-09 07:20:10] [修正:2018-09-09 07:20:10] [このレビューのURL]

正直前半は低調に感じましたが、後半ついにロケット打ち上げが近づくにつれて盛り上がってラストは感動も。
下町ロケットをバディものにしたような話で全一巻で良くまとまったとは思います(2018年漫画大賞2位に見合うかはともかく)。上手い絵ではないですが個性があって表紙よりも主人公がずっとかわいいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-09-06 17:47:14] [修正:2018-09-06 17:47:14] [このレビューのURL]

8点 BTOOOM!

最近完結した長期連載デスゲーム作品。B級アクション映画への突っ込み所や話が大きくなり過ぎたのはではと思う所はありますが、最初から最後まで一気に読み進めてしまうだけの絵と引きがあります。作者の元ゲームクリエイター経験も随所に発揮されていて、最終巻マルチエンディングも面白い試みでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-08-27 18:23:38] [修正:2018-08-27 20:11:02] [このレビューのURL]

6点 夢印

全一巻ものとして浦沢テイストを凝縮したような人情話です。舞台装置として企画されていたルーブルとのコラボもされていますし、興味を引くミステリー要素もあって、丁寧に回答しているのは例外的とも言えるかもしれません。

全体としては派手さに欠ける感もあります。そこに彩りを加えるのは「おそ松くん」のイヤミが超重要キャラとして登場していることでしょう。浦沢世界に召喚されたような違和感のなさで驚きました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-08-04 21:42:19] [修正:2018-08-04 21:42:19] [このレビューのURL]

本編「士道」の兄主人公とヒロインの子供がしっかり育ったよ(育てたのはヒロインと弟主人公)という感動的後日談。それ以上の繋がりはなく、単体だと可もなく不可もなくという程度の内容です。本編読了後余裕があれば読んで損はないとは思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-08-02 19:21:17] [修正:2018-08-02 19:21:17] [このレビューのURL]

キャラ、絵、剣戟、それぞれにレベルが高い幕末を題材とした作品。前半の高揚感が、次第に幕末史実キャラが多数登場して、その中に取り込まれる格好で失せて行くのが惜しかったです。それでも話としてはテンポ良く読めて綺麗に終われたとは思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-08-02 19:13:11] [修正:2018-08-02 19:13:11] [このレビューのURL]

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