「gundam22v」さんのページ

熱い筆致で百年戦争序盤を有名傭兵の視点から描く歴史漫画。画力があり、内容も傭兵を主人公に据えたため、戦争の現実と大局をしっかり描けています(同陣営の雇い主ながら、当時初陣の若さだった英雄エドワード黒太子との傭兵VS騎士道の関係も見どころ)。ただ打ち切りだったのか、主人公ジョン・ホークウッドの後半生(百年戦争参加後イタリアに渡ってからの活躍)が抜け落ちた格好なのが残念です。戦争の小休止、「騎士道の終わり」のテーマには区切りをつけた一定の終わり方はしていますが。「キングダム」辺りが好きな人には相性の良い近年完結の歴史佳作だとは思います。

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[投稿:2016-11-18 01:43:30] [修正:2016-11-18 01:43:30]

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